JPS63176897A - 内圧を受ける円筒構造物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内部に流体あるいは気体を保持する円筒構造
物に係り、特に、高い内圧が加わる場合に万が−に想定
される破損を抑制するのに好適な円筒構造物に関する。

〔従来の技術〕

従来、内圧が加わる円筒構造物の設計、！１２造におい
て、内圧による破損を防止するために１円筒構造物に加
わる周方向応力が材料の引張強さより十分小さくなるよ
うに肉厚を大きく見積る。しかし、なんらかの欠陥を起
点とした円筒構造物の軸方向への破損を抑止する手段を
横じたものは従来側ではなかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、万が−・の円筒構造物の軸方向への割
れによる被害を未然に防ぐ点について考慮がされておら
ず、特に、高い内圧が加わる円筒構造物の安全性を確保
する面に問題があった。

本発明の目的は、軸方向に進展する割れを停止させ、か
つ１割れによる開口を防止できるようにした円筒構造物
の破損抑制方法を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、内圧を受ける円筒構造物の外表面周囲より
締め付けリングを軸方向に等間隔で複数配置することに
より達成される。

〔作用〕

複数個の締は付けリングは、設置された部位で円筒構造
物を締は付けることにより、円筒構造物の周方向に圧縮
応力を生じさせる。それによって、締は付けリングの近
傍のなんらかの欠陥を起点として高速で進んできた割れ
を停止させる。さらに、割れの開口を抑止できるため、
円筒構造物内の圧力媒体の急激な噴出を防ぐことができ
る。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図により説明する。

図に示す長い薄肉円筒構造物１に内圧が加わる場合、円
筒構造物に負荷される周方向応力は、軸方向に比べて二
倍高いことは良く知られている。従って、ある大きさの
欠陥が、万が−、円筒構造物１中の周方向、あるいは、
軸方向のいずれかに存）在していたとき、その欠陥を起
点とした円筒構造物１の内圧による破壊は、軸方向に欠
陥が存在する場合の方が周方向にある場合より当然生じ
易い。

すなわち、軸方向に進展する割れの危険性が高い。

そのため、本実施例では、長い円筒構造物に対して、あ
らかじめ、図に示す締は付けリング′２を外表面周囲よ
り複数９等間隔に設けるようにする。

締め付けリング２の取り付けは、焼ばめによる方法、形
状記憶機能をもつ材料による収縮を利用する方法、半割
りリングを合せたボルト締結法などがある。締め付けリ
ング２を設置した場所で円筒構造物１は締め付けられて
おり、通常、周方向に圧縮応力状態である６万が−、内
圧によりなんらかの欠陥を起点として割れが軸方向に進
展しても、それに隣接する締め付けリング２によって割
れの進行が阻止される。同時に、割れの開口も抑えられ
、圧力媒体の急激な噴き出しも防げる。締め付けリング
２の輔は円筒構造物１の外径以上が望ましい。また、そ
の設置間隔は円筒構造物１の外径の約五倍以内が望まし
い。

〔発明の効果〕

本発明によれば、高い内圧が加オ〕る円筒構造物の軸方
向の破損を抑制することができるので、円筒構造物の危
険性を低減させろ効果がある。

【図面の簡単な説明】

４＋図は、本発明の一実施例の斜視図である。 １・・・円ｆ１　ｔ＋ｌ？造物、２・・・締め付けリン
グ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、金属材料もしくは有機材料からなり、内部に圧力が
   加わる長い円筒構造物において、 前記円筒構造物の外表面周囲で軸方向に等間隔に複数の
   締め付けリングを設けたことを特徴とする内圧を受ける
   円筒構造物。