JPS631824Y2 - - Google Patents
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- JPS631824Y2 JPS631824Y2 JP18124981U JP18124981U JPS631824Y2 JP S631824 Y2 JPS631824 Y2 JP S631824Y2 JP 18124981 U JP18124981 U JP 18124981U JP 18124981 U JP18124981 U JP 18124981U JP S631824 Y2 JPS631824 Y2 JP S631824Y2
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- Japan
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- spool
- shaft
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- lock
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- 238000009987 spinning Methods 0.000 claims description 7
- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 description 6
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 5
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 240000005528 Arctium lappa Species 0.000 description 1
- 235000003130 Arctium lappa Nutrition 0.000 description 1
- 235000008078 Arctium minus Nutrition 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、スピニングリール、詳しくは、ドラ
ツグ機構をもち、該機構のドラツグつまみの操作
で、スプールのスプール軸に対する回転抵抗を調
整するごとくしたスピニングリールに関する。
ツグ機構をもち、該機構のドラツグつまみの操作
で、スプールのスプール軸に対する回転抵抗を調
整するごとくしたスピニングリールに関する。
一般に、此種リールにおいて、ドラツグ機構
は、釣つた魚の大きさや魚の引きに応じてスプー
ルに巻取る釣糸の巻上げ力を任意に調整して魚を
スムーズに釣上げるためのものであるが、スプー
ルのスプール軸に対する回転抵抗を無制限に大き
く調整するようにはできないのである。
は、釣つた魚の大きさや魚の引きに応じてスプー
ルに巻取る釣糸の巻上げ力を任意に調整して魚を
スムーズに釣上げるためのものであるが、スプー
ルのスプール軸に対する回転抵抗を無制限に大き
く調整するようにはできないのである。
そのため、従来、太い糸を使つて魚が釣れたと
き、強引して所謂ゴボウ抜き状に釣上げる釣り方
をしたくとも、強引により、スプールが、前記ド
ラツグ機構により付与する回転抵抗に打ち勝ち、
スプール軸に対し回転して釣糸が繰り出されてし
まい、強引すべく付与されたエネルギーが、釣糸
の繰り出しに消費されて、ゴボウ抜き状に釣上げ
できない問題があつた。
き、強引して所謂ゴボウ抜き状に釣上げる釣り方
をしたくとも、強引により、スプールが、前記ド
ラツグ機構により付与する回転抵抗に打ち勝ち、
スプール軸に対し回転して釣糸が繰り出されてし
まい、強引すべく付与されたエネルギーが、釣糸
の繰り出しに消費されて、ゴボウ抜き状に釣上げ
できない問題があつた。
しかして、本考案は、以上の問題を解消すべく
考案したもので、日的とする所は、ドラツグつま
みの操作で、スプールのスプール軸に対する回転
抵抗を調整できながら、しかも、スプールを、こ
の調整とは別途にスプール軸に対しロツクするこ
ともでき、ゴボウ抜き状に強引する釣上げを確実
に行なえるスピニングリールを提供する点にあ
る。
考案したもので、日的とする所は、ドラツグつま
みの操作で、スプールのスプール軸に対する回転
抵抗を調整できながら、しかも、スプールを、こ
の調整とは別途にスプール軸に対しロツクするこ
ともでき、ゴボウ抜き状に強引する釣上げを確実
に行なえるスピニングリールを提供する点にあ
る。
即ち、本考案は、ドラツグ機構をもち、該機構
のドラツグつまみの操作で、スプールのスプール
軸に対する回転抵抗を調整するごとくしたスピニ
ングリールであつて、前記スプールの胴部内周面
にロツク歯を設けると共に、前記スプール軸に固
定の支持体に前記ロツク歯に噛合う係止体を移動
可能に支持する一方、前記スプール軸の軸端部
に、前記係止体に対向するカム部をもつた操作軸
を設け、該操作軸の操作により、前記係止体を前
記ロツク歯に係脱自由とし、前記スプールをスプ
ール軸にロツクするロツク機構を形成したことを
特徴とするものである。
のドラツグつまみの操作で、スプールのスプール
軸に対する回転抵抗を調整するごとくしたスピニ
ングリールであつて、前記スプールの胴部内周面
にロツク歯を設けると共に、前記スプール軸に固
定の支持体に前記ロツク歯に噛合う係止体を移動
可能に支持する一方、前記スプール軸の軸端部
に、前記係止体に対向するカム部をもつた操作軸
を設け、該操作軸の操作により、前記係止体を前
記ロツク歯に係脱自由とし、前記スプールをスプ
ール軸にロツクするロツク機構を形成したことを
特徴とするものである。
以下、本考案リールの実施例を図面に基づいて
説明する。
説明する。
図面において、1は釣竿への取付脚1aをも
ち、前面に貫通孔1bをもつ中空のリール本体で
あり、2はこのリール本体1の側壁に支持するマ
スターギヤ3をもつたハンドル軸であり、4は前
記マスターギヤ3に噛合うピニオンギヤ5をも
ち、かつ、前記リール本体1の貫通孔1b部分に
回転自由に支持する筒軸であり、6はこの筒軸4
を介して前記リール本体1に前後方向に往復動自
由に支持するスプール軸である。
ち、前面に貫通孔1bをもつ中空のリール本体で
あり、2はこのリール本体1の側壁に支持するマ
スターギヤ3をもつたハンドル軸であり、4は前
記マスターギヤ3に噛合うピニオンギヤ5をも
ち、かつ、前記リール本体1の貫通孔1b部分に
回転自由に支持する筒軸であり、6はこの筒軸4
を介して前記リール本体1に前後方向に往復動自
由に支持するスプール軸である。
前記筒軸4は、一端がリール本体1内に突入
し、他端が外方に突出して、リール本体1内への
突入端部外周に前記ピニオンギヤ5を設け、外方
への突出端部外周にベールアームを備えた回転枠
7を固定している。
し、他端が外方に突出して、リール本体1内への
突入端部外周に前記ピニオンギヤ5を設け、外方
への突出端部外周にベールアームを備えた回転枠
7を固定している。
また、前記スプール軸6は、前記筒軸4を貫通
して、一端がリール本体1内に突入し、他端が外
方に突出して、前記リール本体1内への突入端
に、前記リール本体1の側壁に設けるガイド溝に
突入して、スプール軸6の回転を阻止し、軸方向
の移動のみを許すスライダー8を設け、外方への
突出部外周に、釣糸を捲回して収納保持する前周
壁9a、胴部9b、後周壁9cをもつたスプール
9を取付けている。
して、一端がリール本体1内に突入し、他端が外
方に突出して、前記リール本体1内への突入端
に、前記リール本体1の側壁に設けるガイド溝に
突入して、スプール軸6の回転を阻止し、軸方向
の移動のみを許すスライダー8を設け、外方への
突出部外周に、釣糸を捲回して収納保持する前周
壁9a、胴部9b、後周壁9cをもつたスプール
9を取付けている。
そして、前記スプール軸6の前端部に、前記ス
プール9における後周壁9cの外面に接当するフ
ランジ10aを後部にもち、小径部10bを前部
にもつた筒状の支持体10を固定して、この支持
体10の小径部10bには、前記スプール9のス
プール軸6に対する回転抵抗を調整するドラツグ
機構11を設けている。
プール9における後周壁9cの外面に接当するフ
ランジ10aを後部にもち、小径部10bを前部
にもつた筒状の支持体10を固定して、この支持
体10の小径部10bには、前記スプール9のス
プール軸6に対する回転抵抗を調整するドラツグ
機構11を設けている。
このドラツグ機構11は、前記スプール9の前
周壁9a外面に圧接する円板状の摩擦板12を、
前記支持体10の小径部10bに摺動自由に取付
けると共に、小径部10bの前端部に、前記摩擦
板12の前面を押圧するドラツグつまみ13を進
退自由に螺設して、該つまみ13の回転操作によ
り、つまみ13を進退させ、摩擦板12のスプー
ル9に対する押圧力を変えて、スプール9のスプ
ール軸6に対する回転抵抗を調整すべくしてい
る。
周壁9a外面に圧接する円板状の摩擦板12を、
前記支持体10の小径部10bに摺動自由に取付
けると共に、小径部10bの前端部に、前記摩擦
板12の前面を押圧するドラツグつまみ13を進
退自由に螺設して、該つまみ13の回転操作によ
り、つまみ13を進退させ、摩擦板12のスプー
ル9に対する押圧力を変えて、スプール9のスプ
ール軸6に対する回転抵抗を調整すべくしてい
る。
しかして、本考案は、以上のごとく構成するス
ピニングリールにおいて、前記スプール9の胴部
9b内周面にロツク歯14を設けると共に、前記
支持体10に前記ロツク歯14に噛合う係止体1
5を移動可能に支持する一方、前記スプール軸6
の軸端部に、前記係止体15に対向するカム部1
6をもつた操作軸17を設け、該操作軸17の操
作により、前記係止体15を前記ロツク歯14に
係脱自由とし、前記スプール9をスプール軸6に
ロツクするロツク機構18を形成したものであ
る。
ピニングリールにおいて、前記スプール9の胴部
9b内周面にロツク歯14を設けると共に、前記
支持体10に前記ロツク歯14に噛合う係止体1
5を移動可能に支持する一方、前記スプール軸6
の軸端部に、前記係止体15に対向するカム部1
6をもつた操作軸17を設け、該操作軸17の操
作により、前記係止体15を前記ロツク歯14に
係脱自由とし、前記スプール9をスプール軸6に
ロツクするロツク機構18を形成したものであ
る。
即ち、第1乃至第3図に示したものでは、前記
スプール軸6の前端部を小径にすると共に、操作
軸17の前端面から内方に挿通孔を設けて、該挿
通孔に前記スプール軸6の小径部を挿通させる。
スプール軸6の前端部を小径にすると共に、操作
軸17の前端面から内方に挿通孔を設けて、該挿
通孔に前記スプール軸6の小径部を挿通させる。
この挿通部は、前記支持体10の小径部10b
の基部との対向部とする。そして、該小径部10
bの基部周面の略四分の一を開口させ、かつ、該
開口に対向する前記操作軸17及びスプール軸6
の挿通部を、第3図に示すごとく略四分の一程削
除して、操作軸17に前記カム部16を形成す
る。
の基部との対向部とする。そして、該小径部10
bの基部周面の略四分の一を開口させ、かつ、該
開口に対向する前記操作軸17及びスプール軸6
の挿通部を、第3図に示すごとく略四分の一程削
除して、操作軸17に前記カム部16を形成す
る。
また、前記係止体15は、前記支持体10の開
口部及びその両側部に沿うごとく弧状に形成し、
その一端部に、前記ロツク歯14に噛合する歯を
設けるごとく成して、他端部を揺動可能な枢支手
段19により、支持体10の前端面に枢支する。
そして、この係止体15と前記操作軸17のカム
部16との間に板バネ20を介装する。この板バ
ネ20は、支持体10における小径部10bの開
口から、操作軸17及びスプール軸6の挿通部の
削除部内に弧状に入り込ませ、その基部を、支持
体10の小径部10bと係止体15の基部側との
間に介装させ、先端部を係止体15の歯側に接当
させる。また、前記枢支手段19には、支持体1
5を、前記ロツク歯14から離脱する方向に付勢
する弾機21を取付けるのである。
口部及びその両側部に沿うごとく弧状に形成し、
その一端部に、前記ロツク歯14に噛合する歯を
設けるごとく成して、他端部を揺動可能な枢支手
段19により、支持体10の前端面に枢支する。
そして、この係止体15と前記操作軸17のカム
部16との間に板バネ20を介装する。この板バ
ネ20は、支持体10における小径部10bの開
口から、操作軸17及びスプール軸6の挿通部の
削除部内に弧状に入り込ませ、その基部を、支持
体10の小径部10bと係止体15の基部側との
間に介装させ、先端部を係止体15の歯側に接当
させる。また、前記枢支手段19には、支持体1
5を、前記ロツク歯14から離脱する方向に付勢
する弾機21を取付けるのである。
また、前記操作軸17は、その前端部を、前記
ドラツグつまみ13を貫通させ、該貫通部に操作
つまみ22をねじ23により固定する。
ドラツグつまみ13を貫通させ、該貫通部に操作
つまみ22をねじ23により固定する。
尚、24は、ドラツグつまみ13と支持体10
の小径部10bとの螺合部を押圧して緩み止めを
行なうバネである。
の小径部10bとの螺合部を押圧して緩み止めを
行なうバネである。
しかして、以上の構成において、前記スプール
9のスプール軸6に対する回転抵抗を調整しうる
状態にしたいときには、前記操作軸17に操作力
を加えないのであり、この場合、第3図のごとく
係止体15が弾機21の押圧力によりロツク歯1
4から離脱させられ、従つて、スプール9は摩擦
板12、ドラツグつまみ13を介して、支持体1
0からスプール軸6に摩擦接続され、ドラツグつ
まみ13の操作で、摩擦板12とスプール9との
摩擦抵抗が変えられ、該抵抗に応じたスプール軸
6に対する回転抵抗に任意に調整できる。
9のスプール軸6に対する回転抵抗を調整しうる
状態にしたいときには、前記操作軸17に操作力
を加えないのであり、この場合、第3図のごとく
係止体15が弾機21の押圧力によりロツク歯1
4から離脱させられ、従つて、スプール9は摩擦
板12、ドラツグつまみ13を介して、支持体1
0からスプール軸6に摩擦接続され、ドラツグつ
まみ13の操作で、摩擦板12とスプール9との
摩擦抵抗が変えられ、該抵抗に応じたスプール軸
6に対する回転抵抗に任意に調整できる。
また、スプール9をスプール軸6に対し完全に
固定状態にしたいときには、操作軸17を第3図
の矢印のごとく回転操作するのであり、操作軸1
7のカム部16が板バネ20を介して係止体15
をロツク歯14に噛合させ、その結果、スプール
9は、ロツク機構18を介して、支持体10から
スプール軸6に固定される。
固定状態にしたいときには、操作軸17を第3図
の矢印のごとく回転操作するのであり、操作軸1
7のカム部16が板バネ20を介して係止体15
をロツク歯14に噛合させ、その結果、スプール
9は、ロツク機構18を介して、支持体10から
スプール軸6に固定される。
以上のごとく、操作つまみ22の操作により、
スプール9をスプール軸6に完全に固定したり、
スプール軸6に対する回転抵抗を調整しうる状態
にしたり、簡単に切換えできるのであり、しか
も、斯く切換えを行なうロツク機構18は、スプ
ール9の胴部9b内部の空間を利用して取付けで
きるので、外形寸法が大きくなるのを防止でき、
その上、前記ドラツグつまみ13と操作つまみ2
2とを、前方側に、直列状に一まとめに設けるご
とくしたので、リール本体1の側方には、前記両
つまみ13,22とも突出することがなく、全体
にコンパクトで、かつ操作の間違いがなく、容易
に前記切換えを行なえるのである。
スプール9をスプール軸6に完全に固定したり、
スプール軸6に対する回転抵抗を調整しうる状態
にしたり、簡単に切換えできるのであり、しか
も、斯く切換えを行なうロツク機構18は、スプ
ール9の胴部9b内部の空間を利用して取付けで
きるので、外形寸法が大きくなるのを防止でき、
その上、前記ドラツグつまみ13と操作つまみ2
2とを、前方側に、直列状に一まとめに設けるご
とくしたので、リール本体1の側方には、前記両
つまみ13,22とも突出することがなく、全体
にコンパクトで、かつ操作の間違いがなく、容易
に前記切換えを行なえるのである。
次に、第4図乃至第7図に示す実施例について
説明する。即ち、該実施例のものの第1乃至第3
図のものとの相違点は、主として、第1に、小径
部10bを分離し、かつ、フランジ10a後端面
まで延伸すべくして、その外周面にフランジ10
aをもつた大径部を嵌合させ、該大径部からスプ
ール軸6を貫通する孔25に固定軸(図示せず)
を嵌入させて一体化したこと、及び第2に、ロツ
ク機構18を以下のごとくしたことである。
説明する。即ち、該実施例のものの第1乃至第3
図のものとの相違点は、主として、第1に、小径
部10bを分離し、かつ、フランジ10a後端面
まで延伸すべくして、その外周面にフランジ10
aをもつた大径部を嵌合させ、該大径部からスプ
ール軸6を貫通する孔25に固定軸(図示せず)
を嵌入させて一体化したこと、及び第2に、ロツ
ク機構18を以下のごとくしたことである。
即ち、このロツク機構18は、前記小径部10
b及び操作軸17を、第5図のごとく操作軸17
の中心を通る一連の弧面が形成されるごとく削除
して、操作軸17にカム部16を形成する。ま
た、前記係止体15として、第1レバー26と第
2レバー27とを形成する。第1レバー26は、
小径部10bの前記削除部及びその両側部に亘り
対向するごとく弧状に形成して、該弧の中間部に
ロツク歯14に噛合する歯28を設け、基部を枢
支手段19により揺動自由に支持体10の前端面
に枢支させる。そして、この枢支手段19に、第
1レバー26を、ロツク歯14から離脱させるご
とく付勢する弾機29を設ける。また、第2レバ
ー27は、前記操作軸17、小径部10bの削除
した弧面に沿う接当面を持ち、第1レバー26に
重ねて、その遊端部に軸支して、弾機30により
第1レバー26に対し、前記弧面に圧接する方向
に付勢したものである。
b及び操作軸17を、第5図のごとく操作軸17
の中心を通る一連の弧面が形成されるごとく削除
して、操作軸17にカム部16を形成する。ま
た、前記係止体15として、第1レバー26と第
2レバー27とを形成する。第1レバー26は、
小径部10bの前記削除部及びその両側部に亘り
対向するごとく弧状に形成して、該弧の中間部に
ロツク歯14に噛合する歯28を設け、基部を枢
支手段19により揺動自由に支持体10の前端面
に枢支させる。そして、この枢支手段19に、第
1レバー26を、ロツク歯14から離脱させるご
とく付勢する弾機29を設ける。また、第2レバ
ー27は、前記操作軸17、小径部10bの削除
した弧面に沿う接当面を持ち、第1レバー26に
重ねて、その遊端部に軸支して、弾機30により
第1レバー26に対し、前記弧面に圧接する方向
に付勢したものである。
尚、第4図において、31は操作レバー17の
抜止部材、32は小径部10bの先端に螺設した
弾機33の支持部材、該弾機33はドラツグつま
み13と小径部10bとの螺合部を押圧する緩み
防止用バネ34,35は支持部材32の抜止部材
である。
抜止部材、32は小径部10bの先端に螺設した
弾機33の支持部材、該弾機33はドラツグつま
み13と小径部10bとの螺合部を押圧する緩み
防止用バネ34,35は支持部材32の抜止部材
である。
しかして、以上の構成において、前記スプール
9のスプール軸6に対する回転抵抗を調整しうる
状態にしたいときには、操作軸17に操作力を加
えないのであり、この場合、第5図のごとく第1
レバー26の歯28がロツク歯14から離脱さ
れ、前記ドラツグつまみ13の操作により、前記
回転抵抗を任意に調整できる。
9のスプール軸6に対する回転抵抗を調整しうる
状態にしたいときには、操作軸17に操作力を加
えないのであり、この場合、第5図のごとく第1
レバー26の歯28がロツク歯14から離脱さ
れ、前記ドラツグつまみ13の操作により、前記
回転抵抗を任意に調整できる。
次に、スプール9をスプール軸6に対し完全に
固定状態にしたいときには、操作軸17を第5図
の矢印のごとく回転操作するのであり、斯くする
ことにより、カム部16により第2レバー27を
介して第1レバー26の歯28がロツク歯14に
噛合される。所で、第1レバー26の歯28が斯
く噛合動作する際、第6図のごとくロツク歯14
の山に当つた場合、操作軸17の操作力は第2レ
バー27が弾機30の押圧力に抗して第1レバー
26に対し回動することにより吸収され、ロツク
歯14と第1レバー26との間に無理がかかるこ
とは全くないのであり、この状態で、スプール9
の若干の回動により第7図のごとく歯28がロツ
ク歯14に噛合される。
固定状態にしたいときには、操作軸17を第5図
の矢印のごとく回転操作するのであり、斯くする
ことにより、カム部16により第2レバー27を
介して第1レバー26の歯28がロツク歯14に
噛合される。所で、第1レバー26の歯28が斯
く噛合動作する際、第6図のごとくロツク歯14
の山に当つた場合、操作軸17の操作力は第2レ
バー27が弾機30の押圧力に抗して第1レバー
26に対し回動することにより吸収され、ロツク
歯14と第1レバー26との間に無理がかかるこ
とは全くないのであり、この状態で、スプール9
の若干の回動により第7図のごとく歯28がロツ
ク歯14に噛合される。
斯くのごとく、一番目の実施例の作用効果を発
揮できながら、前記係止体15を、ロツク歯14
に、常に無理なく噛合させられ、長期に亘つて高
性能を維持できる。
揮できながら、前記係止体15を、ロツク歯14
に、常に無理なく噛合させられ、長期に亘つて高
性能を維持できる。
つぎに、他の実施例を示す第8,第9図につい
て説明する。この実施例のものは、第4図のもの
とは、ロツク機構18として、係止体15を支持
体10に摺動自由に支持すべくした点が相違して
いる。即ち、このロツク機構18は、略直方形板
材の一側にロツク歯14に噛合う歯31を持ち、
かつ、中央部に前記小径部10bの逃し孔32を
持つごとく係止体15を形成すると共に、支持体
10の端面に、係止体15が摺動して歯31をロ
ツク歯14に係脱可能とした摺動溝33を形成す
る。そして、該摺動溝33内に係止体15を収納
し、背面から弾機34によりロツク歯14に係合
する方向に付勢する。そして、係止体15の中央
部に設けた逃し孔32の前記摺動方向後部を該方
向と直交する方向に直線状に形成する。
て説明する。この実施例のものは、第4図のもの
とは、ロツク機構18として、係止体15を支持
体10に摺動自由に支持すべくした点が相違して
いる。即ち、このロツク機構18は、略直方形板
材の一側にロツク歯14に噛合う歯31を持ち、
かつ、中央部に前記小径部10bの逃し孔32を
持つごとく係止体15を形成すると共に、支持体
10の端面に、係止体15が摺動して歯31をロ
ツク歯14に係脱可能とした摺動溝33を形成す
る。そして、該摺動溝33内に係止体15を収納
し、背面から弾機34によりロツク歯14に係合
する方向に付勢する。そして、係止体15の中央
部に設けた逃し孔32の前記摺動方向後部を該方
向と直交する方向に直線状に形成する。
そして、前記操作軸17の先端部を半割りして
カム部16を形成し、このカム部16を、前記係
止体15がロツク歯14に係止した時、逃し孔3
2の後端壁に接当すべく成すのである。尚、35
は係止体15の押え板である。
カム部16を形成し、このカム部16を、前記係
止体15がロツク歯14に係止した時、逃し孔3
2の後端壁に接当すべく成すのである。尚、35
は係止体15の押え板である。
斯くして、前記操作軸17を回転操作すること
により、カム部16と弾機34との作用により係
止体15を摺動溝33に沿つてロツク歯14に係
合する方向と、ロツク歯14から離脱する方向と
に摺動させられ、ロツク歯14に対する係止体1
5の係脱の切換えを確実に行なえるのである。
により、カム部16と弾機34との作用により係
止体15を摺動溝33に沿つてロツク歯14に係
合する方向と、ロツク歯14から離脱する方向と
に摺動させられ、ロツク歯14に対する係止体1
5の係脱の切換えを確実に行なえるのである。
さらに、他の実施例を示す第10,11図につ
いて説明する。
いて説明する。
この実施例のものも、ロツク機構18として、
係止体15を支持体10に摺動自由に支持すべく
したものであつて、第8,第9図のものと相違す
る点は、第1に係止体15として、一端に歯3
6、他端に作動部37をもつたものを2つ用いた
こと、第2に、支持体10の端面に摺動溝38を
平行に2つ設けて、係止体15,15を互いに反
対に向けて摺動自由に収納し、弾機39,39に
よりロツク歯14に噛合する方向に付勢し、か
つ、操作軸17に操作ピン40を、両側突出状に
固定して、2つのカム部16,16を形成し、こ
れらカム部16,16により、前記係止体15,
15の作動部37,37をそれぞれロツク歯14
方向に押圧作動すべくしたことである。尚、41
は支持体10に係止したバネ板で、操作ピン40
の2つの操作位置で、ピン先端部を保持させるも
のである。
係止体15を支持体10に摺動自由に支持すべく
したものであつて、第8,第9図のものと相違す
る点は、第1に係止体15として、一端に歯3
6、他端に作動部37をもつたものを2つ用いた
こと、第2に、支持体10の端面に摺動溝38を
平行に2つ設けて、係止体15,15を互いに反
対に向けて摺動自由に収納し、弾機39,39に
よりロツク歯14に噛合する方向に付勢し、か
つ、操作軸17に操作ピン40を、両側突出状に
固定して、2つのカム部16,16を形成し、こ
れらカム部16,16により、前記係止体15,
15の作動部37,37をそれぞれロツク歯14
方向に押圧作動すべくしたことである。尚、41
は支持体10に係止したバネ板で、操作ピン40
の2つの操作位置で、ピン先端部を保持させるも
のである。
斯くして、前記操作軸17を回転操作すること
により、操作ピン40両端のカム部16,16と
弾機39,39との作用により、係止体15,1
5を摺動溝38,38に沿つて互いに反対方向
に、ロツク歯14に係合する方向と、ロツク歯1
4から離脱する方向とに摺動させられ、ロツク歯
14に対する係止体15の係脱の切換えを確実に
行なえるのである。
により、操作ピン40両端のカム部16,16と
弾機39,39との作用により、係止体15,1
5を摺動溝38,38に沿つて互いに反対方向
に、ロツク歯14に係合する方向と、ロツク歯1
4から離脱する方向とに摺動させられ、ロツク歯
14に対する係止体15の係脱の切換えを確実に
行なえるのである。
以上のごとく、スプールの胴部内周面にロツク
歯を設けると共に、スプール軸に固定した支持体
に、前記ロツク歯に噛合う係合体を移動可能に支
持する一方、スプール軸の軸端部に、前記係止体
に対向するカム部をもつた操作軸を設け、該操作
軸の操作により、前記係止体、前記ロツク歯に係
脱自由とし、前記スプールをスプール軸にロツク
するロツク機構を形成したのであるから、該ロツ
ク機構を、スプールの胴部内の空間を有効に利用
して取付けでき、外形寸法が大きくなるのを防止
できるのであり、しかも、操作軸の操作によりロ
ツク歯に対する係止体の離脱と係止との切換えを
確実に行なえ、ひいてはドラツグつまみの操作
で、スプールのスプール軸に対する回転抵抗を調
整する状態と、スプールをスプール軸に対し固定
する状態とに容易に切換えでき、後者の状態に切
換えることにより、ゴボウ抜き状に強引する釣上
げを確実に行なえるのである。その上、スプール
の前端面側にドラツグつまみと操作軸の操作つま
みを一まとめにして取付けできるので、全体にコ
ンパクトで、かつ、これら両つまみの操作を間違
えずに容易に行なえるのである。
歯を設けると共に、スプール軸に固定した支持体
に、前記ロツク歯に噛合う係合体を移動可能に支
持する一方、スプール軸の軸端部に、前記係止体
に対向するカム部をもつた操作軸を設け、該操作
軸の操作により、前記係止体、前記ロツク歯に係
脱自由とし、前記スプールをスプール軸にロツク
するロツク機構を形成したのであるから、該ロツ
ク機構を、スプールの胴部内の空間を有効に利用
して取付けでき、外形寸法が大きくなるのを防止
できるのであり、しかも、操作軸の操作によりロ
ツク歯に対する係止体の離脱と係止との切換えを
確実に行なえ、ひいてはドラツグつまみの操作
で、スプールのスプール軸に対する回転抵抗を調
整する状態と、スプールをスプール軸に対し固定
する状態とに容易に切換えでき、後者の状態に切
換えることにより、ゴボウ抜き状に強引する釣上
げを確実に行なえるのである。その上、スプール
の前端面側にドラツグつまみと操作軸の操作つま
みを一まとめにして取付けできるので、全体にコ
ンパクトで、かつ、これら両つまみの操作を間違
えずに容易に行なえるのである。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
断面側面図、第2図はその要部拡大正面断面図、
第3図は第2図のA−A線を破断した断面図、第
4図は他の実施例を示す要部拡大正面断面図、第
5図乃至第7図は第4図のものの作動状態の説明
図、第8,第9図は他の実施例を示す要部の拡大
図で、第8図は正面断面図、第9図はそのB−B
線を破断した側面断面図、第10図は他の実施例
を示す要部拡大側面断面図、第11図は第10図
の係止体の斜視図である。 6……スプール軸、9……スプール、9b……
胴部、10……支持体、11……ドラツグ機構、
13……ドラツグつまみ、14……ロツク歯、1
5……係止体、16……カム部、17……操作
軸、18……ロツク機構。
断面側面図、第2図はその要部拡大正面断面図、
第3図は第2図のA−A線を破断した断面図、第
4図は他の実施例を示す要部拡大正面断面図、第
5図乃至第7図は第4図のものの作動状態の説明
図、第8,第9図は他の実施例を示す要部の拡大
図で、第8図は正面断面図、第9図はそのB−B
線を破断した側面断面図、第10図は他の実施例
を示す要部拡大側面断面図、第11図は第10図
の係止体の斜視図である。 6……スプール軸、9……スプール、9b……
胴部、10……支持体、11……ドラツグ機構、
13……ドラツグつまみ、14……ロツク歯、1
5……係止体、16……カム部、17……操作
軸、18……ロツク機構。
Claims (1)
- ドラツグ機構をもち、該機構のドラツグつまみ
の操作で、スプールのスプール軸に対する回転抵
抗を調整するごとくしたスピニングリールであつ
て、前記スプールの胴部内周面にロツク歯を設け
ると共に、前記スプール軸に固定の支持体に前記
ロツク歯に噛合う係止体を移動可能に支持する一
方、前記スプール軸の軸端部に、前記係止体に対
向するカム部をもつた操作軸を設け、該操作軸の
操作により、前記係止体を前記ロツク歯に係脱自
由とし、前記スプールをスプール軸にロツクする
ロツク機構を形成したことを特徴とするスピニン
グリール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18124981U JPS5885965U (ja) | 1981-12-04 | 1981-12-04 | スピニングリ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18124981U JPS5885965U (ja) | 1981-12-04 | 1981-12-04 | スピニングリ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5885965U JPS5885965U (ja) | 1983-06-10 |
JPS631824Y2 true JPS631824Y2 (ja) | 1988-01-18 |
Family
ID=29978554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18124981U Granted JPS5885965U (ja) | 1981-12-04 | 1981-12-04 | スピニングリ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5885965U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4870101B2 (ja) * | 2008-02-12 | 2012-02-08 | グローブライド株式会社 | 魚釣用スピニングリール |
JP5112284B2 (ja) * | 2008-12-26 | 2013-01-09 | グローブライド株式会社 | 釣り用スプール |
JP7032225B2 (ja) * | 2018-04-26 | 2022-03-08 | シマノコンポネンツ マレーシア エスディーエヌ.ビーエッチディー. | 釣り用リールのトルク制限装置、及びスピニングリール |
-
1981
- 1981-12-04 JP JP18124981U patent/JPS5885965U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5885965U (ja) | 1983-06-10 |
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