JPS63176701A - ホイ−ルキヤツプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はホイールへの着脱時の容易さやデザイン面のバ
リエーション等を容易にしたホイールキャップに関する
ものである。

〈従来の技術〉 ホイールキャップの装着安定性を良好にし、デザイン面
でのバリエーションを高めるべく種々の構造が提案され
ている。例えば実開昭５６−１０８９０１号にはロード
ホイールを被覆するセンタカバーとその外周の環状カバ
ーとからなるものが提案されている。また、同様な構造
は更に実開昭５５−１７４００１号にもみられる。しか
し、これらはいずれもセンタカバーの外周に小さな環状
カバーを付加したもので、ホイール締付ねじ部をカバー
する、いわゆるハーフカバーと称される小さなもので、
ホイール全体をカバーするフルキャップではない６〈発
明が解決しようとする問題点〉 センタ一部分が分割されていない一枚物のホイールキャ
ップは、タイヤのローテーションに際してホイールキャ
ップ全体を外さなければホイール締付ねじを緩めること
が出来ないといった難点があり、また、従来のものはホ
イールから脱落しないために強い嵌合力で取付けている
ので、ホイールキャップを着脱する度にディスク面やリ
ムに傷が付き易く、係止部が緩くなるといった解決すべ
き問題点があった。

く問題点を解決するための手段〉 そこで１本発明者は、フルホイールキャップを中心盤キ
ャップ（１）と環状の外周盤キャップ（２）とに分割し
、中心盤キャップ周縁部及び外周盤キャンプの内周をホ
イール締付ねじ（３）の外方に達する大きさとして、中
心盤キャップ（１）と外周盤キャップ（２）のそれぞれ
がホイール（４）へ独立して着脱可能な係止手段（５）
　（６）を有した構造としたのである。

〈作用〉 このような構造としたことによって、中心盤キャップ（
１）のみ外せばホイール締付ねじ（３）が露出して、こ
れを緩めることによりタイヤのローテーシゴンが出来る
。中心盤キャップと外周盤キャップをそれぞれ数種類用
意しておけば、それらの組合せが２６組でき、また、中
心盤キャップのみを使用すれば、ハーフキャップとして
別のデザインが楽しめる。中心と外周で嵌合保持するの
で、保持力が分散される作用が得られ、それぞれ相対し
て弱い力でよく、従って、ホイールに傷が付き難くなる
。

〈実施例〉 以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は中心盤キャップと外周盤キャップが分離可能な
本発明のホイールキャップの一部破断表面図であり、第
２図は同裏面図である。第３図は第１図中Ａ−Ａ断面図
である。第４図は同Ｃ−Ｃ断面図、第５図は同Ｃ−Ｃ断
面図、第６図は同Ｄ−Ｄ断面図、第７図は同Ｃ−Ｃ断面
図、第８図は同Ｃ−Ｃ断面図である。

ここに示したホイールキャップは従来のハーフキャップ
と　はぼ同じ大きさの中心盤キャップ（１）と環状の外
周盤キャップ（２）とからなる。　このように分割した
主な目的は、前述したように外周盤キャップ（２）はそ
のままで、中心盤キャップ（１）のみをターせばホイー
ル締付ねじが現れて、　これを緩めることによりタイヤ
全体を外すことができるといった便利さを得ることにあ
る。

その為に、中心盤キャップ径は従来のセンターキャップ
と違って、第３図にみられるようにその周縁部がホイー
ル締付ねじ（３）の外方に達する従来のハーフキャップ
の大きさとしている。また。

外周盤キャップの内周もホイール締付ねじ（３）の外方
である。中心盤キャップ（１）と外周盤キャップ（２）
のそれぞれが後述するＪうにホイール（４）へ独立して
着脱可能な係止手段（５）　（６）を有しており、しか
も、中心盤キャップ（１）と外周盤キャップ（２）の間
に係脱可能に嵌合部（７）を設けた構造である。

ここに図示した中心盤キψツブ（１）の係止手段（５）
は、第２図及び第３図にみ１５れるように、キャップ内
面側にホイール締付ねしく３）の外方へ当接嵌合する嵌
合片（８）と締付ねじ〈、３）側方に位置決め突起（９
）及び放射状リブ（１０）とを設け、前記嵌合片（８）
の先端付近の係止溝（１１）と前記放射状リブ（１０）
のキャップフェイス近傍の係止溝（１２）との間に、リ
ング状かつ嵌合片（８）の先端とキャップフェイス近傍
間を接近離反の繰返しとなる屈曲したリングばね（１３
）を係止した構造である。このような構造としたことに
よって、ホイールキャップの内面側に設けた嵌合片（８
）がリングばね（１３）によってホイール締付ねじ（３
）側へ付勢され、　その。

結果おイールキャップの嵌合保持力が高められる。

また、ホイールキャップの回転によって位置決め突起（
９）が締付ねじ（３）側方へ接するので、正確な装′：
ｆガイドとなり、装着時の回転を規制するのである。

更に、外周盤キャップ（２）の係止手段（６）は、キャ
ップ内面円周上に複数のリムハンプ部嵌合脚（１４）と
複数のディスク部抑圧脚（１５）とを交互に設け、リム
ハンプ部嵌合脚（１４）のキャップセンター側に設けた
係止溝（１６）とディスク部抑圧脚（１５）へホイール
ディスク側より設けた係止溝（１７）との間に凹凸弾性
リング（１８）を架設して、リムハンプ部嵌合脚（１４
）をハンプ部（１９）側へ付勢した構造である。

中心盤キャップ（１）と外周盤キャップ（２）間を係脱
可能にした嵌合部（７）は、その構造が第８図にみられ
る。中心盤キャップ（１）周縁部内面に鉤状突起（２０
）が設けられており、これに外周盤キャップ（２）の内
周に設けられた薄肉嵌合部（２１）を嵌合係止する構造
である。更に、第６図に断面図を示したように外周盤キ
ャップ（２）の内周の一部に突出部分を設けて中心盤キ
ャップ（１）の周縁部で押え、外周盤キャップ（２）の
装着安定性を良好にしている。

ここに示したホイールキャップはこの他に種々の機能を
備えている。まず、第１図、第２図、及び第４図にみら
れるように、外周盤キャップ（２）にはデザイン面から
みてバルブリッド（２２）の存在が目立たないように、
外周盤キャップ（２）を４等分した位置の３個所には矩
形溝形（２３）を設け、残る１個所に矩形溝形（２３）
と同じ外観の嵌め込み式のバルブリッド（２２）を設け
ている。また、第５図に示したように、中心盤キャップ
（１）の外周で外周盤キャップ（２）の内周と接する部
分の一部に隙間（２４）を設けている。この隙間（２４
）はドライバー等の工具（２５）を差込んでこじると中
心盤キャップ（１）が外れる便利なものである。更に、
中心盤キャップ（１）の外周で外周盤キャップ（２）の
内周と接する部分に第７図にみられるように通気可能な
隙間（２６）が設けられている。これはホイールキャッ
プ内の放熱の役目をする。

〈発明の効果〉 ホイールキャップを以上詳述した構造としたことによっ
て、中心盤キャップのみを外せばホイール締付ねじが外
せることとなり、タイヤのローテーションが非常に容易
となった。更に、中心盤キャップと外周盤キャップのそ
れぞれをデザインすることができて、バリエーションに
富むものとなった。そして、中心盤キャップと外周盤キ
ャップのそれぞれを固定するので保持安定性が増す結果
となった。そこで、それぞれは相対的に弱い保持力でよ
いこととなり、そのことから、ホイールに傷が付き難い
効果が得られ、しかも、構成部材の肉厚を薄くすること
ができ、軽量化を達成することも出来た。

【図面の簡単な説明】

第１図は中心盤キャップと外周盤キャップが分離可能な
本発明のホイールキャップの一部破断表面図であり、第
２図は同裏面図である。第３図は第１図巾Ａ−Ａ拡大断
面図である。第４図は同Ｃ−Ｃ断面図、第５図は同Ｃ−
Ｃ断面図、第６図は同Ｃ−Ｃ断面図、第７図は同Ｃ−Ｃ
断面図、第８図は同Ｃ−Ｃ断面図である。 （１）中心盤キャップ　　（２）外周盤キャップ（３）
ホイール締付ねじ　（４）ホイール（５）　（６）係止
手段　　　（７）嵌合部（８）嵌合片　　　　　　（９
）位置決め突起（１０）放射状リブ　　　（１１−）（
１２）（１６）（１７）係止溝（１３）リングばね　　
　（１４）リムハンプ部嵌合脚（１５）ディスク部抑圧
脚　（１８）凹凸弾性リング（１９）ハンプ部　　　　
（２２）バルブリッド以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　中心盤キャップ（１）と環状の外周盤キャップ（２
   ）とからなり、中心盤キャップの周縁部及び外周盤キャ
   ップの内周をホイール締付ねじ（３）の外方に達する大
   きさとし、中心盤キャップ（１）と外周盤キャップ（２
   ）のそれぞれがホイール（４）へ独立して着脱可能な係
   止手段（５）（６）を有してなるホイールキャップ。