JPS63176009A - 障害波防止用フイルタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、回路にインダクタンスを挿入して障害波を
除去する障害波防止用フィルタ装置に関するものである
。

（従来の技術〕 第９図はこの種のコモンモードチョークコイルを有した
従来のフィルタ装置を示す図である。第９図（ａ）に示
すものは、ポリウレタン被覆線等のコイル用電線１ａ、
ｌｂを絶縁物で形成されたスプール２に巻回し、このス
プール２にフェライトコア３を挿入したものである。ま
た第９図（ｂ）に示すものは、トロイダルコアを絶縁キ
ャップ４に入れ、その上にＮ、線５ａ、５ｂを巻回した
ものである。第１０図は上記各々の巻線によって形成さ
れたチョークコイルＡ、Ｈの回路図であり、これらのチ
ョークコイルＡ、Ｂを回路の途中に介装することにより
障害波か除去されるようになっている。

（発明が解決しようとする問題点） 従来の障害波防止用フィルタ装置は上記のような構成と
なっており、製造工程において巻線を施こす必要がある
ため、生産効率が悪く、小形、安価なものにすることが
できないという問題点があり、また絶縁被覆の安全性を
高めるためにチョークコイルＡ、Ｂをそれぞれ別個に巻
回しなければならないという問題点があった。

この発明は、このような問題点に着目してなされたもの
で、生産効率が良く、小形で安価な障害波防止用フィル
タ装置を提供することを目的としている。

（問題点を解決するための手段） この発明の障害波防止用フィルタ装置は、コアにチョー
クコイルを巻回して成るものにおいて、そのチョークコ
イルを基板上に形成したものである。

〔作用〕

チョークコイルは基板上に形成するので巻線工程かなく
なり、従って組立作業性が良く、小形なものとなる。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例を示す斜視図である。図に
おいて、１１はフェライトコア、１２はチョークコイル
が形成された可撓性の基板で、複数枚折り曲げて積層し
た構造となつている。

１３はリード端子である。第２図に組立後の完成図を示
す。

第３図（ａ）、（ｂ）は上記基板１２の表面と裏面に形
成されたチョークコイルのプリントパターンを示す図で
あり、プリント配線１４ａはチョークコイルＡ、プリン
ト配線１４ｂはチョーコイルＢをそれぞれ形成している
。また表面と裏面のプリント配線間はスルーホールを通
して接続されている。

このように基板１２に形成したチョークコイルＡ、Ｂを
フェライトコア１１に巻回したフィルタ装置においては
、基板１２の積層枚数を加減することにより必要な周波
数帯域ての特性が得られる。またチョークコイルＡ、Ｂ
は複数のブロックに分割された構造であり、且つプリン
トパターン間隔により隣接パターン間の結合静電容量を
小さくすることがきるので、高周波領域で障害波の減衰
量を大きくとれ、障害波除去率が増加する。

そして、各々のチョークコイルＡ、Ｂは基板１２に形成
するので１巻線工程がなくなると共にコイルスペースが
小さくなる。従って組立作業性が良く、生産効率か高く
なると共に、小形で安価なものとなる。また、コイル間
の絶縁性も良く、安全なものとなる。

第４図はこの発明の他の実施例を示す分解斜視図である
。この実施例は２分割した二つの基板５ａ、５ｂを設け
たもので、第５図にその組立完成図を示しである。この
二つの基板１５ａ。

１５ｂにもそれぞれ表面と裏面にチョークコイルが形成
されている。第６図（ａ）、（ｂ）及び第７図（ａ）、
（ｂ）は、各々のプリントパターンを示したものである
。このように構成しても上記実施例と同様の効果を得る
ことができる。

第８［７１は上述した各実施例における障害波の減衰量
と周波数の関係を示す特性図である０図中、（イ）は第
９図に示した従来のチョークコイル、（ロ）、（ハ）は
それぞれ第２図及び第５図に示した本実施例のチョーク
コイルを使用した時の特性曲線であり、各々同一材質、
形状のフェライトコアを使用し、同一巻回数の時の例を
示している。図示のように１本実施例においては高周波
領域での減衰量特性が従来より大幅に改善されているこ
とがわかる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば。

チョークコイルを基板上に形成したため、巻線工程が不
要となり、生産効率が良くなると共に、小形で安価なも
のになるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す分解斜視図、第２図
はその組立完成図、第３図は第１図の基板に形成された
チョークコイルのプリントパターン図、第４図はこの発
明の他の実施例を示す分解斜視図、第５図はその組立完
成図、第６図及び第７図は第４図の基板に形成されたチ
ョークコイルのプリントパターン図、第８図は障害波の
減衰量と周波数の関係を示す特性図、第９図は従来の障
害波フィルタ装置を示す斜視図、第１０図はその回路図
である。 １１・・・・・・フエライトコア ｌ２・・・・・・基板 １５　ａ　、　ｌ　５　ｂ−−−−−一基板出願人　　
スタンレー電気株式会社 第１図　　　　第２図 第３図 第４図 第６図　　　　第７図 第８図 第９図　　　　　第１０図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）コアにチョークコイルを巻回して成るフィルタ装
   置において、前記チョークコイルを基板上に形成したこ
   とを特徴とする障害波防止用フィルタ装置。
2. （２）チョークコイルは、基板の表面と裏面に形成した
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の障害波防
   止用フィルタ装置。
3. （３）基板は、可撓性を有していることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項または第２項記載の障害波防止用フ
   ィルタ装置。