JP2001249385A - 写真フイルム搬送装置 - Google Patents

写真フイルム搬送装置

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JP2001249385A
JP2001249385A JP2000061119A JP2000061119A JP2001249385A JP 2001249385 A JP2001249385 A JP 2001249385A JP 2000061119 A JP2000061119 A JP 2000061119A JP 2000061119 A JP2000061119 A JP 2000061119A JP 2001249385 A JP2001249385 A JP 2001249385A
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voltage
motor
switch
switching
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JP2000061119A
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Wataru Sasaki
弥 佐々木
Tatsuo Saito
竜夫 斉藤
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B1/00Film strip handling
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/42Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film
    • G03B17/425Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film motor drive cameras

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Abstract

(57)【要約】 【課題】APSカメラ等において、フイルム搬送用のモ
ータを駆動、制御する回路の簡易化と低コスト化を図る
ことができる写真フイルム搬送装置を提供する。 【解決手段】フイルム搬送用のモータFMは、電源V1
からスイッチング素子であるトランジスタTr1を介して
電流が供給される。トランジスタTr1をオフにして、モ
ータFMへの電流を遮断した際にモータFMから発生す
る回生電流は、スイッチング素子であるMOS FET QBR
介して還流される。これらのスイッチング素子のオン・
オフ状態は1つのMOS FET QS のオン・オフ状態によっ
て制御され、MOS FET QS がオンとなった場合にはトラ
ンジスタTr1がオン、MOS FET QBRがオフとなってモー
タFMが駆動され、MOS FET QS がオフとなった場合に
はトランジスタTr1がオフ、MOS FET QBRがオンとなっ
てモータFMが即座に停止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真フイルム搬送装
置に係り、特にAPSカメラ等の写真フイルムを使用し
たカメラ等において適用される写真フイルム搬送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、APS(アドバンスド・フォト・
システム)フイルムを使用するAPSカメラが広く知ら
れている。APSフイルムは、フイルム全面に透明な磁
気記録層を塗布し、この磁気記録層に各種情報を磁気記
録できるようにしたものである。また、APSフイルム
を収納するカートリッジには、VEI(Visual Exposur
e Index)と呼ばれる、使用状況を表示するための表示機
能が設けられている。このVEIは、カートリッジの側
面に穿設された丸状、四角状、バツ状、及び半月状の孔
のいずれかの位置に、その側面内側でスプールと一体と
なって回転する白色の舌片を停止させることによって、
フイルムが未使用、撮影途中、撮影済み及び現像済みの
いずれの使用状況であるかをそれぞれ丸印、四角印、バ
ツ印及び半月印の白抜きのマークで表示するようにした
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、APSカメ
ラにおいて、フイルムの全コマ分の撮影が終了し、フイ
ルムをカートリッジ内に巻き戻した際には、VEIの表
示位置を撮影済みにする必要がある。このため、フイル
ムをカートリッジ内に全て巻き戻した後に、カートリッ
ジのスプールをある程度継続して回転させ、上記白色の
舌片が撮影済みを示す×印の位置となったときにスプー
ルの回転を即座に停止させなければならない。
【0004】このようなフイルム搬送用のモータ制御の
ため、電源からモータへの電流供給路と、モータへの電
流供給を停止した後にモータから発生する回生電流を還
流させて即座にモータの回転を停止させる還流路等が必
要であると共に、これらの電流供給路、還流路をフイル
ム搬送の状況に応じて導通状態、非導通状態に切り換え
る複数のスイッチング回路が必要となる。また、これら
のスイッチング回路のオン・オフを制御するための回路
も必要となり、スイッチング回路を各別に制御すると回
路構成が複雑になると共に高価になるという問題があっ
た。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、フイルム搬送用のモータを駆動、制御する回路
の簡易化と低コスト化を図ることができる写真フイルム
搬送装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、フイルム搬送用のモータ
を駆動して写真フイルムを搬送する写真フイルム搬送装
置において、電源から前記モータに電流を供給する電流
供給路を導通状態又は非導通状態に切り換えるスイッチ
ング手段であって、該スイッチング手段の制御端子が第
1の電圧になると前記電流供給路を導通状態にし、前記
制御端子が第2の電圧になると前記電流供給路を非導通
状態にする第1のスイッチング手段と、前記モータから
発生する回生電流を還流する還流路を導通状態又は非導
通状態に切り換えるスイッチング手段であって、該スイ
ッチング手段の制御端子が第2の電圧になると前記還流
路を導通状態にし、前記制御端子が第1の電圧になると
前記還流路を非導通状態にする第2のスイッチング手段
と、前記第1のスイッチング手段の制御端子と前記第2
のスイッチング手段の制御端子とに接続された共通端子
を第1の電圧又は第2の電圧に切り換える切換手段と、
を備え、前記切換手段によって、前記共通端子を第1の
電圧にすることにより、前記第1のスイッチング手段を
導通状態にすると共に、前記第2のスイッチング手段を
非導通状態にして前記モータを駆動し、前記切換手段に
よって、前記共通端子を第2の電圧にすることにより、
前記第1のスイッチング手段を非導通状態にすると共
に、前記第2のスイッチング手段を導通状態にして前記
モータを停止させることを特徴としている。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記第1のスイッチング手段
は、バイポーラトランジタにより構成され、前記第2の
スイッチング手段は、電界効果トランジスタによって構
成されることを特徴としている。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記切換手段は、コンデンサと
抵抗とからなるCRタイマからHigh電圧が与えられ
ると、前記共通端子を第1の電圧にすると共に、前記C
RタイマからLow電圧が与えられると、前記共通端子
を第2の電圧にする手段であり、前記CRタイマのコン
デンサへの電荷供給を停止することによって、前記モー
タをタイマ駆動できるようにしたことを特徴としてい
る。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の発明において、前記CRタイマのコンデンサへ
の電荷供給の開始及び停止は、フイルム搬送路の所定位
置におけるフイルムの有無により行うことを特徴として
いる。
【0010】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
又は請求項3に記載の発明において、前記切換手段は、
電界効果トランジスタにより構成されることを特徴とし
ている。
【0011】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、フイルムを収納するカートリッ
ジのVEIの表示位置に基づいて第1の電圧又は第2の
電圧に切り換えられる接点を設けると共に、該接点を前
記共通端子に接続し、該接点と前記切換手段のいずれか
一方が前記共通端子を第1の電圧としている場合には、
前記第1及び第2のスイッチング手段の制御端子を第1
の電圧にすることを特徴としている。
【0012】本発明によれば、電源からフイルム搬送用
のモータに電流を供給する電流供給路を導通状態又は非
導通状態に切り換える第1のスイッチング手段と、前記
モータから発生する回生電流を還流する還流路を導通状
態又は非導通状態に切り換える第2のスイッチング手段
のそれぞれの導通状態と非導通状態とを、切換手段によ
って切り換える制御端子の第1の電圧(例えばLow電
圧)と第2の電圧(例えばHigh電圧)に対して、反
対の状態に切り換えるようにしたことにより、各スイッ
チング手段の制御端子に接続された共通端子を第1の電
圧又は第2の電圧のいずれかにすれば、モータを駆動し
又はモータを即座に停止させることができ、これらのス
イッチング手段の導通状態と非導通状態との切り換えを
1つの手段(切換手段)によって行うことができる。従
って、モータを駆動、制御する回路の簡易化と低コスト
化が図れる。
【0013】また、上記第2のスイッチング手段にFE
Tを用いた場合には、モータの回転を停止させる状態
(FETを導通状態)において第2のスイッチング手段
を導通状態にするための制御電流が不要であり、電源の
電力消耗を防止することができる。
【0014】また、切換手段にFETを使用することに
よって消費電流を抑えることができ、モータをタイマ駆
動する場合に、切換手段の第1と第2の電圧の切換えを
CRタイマで行うことによって廉価素子(セラミックコ
ンデンサ等)を使用することができ、低コスト化が図れ
る。
【0015】また、カートリッジのVEIの表示位置に
基づいて第1の電圧又は第2の電圧に切り換えられる接
点を前記共通端子に接続し、この接点と前記切換手段の
いずれか一方が共通端子を第1の電圧としている場合に
は、前記第1及び第2のスイッチング手段の制御端子を
第1の電圧にすることによって、前記接点と前記切換手
段の両方が前記共通端子を第2の電圧、即ち、モータの
回転を停止させる電圧にしない限り、モータを駆動させ
ることができる。従って、前記切換手段が前記共通端子
を第1の電圧、即ち、モータの駆動を指示している場合
にはVEIの状態に支配されず、一方、前記切換手段が
前記共通端子を第2の電圧としている場合にはVEIの
表示位置に基づいてモータの回転を停止させることがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る写真フイルム搬送装置の好ましい実施の形態について
詳説する。
【0017】図1は、本発明が適用されるAPSカメラ
の一実施の形態を示した外観図である。同図に示すAP
Sカメラのカメラ本体10には、スライド式のバリア1
2が設けられており、このバリア12を、撮影レンズ1
4を覆った状態(バリア12の閉状態)から同図のよう
に撮影レンズ14を露出した状態(バリア12の開状
態)にスライドさせると、自動で電源スイッチがオンと
なり、撮影可能な状態となる。また、バリア12を開く
とファインダー部16や赤目軽減用ランプ18も露出さ
れる。
【0018】バリア12の上面にはレリーズボタン20
が配設されており、このレリーズボタン20を押すと、
シャッターを切ることができる。
【0019】カメラ本体10の正面右上にはストロボ発
光部22が配設されており、このストロボ発光部22
は、カメラ本体10の上面に配設されたレバー(ストロ
ボ充電表示レバー)24を引き上げた状態にすると、発
光可能な状態(ストロボ発光モード)となる。レバー2
4を押し下げた状態では発光禁止となる。
【0020】カメラ本体10の底部には、同図点線で示
すようにカートリッジ蓋26が設けられており、このカ
ートリッジ蓋26を開けると、カメラ本体10内のフイ
ルムカートリッジ室にAPSフイルムカートリッジ(以
下、カートリッジという)を装填することができ、又
は、フイルムカートリッジ室からカートリッジを取り出
すことができる。
【0021】図2は、上記APSカメラの全体回路構成
を示した回路図であり、図3乃至図5は、それぞれ、カ
ートリッジをカメラに装填した際のファーストフレーム
セット(FFS)時(図3)、1コマ撮影(1コマ給
送)時(図4)、及び、全コマ撮影後のオートリワイン
ド(AR/VEI動作)時(図5)におけるユーザアク
ション、スイッチアクション及びカメラアクションのタ
イミングを示したタイミングチャートである。
【0022】図2の回路には、フイルム搬送用のモータ
FM、ストロボ発光用のクセノン管X、赤目軽減用の発
光ダイオードDA (図1における赤目軽減用ランプ1
8)、プリントサイズ(C、H、P)を示す印(Fat Bi
t)をフイルムに焼き付けるFatBit 用の発光ダイオード
F が組み込まれており、これらを駆動、制御するため
の電源V1(電池)、motor motion 回路A1、STROBE
回路A2(及び Timer回路A3)、Akame 回路A4、Fa
t Bit 回路A5がアナログ回路により構成されている。
尚、各回路A1〜A5の区分は大まかなものであって、
駆動、制御の対象ごとに完全に分けたものではない。
【0023】また、同図の回路には、ユーザアクション
やフイルム搬送等に連動する各種スイッチSBA、SA
R、SP1、SP2、SP3、SFK、SHC、SV
E、SFT、ST OFF1、ST OFF2が設けら
れており、これらのスイッチによってフルイム搬送、ス
トロボ充電・発光、赤目軽減用の発光ダイオードDA
発光、Fat Bit 用の発光ダイオードDF の発光のタイミ
ング等が図られている。
【0024】図3乃至図5のカメラアクションの項目に
おいて、ストロボ充電は、図2のメインコンデンサMC
への充電を示し、タイマコンデンサは、図2のコンデン
サC T (コンデンサCT は抵抗RT とによりCRタイマ
を構成する)を示し、Motor制御は、図2のMOS FET Q
S のドレイン電圧を示す。また、MT+とMT−は、モ
ータFMを正転させるときの+端子と−端子を示す。
【0025】ここで、図2の各スイッチの接点切り換わ
りのタイミングとそれによる作用の概略を説明する。
【0026】スイッチSBAは、図1に示したバリア1
2の開閉動作に連動してオン・オフされるスイッチであ
り、ユーザがバリア12を開状態にしたときにはオンと
なり、バリア12を閉状態にしたときにはオフとなる
(図3乃至図5参照)。これにより、電池電源V1が各
回路に投入される。尚、カメラにメインスイッチを設
け、バリア12の開閉とは別にこのメインスイッチのオ
ン・オフによってスイッチSBAのオン・オフを行える
ようにしてもよい。
【0027】スイッチSARは、図1に示したカートリ
ッジ蓋(C蓋)26の開閉動作及び全コマ撮影後のフイ
ルム終端の検出に連動して接点Fと接点Rに接続が切り
換えられるスイッチであり、ユーザがC蓋26を開ける
と、モータFMの回転方向を正転方向(FWD(フイル
ムをカートリッジから送り出す方向))にする接点Fに
接続し(図3参照)、全コマ撮影後のフイルム終端を検
出すると、モータFMの回転方向を逆転方向(REW
(フイルムをカートリッジに巻き戻す方向))にする接
点Rに接続する(図5参照)。従って、C蓋26を開
け、新たなカートリッジを装填してC蓋26を閉じると
モータFMの回転方向が正転方向に設定される。そして
この後にレリーズボタン20を1回押すと、モータFM
が正転駆動され、ファーストフレームセット(FFS)
が実行される(図3参照)。また、レリーズボタン20
を押して最終コマの撮影を行うと、その後のモータFM
の正転駆動によりフイルムが終端まで引き出されたとき
にモータFMが逆転駆動に切り換えられ、自動でフイル
ムの巻戻しが開始される(図5参照)。
【0028】スイッチSP1乃至SP3は、図1に示し
たレリーズボタン20に連動してオン・オフされるスイ
ッチであり、レリーズボタン20を離した状態から最大
押し込み位置まで押し込む間に、スイッチSP3、スイ
ッチSP2、スイッチSP1の順にオンとなり、レリー
ズボタン20を最大押し込み位置から離すまでの間に、
スイッチSP1、スイッチSP2、スイッチSP3の順
にオフとなる。
【0029】スイッチSP1は、主にFFS時において
後述するスイッチSFKがオフのままモータFMを正転
駆動する時間を制限するCRタイマ(コンデンサCT
抵抗RT で構成されるCR回路)のコンデンサCT (タ
イマコンデンサ)に充電を開始するタイミング(オン
時)と、そのタイマによる時間計測を開始するタイミン
グ(オフ時)とをレリーズボタン20の操作に同期させ
るものである(図3参照)。スイッチSP2は、主に赤
目軽減用の発光ダイオードDA の発光開始(オン時)及
び発光停止(オフ時)のタイミングと、モータFMによ
るフイルム給送の禁止(オン時)及び開始(オフ時)の
タイミングと、STROBE回路A2におけるストロボ充電の
起動を許可するための電流供給時間(ストロボ充電を許
可する時間)を制限する Timer回路A3のリセット処理
開始(オン時)及びリセット処理終了(オフ時)のタイ
ミングとを、レリーズボタン20の操作に同期させるも
のである(図4参照)。スイッチSP3は、主にストロ
ボ充電(メインコンデンサMCの充電)の禁止(オン
時)と禁止解除(オフ時)のタイミングをレリーズボタ
ン20の操作に同期させるものである(図4参照)。
【0030】スイッチSFKは、フイルム搬送路上のフ
イルムの有無によってオン・オフされるスイッチであ
り、図6にその概略構成、配置位置を示す。尚、図6
は、上記カメラのフイルムカートリッジ室にAPSフイ
ルムカートリッジ30が装填されている場合にそのカー
トリッジ30からフイルムFがフイルム搬送路上に引き
出されているときの様子を示した斜視図である。同図に
示す駆動軸32、34は、それぞれフイルムカートリッ
ジ室内に突設され、モータFMによって回転駆動されよ
うになっており、これらの駆動軸32、34は、カート
リッジ30が装填されると、それぞれカートリッジ30
のスプールの係合穴36と、カートリッジ30の開口部
40の遮光蓋を開閉するための係合穴38に係合され
る。駆動軸34の回転によって遮光蓋が開き、駆動軸3
2の回転によってスプールが回転してフイルムFがカー
トリッジ30の開口部40からフイルム搬送路上に送り
出されると、フイルムFは、露光が行われるアパーチャ
ーAPの範囲を通過して図示しない巻取りスプールに巻
き上げられる。上記スイッチSFKは、同図に示すよう
にフイルムFがアパーチャーAPの後に通過する位置に
配置されており、フイルムFがその位置にないときには
スイッチSFKの2つの接点a、bが離間している。フ
イルムFがスイッチSFKの位置まで搬送されてフイル
ムFがその位置にあるときには2つの接点a、bが接触
する。従って、図3に示すFFS時においてフイルムF
の先端がスイッチSFKの位置まで搬送されるとスイッ
チSFKがオフからオンとなり、一方、図5に示すフイ
ルム巻戻し時(AR/VEI動作時)においてフイルム
Fの先端がスイッチSFKの位置まで巻き戻されるとス
イッチSFKがオンからオフとなる。
【0031】FFS時において、上記スイッチSP1の
オンによってフイルム搬送が開始された後、フイルムが
正しくカートリッジ30から送り出されてスイッチSF
Kがオフからオンに切り換わると、上記CRタイマ(コ
ンデンサCT と抵抗RT によって構成されるタイマ)の
タイマ時間経過後であってもFFSが完了するまでモー
タFMの正転駆動が継続し(図3で示した場合に該
当)、フイルムが正しく送り出されず、スイッチSFK
がオフのままの場合には上記CRタイマによるモータF
Mの駆動停止が有効となる。尚、このスイッチSFKに
よりモータFMの駆動停止が有効となった後、実際にモ
ータFMの回転が停止するのは後述のスイッチSVEに
よる。
【0032】一方、AR時において、スイッチSFKが
オンからオフに切り換わると、モータFMの逆転駆動の
停止を上記CRタイマのタイマ時間経過後(フイルムF
の先端がカートリッジ39内に収納された後)に有効す
る。尚、この場合においても、実際のモータFMの停止
は、後述するスイッチSVEによる。
【0033】スイッチSHCは、フイルムに穿設された
パーフォレーションの検出と、レリーズボタン20(シ
ャッターの開動作)とに連動して接点Finishと接
点Nonに接続が切り換えられるスイッチである。上記
図6にパーフォレーションの検出を行う機構の概略構成
及び配置位置を示す。図6に示すようにフイルムFの各
コマの先端と後端にはパーフォレーションPa 、Pb
…が穿設されており、フイルム搬送時にこれらのパーフ
ォレーションPa 、Pb が通過する位置に、回転自在の
軸51に固定された間欠(2歯)スプロケット50が配
置される。この間欠スプロケット50には、2つの歯5
0A、50Bが形成されており、これらの歯50A、5
0Bは、それぞれフイルムFの連続する2つのパーフォ
レーションPa 、Pb (あるコマの後端のパーフォレー
ションPb とその次のコマの先端のパーフォレーション
a )に噛合する。フイルムFが搬送されている場合に
おいて、各コマのパーフォレーションPa 、Pb 間(パ
ーフォレーションPa 、P b が穿設されていないフイル
ム部分)に対しては、間欠スプロケット50が歯50
A、50B以外の周面部分で接触しながら回転し、パー
フォレーションPa 、Pb が搬送されてくると、そのパ
ーフォレーションPa 、Pb に歯50A、50Bを係合
させて回転する。間欠スプロケット50の両方の歯50
A、50BがパーフォレーションPa 、Pb に係合し、
間欠スプロケット50に対しパーフォレーションPa
パーフォレーションPb が対称位置となった状態では、
アパーチャーAPの位置にフイルムFのコマがセットさ
れた状態となり、FFS時及び1コマ給送時においては
シャッターチャージが完了する。
【0034】スイッチSHCは、この間欠スプロケット
50の軸51の回転と連動しており、シャッターチャー
ジが完了したときに図2の回路図において接点Nonの
接続から接点Finishの接続に切り換えられる。そ
して、その後、レリーズボタン20が最大押し込み位置
まで押されてシャッターが切られると、接点Finis
hから接点Nonの接続に切り換えられる。
【0035】図3及び図4に示すようにFFS時及び1
コマ給送時において、モータFMが正転駆動されている
ときに、FFS又はシャッターチャージが完了し、スイ
ッチSHCが接点Nonから接点Finishに接続が
切り換わると、モータFMへの電流供給路が遮断される
と共に、図2に示すMOS FET QBFがオンとなり、モータ
FMから発生する回生電流を還流させる電流ループが形
成される。これにより、モータFMに回生ブレーキがか
かり、モータFMの回転が停止する。また、ストロボ充
電表示レバー24が引き上げられた状態(表示)の場合
において、スイッチSHCが接点Nonから接点Fin
ishに接続が切り換わると、ストロボ充電が開始され
ると共に、ストロボ充電の起動を許可するための電流供
給時間を制限する Timer回路A3の時間計測動作が開始
される。
【0036】レリーズボタン20が押されてシャッター
が切られ、スイッチSHCが接点Finishから接点
Nonに接続が切り換わると、電源V1からモータFM
への電流供給路が接続され、モータFMが駆動可能な状
態となる。尚、次のシャッターチャージのために実際に
モータFMが正転駆動されるのは、上記スイッチSP2
がレリーズボタン20に連動してオンからオフとなった
ときである。
【0037】スイッチSVEは、APSフイルムカート
リッジのVEI(Visual ExposureIndex)の表示位置に
連動してオン・オフされるスイッチであり、VEIの表
示位置が撮影済み(Exposed)を示すバツ印のときにオフ
となり、それ以外の表示位置ではオンとなる。
【0038】ここでVEIについて説明すると、図7に
示すようにカートリッジ30の側面には、丸状の孔6
0、四角状の孔62、バツ状の孔64、及び半月状の孔
66が穿設されており、また、この側面内側にはスプー
ル68と一体となって回転する白色の舌片が配置されて
いる。VEIは、この舌片を、丸状の孔60、四角状の
孔62、バツ状の孔64、半月状の孔66のいずれかの
位置に停止させることによってフイルムが未使用、撮影
途中、撮影済み、現像済みのいずれの使用状況であるか
をそれぞれ丸印、四角印、バツ印、及び半月印の白抜き
のマークで表示するようにしたものである。尚、カート
リッジ30のスプール68にはキー溝70が形成された
係合穴72が設けられており、上記舌片の位置、即ち、
VEIの表示位置は、このキー溝70の位置によって検
出することが可能である。
【0039】続いてカートリッジ30のVEIの表示位
置を検出する機構について説明すると、上記カメラのフ
イルムカートリッジ室内には、図8(A)に示すように
カートリッジ30のスプール68の係合穴72に係合す
る回転軸80がフイルムカートリッジ室の壁面部材84
の孔84Aから突設されており(尚、回転軸80は、上
記図6に示したカートリッジ30のスプールの係合穴3
6に係合する駆動軸32、又は、この駆動軸と対向して
配置される回転軸のいずれか一方を示す)、また、この
回転軸80にはキー82が形成されており、カートリッ
ジ30をフイルムカートリッジ室に装填すると、回転軸
80のキー82がスプール68のキー溝70に係合した
状態で回転軸80がスプール68に係合する。
【0040】回転軸80には、回転軸80からの距離が
異なる2つの接点86A、86Bを有する導電性部材8
6が固着されており、壁面部材84の外面には、これら
の接点86A、86Bに対向して回転軸80を中心とす
る環状の電極88A、88Bが固着されている。2つの
接点86A、86Bは、回転軸80がカートリッジ30
のスプール68と共に回転した際に、それぞれ電極88
A、88Bと接触しながら回転し、電極88Aと電極8
8Bの間を短絡する。また、電極88A、88Bの平面
図を表した図8(B)に示すように外側の電極88Aに
は、一部電極を切り欠いた絶縁部88Cが設けられてお
り、この絶縁部88Cの部分に接点86Aが回転してく
ると、電極88Aと電極88Bの間が開放される。絶縁
部88Cの位置は、この位置に接点86Aがあるときに
カートリッジ30のVEIの表示位置が撮影済みを示す
バツ印となる位置であり、VEIの表示位置が撮影済み
となるときのスプール68のキー溝70の位置、即ち、
回転軸80のキー82の位置とキー82に対する接点8
6Aの位置との関係によって決められている。従って、
VEIの表示位置が撮影済みを示すバツ印以外の場合に
は、電極88Aと電極88Bの間は接続状態となり、V
EIの表示位置が撮影済みを示すバツ印の場合には電極
88Aと電極88Bの間は非接続状態となる。
【0041】スイッチSVEは、電極88A及び電極8
8Bを端子とするスイッチであり、上述のような構成に
より、VEIの表示位置が撮影済みを示すバツ印となっ
たときにオフとなり、それ以外の表示位置ではオンとな
る。FFS時及びAR/VEI時において上記スイッチ
SFKがオフで、且つ、上記CRタイマのタイマ時間が
経過してモータFMが停止可能な状態にあるときに、ス
イッチSVEがオンからオフに切り換わると、モータF
Mへの電流供給が停止し、また、MOS FET QBF又はQBR
がオンとなり、モータFMに回生ブレーキがかかり、モ
ータFMの回転が停止する。
【0042】スイッチST OFF(ST OFF1、
ST OFF2)は、ストロボ充電表示レバー24に連
動してオン・オフされるスイッチであり、ユーザがレバ
ー24を引き上げた状態(表示)にすると、スイッチS
T OFF1がオフ、スイッチST OFF2がオンと
なり、レバー24を押し下げた状態(収納)にすると、
スイッチST OFF2がオン、スイッチST OFF
2がオフとなる(図4参照)。
【0043】ユーザがレバー24を引き上げ、スイッチ
ST OFF1がオフ、スイッチST OFF2がオン
になると、図2に示すストロボ充電用のメインコンデン
サMCの充電及びトリガ用コンデンサTCの充電が許可
される(図4参照)。尚、充電が開始されるのは上記ス
イッチSHCが接点Nonから接点Finishに切り
換わったときである。一方、ユーザがレバー24を押し
下げ、スイッチSTOFF1がオン、スイッチST O
FF2がオフになると、上記メインコンデンサMCの充
電及びトリガ用コンデンサTCの充電が禁止される(図
4参照)。
【0044】スイッチSFTは、レリーズボタン20に
連動してオン・オフされるスイッチであり、ユーザがレ
リーズボタン20を最大押し込み位置まで押すとシャッ
ターがレリーズされるのと同期してオン・オフの切換え
を数回繰り返す(図4参照)。これにより、スイッチS
FTがオンになると、上記レバー24が表示側のときに
はクセノン管Xにトリガ用コンデンサTCからトリガが
かかり、メインコンデンサMCに蓄積されていた電荷が
クセノン管Xに放電されてストロボが発光する。また、
スイッチSFTがオンになると、Fat Bit 用の発光ダイ
オードDF が発光する。
【0045】次に、図2のmotor motion回路A1におけ
るAR/VEI動作時のフイルム搬送動作について説明
する。図9は、図2の全体回路構成図のうち主にmotor
motion回路A1からAR/VEI動作時のフイルム搬送
に関係する回路素子を抽出して示した回路図である。
尚、AR/VEI動作時には、図2においてスイッチS
ARが接点Rに接続されてモータFMが逆転駆動される
ため、図9ではその状態を示している。また、スイッチ
SP1は常にオフであり、スイッチSHCは接点Non
に接続されているため、これらのスイッチについては図
9においては省略している。また、本動作の説明上不要
な一部の回路素子についても省略している。
【0046】全コマの撮影が終了し、フイルムの巻戻し
(AR)が開始された場合に、図9に示すスイッチSF
Kは上述のようにフイルム先端が所定位置に搬送される
までオンであり(図6参照)、フイルム先端がその所定
位置よりも巻き戻されたときにはオフとなる。
【0047】そこで、まず、スイッチSFKがオンの場
合、即ち、図5のタイミングチャートにおいて、スイッ
チSARがFWDからREWに切り換わった時からスイ
ッチSFKがオンからオフに切り換わる時までの回路動
作について説明する。スイッチSFKがオンの場合、MO
S FET QS のゲートにオン電圧(電源V1の電圧)が印
加されるため、MOS FET QS はオン状態(ドレイン−ソ
ース間が導通状態)となる。尚、MOS FET QS は、Nチ
ャネル・エンハンスメント型のMOS FET (MOS型の電界
効果トランジスタ)であり、図中他のMOS FET QBRも同
様である。MOSFET QS がオン状態のときには、スイッ
チSVEの状態にかかわらず、抵抗R1、R2に電流が
流れ、トランジスタTr1がオン状態(エミッタ−コレク
タ間が導通状態)となる。尚、トランジスタTr1は、P
NPバイポーラトランジスタである。また、スイッチS
VEは、上述のようにカートリッジのVEIの表示位置
によってオン・オフが切り換わるスイッチである。
【0048】従って、電源V1からモータFMにトラン
ジスタTr1を介して電流が供給され、モータFMがフイ
ルムを巻き戻す逆転方向に回転する。これにより、フイ
ルムがカートリッジ内のスプールに順次巻き上げられ
る。尚、このとき、MOS FET Q S のドレイン電圧はLo
wであるため(図5のMotor 制御の項目参照)、MOS FE
T QBRのゲート電圧もLowであり、MOS FET QBRはオ
フ状態(ドレイン−ソース間が非導通状態)である。
【0049】次に、スイッチSFKがオフとなった場
合、即ち、図5のタイミングチャートにおいて、スイッ
チSFKがオンからオフに切り換わった時以降の回路動
作について説明する。フイルム先端が所定位置よりも巻
き上げられると、スイッチSFKがオフとなり、MOS FE
T QS のゲートに電源V1から電圧が印加されなくな
る。一方、CRタイマのコンデンサCT にはスイッチS
FKがオンであったときの電荷が蓄積されているため、
コンデンサCT と抵抗RT とのCR回路の時定数で決ま
るタイマ時間だけ、MOS FET QS のゲートにはオン電圧
が印加される。従って、このタイマ時間の間は、スイッ
チSFKがオンの場合と全く同様にしてモータFMが逆
転方向に回転し、フイルムの巻戻しが継続して行われ
る。尚、上記CRタイマによるタイマ時間として、フイ
ルム先端がカートリッジ内に完全に巻き上げれるまでの
時間は少なくとも確保されている。また、スイッチング
素子であるQS にMOS FET を使用していることからCR
タイマのコンデンサCT には小容量のものを使用するこ
とができ、廉価なセラミックコンデンサ等の使用が可能
である。
【0050】この後、タイマ時間が経過すると、即ち、
フイルム先端がカートリッジ内に巻き戻されると、MOS
FET QS のゲートには電圧が印加されなくなるため、MO
S FET QS はオフ状態となる。これにより、以後、トラ
ンジスタTr1のオン・オフ状態及びMOS FET QBRのオン
・オフ状態は、スイッチSVEの状態で決定される。
【0051】カートリッジのVEIが撮影済みを示すバ
ツ印以外の場合、スイッチSVEはオンであり、このと
きには、トランジスタTr1がオン状態、MOS FET QBR
オフ状態であるため、上記スイッチSFKがオンの場合
と全く同様にしてモータFMが逆転方向に回転する。一
方、カートリッジのVEIが撮影済みを示すバツ印とな
った場合、スイッチSVEはオフとなる。これにより、
抵抗R1、R2には電流が流れず、トランジスタTr1が
オフとなり、モータFMへの電流の供給が遮断される。
同時に、MOS FET QBRのゲート電圧がHighとなるた
め、MOS FET Q BRがオン状態になる。MOS FET QBRがオ
ン状態になると、モータFMからの回生電流を流す還流
路が形成され、モータFMに回生ブレーキがかかり、モ
ータFMの回転が即座に停止する。従って、カートリッ
ジのVEIが撮影済みを示すバツ印となるところでモー
タFMの回転が停止し、フイルムの巻戻しが終了する。
【0052】以上の回路動作により、最終コマの撮影が
終了してフイルムの自動巻戻しが終了した後にカートリ
ッジを取り出すと、カートリッジのVEIには撮影済み
のマークが表示されるようになる。
【0053】尚、上記実施の形態において、トランジス
タTr1は、電源V1からモータFMへの電流供給路を導
通状態又は非導通状態に切り換えるスイッチング回路を
構成するスイッチング素子であり、MOS FET QBRは、モ
ータFMから発生する回生電流を還流する還流路を導通
状態又は非導通状態に切り換えるスイッチング回路を構
成するスイッチング素子であり、また、MOS FET Q
S は、トランジスタTr1のベースの電位及びMOS FET Q
BRのゲートの電位をHigh又はLowに切り換えて、
モータの駆動と停止を制御する制御用のスイッチング素
子であるが、これらのスイッチング素子は、いずれも他
の種類のバイポーラトランジスタ、FET(接合型FE
T)に変更することが可能である。また、図9の回路に
おいて、MOSFET QBRを、Pチャネル・エンハンスメン
ト型のMOS FET とし、トランジスタTr1を、NPNバイ
ポーラトランジスタとして、電源V1の+極と−極を反
対にしたような回路により、上述と同様の回路動作を行
わせることも可能である。更に、スイッチSFKのオン
・オフをマイコンにより検出し、MOS FET QS の代わり
にマイコンポートから出力するHigh電圧又はLow
電圧を上記トランジスタTr1のベース及びMOS FET QBR
のゲートに与えてモータを駆動又は停止させることも可
能である。
【0054】また、本発明に係る写真フイルム搬送装置
は、カメラに限らずプリンター等の任意機器の写真フイ
ルムの搬送装置としても適用できる。
【0055】また、APSフイルム以外の写真フイルム
の搬送装置においても、上記実施の形態で説明したVE
Iに関する事項以外については適用できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明した本発明に係る写真フイルム
搬送装置によれば、電源からフイルム搬送用のモータに
電流を供給する電流供給路を導通状態又は非導通状態に
切り換える第1のスイッチング手段と、前記モータから
発生する回生電流を還流する還流路を導通状態又は非導
通状態に切り換える第2のスイッチング手段のそれぞれ
の導通状態と非導通状態とを、切換手段によって切り換
える制御端子の第1の電圧(例えばLow電圧)と第2
の電圧(例えばHigh電圧)に対して、反対の状態に
切り換えるようにしたことにより、各スイッチング手段
の制御端子に接続された共通端子を第1の電圧又は第2
の電圧のいずれかにすれば、モータを駆動し又はモータ
を即座に停止させることができ、これらのスイッチング
手段の導通状態と非導通状態との切り換えを1つの手段
(切換手段)によって行うことができる。従って、モー
タを駆動、制御する回路の簡易化と低コスト化が図れ
る。
【0057】また、上記第2のスイッチング手段にFE
Tを用いた場合には、モータの回転を停止させる状態
(FETを導通状態)において第2のスイッチング手段
を導通状態にするための制御電流が不要であり、電源の
電力消耗を防止することができる。
【0058】また、切換手段にFETを使用することに
よって消費電流を抑えることができ、モータをタイマ駆
動する場合に、切換手段の第1と第2の電圧の切換えを
CRタイマで行うことによって廉価素子(セラミックコ
ンデンサ等)を使用することができ、低コスト化が図れ
る。
【0059】また、カートリッジのVEIの表示位置に
基づいて第1の電圧又は第2の電圧に切り換えられる接
点を前記共通端子に接続し、この接点と前記切換手段の
いずれか一方が共通端子を第1の電圧としている場合に
は、前記第1及び第2のスイッチング手段の制御端子を
第1の電圧にすることによって、前記接点と前記切換手
段の両方が前記共通端子を第2の電圧、即ち、モータの
回転を停止させる電圧にしない限り、モータを駆動させ
ることができる。従って、前記切換手段が前記共通端子
を第1の電圧、即ち、モータの駆動を指示している場合
にはVEIの状態に支配されず、一方、前記切換手段が
前記共通端子を第2の電圧としている場合にはVEIの
表示位置に基づいてモータの回転を停止させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用されるAPSカメラの一
実施の形態を示した外観図である。
【図2】図2は、APSカメラの全体回路構成を示した
回路図である。
【図3】図3は、カートリッジをカメラに装填した際の
ファーストフレームセット(FFS)時におけるユーザ
アクション、スイッチアクション及びカメラアクション
のタイミングを示したタイミングチャートである。
【図4】図4は、1コマ撮影(1コマ給送)時における
ユーザアクション、スイッチアクション及びカメラアク
ションのタイミングを示したタイミングチャートであ
る。
【図5】図5は、全コマ撮影後のオートリワインド(A
R/VEI動作)時におけるユーザアクション、スイッ
チアクション及びカメラアクションのタイミングを示し
たタイミングチャートである。
【図6】図6は、スイッチSFK及びスイッチSHCの
概略構成及び配置位置を示したフイルム搬送路における
斜視図である。
【図7】図7は、VEIの説明に用いたカートリッジの
斜視図である。
【図8】図8(A)、(B)は、スイッチVEIの概略
構成を示した図である。
【図9】図9は、図2の全体回路構成図からAR/VE
I動作時のフイルム搬送に関係する回路素子を抽出して
示した回路図である。
【符号の説明】
SFK、SVE…スイッチ、V1…電源(電池)、CT
…コンデンサ、R1、R2、RT …抵抗、Tr1…トラン
ジスタ、QS 、QBR…MOS FET 、FM…モータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルム搬送用のモータを駆動して写真
    フイルムを搬送する写真フイルム搬送装置において、 電源から前記モータに電流を供給する電流供給路を導通
    状態又は非導通状態に切り換えるスイッチング手段であ
    って、該スイッチング手段の制御端子が第1の電圧にな
    ると前記電流供給路を導通状態にし、前記制御端子が第
    2の電圧になると前記電流供給路を非導通状態にする第
    1のスイッチング手段と、 前記モータから発生する回生電流を還流する還流路を導
    通状態又は非導通状態に切り換えるスイッチング手段で
    あって、該スイッチング手段の制御端子が第2の電圧に
    なると前記還流路を導通状態にし、前記制御端子が第1
    の電圧になると前記還流路を非導通状態にする第2のス
    イッチング手段と、 前記第1のスイッチング手段の制御端子と前記第2のス
    イッチング手段の制御端子とに接続された共通端子を第
    1の電圧又は第2の電圧に切り換える切換手段と、 を備え、前記切換手段によって、前記共通端子を第1の
    電圧にすることにより、前記第1のスイッチング手段を
    導通状態にすると共に、前記第2のスイッチング手段を
    非導通状態にして前記モータを駆動し、前記切換手段に
    よって、前記共通端子を第2の電圧にすることにより、
    前記第1のスイッチング手段を非導通状態にすると共
    に、前記第2のスイッチング手段を導通状態にして前記
    モータを停止させることを特徴とする写真フイルム搬送
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のスイッチング手段は、バイポ
    ーラトランジタにより構成され、前記第2のスイッチン
    グ手段は、電界効果トランジスタによって構成されるこ
    とを特徴とする請求項1の写真フイルム搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記切換手段は、コンデンサと抵抗とか
    らなるCRタイマからHigh電圧が与えられると、前
    記共通端子を第1の電圧にすると共に、前記CRタイマ
    からLow電圧が与えられると、前記共通端子を第2の
    電圧にする手段であり、前記CRタイマのコンデンサへ
    の電荷供給を停止することによって、前記モータをタイ
    マ駆動できるようにしたことを特徴とする請求項1の写
    真フイルム搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記CRタイマのコンデンサへの電荷供
    給の開始及び停止は、フイルム搬送路の所定位置におけ
    るフイルムの有無により行うことを特徴とする請求項3
    の写真フイルム搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記切換手段は、電界効果トランジスタ
    により構成されることを特徴とする請求項1又は請求項
    3の写真フイルム搬送装置。
  6. 【請求項6】 フイルムを収納するカートリッジのVE
    Iの表示位置に基づいて第1の電圧又は第2の電圧に切
    り換えられる接点を設けると共に、該接点を前記共通端
    子に接続し、該接点と前記切換手段のいずれか一方が前
    記共通端子を第1の電圧としている場合には、前記第1
    及び第2のスイッチング手段の制御端子を第1の電圧に
    することを特徴とする請求項1の写真フイルム搬送装
    置。
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