JP2558247B2 - カメラの給電制御装置 - Google Patents

カメラの給電制御装置

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JP2558247B2
JP2558247B2 JP60150526A JP15052685A JP2558247B2 JP 2558247 B2 JP2558247 B2 JP 2558247B2 JP 60150526 A JP60150526 A JP 60150526A JP 15052685 A JP15052685 A JP 15052685A JP 2558247 B2 JP2558247 B2 JP 2558247B2
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哲朗 後藤
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Nippon Kogaku KK
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【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、タイムモードによる撮影中に電池からの給
電を停止して消費電力の節減を図るようにしたカメラ給
電制御装置に関する。
(発明の背景) 従来、カメラのシャッタ制御の1つの方法として、長
時間露光のためマニアル操作でシャッタタイムを自由に
設定できるタイムモードと称するシャッタ制御モードが
知られている。
第4図はタイムモードを有するカメタの一例を示した
もので、カメラ1にはシャッタ釦4、シャッタダイヤル
2、指標3が設けられている。
ここで、カメラ1をフォーカルプレーンシャッタカメ
ラとしその動作を説明すると、タイムモードにて撮影を
行なうときには、シャッタダイヤルに設けられているタ
イムモード表示「T」を指標3の位置に合わせ、シャッ
タ釦4を押すと所定のシーケンス作動を経てシャッタ先
幕が走行し、露光が開始される。この時、シャッタ後幕
はシャッタダイヤル2に連動した部材にてタイムモード
を選択した時点ですでに機械的に係止されているので、
露光が続行される。
所定時間経過後、露光を終了させたい場合には、シャ
ッタダイヤル2をタイムモード「T」以外の表示「X」
または「B」の方向に回転させれば良く、このシャッタ
ダイヤル2の回転でシャッタ後幕の係止が解除されて走
行し、露光を終了する。
このような長時間露光の撮影に使用するタイムモード
を電磁レリーズ、電子シャッタ等を備えた所謂電子制御
方式のカメラにもたせた場合、タイムモードは本来相当
な長時間露光を目的としており、また露光中はシャッタ
後幕の係止を機械的に行なっている事から、タイムモー
ドによる露光中は電池からの給電を停止して消費電力の
節減を図るようにしたカメラが提案されている(特開昭
57−488721号)。
即ち、シャッタレリーズ、更には先幕走行となる露光
開始動作までは給電回路を作動状態にして電池からの電
源供給を行ない、露光動作が開始されると給電回路の作
動を停止し、タイムモードによる露光中の不要な電力消
費をなくすようにしている。
第5図はモータ巻上げ機構を備えたカメラにタイムモ
ードにおける上記の給電停止機能を組合せた場合の機構
構成を示す。
このモータ巻上げ機構を備えたカメラにあっては、電
源制御回路17によりレリーズマグネット駆動回路5が電
池18からの電源供給を受けており、レリーズ釦4押圧に
よってレリーズマグネット6を駆動する。レリーズマグ
ネット6はその通電にて図示しないバネで付勢されてい
るミラー7を軸8を中心に上昇する如く回転させる。
ミラー7の上昇が完了すると係止爪9が外され、スプ
リング16にて付勢されているシャッタ先幕10を走行さ
せ、露光が開始される。
後幕マグネット駆動回路14は電源制御回路17から電源
供給を受け、シャッタ先幕走行時からシャッタダイヤル
2で選択されたシャッタ秒時に相当する時間、後幕マグ
ネット13を駆動する。後幕マグネット13はスプリング15
に付勢されているシャッタ後幕12をシャッタ秒時のあい
だ係止し、シャッタ秒時経過時の通電終了と同時に係止
を解除し、シャッタ後幕12を走行させて露光を終了させ
る。
モータ駆動回路22はシャッタ後幕12の走行からシャッ
タチャージ及びフィルム巻上げ完了までの間、モータM
を駆動し、シャッタチャージ及びフィルム巻上げを行な
わせる。
電源制御回路17はシャッタ釦4の半押しの他、シャッ
タダイヤル2、シャッタ先幕10の走行開始のいかんによ
っても制御される。
即ち、タイムモード以外の通常のシャッタ秒時をシャ
ッタダイヤル2で選択した場合には、シャッタ釦4によ
ってのみ電源制御回路17の作動が行なわれ、シャッタ後
幕12の走行後、フィルム巻上げが完了するまで各回路に
給電を続ける。
一方、タイムモードに設定した場合には、シャッタダ
イヤル2によるタイムモードの選択信号が電源制御回路
17に与えられ、シャッタレリーズ後のシャッタ先幕10の
走行信号が入力すると電源制御回路17は給電動作を停止
する。このため全ての回路への給電が断たれ、このとき
シャッタ後幕12はシャッタダイヤル2に連通した係止爪
11により係止されており、電源消費なしにタイムモード
による撮影が続行される。
所望の露光時間が経過したならば、シャッタダイヤル
2を回転させると係止爪11が外れるのでシャッタ後幕12
が走行し、露光を終了する。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のタイムモードによる
露光中に電源供給を停止する機能を備えたカメラにあっ
ては、露光終了時にも電源制御回路17による電源供給が
停止しているため、露光終了後の表示機能はもちろんの
こと、モータ駆動回路22も作動せず、そのままでは次の
撮影が備えるためのフィルム巻上げやシャッタチャージ
が行なわれないという問題があった。
そこで、タイムモードによる撮影終了後には、必ずシ
ャッタ釦4を押して電源制御回路17さらにモータ駆動回
路22を作動させ、撮影準備動作を完了させておく操作が
必要であった。
一方、最近のカメラにあっては、内蔵モータによるフ
ィルム巻上げの他に、レンズの絞り込み、ミラー上昇、
及びそれらの復帰動作までも行なわせるものが提案され
ており、このようなカメラに従来のタイムモードの露光
中に電源供給を停止する機能を取入れた場合、シャッタ
ダイヤルを回して露光を終了させても、電源供給が遮断
されたままであるため、ミラーは上昇したままにおか
れ、ファインダー内は暗転してままになり、次の撮影の
フレーミングにさしつかえるので撮影者はすぐさまシャ
ッタ釦を押してミラー及びレンズ絞りを復帰させたう
え、更にフィルム巻上げを行なわなければならないとい
う操作上の問題があった。
(発明の目的) 本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
もので、タイムモードによる露光中は電源供給を停止し
ていても、露光終了後は直ちにフィルム巻上げ等の次の
撮影のための準備動作を自動的に行なう電源制御を可能
としたカメラの電源制御装置を提供することを目的とす
る。
(発明の概要) この目的を達成するため本発明にあっては、シャッタ
後幕の走行による露光終了を検知する予め設けられてい
るスイッチの検知出力を利用し、このスイッチ出力が得
られたときにタイムモードによる露光開始で停止した電
源供給を次の撮影準備動作のために再開するようにした
ものである。
(実施例) 第1図は本発明の第1実施例を示した回路ブロック図
である。
まず、構成を説明すると、図中の上部がカメラボディ
CAとなり、下部がモータドライブMDとなり、カメラボデ
ィCAとモータドライブMDとはコネクタ63〜67により回路
接続されている。
次にカメラボディCA側を説明する。25は電池であり、
電池25の出力は電源制御用のトランジスタ26に接続さ
れ、トランジスタ26による給電制御は電源スイッチとし
ての機能を持つ半押しスイッチ29及びトランジスタ30,3
3にて行なわれる。
トランジスタ26からの電源はレリーズ回路41、測光回
路45を経て表示回路46に供給される。
レリーズ回路41は巻上げ完了スイッチ42、レリーズス
イッチ43の指令に従ってレリーズマグネット44を駆動す
る。
測光回路45は被写体輝度の他に各種の撮影情報に基づ
いて表示回路46に信号を出力し、ファインダ内等に露出
情報を表示させる。
更にトランジスタ26からの電源はシャッタダイヤルに
連動してタイムモード以外ではオンしているスイッチ47
及びミラーが上昇するとオンするスイッチ48を介して調
時回路49に供給されている。
調時回路49は測光回路45からの出力に基づき、ミラー
に連動するスイッチ48のオンにより給電を受けた時に、
後幕マグネット52の通電時間を制御する。
調時回路49に続いて設けられたトランジスタ58,61及
びその周辺回路部品から成る回路部は、スイッチ48の両
端からの信号によって電源制御用のトランジスタ26のベ
ース側に設けたトランジスタ30を制御する電源タイマ回
路を構成する。トランジスタ37,33及びその周辺回路部
品から成る回路部は巻上げ完了スイッチ42の信号に基づ
いて電源供給を行なう本発明のタイムモードによる撮影
完了時の電源供給を再開させる制御を実現するための回
路部を構成する。
次にモータドライブMD側を説明する。
まず、電源スイッチ68、レリーズスイッチ69がそれぞ
れコネクタ64,66を介してカメラボディCA側の電源投入
用の半押しスイッチ29、レリーズスイッチ43のそれぞれ
と並列に接続されている。
電池75はレギュレータ74を介してモータ駆動回路73
に、また直接モータMに給電を行なっている。ここでレ
ギュレータ74の制御はトランジスタ72のスイッチングオ
ンにより行なわれる。
次に第1図の実施例の動作を説明する。
まず、カメラボディCA単体にて操作する場合の動作を
説明する。
撮影に際しては図示しないシャッタダイヤルに絞り優
先モードを選択し、シャッタ釦を半押しすることで電源
スイッチとしての機能を備えた半押しスイッチ29をオン
する。この半押しスイッチ29のオンによりトランジスタ
26が同時にオンし、電池25から各回路部に対する給電を
開始する。この電源供給を受けて測光回路45が作動し、
測光回路45から得られた信号で表示回路46がファインダ
内に露出等の撮影情報を表示する。
この時、タイムモード以外のシャッタ秒時をシャッタ
ダイヤルにて選択している時には、スイッチ47はオンし
ており、トランジスタ26のオンと同時にダイオード54を
介して抵抗55,57及びコンデンサ56から成る微分回路に
よってトランジスタ58が一瞬オンする。このトランジス
タ58のオンでコンデンサ59が充電され、コンデンサ59に
電荷が残っている間、抵抗60,62にてトランジスタ61が
オン状態に保たれ、更にトランジスタ30のオンを続行
し、給電用トランジスタ25を一定時間動作し続けること
で電源タイマしての動作を行なう。
即ち、電源スイッチとしての半押しスイッチ29をオン
してから一定時間給電動作を行なって測光回路45で得ら
れた露出等の表示を行ない、半押しスイッチ29から指を
放しても電源供給が一定時間継続されて撮影条件の設定
を適宜に表示を見ながらできるようにしている。
半押しスイッチ29がオンした後、更にシャッタ釦を押
込むと、レリーズスイッチ43がオンされる。尚、この
時、フィルム巻上げが完了していたとすると、巻上げ完
了スイッチ42はオフしている。レリーズスイッチ43がオ
ンすると、レリーズ回路41がレリーズマグネット44を駆
動し、ミラー上昇及びレンズの絞り込み動作を開始す
る。
レリーズマグネット44の駆動によるミラー上昇と同時
にミラースイッチ48がオンし、調時回路49に電源を供給
し、電源供給を受けた調時回路49は後幕マグネット52に
通電を行なってシャッタ後幕の係止を行なう。
続いてシャッタ先幕が走行し、露光を開始すると共に
トリガスイッチ51がオフする。このトリガスイッチ51の
オフによりコンデンサ50の充電が行なわれ、コンデンサ
50の充電電圧と測光回路45からの電圧の関係が一致する
と、調時回路49は、後幕マグネット52の通電を止め、シ
ャッタ後幕の係止を解除して走行させ、露光が終了す
る。
この時、ミラースイッチ48が再度オンし、ダイオード
53を介してトランジスタ58を再度微分動作によりオン
し、コンデンサ58に再充電を行ない、最初に半押しスイ
ッチ29をオンした時と同様にトランジスタ26のオンによ
り給電動作を更に一定時間延長させるようになる。
ここで、コンデンサ59の放電時間で定まる給電時間は
シャッタダイヤルで設定する最長露出時間よりも若干長
ければ良い。即ち、後幕マグネット52の通電時間が完了
する以前にトランジスタ26がオフしないような時間を設
定すれば良い。
一方、シャッタ調時に達してシャッタ後幕が走行する
と、このシャッタ後幕の走行に連動して巻上げ完了スイ
ッチ42がオンし、巻上げ完了スイッチ42がオンしている
間はフィルム巻上げが済んでいないことを示す。
次にシャッタダイヤルでタイムモードを選択した場合
の動作を説明する。
シャッタダイヤルによるタイムモードの選択に連動し
てスイッチ47はオフしたままとなる。この状態でシャッ
タ釦を半押しして電源スイッチとしての半押しスイッチ
29をオンしてトランジスタ26から電源供給を行なって
も、タイムモードの選択でスイッチ47がオフになること
から電源タイマ側への給電は行なわれず、電源タイマが
作動しないことから給電動作は電源スイッチ29をオンし
ている間だけ行なわれることになる。
続いてシャッタ釦を更に押込んでレリーズスイッチ43
をオンすると、前述したタイムモード以外のシャッタ秒
時の選択時と同様なシーケンスに従った作動を経てシャ
ッタ先幕が走行する。この時、シャッタダイヤルのタイ
ムモード選択に連動してシャッタ後幕は機械的に係止さ
れているので、シャッタ釦から指を放しても露光は継続
され、一方、シャッタ釦から指を放すことで半押しスイ
ッチ29がオフするため、トランジスタ26の作動が停止
し、電池25からの供給が遮断され、露光中は電池25の電
力消費は行なわれない事になる。
所望の露光時間に達したならば、シャッタダイヤルを
回してタイムモードを解除すると、このタイムモードの
解除操作に連動して後幕の係止が解除され、シャッタ後
幕が走行する。
このシャッタ後幕の走行により巻上げ完了スイッチ42
がオンし、電池25から直接電源供給を受けて作動する抵
抗38,40及びコンデンサ39から成る微分回路が巻上げ完
了スイッチ42のオンで作動し、トランジスタ37を一瞬オ
ンする。
このトランジスタ37のオンによりコンデンサ35が充電
され、コンデンサ35の充電電荷が放電する間、トランジ
スタ33がオンし、給電用トランジスタ26をオンするまで
再び測光回路45が電源供給を受けて動作を開始し、表示
回路46による表示が行なわれる。
このため、タイムモードにより露光が終了した直後で
あっても、シャッタ釦を半押しすることなく(半押しス
イッチ29をオンしなくても)自動的に電源用トランジス
タ26が作動して測光回路45及び表示回路46に電源供給が
行なわれ、表示回路46による表示から露出情報の確認を
行なうことができる。
次に、モータドライブMDを装着した際の動作を説明す
る。
まず、タイムモード以外のシャッタ秒時を選択した場
合において、電源供給の開始はカメラ側の半押しスイッ
チ29によってもモータドライブMD側の電源スイッチ68に
よっても同様に行なうことができる。
また、レリーズ動作もカメラCA側のレリーズスイッチ
43と同様に、モータドライブMD側のレリーズスイッチ69
を使用することができる。
半押しスイッチ29または、電源スイッチ68のオン操作
によりトランジスタ26からの電源供給が開始されると、
コネクタ67を介してトランジスタ72がオンする。このト
ランジスタ72のオンにより、モータドライブMD側のレギ
ュレータ74が作動し、モータ駆動回路73をオンし、モー
タMを回転させる準備ができる。
カメラC側で露光動作が終了すると、後幕の走行に連
動した巻上げ完了スイッチ42がオンし、この信号がコネ
クタ65から伝達されてモータ駆動回路73を作動して、モ
ータMを回転してフィルム巻上げを行ない、次の撮影の
ための準備状態を得る。
次にシャッタダイヤルでタイムモードを選択した場合
には、同様にシャッタレリーズによるシャッタ後幕走行
後にシャッタ釦から指を放すと、半押しスイッチ29がオ
フしてトランジスタ26による電源供給が停止する。この
時、モータドライブMD側のトランジスタ72もオフし、レ
ギュレータ74を不作動とするので、モータドライブMD側
の電池75の電力消費もなくなる。
その後、所望の露光時間経過時にタイムモードに設定
しているシャッタダイヤルを回すことで、シャッタ後幕
の係止が解除されると、シャッタ後幕が走行し、同時に
巻上げ完了スイッチ42がオンする。この巻上げ完了スイ
ッチ42のオンを受けた微分動作でトランジスタ37が一瞬
オンし、コンデンサ35の放電で定まる一定時間の間トラ
ンジスタ33がオンし、タイムモードによる露光終了後の
給電が再開される。
一方、コネクタ67を介した信号にてモータドライブMD
側のトランジスタ72もオンするので、レギュレータ74及
びモータ駆動回路73が作動し、モータMの回転によりフ
ィルム巻上げを行なって、次の撮影への準備動作が完了
する。
第2図は第1図の実施例に示した半押しスイッチ29、
レリーズスイッチ43、巻上げ完了スイッチ42及び電源用
トランジスタ26のコレクタ電位の変化をタイムモードに
よる撮影時について示したタイムチャートである。この
タイムチャートから明らかな如くタイムモードの撮影時
にトランジスタ26のコレクタ電位は、半押しスイッチ29
がオンしている時にのみ上昇して電源供給状態となって
いる。半押しスイッチ29のオンに続いて、レリーズスイ
ッチ43がオンすると、ミラーアップ及び先幕走行が開始
され、レリーズスイッチ43がオフし、引続いて半押しス
イッチ29がオフした後の露光中はトランジスタ26のコレ
クタ電位が下がって電源供給が遮断された状態となる。
その後にシャッタダイヤルを回すことでシャッタ後幕を
走行させると、巻上げ完了スイッチ42がオンし、電源タ
イマの設定時間終了まで電源供給状態が維持されること
になる。
第3図は本発明の第2実施例を示した回路ブロック図
であり、この実施例はカメラの電子制御手段にマイクロ
コンピュータを使用したことを特徴とする。
まず構成を説明すると、カメラの制御中枢としてマイ
コン95が設けられ、マイコン95は情報回路101から各種
スイッチによるシーケンス情報、測光情報、モード選択
情報等を受ける。マイコン95は、情報回路101からの撮
影情報に基づいて露出情報を演算し、モータMの回転に
てレンズ絞り込み、ミラーアップ及びそれらの復元動
作、更にフィルム巻上げを行ない、加えて第1及び第2
マグネット98,99にて先幕及び後幕の係止を行なう。ま
たモータMをカメラボディに内蔵していることから、電
池80の電圧変動が大きくなるため、マイコン95及び他の
回路部に対してはDC−DCコンバータ94から安定化電源を
供給するようにしている。
ここでDC−DCコンバータ94のコントロールは、ダイオ
ード92を介して直接電源スイッチ93で行なわれるか、あ
るいは電源タイマとしての機能を有するマイコン95の出
力ポートP2により行なわれ、更に本発明の電源制御を行
なうトランジスタ90によっても行なわれるように接続さ
れている。
巻上げ完了スイッチ86は抵抗81,82及びコンデンサ84
を有する微分回路に接続され、更にダイオード85を介し
てマイコン95の入力ポートP1に接続される。電源スイッ
チ93、レリーズスイッチ96、ミラースイッチ97のそれぞ
れは、マイコン95の入力ポートP3,P7,P6のそれぞれに接
続される。
情報回路101の出力は、マイコン95の入力ポートP5に
接続され、更に第1,第2マグネット98,99及びモータM
を駆動する駆動回路11にはマイコン95の出力ポートP4の
信号が与えられている。
次に第3図の実施例の動作を説明する。
まずタイムモード以外のシャッタ秒時を選択したモー
ドでは、電源スイッチ93をオンするとDC−DCコンバータ
94が作動を開始し、マイコン95に電源を供給して作動を
開始させる。この後に電源スイッチ93から指を放してオ
フすると、電源スイッチ93がオフした時点からマイコン
95以内の演算処理により電源タイマが作動を開始し、出
力ポートP2をLレベルに保つことでDC−DCコンバータ94
の作動状態を継続させる。
次に電源スイッチ93をオンした後にレリーズスイッチ
96をオンすると、マイコン95の出力ポートP4からの信号
でモータ駆動回路100が作動し、モータMが回転する。
このモータMの回転で、まずレンズ絞りが所定値に絞り
込まれミラーが上昇し、このミラー上昇を受けてミラー
スイッチ97がオンすると、モータMを停止するように出
力ポートP4の信号が切換わる。
続いて第1マグネット98にてシャッタ先幕が走行し、
選択したシャッタ秒時の経過後、第2マグネット99にて
シャッタ後幕が走行して露光を終了する。このシャッタ
後幕の走行を受けて巻上げ完了スイッチ86がオンし、入
力ポートP1からのスイッチ信号を受けてマイコン95は、
モータ駆動回路100によりモータMを逆転させ、レンズ
絞りミラーの復元及びフィルム巻上げ動作を行なわせ
る。フィルム巻上げの完了で巻上げ完了スイッチ86がオ
フするとモータMを停止して、次の撮影のため初期状態
に戻る。
次にタイムモードを選択した時の動作を説明する。
まず情報回路101よりタイムモードの設定信号が得ら
れることから、マイコン95は電源タイマとしての演算を
行なわず、電源タイマを司る出力ポートP2の信号はHレ
ベルにに固定される。従って、電源スイッチ93をオンす
ることでDC−DCコンバータ94が作動した後、電源スイッ
チ93をオフするとスイッチオフの時点で給電が停止す
る。
更に電源スイッチ93のオンに続いてレリーズスイッチ
96をオンすると、駆動回路100による第1マグネット98
の作動でシャッタ先幕が走行し、その後、電源供給が遮
断されるが、シャッタ後幕はシャッタダイヤルによるタ
イムモードの選択で機械的に係止されているので、シャ
ッタ釦から指を放して電源スイッチ93のオフによりDC−
DCコンバータ94が電源供給を停止しても、露光動作が続
行される。
所望の露光時間経過後にシャッタダイヤルを回転させ
て、シャッタ後幕の係止を解除すると、巻上げ完了スイ
ッチ86がオンする。この巻上げ完了スイッチ86のオンを
受けて、抵抗81,82及びコンデンサ84で成る微分回路の
微分パルスにてトランジスタ83がオンし、コンデンサ87
を充電する。このためコンデンサ87の放電で定まる一定
時間の間トランジスタ90がオンし、再びDC−DCコンバー
タ94を作動して、マイコン95及び他の回路部に対する電
源供給を再開する。
マイコン95が作動を始めて入力ポートP1に対する信号
から巻上げ未完了であることを知ると、モータMを逆転
する指令を出力し、駆動回路100によるモータMの逆転
でレンズ絞り及びミラーの復元、更にフィルム巻上げを
行なって次の撮影動作のための準備状態を作り出す。
ここでコンデンサ87の放電時間で定まる電源タイマの
設定時間は、モータMの逆転による復旧動作及びフィル
ム巻上げに必要な時間よりも長い時間に設定していれば
良い。
尚、上記の第1及び第2の実施例では、タイムモード
における露光終了をシャッタ後幕走行に伴って作動する
巻上げ完了スイッチで検知したが、モータ駆動による絞
り及びミラーの復元の代りに機械的なバネでシャッタ後
幕走行に連動して、絞り及びミラーを復元させる機構を
備えたカメラにあっては、ミラーや絞りに連動する他の
スイッチにて露光終了を検知して電源供給を再開させる
ようにしても良い。
(発明の効果) 以上説明してきたように本発明によれば、シャッタ後
幕の走行による露光終了を、予め設けられているスイッ
チの検知出力を利用して検知し、このスイッチ出力が得
られた時にタイムモードによる露光開始で停止した電源
供給を次の撮影準備動作のために再開するようにしたた
め、タイムモードにおける露光中の電力消費を節減して
電池寿命を確保できることは勿論のこと、タイムモード
における露光完了後、必ず電源供給が自動的に再開され
ることでファインダ内での表示によ露出条件の確認やモ
ータ駆動とした時のミラーやレンズ絞りの初期状態への
復元、更にはフィルム巻上げ等の次の撮影に必要な準備
動作が撮影者による操作を必要とすることなく自動的に
行なわれ、タイムモードによる撮影を行なっても次の撮
影のための準備操作が不要てあることから、シャッタチ
ャンスを逃すことなくタイムモード以外のシャッタモー
ドを全く同様の撮影操作を行なうことができる。
また本発明によれば、長時間露光モード時において、
シャッタ開放時(露光時)には、負荷回路の給電動作だ
けでなく再起動回路への給電動作も禁止するよう構成し
たので、負荷回路のみの給電を禁止するものに比べて更
なる節電効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示した回路ブロック図、
第2図は第1図の実施例におけるタイムモード選択時の
スイッチ及び電源の状態を示したタイムチャート、第3
図は本発明の第2実施例を示した回路ブロック図、第4
図はタイムモードを有するカメラの概略図、第5図は従
来装置の説明図である。 25,75,80:電池 26:トランジスタ(電源制御用) 29:半押しスイッチ(電源スイッチ) 41:レリーズ回路 42,86:巻上げ完了スイッチ(露光終了検知用) 43,69,96:レリーズスイッチ 44:レリーズマグネット 45:測光回路 46:表示回路 47:スイッチ(タイムモードでオフ) 48:スイッチ(ミラー上昇でオン) 49:調時回路 51:トリガスイッチ 52:後幕マグネット 68,93:電源スイッチ 75:モータ駆動回路 74:レギュレータ 95:マイコン 98:第1マグネット 99:第2マグネット 100:駆動回路 101:情報回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を開放中のシャッタに使用者の手動
    操作に応じて閉鎖動作を行わしめることにより、所望の
    露光時間を得る長時間露出モードを設定可能であり、該
    長時間露光モード時には、露光開始に連動して、前記露
    光動作を行なうための露光機構部を初期状態に戻し、次
    の撮影駒をアパーチャに対向せしめるためにフィルム給
    送を行なうための駆動回路への、第1給電回路からの電
    源給電を停止するカメラの給電装置において、 前記第1給電回路による前記駆動回路への電源供給を再
    開せしめる再起動回路と、 前記再起動回路へ給電を行う第2給電回路と、 少なくとも露光期間中は機械的にオフ状態にあり、前記
    第2給電回路からの給電電力の前記再起動回路での電力
    消費を禁止せしめ、前記シャッタによる露光動作の終了
    に連動して機械的にオン状態となって、前記第2給電回
    路からの給電電力の前記再起動回路での電力消費を可能
    とするスイッチ手段と、 前記長時間露光モード設定時における露出期間中、前記
    第1給電回路から前記駆動回路への電源供給を停止し、
    前記スイッチ手段がオン状態になると前記第1給電回路
    から前記駆動回路への電源供給を再開するように前記第
    1給電回路を制御する制御回路とを有することを特徴と
    するカメラの給電装置。
  2. 【請求項2】前記長時間露光モードにおいて、前記制御
    回路は、前記駆動回路への給電を指示する電源スイッチ
    がオン状態にある時のみ、前記第1給電回路による前記
    駆動回路への給電動作を許可することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載のカメラの給電装置。
  3. 【請求項3】前記スイッチ手段のオン状態への状態変化
    に応じて、フィルムの巻き上げ動作を開始することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載のカメラの給電装
    置。
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