JPS63170072A - 番号印刷機の番号変換制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紙幣や有価証券などの印刷物に一連番号を印刷
する番号印刷機において、番号器の番号変換を制御する
番号変換制御装置に関するものである。

〔従来の技術〕

紙幣や有価証券などの印刷物に一連番号を印刷する場合
には、絵柄を印刷する枚葉印刷機に付設した番号印刷機
かあるいは独立した番号印刷機が用いられる。この種の
番号印刷機は１個または複数個の番号器が外周部に装着
された番号胴と、この番号胴と局面を対接させた圧胴と
を備えておシ、インキ装置で番号器の印字に供給された
インキは、番号胴と圧胴との間を通過する紙に転写され
て番号印刷が施される。そして番号器の印字は、機台フ
レーム側に設けられた番号変換装置によって番号胴の１
回転に１回ずつ番号変換され、これによって紙には一連
番号が印刷される。そしてこのような番号器の印字を変
換させる番号変換装置としては、例えば特公昭５８−５
０８７０号公報に開示されたものが知られている。この
番号変換装置は、フレーム側に回動自在に枢着された円
弧径溝状の変換カムを備えておシ、番号器は周回時にこ
の変換カムを通過することにより番号が変換されるよう
に構成されている。また変換カムには、ソレノイドが付
設されており、吸引によりレバーを介し変換カムを番号
器の周回軌跡外に回動させて番号を非変換にするように
構成されている。

また、特公昭５１−１７０８４号公報に開示されている
ものは、フレーム側に回動自任に枢着された円弧形溝状
の変換カムと、この変換カムを番号器１回転につき１回
ずつ揺動させるカム機構と、胴抜きなどの印刷停止動作
に連動して変換カムを非作動位置で係止する係止機構と
を備えている。

このように構成されていることにより、印刷中は変換カ
ムの揺動係止が解かれているので、番号器が回転すると
、その１回転につき１回ずつ変換カムが揺動して番号器
の番号が変換される。印刷が停止されると、変換カムが
非作動状態で揺動を係止されるので、番号器が周回して
も番号が変換されない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、このような従来の番号印刷機においては
、いずれも複数個の番号器を番号器の外周部に円周方向
に並列させて装着した場合、そのうちの何個かが変換し
た状態で停止することがあシ、印刷再開時に番号が欠番
になって印刷されると言う不都合が発生することがあっ
た。また、変換カムの作動、非作動とを胴の着脱に連動
させるものにおいては、色合わせのための試し刷シ時に
も番号が変換してしまって正規の印刷物が連番にならな
いと言う問題があった。さらにソレノイドで変換カムを
直接揺動させるものにおいては、高速運転の場合にソレ
ノイドが信号を受けてから動作が終了するまでの時間が
胴周切欠き通過時間よシ長いと、切欠きが米る前のタイ
ミングで信号を受けなければならないが、このように調
整しておくと、低速運転の場合、切欠き部が来る前に動
作が始まってしまうことがあって切替タイミングの制御
が難しいと言う問題があった。

〔問題点を解決するための手段〕

このような問題点を解決するために本発明では、外周部
に番号器が装着された番号器の局面近傍にこれと平行す
る番号変換カム軸を回転自在に軸架し、カムレバーと一
体的に揺動してその揺動端部が番号器の番号変換用部材
と係合する番号変換部材を番号質挨カム軸に固定すると
ともに、作動、非作動によりそれぞれ番号変換カム軸側
の部材と係合、非係合となる作動部材を備えこの係合、
非係合によりカムレバーの揺動を許した多揺動を規制し
た９するカムレバー制御手段を設けた。

〔作用〕

機械が運転されて番号器が回転すると、番号変換カムが
回転するが、本則シ前の色合わせなどのための試し刷ｐ
中は、カムレバー制御手段がカムレバーの回動を係止し
ているので、番号器は番号変換カムと係合せず、番号は
変換されない。印刷が安定した時点で押ボタンを押すと
、カムレバー制御手段が作動し、この作動以後最初に対
応するカム面山部等によりカムレバーの回動係止が解か
れ、番号の変換が開始される。この場合、カム面の上記
山部等は胴周切欠きと一致しているので、１枚の紙のく
わえからすべての番号が変換される。

印刷終了に際して押ボタン操作または胴抜き動作に連動
してカムレバー制御手段が作動し、作動径最初のカム面
山部等でカムレバーの回動が係止される。したがって、
次回の運転再開時には運転停止前に連続する連番の印字
が行われる。

〔実施例′〕

第１図ないし第３図は本発明に係る番号印刷機の番号変
換制御装置の実施例を示し、第１図はこれを実施した番
号印刷機の番号器近傍の一部破断展開正面図、第２図は
第１図のＡＡ拡大縦断面図、第３図は第１図のＢ視測面
図である。これらの図において左右のフレーム１，２に
偏心軸受３，４を介して回転自在に軸支された番号器５
は、中空状の胴軸６と、フレーム１，２間に位置して胴
軸６上にキーと割線めとで固定されたそれぞれ複数個ず
つの番号器装着板７，８とを備えておシ、各番号器装着
板７，８の外周部には、それぞれ複数個ずつの番号器９
，１０が、円周方向に並列して装着されている。１１は
胴軸６に軸着された胴ギアであって、原動側のギア１２
と噛合っておシ、これにより誉号胴５は原動側から駆動
されている。

また、左右の偏心軸受３，４のフレーム外突出部には、
フレーム１，２側に枢着のレバー１３に一端を枢着され
たリンク１４の他端が枢着されておシ、フレーム側のカ
ム機構でレバー１５を揺動させることにより、レバー１
３とリンク１４とを介して偏ＪＬｌ軸受３，４が回動し
、番号器５が、番号器９．１０を対接させた圧胴１６に
対して胴入れ、胴抜きされるように構成されている。

番号器５０局面近傍には、番号変換カム軸１７が、カラ
ー１８．１９で軸方向への移動を規制されて左右のフレ
ーム１，２間に回動自在に軸架されておシ、そのフレー
ム１からの突出端には、遊端部にカムフォロア２０が枢
着でれたカムレバー２１が軸着されている。一方、前記
胴ギア１１には、小径部２２ａ　と大径部２２ｂ　とか
らなるカム面を有する揺動用カム２２がボルト２３．２
４で固定されておシ、カムフォロア２ｏは、とノ揺動用
カム２２のカム面に対接されている。カムレバー２１の
遊端部に一端を枢着されたばね軸２５の他端は、フレー
ム１側のスタッド２６に摺動自在に嵌入されておシ、こ
のばね軸２５上には、カムフォロア２０を揺動用カム２
２のカム面に圧接させる方向の回動力をカムレバー２１
に付与する圧縮コイルばね２７が装着されている。さら
に番号変換カム軸１７上には、円弧状のカム面２８ａ　
を有する複数個の番号変換カム２８が、各番号器装着板
７，８に対応してキーと割線めとで固定されておシ、上
記カム機構で揺動するカムレバー２１と一体となって第
２図の実線位置と鎖線位置との間で揺動するように構成
されている。そしてカムフォロアがカム面の小径部２２
ａ　に対応していて番号変換カム２８が実線位置にある
ときに番号器とともに周回する番号器９，１０がカム面
２８ａを通過すると、番号器９，１０の番号変換用部材
としてのころ２９が第２図に符号２９ａ、２９ｃで示す
ような軌跡で移動し、番号器９．１０の番号が変換する
ように構成されている。また、カムフォロア２０がカム
面の大径部２２ｂに対応していて番号変換カム２８が鎖
線位置にあるときは、番号器９，１０が周回しても番号
が変換されない。そして、最初の番号器９，１０がカム
面に対応する前にカム面２８ａが鎖線位置から実線位置
へ移動し、最初の番号器９，１０がカム面２８ａを通過
し終わったときに、カム面２８ａが実線位置から鎖線位
置へ移動するように、揺動用カム２２のカム面円周角度
ならびに位相が設定されている。

このような番号変換カム機構には、カムレバー２１の揺
動を許したり移動を規制したりするカムレバー制御手段
が設けられている。すなわち、前記番号変換カム軸１７
の下方には、５字状に形成された作動部材としてのスト
ッパ３０がピン３１で回動自在に枢着されておシ、その
一方の遊端部に形成された係止片３０ａは、前記カムレ
バー２１の突片２１ａ　　と対応している。一方、スト
ッパ３０の下方に位置してフレーム１側に固定されたブ
ラケット３２には、押ボタン操作でＯＮ、ＯＦＦされる
ソレノイド３３が装着されており、そのアクチュエータ
３４はストッパ３０の他方の遊端部に枢着されたスタッ
ド３４に摺動自在に挿入されておシ、アクチュエータ３
４先端のカラー３６とスタッド３５との間には、アクチ
ュエータ３４をソレノイド３３の反吸引方向に付勢する
圧縮コイルばね３Ｔが介装されている。３８は係止片３
０ａ　と突片２１ａ　とを係合させる方向の回動力をス
トッパ３０に付勢する引つ張シばねであって、ストッパ
３０の遊端部とフレーム１側のばね受ｆｆ３９との間に
張架されており、カムフォロア２（ｉ！揺動用カム２２
の大径部２２ｂ　に対接しているときに係止片３０ａと
突片２１ａ　　との間にすき間ができてこれらが係合す
るように構成されている。

圧胴１６と局面を対接させた紙取側４０と同軸上には、
左右一対のスプロケット４１が軸着されておシ、各スプ
ロケット４１と図示しない排紙装置側のスプロケットと
の間には、図に矢印で示す方向に走行する排紙チェーン
４２が張架されておシ、左右の排紙チェーン４２間には
爪軸４３と爪台軸４４とからなる複数組の爪竿４５が一
定間隔で支架されておシ、各爪軸４３と爪台軸４４とに
は、複数個の爪４６と爪台４７とが互いに対応してそれ
ぞれ並設されている。

以上のように構成された番号印刷機の動作を説明する。

絵柄が印刷された紙は、矢印方向に回転する圧胴１６と
番号別５との間を通過するときに番号を印刷され、圧胴
１６の爪から排紙チェーン４２の爪４６と爪台４７とに
くわえ替えられ排紙チェーン４２の走行により搬送され
て排紙される。

このような番号印刷作業においては、重刷りに先立ち色
合わせなどのだめの何枚かの試し刷りが行われる。すな
わち、給紙が開始されるとカム機構によりレバー１５が
揺動して偏心軸受が回動し、圧胴１６に対し番号別５が
胴入れされる。このとき、押ボタンによりソレノイド３
３がＯＦＦになっていて、ストッパ３０が引つ張９ばね
３８の引っ張り力で第３図における反時計方向の回動力
を付与されているので、揺動用カム２２の回転によりそ
の大径部２２ｂがカムフォロア２０に対応してカムレバ
ー２１が反時計方向に回動して係止片３０ａ　　と突片
２１ａ　とが係合し、カムレバー２１の回動が規制され
る。したがって揺動用カム２２が回動しても空転してい
るだけであってカムレバー２１は回動しない。この結果
、番号変換カム２８は第２図の鎖線位置に回動しており
、番号器９゜１０が周回しても番号が変換されない。色
合わせが終わり、押ボタンを押してソレノイド３３をＯ
Ｎにすると、アクチュエータ３４が吸引されてストッパ
３０に第３図における時計方向の回動力が付与されるの
で、揺動用カム２２が１回動してその大径部２２ｂがカ
ムフォロア２０に対応すると、係止片３０ａ　と突片２
１ａ　　との間にすき間ができ、ストッパ２１が第３図
の時引力向に回動する。したがって係止片３０ａと突片
２１ａとの係合が解けてこのあとはカムレバー２８が揺
動用カム２２のカム面どおりの運動をする。すなわちカ
ムフォロア２０が大径部２２ｂから下シ傾斜面を下って
小径部２２ａ　に対応すると、カムレバー２１を介して
番号変換カム２８が第２図の実線位置へ移動１〜、複数
個の番号器９，１０のうちの最初の番号器１０から番号
が変換される。途中の番号器９（１０）から番号変換が
始まることがない。

給紙不良等によって番号別５が胴抜きされるめＮあるい
は押ボタンを押すと、ソレノイド３３がＯＦＦになり、
ストッパ３０は引つ張υばね３８により第３図における
反時計方向の回動力を付与される。そして、揺動用カム
２２が回動を続けてその大径部２２ｂ　がカムフォロア
２０に対応すると、カムレバー２１が回動して突片３０
ａが上昇するので、ストッパ３０が回動して係止片２１
ａが突片３０ａ　と係合し、カムレバー２１および番号
変換カム２８の回動が規制される。したがって揺動用カ
ム２２が回動しても番号器９．１０の番号が変換されな
い。この場合、番号の変換停止は複数個のうちの最初の
番号器１０から開始され、途中の番号器９（１０）から
開始されることがない。

運転再開の場合は、前記重刷シ開始の場合と同様に大径
部２２ａ　を過ぎた最初の番号器１０から番号変換が開
始されるので、運転停止前と運転再開後とで印刷番号が
飛び番になることが々い。

なお、本実施例ではカムレバー制御手段の駆動装置とし
てソレノイド３３を例示したが、エアシリンダや油圧シ
リンダなどでもよい。

〔発明の効果〕

以上の説明により明らかなように、本発明によれば番号
印刷機の番号変換装置において、番号別の周回近傍にこ
れと平行する番号変換カム軸を回転自在に軸架し、カム
レバーと一体的に揺動してその揺動端部が番号器の番号
変換用部材と係合する番号変換部材を番号変換カム軸に
固定するとともに、作動、非作動によりそれぞれ番号変
換カム軸側の部材と係合、非係合となる作動部材を備え
この係合、非係合によりカムレバーの揺動を許したり揺
動を規制したりするカムレバー制御手段を設けたことに
より、色合わせなどの試し刷りの場合には番号器の番号
が変換せず、重刷シ開始と同時に最初の番号器から番号
変換が開始されるとともに、給紙不良などによる機械停
止のときには、最後の紙まで番号変換が行われ運転再開
時には最初の番号器から番号変換が開始されるので、試
し刷ｐ紙や不正紙などのために番号が欠番となることが
なく確実に連番で番号変換が行われ、番号印刷機として
の機能が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明に係る番号印刷機の番号変
換制御装置の実施例を示し、第１図はこれを実施した番
号印刷機の番号器近傍の一部破断展開正面図、第２図は
第１図のＡＡ拡犬縦断面図、第３図は第１図のＢ視測面
図である。 ５・・・・番号器、９．１０・・・・番号器、１７・・
・・番号変換カム軸、２０・・・・カム７オロア、２１
・・・φカムレバー、２１ａ　・　・・・突片、２２・
・・・揺動用カム、２２ａ　　・・・・小径部、２２ｂ
・・・・大径部、２８・・・＠番号変換カム、２９・・
・・ころ、３０・・・・ストッパ、３０ａ・・・・係止
片、３３・・・・ンレノイド、３７・・１１ｍ圧縮コイ
ルばね。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 外周部に番号器が装着された番号胴と、この番号胴の周
   面近傍にこれと平行して回動自在に軸架された番号変換
   カム軸と、この番号変換カム軸に固定されたカム機構に
   より前記番号胴の１回転につき１回揺動するカムレバー
   と、前記番号変換カム軸に固定されて前記カムレバーと
   一体的に揺動し揺動端部が前記番号回転胴の回転ととも
   に周回する番号器の番号変換用部材と係合する番号変換
   部材と、作動、非作動によりそれぞれ前記番号変換カム
   軸側の部材と係合、非係合となる作動部材を備えこの係
   合、非係合により前記カムレバーの揺動を許したり揺動
   を規制したりするカムレバー制御手段とを設けたことを
   特徴とする番号印刷機の番号変換制御装置。