JPH10131712A - 剛性強化型軸流排気室 - Google Patents
剛性強化型軸流排気室Info
- Publication number
- JPH10131712A JPH10131712A JP28817796A JP28817796A JPH10131712A JP H10131712 A JPH10131712 A JP H10131712A JP 28817796 A JP28817796 A JP 28817796A JP 28817796 A JP28817796 A JP 28817796A JP H10131712 A JPH10131712 A JP H10131712A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust chamber
- bearing
- axial flow
- exhaust
- turbine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Support Of The Bearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 最終段動翼長さが、40インチクラスの大型
軸流排気タービンで、車室変形や軸振動問題が生じない
ようなものを提供することを課題とする。 【解決手段】 軸受支持位置で軸受箱と排気室内壁との
間に周方向に均一に配列した複数のステーバーを配設す
るとともに、排気室端部でも軸受箱と排気室内壁との間
に周方向に均一に配列した複数のステーバーを配設し、
この2箇所のステーバーにより排気室全体の剛性を強化
した。
軸流排気タービンで、車室変形や軸振動問題が生じない
ようなものを提供することを課題とする。 【解決手段】 軸受支持位置で軸受箱と排気室内壁との
間に周方向に均一に配列した複数のステーバーを配設す
るとともに、排気室端部でも軸受箱と排気室内壁との間
に周方向に均一に配列した複数のステーバーを配設し、
この2箇所のステーバーにより排気室全体の剛性を強化
した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大型の軸流排気ター
ビンにおける排気室の構造に関する。
ビンにおける排気室の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図2(a)に従来の最終段動翼28イン
チクラスの翼を使用した二車室二分流排気室の断面図を
示す。
チクラスの翼を使用した二車室二分流排気室の断面図を
示す。
【0003】従来の28インチクラスの軸流排気タービ
ンは、実績上実質的には最大の部類であるが、このクラ
スの軸受11の支持は図2(b)に示すように排気室1
2において主流の内部に配置した軸受箱13の部位に、
下半部に5本のステーバー14が取り付けられているの
みであり、上半部にステーバーが無くても剛性的に充分
であった。
ンは、実績上実質的には最大の部類であるが、このクラ
スの軸受11の支持は図2(b)に示すように排気室1
2において主流の内部に配置した軸受箱13の部位に、
下半部に5本のステーバー14が取り付けられているの
みであり、上半部にステーバーが無くても剛性的に充分
であった。
【0004】他方、最近の出力増大要請に伴う蒸気ター
ビンの大型化によって、最終段動翼が40インチクラス
の軸流排気タービンが出現するに至り、しかもタービン
本体のコスト低減,建屋縮小によるプラント建設費の削
減指向などにより、単車室タービンが採用されるように
なって来ている。
ビンの大型化によって、最終段動翼が40インチクラス
の軸流排気タービンが出現するに至り、しかもタービン
本体のコスト低減,建屋縮小によるプラント建設費の削
減指向などにより、単車室タービンが採用されるように
なって来ている。
【0005】40インチ翼タービンは28インチ翼二分
流排気形タービンとほぼ同等の排気面積を有するので単
車室の排気室は相応に大きなものとなる。
流排気形タービンとほぼ同等の排気面積を有するので単
車室の排気室は相応に大きなものとなる。
【0006】なお図中、16は配管貫通ガイドパイプを
示すものである。
示すものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記したように従来の
ものにあっては、出力が増大し最終段動翼長さが40イ
ンチクラスで単車室の軸流排気タービンとなると、同種
タービンの比例設計では剛性的に不充分となり、大きな
車室変形や軸振動問題を惹起し、接触損傷事故などに繋
がる危惧がある。
ものにあっては、出力が増大し最終段動翼長さが40イ
ンチクラスで単車室の軸流排気タービンとなると、同種
タービンの比例設計では剛性的に不充分となり、大きな
車室変形や軸振動問題を惹起し、接触損傷事故などに繋
がる危惧がある。
【0008】本発明はこのような問題点を解消し、装置
の大型化にも十分対応可能にして安全性を確保し、信頼
性を高めるものを提供することを課題とするものであ
る。
の大型化にも十分対応可能にして安全性を確保し、信頼
性を高めるものを提供することを課題とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した課題
を解決するべくなされたもので、大型の軸流排気タービ
ン排気室において、軸受支持位置と排気室端部とのそれ
ぞれの位置で、軸受箱と排気室内壁との間に周方向に均
等間隔に複数のステーバーを配設した剛性強化型軸流排
気室を提供し、まず軸受支持位置において、周方向に均
等間隔で複数のステーバーを、軸受箱と排気室内壁との
間に渡してここでの支持構造を形成し、更に排気室端部
において、前記と同様に周方向に均等間隔で複数のステ
ーバーを、軸受箱と排気室内壁との間に渡して前記と別
の支持構造を形成し、これを併せて排気室全体の剛性を
強化したものである。
を解決するべくなされたもので、大型の軸流排気タービ
ン排気室において、軸受支持位置と排気室端部とのそれ
ぞれの位置で、軸受箱と排気室内壁との間に周方向に均
等間隔に複数のステーバーを配設した剛性強化型軸流排
気室を提供し、まず軸受支持位置において、周方向に均
等間隔で複数のステーバーを、軸受箱と排気室内壁との
間に渡してここでの支持構造を形成し、更に排気室端部
において、前記と同様に周方向に均等間隔で複数のステ
ーバーを、軸受箱と排気室内壁との間に渡して前記と別
の支持構造を形成し、これを併せて排気室全体の剛性を
強化したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1
(a)及び(b)に基づいて説明する。ここで図1
(a)は最終段動翼長さが40インチクラスの軸流排気
タービンの排気室の断面を示し、同(b)は(a)のス
テーバー部分を軸断面方向から見たものを示している。
(a)及び(b)に基づいて説明する。ここで図1
(a)は最終段動翼長さが40インチクラスの軸流排気
タービンの排気室の断面を示し、同(b)は(a)のス
テーバー部分を軸断面方向から見たものを示している。
【0011】後部軸受1は排気室2の主流の内部の軸受
箱3の中にある。そして軸受1を支持する部位には、全
周均等間隔に6本のステーバー4が軸受箱3の外壁と排
気室2の内壁との間を連結して取り付けられている。
箱3の中にある。そして軸受1を支持する部位には、全
周均等間隔に6本のステーバー4が軸受箱3の外壁と排
気室2の内壁との間を連結して取り付けられている。
【0012】更に排気室2の端部にも図1(b)に示す
ように、前記ステーバー4と同様に全周均等間隔に6本
のステーバー5が取り付けられている。なお図中6は配
管貫通ガイドパイプであり、前記排気室2の端部位置で
は鉛直下方に延びるステーバー5と重なる位置になる
が、このステーバー5が配管貫通ガイドパイプ6中に納
められて所定の位置に配置されている。
ように、前記ステーバー4と同様に全周均等間隔に6本
のステーバー5が取り付けられている。なお図中6は配
管貫通ガイドパイプであり、前記排気室2の端部位置で
は鉛直下方に延びるステーバー5と重なる位置になる
が、このステーバー5が配管貫通ガイドパイプ6中に納
められて所定の位置に配置されている。
【0013】本実施の形態では前記したように軸受支持
位置と排気室端部との2箇所の位置において、夫々周方
向に等間隔に配列された夫々6本のステーバー4,5で
軸受箱3と排気室2の内壁との間を連結した構造とした
ことによって、最終段動翼長さが40インチクラスの超
大型の軸流排気タービンの排気室であっても、充分な剛
性を出すことができ、車室の変形とか、軸振動の問題等
の発生を確実に防止することができるものである。
位置と排気室端部との2箇所の位置において、夫々周方
向に等間隔に配列された夫々6本のステーバー4,5で
軸受箱3と排気室2の内壁との間を連結した構造とした
ことによって、最終段動翼長さが40インチクラスの超
大型の軸流排気タービンの排気室であっても、充分な剛
性を出すことができ、車室の変形とか、軸振動の問題等
の発生を確実に防止することができるものである。
【0014】なお、発明者等によって有限要素法(FE
M)を使って構造振動解析を行った結果、排気室の軸受
の位置する部位の全周均等にステーバー4を取り付ける
こと及び排気室2の端部にも全周均等にステーバー5を
取り付けることにより、前記した効果が明らかに存在す
ることが把握された。
M)を使って構造振動解析を行った結果、排気室の軸受
の位置する部位の全周均等にステーバー4を取り付ける
こと及び排気室2の端部にも全周均等にステーバー5を
取り付けることにより、前記した効果が明らかに存在す
ることが把握された。
【0015】因みにこの構造での工場内テストでは、歪
ゲージ等を使っての剛性及び排気室の振動固有値を計測
した結果、計画通りの特性を有することが確認された。
ゲージ等を使っての剛性及び排気室の振動固有値を計測
した結果、計画通りの特性を有することが確認された。
【0016】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
【0017】
【発明の効果】本発明になる剛性強化型軸流排気室の構
造によれば最終段動翼40インチクラスの大型の軸流排
気室に対しても充分な剛性を出すことができ車室の変形
や軸振動の問題を防止することができる。
造によれば最終段動翼40インチクラスの大型の軸流排
気室に対しても充分な剛性を出すことができ車室の変形
や軸振動の問題を防止することができる。
【0018】従ってそれら不適合に伴う接触損傷事故も
防止されるのでタービンの信頼性向上に大巾に寄与する
ことができたものである。
防止されるのでタービンの信頼性向上に大巾に寄与する
ことができたものである。
【図1】本発明の実施の一形態に係る40インチクラス
の大型排気室の概要を示し、(a)は横断面,(b)は
軸直角断面の概略図。
の大型排気室の概要を示し、(a)は横断面,(b)は
軸直角断面の概略図。
【図2】従来の28インチクラスの排気室の概要を示
し、(a)は横断面,(b)は軸直角断面の概略図。
し、(a)は横断面,(b)は軸直角断面の概略図。
1 軸受 2 排気室 3 軸受箱 4,5 ステーバー 6 配管貫通ガイドパイプ
Claims (1)
- 【請求項1】 大型の軸流排気タービン排気室におい
て、軸受支持位置と排気室端部とのそれぞれの位置で、
軸受箱と排気室内壁との間に周方向に均等間隔に複数の
ステーバーを配設したことを特徴とする剛性強化型軸流
排気室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28817796A JPH10131712A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 剛性強化型軸流排気室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28817796A JPH10131712A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 剛性強化型軸流排気室 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10131712A true JPH10131712A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17726816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28817796A Withdrawn JPH10131712A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 剛性強化型軸流排気室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10131712A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101080932B1 (ko) * | 2008-12-05 | 2011-11-08 | 두산중공업 주식회사 | 가스터빈의 스트럿 열변형 보상장치 |
JP2014136995A (ja) * | 2013-01-16 | 2014-07-28 | Toshiba Corp | 軸流排気タービンの排気室 |
JP2017198203A (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 半径方向排出ディフューザ |
-
1996
- 1996-10-30 JP JP28817796A patent/JPH10131712A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101080932B1 (ko) * | 2008-12-05 | 2011-11-08 | 두산중공업 주식회사 | 가스터빈의 스트럿 열변형 보상장치 |
JP2014136995A (ja) * | 2013-01-16 | 2014-07-28 | Toshiba Corp | 軸流排気タービンの排気室 |
JP2017198203A (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 半径方向排出ディフューザ |
EP3249182B1 (en) * | 2016-04-28 | 2020-08-19 | General Electric Company | Radial exhaust diffuser |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1247944B1 (en) | Gas turbine frame | |
US6332754B1 (en) | Steam turbine | |
US20030131603A1 (en) | Method and apparatus for relieving stress in a combustion case in a gas turbine engine | |
WO2006100132A1 (de) | Gasturbine mit schutzhülle für einen messfühler und verfahren zum schützen einer in einer schutzhülle verlegten messleitung | |
US4243360A (en) | Cantilevered structures | |
JPH0925897A (ja) | 軸流圧縮機の静翼 | |
JPH10131712A (ja) | 剛性強化型軸流排気室 | |
JPH02301605A (ja) | コンクリートのベッドプレートの上に軸方向排気タービンを支持するための装置 | |
US20150023794A1 (en) | Rotor hub of a wind turbine generator system | |
DE3317723A1 (de) | Gasturbinentriebwerk | |
IT8312656A1 (it) | Mozzo di ruota a riduttore integrato | |
CN103835775B (zh) | 具有维修楔的涡轮机外壳 | |
JP3636336B2 (ja) | 軸流排気タービン | |
EP1953443A1 (en) | Piping | |
ITTO20101057A1 (it) | Miscelatore statico per il trattamento di gas di scarico e suo metodo di fabbricazione | |
BRPI0610218B1 (pt) | Exhaust system and respective production method | |
US4984423A (en) | Aerodynamic loading in gas turbine engines | |
JPH073021Y2 (ja) | バルブ形チュ−ブラ水車発電機のケ−シング | |
FI58828C (fi) | Genom djupdragning framstaellt skyddshoelje foer roerkroekar | |
JPS63176897A (ja) | 内圧を受ける円筒構造物 | |
CN209115637U (zh) | 一种螺杆泵延长轴连接销的护套 | |
JPH0248642Y2 (ja) | ||
JPS63170591A (ja) | 流体機械の複合水平分割形ケ−シング | |
JP4330818B2 (ja) | 中性子計装案内管の支持機構 | |
JP2001248408A (ja) | 蒸気弁 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040106 |