JPS63173841A

JPS63173841A - デイ−ゼルエンジン用燃料配管系の自動空気抜き装置

Info

Publication number: JPS63173841A
Application number: JP454687A
Authority: JP
Inventors: Michihiko Nawata; 縄田　道彦
Original assignee: Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Current assignee: Yanmar Co Ltd
Priority date: 1987-01-12
Filing date: 1987-01-12
Publication date: 1988-07-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は燃料ヘッドのみで燃料をエンジン（燃料ポンプ
）に供給する方式の配管を持つ小型ディーピルエンジン
用燃料配管系に関する。

（従来技術）従来のディーゼルエンジン用燃料配管系の構造を第１図
を利用して説明する。第１図において燃料タンク１の底
部は燃料フィルタ２の入口３に接続し、燃料フィルタ２
の出口４は配管５を介して燃料ポンプ６の入ロアに接続
し、配管５の途中部分から空気抜き用パイプ８が起立し
、燃料タンク１内の燃料液面９より上りの部分において
燃料タンク１内の空間１０に対し、従来は単に開放して
いる。

ところがその場合は燃料フィルタ２の目づまりにより、
燃料フィルタ２の通路抵抗が大きくなり、空気抜き用パ
イプ８の方から空気を吸い込み、エンジンが停止してし
まう。又エンジンが極端に傾斜した場合、空気抜き用パ
イプ８より濾過前のダストの混入した燃料を吸い込み、
燃料ポンプ６内のプランジャ摩耗を促進する。又燃料ポ
ンプ６の入ロア部分では、１ランジヤの作動毎に気泡を
含むスピル燃料が矢印１１のように流出するため、燃料
タンク１内の燃料が少なくなると空気抜き用パイプ８内
の油面の上下動が激しくなり、燃料とエアの混合が激し
くなり、多聞の空気をポンプが吸入し、噴射が不安定に
なる。

（発明の目的）本発明は燃料タンクへ燃料を補給する時に、配管内の空
気を自動的に扱き、運転時に空気抜き用パイプ８内の圧
力が正の時には燃料と共に空気も抜き、空気抜ぎ用パイ
プ８内の圧力が負の時には、外部の空気が空気抜き用パ
イプ８内に入り込むのを防ぎ、燃料タンク１内の空気が
少なくなっても噴射を安定さゼ、燃料フィルタ２のメン
テプンス時間を延長すること等を目的としている。

（発明の構成）本発明は、燃料タンクの底部を燃料フィルタを介して燃
料ポンプに接続し、上端部が燃料タンクの燃料液面上に
開口した空気抜き用パイプの下端部を燃料フィルタ出口
と燃料ポンプ入口の闇の配管に接続したディーゼルエン
ジン用燃料配管系において、空気抜き用パイプの１端部
にその開口に対しわずかな隙間をへだてて弁体を配置し
た逆止弁を設けたことを特徴とする自動空気抜き装置で
ある。

（実施例）第１図の空気抜き用パイプ８は透明なアクリル樹脂製で
、内径は例えば５ｒｒｕＲである。１３は樹脂製のホル
ダーで、空気抜き用パイプ８の上端部に嵌合固定され、
空気抜き用パイプ８に連通した同径の開口１４を有する
。ホルダー１３は空気抜ぎ用パイプ８の上端部から横方
向へ延び、先端部にボルト１５によりクリアランス調整
プレート１６を介して板ばね１７（リードパルプ１２の
弁体）の基端部が固定されている。板ばね１７は板厚ｔ
１が例えば０．２ｍのばね鋼板製である。クリアランス
（隙間）ｔ２は例えば０．３ｍｙｒ、ボルト１５部分の
支点からの腕長さ１は例えば４０ｍであり、各部の寸法
は機種、用途等に応じて調整により最適値に定められる
。

第２図の（１）は燃料補給時を示してＪ′３つ、燃料タ
ンク１内の燃料液面の上昇により、空気抜き用パイプ８
内の燃料液面も上昇し、空気抜き用パイプ８内の空気が
リードパルプ１２を通して排出される。

第２図（２）は運転中正圧時を示しており、前記スピル
燃料（気泡を含む）が空気抜き用パイプ８内を上昇し、
この燃料の放出に伴い空気抜き用パイプ８内の空気が抜
ける。

第２図（３）は運転中負圧時を示しており、燃料フィル
タ２の目づまり等により空気抜き用パイプ８内が負圧に
なると、リードパルプ１２が閉じ、外部の空気を空気抜
き用パイプ８内に吸い込まないから、空気抜き用パイプ
８の上端部まで燃料が充填された状態に保持される。

第３図は圧力変動とリードパルプｒｆ８ｒ！１の関係を
示すグラフである。燃料ポンプの運転条件は、４０履３
／　ｓｔ／　１２００ｒｐ−で、第１図に関連して説明
したリードパルプ１２を用いてテストを実施した場合、
リードパルプ１２が作動している時の空気抜き用パイプ
８内の圧力変動とリードパルプ１２の開開の関係は第３
図の通りであった。この図から明らかなように、正圧時
にリードパルプ１２が開いて空気が抜け、負圧時にはリ
ードパルプ１２が閉となり空気を吸い込まない。

第４図はリードパルプ１２の作動域を示す。板ばねの厚
さｔｌ　＝０．２ｍ一定でクリアランスｔ２を変更する
と、ｔ２　＝０．５Ｉ１ｍＦＬｔ８００ｒｐｍ以上で作
動し、液面の上下動はなくなる。即ちｔ２−０．５ｍｒ
ａ以下では、８００　ｒｐｍまでは空気抜き用パイプ８
内で油面の上下動が回転数の増加につれて増加している
が、８００　ｒｐｍ以上では液面の上下動はＯとなって
いる。１２＝０．３ｍにするとざらに低速域（３００ｒ
ｐｌから作動づ“る。

即ち３００”ｒｐｍ以上では油面の上下動はなくなって
いる。、ｔ２−０．１＃１Ｉ１１以下ではクリアランス
に燃料が入り込み、停止時に空気が抜けないという問題
が生ずる。従ってテストの結果、最適寸法は、板ばねの
厚さ二〇、２ｍ、クリアランス二０．３履となる。尚第
１図に示すリードパルプ１２の長さ１、幅ｄ等により上
記最適値は変化する。

（発明の効果）以上説明したように本発明によると、次のような効果が
得られる。

（１）燃料タンク１へ燃料を補給する時にリードバルブ
１２は問いており、配管５、空気抜き用パイプ８内の空
気は自動的に抜ける。

（２）運転時に、空気抜き用パイプ８内の圧力が正の時
、リードバルブ１２は開いており、燃料の流出と共に空
気も扱ける。

（３）運転時空気抜き用パイプ８内の圧力が負の時、リ
ードバルブ１２は１！］となり、外部の空気が空気抜き
用パイプ８内へ入り込むのを防ぐ。燃料フィルタ２の目
づまりにより抵抗が大きくなっても、このリードバルブ
１２により空気の吸い込みを防ぐことができる。

（４）燃料タンク１内の燃料が少なくなっても空気抜き
用パイプ８内の油面の上下動はなくなり、噴射が安定す
る。

（５）リードバルブ１２を設けることにより、燃料の循
環が発生し、燃料フィルタ２の目づまり時間が延長され
、メンデナンス時間を延ばせる効果が期待できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置の構造略図、第２図は作動説
明図、第３図は圧力変動とリードバルブ開閉を示すグラ
フ、第４図はリードバルブの作動域を示ずグラフである
。１・・・燃料タンク、２・・・燃料フィルタ、４・・
・出口、５・・・配管、６・・・燃料ポンプ、７・・・
入口、８・・・空気抜き用パイプ、９・・・液面、１２
・・・リードバルブ（逆出弁）、１４・・・聞１］、１
７・・・板ばね（弁体）、ｔ２・・・クリアランス（隙
間）特許出願人　ヤンマーディーゼル株式会社燃達４ホ
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Claims

【特許請求の範囲】

（１）燃料タンクの底部を燃料フィルタを介して燃料ポ
ンプに接続し、上端部が燃料タンクの燃料液面上に開口
した空気抜き用パイプの下端部を燃料フィルタ出口と燃
料ポンプ入口の間の配管に接続したディーゼルエンジン
用燃料配管系において、空気抜き用パイプの上端部にそ
の開口に対しわずかな隙間をへだてて弁体を配置した逆
止弁を設けたことを特徴とする自動空気抜き装置。
（２）逆止弁の弁体が板ばね又はばね相当の弾性体であ
る特許請求の範囲１項記載のディーゼルエンジン用燃料
配管系の自動空気抜き装置。