JPS63176099A

JPS63176099A - 複合型スピ−カ

Info

Publication number: JPS63176099A
Application number: JP775587A
Authority: JP
Inventors: Kazuyuki Muraoka; 村岡　一之
Original assignee: FOSTER DENKI KK; Foster Electric Co Ltd
Current assignee: FOSTER DENKI KK; Foster Electric Co Ltd
Priority date: 1987-01-16
Filing date: 1987-01-16
Publication date: 1988-07-20
Anticipated expiration: 2012-06-04
Also published as: JP2617302B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は低音から高音の音声をステレオで再生する複合
型スピーカに関するものである。

（従来技術及びその問題点）従来、スピーカシステムを構成する場合、２ウエイであ
れば高音響用スピーカのトウイータ−と低音響用スピー
カのウハーの２個の独立したスピーカを用いて（低音、
中音または中音、高音の組合せもある。）システムを構
成し、３ウエイであればざらに中音専用スピーカのスコ
ーカ−を加えて３個の独立したスピーカでシステムを構
成するのが一般的である。このように、高音、中音、低
音の独立したスピーカを用いることはシステムを構成す
るうえで各スピーカの配置その他種々の設計上の制約を
受けるとともに、システムが高価になるという問題があ
る。

そこで、１個のスピーカで高音、中音、低音の再生を図
った複合型スピーカが提案されているが、この複合型ス
ピーカも従来の単一スピーカを単に複合化したもので特
性上、構造上、製作上の問題がある。

なお、ステレオ再生とするには左チャンネル及び右チャ
ンネルの２システムを必要とし、さらに高価となる問題
がある。

（問題点を解決するための手段）本発明は上記の問題点に鑑み提案されたもので、その目
的とするところは、広帯域で２チャンネルの音声再生を
可能とした複合型スピーカを提供することにある。

すなわち、本発明は上記目的を達成するために、圧電高
分子フィルムからなる振動板を２分割し、分割位置を固
定するとともに、それぞれの分割された振動板を湾曲し
、前記分割された振動板の振動面に圧電駆動用の導体を
形成するとともに、端を折曲した＃部にｖＪ電馳駆動用
駆動線輪を形成し、前記分割された振動板と動電駆動部
の磁気回路とをフレームを介して一体に形成したことを
特徴とする複合型スピーカを要旨とするものである。

（実施例）以下、図面に沿って本発明の詳細な説明する。

第１図（イ）及び１口）は本発明の一実施例を示す図で
あって、同図（イ）はフレームを分解した概略斜視図、
同図（ロ）は＠動板の動作を説明する図である。図にお
いて、１は圧電高分子からなる振動板で、圧電高分子フ
ィルムとして例えばポリフッ化ビニリデン、ポリビニリ
デンサイアナイトなどの圧電高分子フィルムが用いられ
る。振動板１は中心部１ａで折り曲げられて、振動板１
［及びＩＲに分割されている。振動板１［は音声の左チ
ャンネル、振動板ＩＲは音声の右チャンネルを再生する
振動板である。振動板１の中心部１ａはフレーム２に固
定され、振動板１ＬとＩＲとはそれぞれ独立して振動で
きるように支持される。また、振動板１の中心部１ａの
反対側は折り曲げられて端部ＩＬ、、ＩＲ，が形成され
る。これらの端部且♂及び？Ｒ，にはそれぞれ動電駆動
用の駆動線輪１［５及び１８．が配置され、ざらに振動
板１［及び１Ｒのそれぞれの両面に圧電駆動用の導体１
Ｌｃ、ＩＲｃが渡合、蒸着、導電塗料の塗付あるいは導
電材の貼付等によって形成されている。この導体１１ｃ
、ＩＲｃはそれぞれ圧電駆動の電極として作用する。ま
た、フレーム２の枠２ａには駆動線輪１１ｂ及び１−と
係合して動電駆動部の磁気回路３［及び３Ｒが配置され
る。

また、第２図は動電型の動電駆動部を説明する図で、振
動板１［の端部１Ｌ、には振動板１Ｌの駆動方向と直角
方向に駆動コイルＩＬ、が配置され、磁石３ａ、ヨーク
３ｂおよびプレート３Ｃとからなる磁気回路３Ｌと磁気
的に結合している。また、磁気回路３Ｒも同様である。

以上の構成において、第１図（ロ）に示す如く、振動板
１１および振動板１Ｒはそれぞれ、動電用の駆動線輪Ｉ
Ｌ、及びＩＲ，が低音信号により図示の矢印へ方向に駆
動され、湾曲した振動板１Ｌ及び１Ｒは図示の矢印Ｂ方
向にそれぞれ独立して低音信号を再生する。さらに高音
信号は導体ＩＬｃ及び１Ｒ，に印加され、圧電高分子か
らなるフィルムの圧電効果により図示の矢印Ｂ方向にそ
れぞれ独立して振動する。このようにして振動板１［と
１Ｒはそれぞれ左チャンネル及び右チャンネルの音声を
再生する。

次いで、音声信号とその再生について説明する。

第３図は駆動回路のブロック図であって、左チャンネル
信号ＳＬ及び右チャンネル信号ＳＲはそれぞれ、増幅器
ＡＭＩ’　Ｌ及びＡＭＰＲで増幅され、その出力は各チ
ャンネルについてローパススフィルタＬＰＦＬ及びＬＰ
）　Ｒ、バイパスフィルタＨＰＦＬ及びＩＩ　ｌ’　Ｆ
　、によって低音信号ＬＬ及び（日、高音信号ＨＬ及び
ＨＲに分離され、それぞれの低音信号ＬＬ及びＬＭは駆
動線輪ＩＬ、及びＩＲ，に印加され、高音信号ＨＬ及び
ＨＲは導体且。及び１Ｒｃに印加される。

かくして、振動板１［及び１Ｈはそれぞれ独立して左チ
ヤンネル音声信号ＳＬ及び右チヤンネル音声信号ＳＦＩ
を独立して広帯域で再生する。すなわち、振動板１を２
分割して左右の２チヤンネルを再生する複合型スピーカ
が実現できる。

なお、前述の実施例では低音、高音の２ウエイで説明し
たが、低音、中音あるいは中音、高音など２ウエイであ
ればよい。また、動電型を低音、圧電型を高音として説
明したが、いずれを低音または高音とするかは適宜設計
上の問題である。

さらに、第４図及び第５図は本発明の他の実施例を説明
する図である。第４図は振動板１し及び１Ｒの端部１［
５及びＩＲ，を振動板１の中心方向に折り曲げ振動仮置
及び１Ｒの撮動糸幅が大となるよう構成したものであり
、第６図は振動板１［及び１Ｒと端部１１−ｂ及び１Ｒ
−とを１平行の面とし、駆動部を傾斜させて振動板１Ｌ
及び１Ｒの加工を簡略化したものである。第４図及び第
５図の振動板は低音信号では図示の矢印へ方向に駆動さ
れ矢印Ｂ方向に振動し、高音信号では高分子フィルムの
圧電効果により矢印Ｂ方向に撮動する。

（発明の効果）以上、説明したように本発明によれば、圧電高分子フィ
ルムからなる振動板を２分割し、分割位置を固定すると
ともに、それぞれの分割された振動板を湾曲し、前記発
側された振動板の振動面に圧電駆動用の導体を形成する
とともに、端を折曲した端部に動電駆動用の駆動線輪を
形成し、前記分割された振動板と動電駆動部の磁気回路
とをフレームを介して一体に形成したことにより圧電高
分子フィルムからなる１枚の振動板で２ウエイ。

２チヤンネルの音声再生を可能とした複合型スピーカが
実現できる。本発明の複合型スピーカが従来の２ウエイ
、２チヤンネルのスピーカシステムに比して、簡略化さ
れ、かつ安価なスピーカシステムを提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）及び（ロ）は本発明の一実施例を示す図で
、同図（イ）は斜視図、同図（ロ）は振動板の動作を説
明する図、第２図は動電型駆動部を説明する図、第３図
は駆動回路のブロック図、第４図及び第５図は本発明の
他の実施例を説明する図である。１・・・・振動板、１（・・・・左チヤンネル振動板、
１Ｒ・・・・右チヤンネル振動板、１ａ・・・・中心部
、１１ａ。ＩＲａ−＝・端部、ＩＬ、　、ＩＲ，−・−駆動線輪、
ｉｔｃ。１Ｒｃ・・・・導体、２・・・・フレーム、３Ｌ、　３
Ｒ・・・・磁気回路特許出願人　フォスター電機株式会社代理人　弁理士　高　　山　　道　　夫ほか１名第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

圧電高分子フィルムからなる振動板を２分割し、分割位
置を固定するとともに、それぞれの分割された振動板を
湾曲し、前記分割された振動板の振動面に圧電駆動用の
導体を形成するとともに、端を折曲した端部に動電駆動
用の駆動線輪を配置し、前記分割された振動板と動電駆
動部の磁気回路とをフレームを介して一体に形成したこ
とを特徴とする複合型スピーカ。