JPS6317742Y2 - - Google Patents

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JPS6317742Y2
JPS6317742Y2 JP2150782U JP2150782U JPS6317742Y2 JP S6317742 Y2 JPS6317742 Y2 JP S6317742Y2 JP 2150782 U JP2150782 U JP 2150782U JP 2150782 U JP2150782 U JP 2150782U JP S6317742 Y2 JPS6317742 Y2 JP S6317742Y2
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JP
Japan
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gear
sun gear
display device
steering wheel
pointer
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JP2150782U
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JPS58126271U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車輛の操向車輪の角度を運転者に表
示するための操向車輪角度表示装置、更に詳しく
は、静止目盛板と協働して表示器を構成する回転
指針にステアリングシヤフトの回転を機械的伝動
機構によつて伝動する型の操向車輪角度表示装置
に関する。
当業者には周知の如く、運転者は操向車輪を直
進状態にせしめることなく、右又は左に偏向せし
めた状態で車輛を停止せしめることが少なくな
い。かような場合、車輛を再発進する際に運転者
が操向車輪の状態を正しく認識することなく再発
進せしめると、車輛が意図しない方向へ進行し脱
輪等の事故が発生する恐れがある。
そこで、かような問題を解消するために操向車
輪の角度を表示するための操向車輪角度表示装置
が提案されている(例えば、実開昭54−128221号
公報に開示されている)。
しかし、従来の操向車輪角度表示装置は十分に
満足なものではなく、(イ)高い減速比を得るには装
置全体が大型化する、(ロ)装置の取付けが比較的困
難である、等の問題が存在する。
本考案は上記事実に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、ステアリングシヤフトの外側に
装着するのみで容易に取付けることができ、しか
も、狭いスペースで高い減速比を得ることができ
る簡単な構造の操向車輪角度表示装置を提供する
ことである。
本考案によれば、静止目盛板と、該静止目盛板
と協働して表示器を構成する回転指針と、ステア
リングシヤフトと該指針との間に介在されて該ス
テアリングシヤフトの回転を該指針に伝達する、
表示装置ハウジング内に収容された機械的伝動機
構とを具備する操向車輪角度表示装置において;
該機械的伝動機構は、ステアリングシヤフトの回
転に伴なつて回動せしめられる第1の歯車と、該
第1の歯車に回転自在に固定された遊星歯車と、
該遊星歯車に噛合する固定された第1の太陽歯車
と、該遊星歯車に噛合すると共に該第1の太陽歯
車に対して回動自在に配設され、該第1の太陽歯
車の歯数と異なる歯数を有する第2の太陽歯車と
を有し、該第2の太陽歯車に該指針の基部が固定
されていることを特徴とする操向車輪角度表示装
置が提供される。
以下、本考案に従つて構成された操向車輪角度
表示装置の一具体例を図示する添付図面を参照し
て、更に詳細に説明する。
第1図において、全体を番号2で示す図示の操
向車輪角度表示装置は、略円筒形状の合成樹脂で
形成された表示装置ハウジング4を具備してい
る。
この表示装置ハウジング4のフランジ部6は、
ステー部材8と共にボルトとナツトの組合せ等の
手段によつて、ステアリングコラムハウジング1
0の側部(運転席から見てステアリングコラムハ
ウジング10の上側面)に固定されている。この
ステアリングコラムハウジング10内にはステア
リングシヤフト12が収容されており、ステアリ
ングシヤフト12の上端部には環状のステアリン
グホイール(図示せず)が固定され、他方、この
ステアリングシヤフト12の下端部は操向歯車機
構(図示せず)に連結されている。このステアリ
ングシヤフト12には、ステアリングシヤフト1
2の回転を操向車輪角度表示装置2の機械的伝動
機構(後述する)に伝達するための歯車13がボ
ルト等の手段により固定されている。
上述した表示装置ハウジング4には、ステアリ
ングシヤフト12の回転を減速するための機械的
伝動機構14と、操向車輪(図示せず)の角度を
表示するための表示器16とが装着されている。
この機械的伝動機構14は、第1の歯車18、
遊星歯車20、第1の太陽歯車22及び第2の太
陽歯車24から構成されている。第1の太陽歯車
22は、そのボス部22aの一端がかしめ等の手
段によつてステー部材8に固定されており、この
ボス部22aに、第1の太陽歯車22の中心軸線
lがその中心軸線となるように第1の歯車18が
回転自在に装着されている。第1の歯車18の側
面の所定の位置には、遊星軸26の一端がかしめ
等の手段によつて固定されており、この遊星軸2
6に遊星歯車20が回転自在に装着されている。
遊星軸26の他端部には、円板状の端板28が設
けられ、この端板28はE−リング30によつて
回転可能に装着されている。この端板28は、遊
星歯車20と第2の太陽歯車24との噛合状態が
外れないように設けられている。上述した第1の
太陽歯車22のボス部22aと反対側のボス部2
2bには、その中心軸線lに沿つて延びる孔32
が形成され、この孔に第2の太陽歯車24の軸部
24aが挿入されている。従つて、この第2の太
陽歯車24は、その中心軸線が第1の太陽歯車2
2の中心軸線lと同一となるようにこの第1の太
陽歯車22に回転自在に装着されている。そし
て、第1の歯車18はステアリングシヤフト12
の歯車13に噛合され、また第1の太陽歯車22
及び第2の太陽歯車24は、夫々、遊星歯車に噛
合されている。
上述した構成を有する機械的伝達機構14にお
いては、第1の歯車14が回動せしめられると、
遊星歯車20が遊星軸26を中心に回動しながら
第1の太陽歯車22の回りを回転し、これによつ
て第2の太陽歯車24が回動せしめられる。
尚、この機械的伝動機構14において減速作用
を行うためには、第1の太陽歯車22と第2の太
陽歯車24の歯数を僅かに異ならしめる(図示の
具体例においては、第1の太陽歯車22の歯数が
第2の太陽歯車24の歯数より多くする)ことが
重要である。
他方、表示器16は、静止目盛板32と回転指
針34から構成されている。静止目盛板32は、
表示装置ハウジング4の上面に接着剤等により貼
付されており、そして静止目盛板32の上部に回
転指針34が配設されている。回転指針34は、
静止目盛板32と協働して表示器を構成する針部
34aと、この針部34aと一体に形成された基
部34bとを有し、この基部34bが表示装置ハ
ウジング4の上面を貫通して上記第2の太陽歯車
24の軸部24aと反対側の軸部22bに固定さ
れている。表示装置ハウジング4の上面には、更
に、静止目盛板32及び回転指針34を覆うよう
に透明材料で構成されたカバー36が接着剤等に
より装着されている。
次に、上述した通りの本考案に従つて構成され
た操向車輪角度表示装置の作用効果について説明
する。
操向車輪(図示せず)を例えば右方向に偏向せ
しめるために、ステアリングホイール(図示せ
ず)及びステアリングシヤフト12を第2図にお
いて時計方向に回転せしめると、歯車13を介し
て機械的伝動機構14の第1の歯車18に伝達さ
れ、この第1の歯車18が第1の太陽歯車22の
ボス部22aを中心として第2図において反時計
方向に回動せしめられる。かくすると、遊星歯車
20は、遊星軸26を中心として反時計方向に回
動しながら第1の歯車18と共に第1の太陽歯車
22を中心として反時計方向に回動せしめられ
る。このとき、第1の太陽歯車22の歯数(例え
ば20個とする)が第2の太陽歯車24の歯数(例
えば19個とする)より僅かに多く構成されている
ことにより、遊星歯車20の回動に伴なつて第2
の太陽歯車24が第1の太陽歯車22に対して時
計方向に僅かに(その減速比が19として)回動せ
しめられる。
かくして、回転指針34は、第2図において時
計方向に僅かに(減速比が19として)回動せしめ
られ、操向車輪(図示せず)の偏向角度が静止目
盛板32と回動指針34の協働作用によつて表示
される。
本具体例においては、歯車13と第1の歯車1
8との歯数を同一にすると共に、第1の太陽歯車
22の歯数を20個、また第2の太陽歯車24の歯
数を19個に設定しているために、ステアリングホ
イール(図示せず)の1回転によつてこの表示器
16の回転指針は約19度回転する。
次いで、操作車輪(図示せず)を左方向に偏方
せしめるために、ステアリングホイール(図示せ
ず)及びステアリングシヤフト12を第2図にお
いて反時計方向に回動せしめたときには上述した
場合と反対方向に作動するのみであり、そのため
説明を省略する。
以上、上述した通りの操向車輪角度表示装置に
おいては、ステアリングシヤフトの回転に伴つて
回動せしめられる第1の歯車、この第1の歯車に
回転自在に取付けられた遊星歯車並びにこの遊星
歯車に噛合する第1の太陽歯車及び第2の太陽歯
車によつて機械的伝動機構を構成している故に、
第1の歯車と指針が取付けられた第2の太陽歯車
間の減速比は、第1の太陽歯車と第2の太陽歯車
の歯数差により設定され、この第1の太陽歯車と
第2の太陽歯車の歯数差を小さくすることにより
比較的小型で且つ簡単な構成でもつて高い減速比
を得ることができる。
また、上述の操向車輪表示装置においては、ス
テアリングシヤフトの歯車にこの操向車輪表示装
置の第1の歯車を噛合させて装着するのみで取付
けることができ、取付作業が容易となる。
以上、添付図面を参照して本考案に従つて構成
された操向車輪表示装置の具体例について詳述し
たが、本考案はかかる具体例に限定されるもので
はなく、本考案の範囲から逸脱することなく種々
の変形乃至修正が可能である。
例えば、図示の具体例においては、操向車輪角
度表示装置2が運転者から見てステアリングコラ
ムハウジング10の上側面(第2図に実線で示
す)に配設されるが、場合により、第2図に二点
鎖線4Aで示すように、このステアリングコラム
ハウジング10の下側面に配設することもでき
る。尚、この場合には、ステアリングホイール
(図示せず)及びステアリングシヤフト12が例
えば第2図において時計方向に回動せしめたと
き、回転指針34が反時計方向に僅かに回動しな
ければならず、そのために、第1の太陽歯車22
の歯数を第2の太陽歯車24の歯数に比して僅か
に少なくする必要がある。
また、図示の具体例においては、第1の太陽歯
車22と第2の太陽歯車の歯数の差によつて減速
比を設定しているが、より細かく減速比を設定す
るために、歯車13と第1の歯車18との歯数の
差及び第1の太陽歯車22と第2の太陽歯車との
歯数の差によつて減速比を設定することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従つて構成された操向車輪
角度表示装置の一具体例を図示する断面図。第2
図は、第1図における−線による断面図。 2……操向車輪表示装置、4……表示装置ハウ
ジング、10……ステアリングシヤフト、14…
…機械的伝動機構、16……表示器、18……第
1の歯車、20……遊星歯車、22……第1の太
陽歯車、24……第2の太陽歯車、32……静止
目盛板、34……回転指針。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 静止目盛板と、該静止目盛板と協働して表示
    器を構成する回転指針と、ステアリングシヤフ
    トと該指針との間に介在されて該ステアリング
    シヤフトの回転を該指針に伝達する、表示装置
    ハウジング内に収容された機械的伝動機構とを
    具備する操向車輪角度表示装置において; 該機械的伝動機構は、ステアリングシヤフト
    の回転に伴なつて回動せしめられる第1の歯車
    と、該第1の歯車に回転自在に固定された遊星
    歯車と、該遊星歯車に噛合する固定された第1
    の太陽歯車と、該遊星歯車に噛合すると共に該
    第1の太陽歯車に対して回転自在に配設され、
    該第1の太陽歯車の歯数と異なる歯数を有する
    第2の太陽歯車とを有し、該第2の太陽歯車に
    該指針の基部が固定されていることを特徴とす
    る操向車輪角度表示装置。 2 該第1の歯車、該第1の太陽歯車及び該第2
    の太陽歯車の各々は、夫々同心軸上に配設さ
    れ、該第1の歯車及び該第2の太陽歯車は該第
    1の太陽歯車に対して別個独立に回転可能であ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の操向車
    輪角度表示装置。 3 該遊星歯車の遊星軸における第1の歯車側の
    端部とは反対の他端部には、該遊星歯車と該第
    2の太陽歯車との噛合状態が外れるのを防止す
    るための端板が設けられている実用新案登録請
    求の範囲第1項又は第2項記載の操向車輪角度
    表示装置。
JP2150782U 1982-02-19 1982-02-19 操向車輪角度表示装置 Granted JPS58126271U (ja)

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JP2150782U JPS58126271U (ja) 1982-02-19 1982-02-19 操向車輪角度表示装置

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JP2150782U JPS58126271U (ja) 1982-02-19 1982-02-19 操向車輪角度表示装置

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Publication Number Publication Date
JPS58126271U JPS58126271U (ja) 1983-08-27
JPS6317742Y2 true JPS6317742Y2 (ja) 1988-05-19

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ID=30033624

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JP2150782U Granted JPS58126271U (ja) 1982-02-19 1982-02-19 操向車輪角度表示装置

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