JPS6318065A - 真空蒸着装置 - Google Patents
真空蒸着装置Info
- Publication number
- JPS6318065A JPS6318065A JP16204986A JP16204986A JPS6318065A JP S6318065 A JPS6318065 A JP S6318065A JP 16204986 A JP16204986 A JP 16204986A JP 16204986 A JP16204986 A JP 16204986A JP S6318065 A JPS6318065 A JP S6318065A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- crucible
- wire
- strip
- vacuum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000001771 vacuum deposition Methods 0.000 title abstract 5
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 87
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 87
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 claims abstract description 27
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 claims abstract description 22
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 claims description 25
- 230000008021 deposition Effects 0.000 claims description 20
- 238000007738 vacuum evaporation Methods 0.000 claims description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 abstract description 8
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 19
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 10
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 10
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 10
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 8
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 8
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 6
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N Zinc Chemical compound [Zn] HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 5
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 5
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 5
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 5
- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000011701 zinc Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 2
- ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N Molybdenum Chemical compound [Mo] ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- -1 aluminum and zinc Chemical class 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 239000003292 glue Substances 0.000 description 1
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011733 molybdenum Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000005554 pickling Methods 0.000 description 1
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 description 1
- 230000008016 vaporization Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明は、銅帯のような帯板の表面に、金属皮膜を連
続的に真空蒸着するための装置に関するものである。
続的に真空蒸着するための装置に関するものである。
例えば、銅帯の表面に亜鉛やアルミニウムのような金属
皮膜を連続的に真空蒸着するための装置として、銅帯が
連続的に通過する真空槽と、真空槽内に配置された蒸着
用金属を収容するためのるつぼと、るつぼ内の蒸着用金
属を加熱して蒸発させるための、るつほに設けられた加
熱ヒータとからなる真空蒸着装置が知られている。
皮膜を連続的に真空蒸着するための装置として、銅帯が
連続的に通過する真空槽と、真空槽内に配置された蒸着
用金属を収容するためのるつぼと、るつぼ内の蒸着用金
属を加熱して蒸発させるための、るつほに設けられた加
熱ヒータとからなる真空蒸着装置が知られている。
るつぼ内の蒸着用金属は、加熱ヒータによって加熱され
て蒸発し、蒸発した蒸着用金属の金属分子が真空槽内を
連続的に通過する銅帯の表面に付着して、銅帯の表面に
前記蒸着用金属の薄い皮堕が連続的に形成される。
て蒸発し、蒸発した蒸着用金属の金属分子が真空槽内を
連続的に通過する銅帯の表面に付着して、銅帯の表面に
前記蒸着用金属の薄い皮堕が連続的に形成される。
しかしながら、蒸着用金属が例えばチタンやシリコンの
ような高融点の金属の場合には、上述した従来の装置で
は、るつぼ内の蒸着用金属を十分に加熱して蒸発させる
ことができず、且つ、蒸発した金属分子を銅帯の表面に
強固に密着させることができない。更に、従来の装置は
、真空槽内のるつぼに、真空槽の真空度を低下させるこ
となく、蒸着用金属を連続的に供給することができない
。
ような高融点の金属の場合には、上述した従来の装置で
は、るつぼ内の蒸着用金属を十分に加熱して蒸発させる
ことができず、且つ、蒸発した金属分子を銅帯の表面に
強固に密着させることができない。更に、従来の装置は
、真空槽内のるつぼに、真空槽の真空度を低下させるこ
となく、蒸着用金属を連続的に供給することができない
。
このようなことから、アルミニウムや亜鉛のような低融
点の金属は勿論、チタンやシリコンのような高融点の金
属でも、銅帯のような帯板の表面に連続的に且つ高い密
着力で真空蒸着することが、でき、且つ、真空槽内のる
つぼに、真空槽の真空度を低下させることなく、蒸着用
金属を連続的に供給することができる装置の開発が強く
望まれているが、かかる装置は、まだ提案されていない
。
点の金属は勿論、チタンやシリコンのような高融点の金
属でも、銅帯のような帯板の表面に連続的に且つ高い密
着力で真空蒸着することが、でき、且つ、真空槽内のる
つぼに、真空槽の真空度を低下させることなく、蒸着用
金属を連続的に供給することができる装置の開発が強く
望まれているが、かかる装置は、まだ提案されていない
。
従って、この発明の目的は、銅帯のような帯板の表面に
、アルミニウムや亜鉛のような低融点の金属は勿論、チ
タンやシリコンのような高融点の金属でも、連続的に且
つ高い密着力で真空蒸着し、且つ、真空槽の真空度を低
下させることなく、蒸着用金属を連続的に真空槽内のる
つばに供給するための装置を提供することにある。
、アルミニウムや亜鉛のような低融点の金属は勿論、チ
タンやシリコンのような高融点の金属でも、連続的に且
つ高い密着力で真空蒸着し、且つ、真空槽の真空度を低
下させることなく、蒸着用金属を連続的に真空槽内のる
つばに供給するための装置を提供することにある。
この発明は、帯板が連続的に通過する真空槽と、前記真
空槽内を通過する前記帯板の下方に設けられた、ワイヤ
状蒸着用金属を収容するためのるつぼと、前記るつぼ内
に前記ワイヤ状蒸着用金属を連続的に供給するためのワ
イヤ状蒸着用金属供給手段と、前記るつぼ内に収容され
た前記ワイヤ状蒸着用金属に電子ビームを当て、前記ワ
イヤ状蒸着用金属を加熱して蒸発させるための、前記真
空槽に取り付けられた電子ビーム銃と、前記電子ビーム
銃からの電子ビームによシ前記ワイヤ状蒸着用金属から
蒸発した金属分子を原子と電子とに電離させるだめの、
前記るつぼの上方に設けられた電極と、前記電極と前記
ワイヤ状蒸着用金属との間に電圧を印加するための第1
電源と、前記帯板に負の極性を付与するための第2電源
とからなることに特徴を有するものである。
空槽内を通過する前記帯板の下方に設けられた、ワイヤ
状蒸着用金属を収容するためのるつぼと、前記るつぼ内
に前記ワイヤ状蒸着用金属を連続的に供給するためのワ
イヤ状蒸着用金属供給手段と、前記るつぼ内に収容され
た前記ワイヤ状蒸着用金属に電子ビームを当て、前記ワ
イヤ状蒸着用金属を加熱して蒸発させるための、前記真
空槽に取り付けられた電子ビーム銃と、前記電子ビーム
銃からの電子ビームによシ前記ワイヤ状蒸着用金属から
蒸発した金属分子を原子と電子とに電離させるだめの、
前記るつぼの上方に設けられた電極と、前記電極と前記
ワイヤ状蒸着用金属との間に電圧を印加するための第1
電源と、前記帯板に負の極性を付与するための第2電源
とからなることに特徴を有するものである。
次に、この発明を図面を参照しながら説明する。
第1図はこの発明の装置の一実施態様を示す概略垂直断
面図、第2図は第1図のA−A線矢視図である。第1図
および第2図に示すように、真空槽2は水平な短円筒状
に形成されておシ、その側部には帯板人口3が、そして
、その上部には帯板出口4が設けられている。帯板人口
3および帯板出口4の各々にはゲート5が開閉自在に取
り付けられている。真空槽2内は図示しない真空ポンプ
によって、約10−”l’orrの高真空に保たれてい
る。
面図、第2図は第1図のA−A線矢視図である。第1図
および第2図に示すように、真空槽2は水平な短円筒状
に形成されておシ、その側部には帯板人口3が、そして
、その上部には帯板出口4が設けられている。帯板人口
3および帯板出口4の各々にはゲート5が開閉自在に取
り付けられている。真空槽2内は図示しない真空ポンプ
によって、約10−”l’orrの高真空に保たれてい
る。
6は真空槽2の一方の側面に設けられた扉である。
真空槽2内の上部には、帯板人口3を通って真空室2内
に水平に導かれた例えば銅帯のような帯板1の移動方向
を、帯板出口4に向けて上方に変えるためのガイドロー
ラ7が設けられている。ガイドローラフの内周面は、循
環する水によって常時冷却されている。
に水平に導かれた例えば銅帯のような帯板1の移動方向
を、帯板出口4に向けて上方に変えるためのガイドロー
ラ7が設けられている。ガイドローラフの内周面は、循
環する水によって常時冷却されている。
真空槽2内の下部には、ワイヤ状蒸着用金属21を収容
するためのるつぼ8が、絶縁碍子9を介して取り付けら
れている。
するためのるつぼ8が、絶縁碍子9を介して取り付けら
れている。
真空槽2の上部には、るつぼ8内に収容されているワイ
ヤ状蒸着用金属21に向けて電子ビームを当て、ワイヤ
状蒸着用金属21を加熱して蒸発させるための、電子ビ
ーム銃10が取シ付けられている。電子ビーム銃10か
らの電子ビームが、るつぼ8内のワイヤ′状蒸着用金属
21の表面を走査して、ワイヤ状蒸着用金属21を平均
に加熱するために、電子ビーム銃10の先端には、偏向
コイル(図示せず)が取り付けられている。
ヤ状蒸着用金属21に向けて電子ビームを当て、ワイヤ
状蒸着用金属21を加熱して蒸発させるための、電子ビ
ーム銃10が取シ付けられている。電子ビーム銃10か
らの電子ビームが、るつぼ8内のワイヤ′状蒸着用金属
21の表面を走査して、ワイヤ状蒸着用金属21を平均
に加熱するために、電子ビーム銃10の先端には、偏向
コイル(図示せず)が取り付けられている。
真空槽2内のるつぼ8の上方には、例えばモリブデン製
の電極11が設けられている。電極11とるつぼ8との
間には、電極11と、るつぼ8内の蒸着用金属21との
間に電圧を印加するための第1電源12が設けられてい
る。蒸発したワイヤ状蒸着用金属21の金属分子は、電
極11とるつぼ8内のワイヤ状蒸着用金属21との間に
発生したアークによって、原子と電子とに電離する。1
3は、真空槽2に取り付けられたガイド°ローラ7を介
して、帯板1に負の極性を付与するための第2電源であ
る。真空槽2内を通過する帯板1は、ガイド°ローラ7
と接触することによって負の極性が付与され、従って、
電離した正の電荷をもつ金属の原子は、帯板lの表面に
電気的に吸着される。
の電極11が設けられている。電極11とるつぼ8との
間には、電極11と、るつぼ8内の蒸着用金属21との
間に電圧を印加するための第1電源12が設けられてい
る。蒸発したワイヤ状蒸着用金属21の金属分子は、電
極11とるつぼ8内のワイヤ状蒸着用金属21との間に
発生したアークによって、原子と電子とに電離する。1
3は、真空槽2に取り付けられたガイド°ローラ7を介
して、帯板1に負の極性を付与するための第2電源であ
る。真空槽2内を通過する帯板1は、ガイド°ローラ7
と接触することによって負の極性が付与され、従って、
電離した正の電荷をもつ金属の原子は、帯板lの表面に
電気的に吸着される。
るつぼ8の上方には、るつぼ8円から蒸発した金属分子
が帯板1以外の部分に付着することを防止するための遮
蔽壁15が設けられている。遮蔽壁15の上端には、帯
板lの下面に対する蒸着用金属の原子の付着量を調整す
るためのシャッタ14が設けられている。
が帯板1以外の部分に付着することを防止するための遮
蔽壁15が設けられている。遮蔽壁15の上端には、帯
板lの下面に対する蒸着用金属の原子の付着量を調整す
るためのシャッタ14が設けられている。
16は帯板1を巻戻すためのアンコイラである。
アンコイラ16と真空槽2の帯板人口3とは、入側ダク
ト17によって接続されている。入側ダクト17内には
、帯板1を予め加熱するための加熱用コイル18が設け
られている。19は真空蒸着された帯板1を巻取るため
のコインである。真空槽2の帯板出口4とコイン19と
の間は、出側ダクト20によって接続されている。
ト17によって接続されている。入側ダクト17内には
、帯板1を予め加熱するための加熱用コイル18が設け
られている。19は真空蒸着された帯板1を巻取るため
のコインである。真空槽2の帯板出口4とコイン19と
の間は、出側ダクト20によって接続されている。
ワイヤ状蒸着用金属供給手段22は、ワイヤ状蒸着用金
属21が巻かれている、真空槽2の外に設けられたリー
ル23と、リール23を収容する容器24と、容器24
内のワイヤ状蒸着用金属21を真空槽2内のるつぼ8に
導くための、真空槽2に取り付けられた案内管25とか
らなっている。
属21が巻かれている、真空槽2の外に設けられたリー
ル23と、リール23を収容する容器24と、容器24
内のワイヤ状蒸着用金属21を真空槽2内のるつぼ8に
導くための、真空槽2に取り付けられた案内管25とか
らなっている。
26は案内管25内に設けられた、ワイヤ状蒸着用金属
21の送りローラ、27はガイド90−ラである。容器
24内のり−ル23に巻かれているワイヤ状蒸着用金属
21は、図示しない駆動手段によって送りローラ26を
回転させることにより、案内管25を通ってるつぼ8内
に連続的に供給される。
21の送りローラ、27はガイド90−ラである。容器
24内のり−ル23に巻かれているワイヤ状蒸着用金属
21は、図示しない駆動手段によって送りローラ26を
回転させることにより、案内管25を通ってるつぼ8内
に連続的に供給される。
図示の例では、ワイヤ状蒸着用金属供給手段22は、電
子ビーム銃10の下方に位置して取り付けられているが
、その取り付は位置は任意に選ぶことができる。
子ビーム銃10の下方に位置して取り付けられているが
、その取り付は位置は任意に選ぶことができる。
予め酸洗等によって表面が清浄化きれた帯板1は、アン
コイラ16によって巻戻され、入側ダク7一 )17、真空槽2および出側ダクト20を連続的に移動
し、コイン19によって巻取られる。このように移動す
る帯板1は、入側ダクト17内に設けられた加熱用コイ
ル18によって、300乃至500℃の温度に加熱され
る。一方、るつぼ8内に供給されたワイヤ状蒸着用金属
21は、電子ビーム銃10からの電子ビームにより加熱
されて蒸発する。蒸発した蒸着用金属21の金属分子は
、電極11と蒸着用金属21との間に発生したアークに
よって、原子と電子とに電離する。このようにして電離
した原子は、ガイドローラ7を介して第2電源13の負
極側に接続されている帯板1の下面に電気的に吸引され
て付着する。かくして、帯板1の下面に2乃至5ミクロ
ンの厚さの蒸着用金属の皮膜が形成される。蒸着用金属
の皮膜が形成された帯板lは、出側ダク)20を通り、
コイン19に巻き取られる。
コイラ16によって巻戻され、入側ダク7一 )17、真空槽2および出側ダクト20を連続的に移動
し、コイン19によって巻取られる。このように移動す
る帯板1は、入側ダクト17内に設けられた加熱用コイ
ル18によって、300乃至500℃の温度に加熱され
る。一方、るつぼ8内に供給されたワイヤ状蒸着用金属
21は、電子ビーム銃10からの電子ビームにより加熱
されて蒸発する。蒸発した蒸着用金属21の金属分子は
、電極11と蒸着用金属21との間に発生したアークに
よって、原子と電子とに電離する。このようにして電離
した原子は、ガイドローラ7を介して第2電源13の負
極側に接続されている帯板1の下面に電気的に吸引され
て付着する。かくして、帯板1の下面に2乃至5ミクロ
ンの厚さの蒸着用金属の皮膜が形成される。蒸着用金属
の皮膜が形成された帯板lは、出側ダク)20を通り、
コイン19に巻き取られる。
この発明の装置において、るっは8内の蒸着用金属21
の加熱は、上述したように、電子ビーム銃10からの高
エネルギーを有する電子ビームによって行なわれるので
、チタンやシリコンのような高融点の金属であっても、
容易に蒸発させることができる。そして、蒸発した金属
分子を、電極11とるつぼ8内の蒸着用金属21との間
に発生させたアークによって電離し、電離した原子を負
の極性をもつ帯板1の下面に電気的に吸着させているの
で、帯板1の下面に効率的に且つ高い密着力で金属皮膜
を形成させることができ、且つ、真空槽2の真空度をそ
れほど高めなくても済む前述のように、この発明におい
ては、るつぼ8内への蒸着用金属の供給が、ワイヤによ
って、その減少に見合った量だけ連続的に行なわれる。
の加熱は、上述したように、電子ビーム銃10からの高
エネルギーを有する電子ビームによって行なわれるので
、チタンやシリコンのような高融点の金属であっても、
容易に蒸発させることができる。そして、蒸発した金属
分子を、電極11とるつぼ8内の蒸着用金属21との間
に発生させたアークによって電離し、電離した原子を負
の極性をもつ帯板1の下面に電気的に吸着させているの
で、帯板1の下面に効率的に且つ高い密着力で金属皮膜
を形成させることができ、且つ、真空槽2の真空度をそ
れほど高めなくても済む前述のように、この発明におい
ては、るつぼ8内への蒸着用金属の供給が、ワイヤによ
って、その減少に見合った量だけ連続的に行なわれる。
従って、るつぼ内への蒸着用金属の供給を、スジラッシ
ュ杏等が発生することなく、円滑に行なうことができる
。しかも、ワイヤ状蒸着用金属21は、真空槽2に取シ
付けられた容器24内に収容され、案内管25を通って
るつぼ8内に供給されるから、供給に当って、真空槽2
の真空度が低下することはない。
ュ杏等が発生することなく、円滑に行なうことができる
。しかも、ワイヤ状蒸着用金属21は、真空槽2に取シ
付けられた容器24内に収容され、案内管25を通って
るつぼ8内に供給されるから、供給に当って、真空槽2
の真空度が低下することはない。
なお、遮蔽壁15の帯板1に近接する上端には、シャッ
タ14が設けられているので、その開度を調節すること
によシ、帯板lに蒸着する金属皮膜の膜厚を制御するこ
とができ、また、帯板1が真空槽2内を通らないときに
は、シャッタ14を閉じることによって、ガイドローラ
フに対する蒸発金属の付着を防止することができる。
タ14が設けられているので、その開度を調節すること
によシ、帯板lに蒸着する金属皮膜の膜厚を制御するこ
とができ、また、帯板1が真空槽2内を通らないときに
は、シャッタ14を閉じることによって、ガイドローラ
フに対する蒸発金属の付着を防止することができる。
以上述べたように、この発明の装置によれば、銅帯のよ
うな帯板の表面に、アルミニウムや亜鉛のような低融点
の金属は勿論、チタンやシリコンのような高融点の金属
でも、連続的に且つ高い密着力で金属皮膜を蒸着するこ
とができ、且つ、るつぼ内への蒸着用金属の供給を連続
的に且つ真空槽の真空度を下げることなく、行なうこと
ができる等、工業上多くの優れた効果がもたらされる。
うな帯板の表面に、アルミニウムや亜鉛のような低融点
の金属は勿論、チタンやシリコンのような高融点の金属
でも、連続的に且つ高い密着力で金属皮膜を蒸着するこ
とができ、且つ、るつぼ内への蒸着用金属の供給を連続
的に且つ真空槽の真空度を下げることなく、行なうこと
ができる等、工業上多くの優れた効果がもたらされる。
第1図はこの発明の装置の一実施態様を示す概略垂直断
面図、第2図は第1図のA−A線矢視図である。図面に
おいて、 1・・・帯板 2・・・真空槽3・・・帯板
人口 4・・・帯板出口5・・・ゲート6・・・
扉 7・・・ガイドローラ 8・・・るつぼ9・・・碍
子 10・・・電子ビーム銃11・・・電極
12・・・第1電源13・・・第2電源
14・・・シャッタ15・・・遮蔽壁 16・
・・アンコイラ17・・・入側ダクト 18・・・加
熱用コイル19・・・コイラ 20・・・出側ダ
クト21・・・ワイヤ状蒸着用金属 22・・・ワイヤ状蒸着用金属供給手段23・・・リー
ル 24・・・容器25・・・案内管 2
6・・・送りローラ27・・・ガイドローラ。
面図、第2図は第1図のA−A線矢視図である。図面に
おいて、 1・・・帯板 2・・・真空槽3・・・帯板
人口 4・・・帯板出口5・・・ゲート6・・・
扉 7・・・ガイドローラ 8・・・るつぼ9・・・碍
子 10・・・電子ビーム銃11・・・電極
12・・・第1電源13・・・第2電源
14・・・シャッタ15・・・遮蔽壁 16・
・・アンコイラ17・・・入側ダクト 18・・・加
熱用コイル19・・・コイラ 20・・・出側ダ
クト21・・・ワイヤ状蒸着用金属 22・・・ワイヤ状蒸着用金属供給手段23・・・リー
ル 24・・・容器25・・・案内管 2
6・・・送りローラ27・・・ガイドローラ。
Claims (1)
- 帯板が連続的に通過する真空槽と、前記真空槽内を通過
する前記帯板の下方に設けられた、ワイヤ状蒸着用金属
を収容するためのるつぼと、前記るつぼ内に前記ワイヤ
状蒸着用金属を連続的に供給するためのワイヤ状蒸着用
金属供給手段と、前記るつぼ内に収容された前記ワイヤ
状蒸着用金属に電子ビームを当て、前記ワイヤ状蒸着用
金属を加熱して蒸発させるための、前記真空槽に取り付
けられた電子ビーム銃と、前記電子ビーム銃からの電子
ビームにより前記ワイヤ状蒸着用金属から蒸発した金属
分子を原子と電子とに電離させるための、前記るつぼの
上方に設けられた電極と、前記電極と前記ワイヤ状蒸着
用金属との間に電圧を印加するための第1電源と、前記
帯板に負の極性を付与するための第2電源とからなるこ
とを特徴とする真空蒸着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16204986A JPS6318065A (ja) | 1986-07-11 | 1986-07-11 | 真空蒸着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16204986A JPS6318065A (ja) | 1986-07-11 | 1986-07-11 | 真空蒸着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6318065A true JPS6318065A (ja) | 1988-01-25 |
Family
ID=15747121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16204986A Pending JPS6318065A (ja) | 1986-07-11 | 1986-07-11 | 真空蒸着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6318065A (ja) |
-
1986
- 1986-07-11 JP JP16204986A patent/JPS6318065A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2423729A (en) | Vaporization of substances in a vacuum | |
US3183563A (en) | Apparatus for continuous foil production by vapor deposition | |
US4233937A (en) | Vapor deposition coating machine | |
US3971334A (en) | Coating device | |
JP2005146401A (ja) | 巻取式真空蒸着方法及び巻取式真空蒸着装置 | |
US4740385A (en) | Apparatus for producing coils from films of insulating material, conductively coated in a vacuum | |
US4140546A (en) | Method of producing a monocrystalline layer on a substrate | |
US4587135A (en) | Process for producing metallic coatings | |
US5258074A (en) | Evaporation apparatus comprising film substrate voltage applying means and current measurement means | |
GB1425095A (en) | Process for feeding an evaporation bath | |
JPH09170072A (ja) | 蒸発させようとする材料を収容するための、真空室に配置された坩堝を備えた真空被覆装置 | |
US4933065A (en) | Apparatus for applying dielectric or metallic materials | |
JPS6318065A (ja) | 真空蒸着装置 | |
JP2825931B2 (ja) | ステンレススチールストリップの連続エッチングおよびアルミニウム鍍金法およびその装置 | |
JPS6320464A (ja) | 真空蒸着装置 | |
JPS6318061A (ja) | 真空蒸着方法 | |
JPS6320465A (ja) | 真空蒸着装置 | |
JPS6318060A (ja) | 真空蒸着方法 | |
JPS6318066A (ja) | 真空蒸着装置 | |
JPS6318062A (ja) | 真空蒸着方法 | |
JPS6318058A (ja) | 真空蒸着装置 | |
JP3901336B2 (ja) | イオンプレーティング装置の運転方法 | |
JPS6318059A (ja) | 真空蒸着方法 | |
JPS6318064A (ja) | 真空蒸着方法 | |
JPS6318063A (ja) | 真空蒸着方法 |