JPS63174776A - 金型鋳造法 - Google Patents
金型鋳造法Info
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- JPS63174776A JPS63174776A JP463087A JP463087A JPS63174776A JP S63174776 A JPS63174776 A JP S63174776A JP 463087 A JP463087 A JP 463087A JP 463087 A JP463087 A JP 463087A JP S63174776 A JPS63174776 A JP S63174776A
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Landscapes
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A1発明の目的
(11産業上の利用分野
本発明は金型鋳造法、特に、硬い組織の第1構成部と、
軟らかい組織の第2構成部とを備えた鋳物を金型により
鋳造する方法に関する。
軟らかい組織の第2構成部とを備えた鋳物を金型により
鋳造する方法に関する。
(2)従来の技術
従来、この種鋳造法として、金型の第1構成部成形領域
を冷却水により急冷し、また金型の第2構成部成形領域
をシェル砂等よりなるブロックによって急冷を防止する
といった手法が知られている。
を冷却水により急冷し、また金型の第2構成部成形領域
をシェル砂等よりなるブロックによって急冷を防止する
といった手法が知られている。
(3) 発明が解決しようとする問題点しかしながら
前記従来法においては、第1および第2構成部成形領域
間の熱的遮断が積極的に行われていないために、両領域
間相互に熱伝導が活発に行われ、またその熱伝導の態様
も一定していないので、両構成部の組織が目標とする組
織から掛部れたものになるといった問題がある。
前記従来法においては、第1および第2構成部成形領域
間の熱的遮断が積極的に行われていないために、両領域
間相互に熱伝導が活発に行われ、またその熱伝導の態様
も一定していないので、両構成部の組織が目標とする組
織から掛部れたものになるといった問題がある。
本発明は前記に鑑み、目標とする組織を持つ第1および
第2構成部を備えた鋳物を得ることのできる前記金型鋳
造法を提供することを目的とする。
第2構成部を備えた鋳物を得ることのできる前記金型鋳
造法を提供することを目的とする。
B0発明の構成
fll 問題点を解決するための手段本発明は、前記
金型の第1構成部成形領域と第2構成部成形領域との間
の熱伝導を抑制した状態において、注湯前に前記第1構
成部成形領域の温度が前記第2構成部成形領域の温度よ
りも低くなるように前記金型を加熱し、また注湯開始に
伴い前記金型の加熱を停止するか、または該金型の加熱
用熱量を減少した状態で、前記第1構成部成形領域を急
冷すると共に前記第2構成部成形領域を徐冷することを
特徴とする。
金型の第1構成部成形領域と第2構成部成形領域との間
の熱伝導を抑制した状態において、注湯前に前記第1構
成部成形領域の温度が前記第2構成部成形領域の温度よ
りも低くなるように前記金型を加熱し、また注湯開始に
伴い前記金型の加熱を停止するか、または該金型の加熱
用熱量を減少した状態で、前記第1構成部成形領域を急
冷すると共に前記第2構成部成形領域を徐冷することを
特徴とする。
(2)作 用
注湯前においては、第1構成部成形領域の温度が第2構
成部成形領域のそれよりも低くなっており、また両領域
間の熱伝導が抑制されていることもあって、それらの間
に明確な温度差が現れる。
成部成形領域のそれよりも低くなっており、また両領域
間の熱伝導が抑制されていることもあって、それらの間
に明確な温度差が現れる。
そして注湯開始に伴い金型の加熱を停止するか、または
その金型への加熱用熱量を織少した状態で、第1構成部
成形領域を急冷すると共に第2構成部成形領域を徐冷す
ると、両領域間に、前記急徐冷操作ならびに前記温度差
および前記熱伝導の抑制に起因して明確な温度差が現れ
、これにより鋳物の第1構成部を硬い組織に、また第2
構成部を軟らかい組織にすることができる。
その金型への加熱用熱量を織少した状態で、第1構成部
成形領域を急冷すると共に第2構成部成形領域を徐冷す
ると、両領域間に、前記急徐冷操作ならびに前記温度差
および前記熱伝導の抑制に起因して明確な温度差が現れ
、これにより鋳物の第1構成部を硬い組織に、また第2
構成部を軟らかい組織にすることができる。
(3)実施例
第1図は鋳鉄鋳物としてのカム軸1を示し、そのカム軸
1は複数のカム部2、軸部3およびジャーナル部4を備
えている。第1構成部としての、各カム部2のノーズ部
分2aは硬い組織、この場合はチル組織であり、第2構
成部としての、カム軸1の他の部分、即ち各カム部2の
円弧部分2b、各軸部3および各ジャーナル部4は軟ら
かい組織、この場合は共晶黒鉛または片状黒鉛&1Ir
aである。
1は複数のカム部2、軸部3およびジャーナル部4を備
えている。第1構成部としての、各カム部2のノーズ部
分2aは硬い組織、この場合はチル組織であり、第2構
成部としての、カム軸1の他の部分、即ち各カム部2の
円弧部分2b、各軸部3および各ジャーナル部4は軟ら
かい組織、この場合は共晶黒鉛または片状黒鉛&1Ir
aである。
第2〜第7図は、カム軸1を鋳造するための金型5を備
えた鋳造装置Mを示す。金型5は、第1型5Iと第2型
5tとより二つ割に構成され、第1および第2型5..
5.0合せ面5aにより湯口6、ランナ7、ゲート8、
カム軸成形用キャビティ9および押湯口10がそれぞれ
画成される。
えた鋳造装置Mを示す。金型5は、第1型5Iと第2型
5tとより二つ割に構成され、第1および第2型5..
5.0合せ面5aにより湯口6、ランナ7、ゲート8、
カム軸成形用キャビティ9および押湯口10がそれぞれ
画成される。
第1および第2型51,5□は略同−の構成を有するの
で、第1型5.について説明する。第1型5.は、湯口
6、ランナ7およびゲート8を有する本体11と、キャ
ビティ9および押湯口10を有し、本体11の凹部12
に断熱材13.を介して嵌着された成形ブロック14と
よりなる。
で、第1型5.について説明する。第1型5.は、湯口
6、ランナ7およびゲート8を有する本体11と、キャ
ビティ9および押湯口10を有し、本体11の凹部12
に断熱材13.を介して嵌着された成形ブロック14と
よりなる。
成形ブロック14は、第2構成部成形領域として機能す
べく、カム部2のノーズ部分2aを除く円弧部分2bの
全体または半分を成形する円弧部分成形地帯a++az
(第4.第5図)、軸部3を成形する軸部成形地帯すお
よびジャーナル部4を成形するジャーナル部成形地帯C
を有する徐冷体15と、第1構成部成形領域として機能
すべく、第1型5.の本体11および徐冷体15の貫通
孔16.17に装着されて、カム部2のノーズ部分2a
の全体または半分を成形するノーズ部分成形地帯d+、
dz(第5図、第6図)を有する複数の板状急冷体IL
、18gとよりなる。
べく、カム部2のノーズ部分2aを除く円弧部分2bの
全体または半分を成形する円弧部分成形地帯a++az
(第4.第5図)、軸部3を成形する軸部成形地帯すお
よびジャーナル部4を成形するジャーナル部成形地帯C
を有する徐冷体15と、第1構成部成形領域として機能
すべく、第1型5.の本体11および徐冷体15の貫通
孔16.17に装着されて、カム部2のノーズ部分2a
の全体または半分を成形するノーズ部分成形地帯d+、
dz(第5図、第6図)を有する複数の板状急冷体IL
、18gとよりなる。
徐冷体15と各急冷体181,181との間に前記と同
様の断熱材13□が介装されるが、徐冷体15と急冷体
LL、18gとは合せ面5a近傍において直接接触して
いている。これにより徐冷体15と急冷体18..1B
□との間には熱伝導が行われるが、それは大幅に抑制さ
れる。
様の断熱材13□が介装されるが、徐冷体15と急冷体
LL、18gとは合せ面5a近傍において直接接触して
いている。これにより徐冷体15と急冷体18..1B
□との間には熱伝導が行われるが、それは大幅に抑制さ
れる。
本体11および急冷体IL、18□は0.8〜4重量%
のCrを含有するCu−Cr合金より構成され、その熱
伝導率は0.4〜0.8 c a l/cm/s/’C
である。
のCrを含有するCu−Cr合金より構成され、その熱
伝導率は0.4〜0.8 c a l/cm/s/’C
である。
徐冷体15は黒鉛より構成され、その熱伝導率は0.0
05〜0.4 c a l/cub/s/”Cである。
05〜0.4 c a l/cub/s/”Cである。
徐冷体15の構成材料としては、黒鉛の外にセラミック
、銅合金、鋼等を用いることが可能であるが、何れの場
合にも急冷体t8..ILよりも熱伝導率の低いものが
良い。
、銅合金、鋼等を用いることが可能であるが、何れの場
合にも急冷体t8..ILよりも熱伝導率の低いものが
良い。
断熱材13+、13gとしてはアルミナ繊維、シリカ繊
維等の無機繊維よりなるセラミックシートが用いられて
いる。
維等の無機繊維よりなるセラミックシートが用いられて
いる。
本体11に冷却回路C1が設けられ、その冷却回路C3
は湯口6に沿って本体11に穿設された垂直な冷却水用
導入路19と、成形ブロック14に沿って本体11に穿
設された垂直な冷却水用導入路20と、両者19.20
をそれらの下部で接続すべく本体11に穿設された水平
な連通路21とより構成される。
は湯口6に沿って本体11に穿設された垂直な冷却水用
導入路19と、成形ブロック14に沿って本体11に穿
設された垂直な冷却水用導入路20と、両者19.20
をそれらの下部で接続すべく本体11に穿設された水平
な連通路21とより構成される。
また徐冷体15に加熱回路Hと冷却回路C2とが設けら
れる。加熱回路Hは各急冷体18t、18□を挟み、且
つ合せ面5aに接近させて徐冷体15に穿設された一対
の垂直な挿入孔22と、各挿入孔22に装着された棒状
ヒータ23とよりなる。また冷却回路C0は各急冷体1
81.18□を挟み、且つ合せ面5aから遠去かるよう
に徐冷体15に穿設された垂直な冷却水用導入および排
出路24.25ならびに両者をそれらの下部で接続すべ
く徐冷体15に穿設された水平な連通路26よりなる。
れる。加熱回路Hは各急冷体18t、18□を挟み、且
つ合せ面5aに接近させて徐冷体15に穿設された一対
の垂直な挿入孔22と、各挿入孔22に装着された棒状
ヒータ23とよりなる。また冷却回路C0は各急冷体1
81.18□を挟み、且つ合せ面5aから遠去かるよう
に徐冷体15に穿設された垂直な冷却水用導入および排
出路24.25ならびに両者をそれらの下部で接続すべ
く徐冷体15に穿設された水平な連通路26よりなる。
この場合、徐冷体15における冷却回路C2の占有体積
は小さい。
は小さい。
さらに、各急冷体18..ILに冷却回路C3が設けら
れ、その冷却回路C1は急冷体18.。
れ、その冷却回路C1は急冷体18.。
18□に穿設された水平な冷却水用導入および排出路2
7.28ならびにそれらをノーズ部分成形地帯d、、d
、の近傍で接続する水平な連通路29よりなる。この場
合、急冷体18+、18gにおける冷却回路C1の占有
体積は大きい。
7.28ならびにそれらをノーズ部分成形地帯d、、d
、の近傍で接続する水平な連通路29よりなる。この場
合、急冷体18+、18gにおける冷却回路C1の占有
体積は大きい。
第1.第2型5+、5gにおける加熱回路Hの各ヒータ
23は加熱制御器chに接続される。その加熱制御器c
hは注湯に先立って各ヒータ23に通電して徐冷体15
を加熱し、また注湯開始に伴い各ヒータ23への通電を
停止する機能を備えている。
23は加熱制御器chに接続される。その加熱制御器c
hは注湯に先立って各ヒータ23に通電して徐冷体15
を加熱し、また注湯開始に伴い各ヒータ23への通電を
停止する機能を備えている。
前記加熱時において、徐冷体15からの熱伝導によって
急冷体’IL、18gも加熱されるが、両者15;1B
1.18g間には断熱材13gが介在しており、また両
者15;IL、18gの直接接触する部分も少ないこと
もあって、前記熱伝導は大幅に抑制され、したがって急
冷体181゜18□の温度は徐冷体15に比べて低くな
り、それらの間に明確な温度差が現れる。
急冷体’IL、18gも加熱されるが、両者15;1B
1.18g間には断熱材13gが介在しており、また両
者15;IL、18gの直接接触する部分も少ないこと
もあって、前記熱伝導は大幅に抑制され、したがって急
冷体181゜18□の温度は徐冷体15に比べて低くな
り、それらの間に明確な温度差が現れる。
第1.第2型51,5□における各冷却回路01〜C1
の導入路19.24.27および排出路20.25.2
8は冷却制御器Ccに接続される。
の導入路19.24.27および排出路20.25.2
8は冷却制御器Ccに接続される。
その冷却制御器Ccは注湯開始に伴い各冷却回路01〜
C8に冷却水を流通させて本体11、徐冷体15および
急冷体18..18□を冷却する機能を有する。
C8に冷却水を流通させて本体11、徐冷体15および
急冷体18..18□を冷却する機能を有する。
前記冷却時において、徐冷体15では、それ自体の熱伝
導率が低く、また冷却回路C2の占有体積が小さいこと
に起因して徐冷が行われる。一方、急冷体LL、18z
では、それ自体の熱伝導率が高く、また冷却回路C1の
占有体積が大きいことに起因して急冷が行われる。この
場合、急冷体181.18□と徐冷体15との間に断熱
材132が介在し、また注湯前の温度差もあって両者1
5;183,18z間には明確な温度差が現れる。
導率が低く、また冷却回路C2の占有体積が小さいこと
に起因して徐冷が行われる。一方、急冷体LL、18z
では、それ自体の熱伝導率が高く、また冷却回路C1の
占有体積が大きいことに起因して急冷が行われる。この
場合、急冷体181.18□と徐冷体15との間に断熱
材132が介在し、また注湯前の温度差もあって両者1
5;183,18z間には明確な温度差が現れる。
これにより、カム軸1の各カム部2におけるノーズ部分
2aをチル組織に、またカム軸lの他の部分を共晶黒鉛
または片状黒鉛組織にすることができる。
2aをチル組織に、またカム軸lの他の部分を共晶黒鉛
または片状黒鉛組織にすることができる。
次に、前記鋳造装置Mによるカム軸1の鋳造作業につい
て説明する。
て説明する。
先ず、表■に示す、JIS FC20〜FC30相当
の鋳鉄成分の溶湯を調製する。
の鋳鉄成分の溶湯を調製する。
表 I
前記溶湯に、カム軸1が表■の組成を有するように、0
.15重量%のFe−3iを添加する。
.15重量%のFe−3iを添加する。
表 ■
金型5は、注湯に先立って加熱回路Hにより加熱され、
徐冷体15は150〜450℃に、また各急冷体IL、
18gは120℃にそれぞれ維持される。この金型5に
、接種後の溶湯を温度1380〜1420℃にて注入し
、カム軸lを鋳造する。この時の鋳込重量は5kgであ
る。
徐冷体15は150〜450℃に、また各急冷体IL、
18gは120℃にそれぞれ維持される。この金型5に
、接種後の溶湯を温度1380〜1420℃にて注入し
、カム軸lを鋳造する。この時の鋳込重量は5kgであ
る。
前記のように金型5を加熱しておくと、注湯時揚泥れ性
を良好にし、また溶湯の急激な冷却に起因したカム軸l
の割れ等を回避することができる。
を良好にし、また溶湯の急激な冷却に起因したカム軸l
の割れ等を回避することができる。
注湯開始後、加熱回路Hによる金型5の加熱を停止し、
同時に冷却回路C6〜C3により金型5の冷却を開始し
て徐冷体15を徐冷すると共に各急冷体1B、、18□
を急冷する。
同時に冷却回路C6〜C3により金型5の冷却を開始し
て徐冷体15を徐冷すると共に各急冷体1B、、18□
を急冷する。
この冷却操作を、カム軸lが凝固を終了して、その外周
全体が殻状の凝固層に変わるまで続行し、その後型開き
を行い、カム軸1を離型する。
全体が殻状の凝固層に変わるまで続行し、その後型開き
を行い、カム軸1を離型する。
この離型時における前記凝固層の温度は、共晶線からそ
の直下350℃位が良く、これによりカム軸1の熱間割
れを回避し、またカム軸1の凝固収縮に起因した金型5
の損傷を回避することができる。
の直下350℃位が良く、これによりカム軸1の熱間割
れを回避し、またカム軸1の凝固収縮に起因した金型5
の損傷を回避することができる。
カム軸1において、各ノーズ部分2aは第8図の金属組
織を示す顕微鏡写真(100倍)から明らかなように微
細なFe、C(白色部分)を析出したチル組織となり、
他の部分、例えばジャーナル部4は、第9図の金属組織
を示す顕微鏡写真(100倍)から明らかなように片状
黒鉛(黒線部分)を有するMi織となる。
織を示す顕微鏡写真(100倍)から明らかなように微
細なFe、C(白色部分)を析出したチル組織となり、
他の部分、例えばジャーナル部4は、第9図の金属組織
を示す顕微鏡写真(100倍)から明らかなように片状
黒鉛(黒線部分)を有するMi織となる。
前記チル組織の各ノーズ部分2aは耐摩耗性に優れ、ま
た前記片状黒鉛組織のジャーナル部4等は靭性を有し、
機械加工性も良好である。
た前記片状黒鉛組織のジャーナル部4等は靭性を有し、
機械加工性も良好である。
本発明はカム軸に限らず、クランクシャフト、ナックル
アーム、ブレーキキャリパ等の機械部品の鋳造にも適用
され、また鋳造材としては鋳鉄に限らず普通鋳鋼および
合金鋳鋼を使用することも可能である。さらに溶湯開始
に伴い各ヒータ23への通電量を減らして、金型5への
加熱用熱量を減少するように、加熱制御器chを構成し
てもよい。
アーム、ブレーキキャリパ等の機械部品の鋳造にも適用
され、また鋳造材としては鋳鉄に限らず普通鋳鋼および
合金鋳鋼を使用することも可能である。さらに溶湯開始
に伴い各ヒータ23への通電量を減らして、金型5への
加熱用熱量を減少するように、加熱制御器chを構成し
てもよい。
C0発明の効果
本発明によれば、金型の第1構成部成形領域と第2構成
部成形領域との間に明確な温度差を現出させて、硬い組
織の第1構成部と、軟らかい組織の第2構成部とを備え
た鋳物を確実に得ることができる。
部成形領域との間に明確な温度差を現出させて、硬い組
織の第1構成部と、軟らかい組織の第2構成部とを備え
た鋳物を確実に得ることができる。
第1図はカム軸の正面図、第2ないし第7図は鋳造装置
を示し、第2図は全体の斜視図、第3図は第2図m−m
矢視図、第4.第5.第6図は第3図rV−IV線、V
−V線、Vl−VI線断面図、第7図は第6図■−■線
断面図、第8.第9図は金属組織を示す顕微鏡写真であ
る。 ■・・・鋳物としてのカム軸、2a・・・第1構成部と
してのカム部のノーズ部分、2b、3.4・・・第2構
成部としてのカム部の円弧部分、軸部、ジャーナル部、
5・・・金型、15・・・第2構成部成形領域としての
徐冷体、IL、18オ・・・第1構成部成形領域として
の急冷体、Cオ、Cs・・・冷却回路、H・・・加熱回
路 特 許 出 願 人 本田技研工業株式会社代理人
弁理士 落 合 健第1 ズ 第3図 第6図 /″マ 第7図 第8図
を示し、第2図は全体の斜視図、第3図は第2図m−m
矢視図、第4.第5.第6図は第3図rV−IV線、V
−V線、Vl−VI線断面図、第7図は第6図■−■線
断面図、第8.第9図は金属組織を示す顕微鏡写真であ
る。 ■・・・鋳物としてのカム軸、2a・・・第1構成部と
してのカム部のノーズ部分、2b、3.4・・・第2構
成部としてのカム部の円弧部分、軸部、ジャーナル部、
5・・・金型、15・・・第2構成部成形領域としての
徐冷体、IL、18オ・・・第1構成部成形領域として
の急冷体、Cオ、Cs・・・冷却回路、H・・・加熱回
路 特 許 出 願 人 本田技研工業株式会社代理人
弁理士 落 合 健第1 ズ 第3図 第6図 /″マ 第7図 第8図
Claims (1)
- 硬い組織の第1構成部と、軟らかい組織の第2構成部と
を備えた鋳物を金型により鋳造するに当り、前記金型の
第1構成部成形領域と第2構成部成形領域との間の熱伝
導を抑制した状態において、注湯前に前記第1構成部成
形領域の温度が前記第2構成部成形領域の温度よりも低
くなるように前記金型を加熱し、また注湯開始に伴い前
記金型の加熱を停止するか、または該金型への加熱用熱
量を減少した状態で、前記第1構成部成形領域を急冷す
ると共に前記第2構成部成形領域を徐冷することを特徴
とする金型鋳造法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP463087A JPS63174776A (ja) | 1987-01-12 | 1987-01-12 | 金型鋳造法 |
CA000556226A CA1315955C (en) | 1987-01-12 | 1988-01-11 | Mold casting process and apparatus, and method for producing mechanical parts |
EP88300217A EP0275177B1 (en) | 1987-01-12 | 1988-01-12 | Mold casting process and apparatus, and method for producing mechanical parts |
DE88300217T DE3885309T2 (de) | 1987-01-12 | 1988-01-12 | Verfahren und Vorrichtung zum Giessen in einer Giessform und Verfahren zur Herstellung von Maschinenteilen. |
US07/143,625 US4971134A (en) | 1987-01-12 | 1988-01-13 | Mold casting process and apparatus, and method for producing mechanical parts |
US07/583,965 US5065810A (en) | 1987-01-12 | 1990-09-17 | Method of producing mechanical parts by mold casting |
US07/769,323 US5263532A (en) | 1987-01-12 | 1991-09-30 | Mold casting process and apparatus and method for producing mechanical parts |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP463087A JPS63174776A (ja) | 1987-01-12 | 1987-01-12 | 金型鋳造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63174776A true JPS63174776A (ja) | 1988-07-19 |
JPH0455775B2 JPH0455775B2 (ja) | 1992-09-04 |
Family
ID=11589340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP463087A Granted JPS63174776A (ja) | 1987-01-12 | 1987-01-12 | 金型鋳造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63174776A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106077467A (zh) * | 2016-07-29 | 2016-11-09 | 无锡市三峰仪器设备有限公司 | 一种铸造用覆膜砂模具 |
CN116571714A (zh) * | 2023-04-04 | 2023-08-11 | 江苏金卫机械设备有限公司 | 一种工作效率高的压铸模具更换用夹持装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5575874A (en) * | 1978-11-30 | 1980-06-07 | Yanmar Diesel Engine Co Ltd | Production of tough cast iron casting |
JPS5649177A (en) * | 1979-09-28 | 1981-05-02 | Toshima Kousan Kk | Automatic mahjong table frame |
-
1987
- 1987-01-12 JP JP463087A patent/JPS63174776A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5575874A (en) * | 1978-11-30 | 1980-06-07 | Yanmar Diesel Engine Co Ltd | Production of tough cast iron casting |
JPS5649177A (en) * | 1979-09-28 | 1981-05-02 | Toshima Kousan Kk | Automatic mahjong table frame |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106077467A (zh) * | 2016-07-29 | 2016-11-09 | 无锡市三峰仪器设备有限公司 | 一种铸造用覆膜砂模具 |
CN116571714A (zh) * | 2023-04-04 | 2023-08-11 | 江苏金卫机械设备有限公司 | 一种工作效率高的压铸模具更换用夹持装置 |
CN116571714B (zh) * | 2023-04-04 | 2023-12-22 | 江苏金卫机械设备有限公司 | 一种工作效率高的压铸模具更换用夹持装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0455775B2 (ja) | 1992-09-04 |
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---|---|---|---|
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