JPS63168912A - 防黴電線・ケ−ブル - Google Patents

防黴電線・ケ−ブル

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JPS63168912A
JPS63168912A JP61309388A JP30938886A JPS63168912A JP S63168912 A JPS63168912 A JP S63168912A JP 61309388 A JP61309388 A JP 61309388A JP 30938886 A JP30938886 A JP 30938886A JP S63168912 A JPS63168912 A JP S63168912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
polyvinyl chloride
oxybisphenoxyarsine
resin composition
sheath
Prior art date
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Pending
Application number
JP61309388A
Other languages
English (en)
Inventor
虎一 石川
砂塚 英夫
長谷川 正毅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS63168912A publication Critical patent/JPS63168912A/ja
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、防黴性が付与された電線またはケーブルに
関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来より、電線、ケーブル等の外被やシースには、ポリ
塩化ビニルを主成分とする樹脂組成物が広く用いられて
いる。
ところが、このようなポリ塩化ビニル樹脂組成物からな
る外被、シースを有する電線やケーブルを、例えば地下
洞道等の多湿環境下に布設するとその表面に黴、細菌等
の微生物が生育することがある。
これは、外被、シースをなすポリ塩化ビニル樹脂組成物
中のジオクチルフタレート等の可塑剤やステアリン酸等
の滑剤などが、微生物の栄養源となりうろこと、ポリ塩
化ビニル樹脂組成物自体が若干の吸水性を有し、静電気
による吸はこり性を持つこと、外被やシースの表面に微
細な凹凸があり、ここに微生物の栄養源となるほこりや
水分がたまるなどの理由によるものである。
そして、このような外被、シース等での微生物の繁殖は
、外被、シース等の内部の可塑剤等が消費されることか
ら、その可撓性等を低下させることにもなりかねない。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明では、電線、ケーブルの最外層の被覆をなすポ
リ塩化ビニル樹脂組成物に、防黴性を有する芳香族有機
ヒ素化合物として10.10’ −オキシビスフェノキ
シアルシンを300ppm以上含有させることをその解
決手段とした。
第1図は、この発明の防黴電線・ケーブルの一例を示す
もので、図中符号1は絶縁線心である。
この絶縁線心1は、導体2上にブチルゴム等のゴムやポ
リエチレン、ポリ塩化ビニル等のプラスチックからなる
絶縁体3を被覆してなるものである。
この絶縁線心1は、その3本が撚り合されたうえポリ塩
化ビニル樹脂組成物、天然ゴム組成物、クロロプレンゴ
ム組成物などからなるシース4で被覆されている。この
シース4上には、こののシース4を被覆する防黴層5が
設けられている。
この防黴層5は、防黴性を有する芳香族有機ヒ素化合物
として、10.10’ −オキシビスフェノキシアルシ
ン(OBPA)が300 ppm以上の濃度で含有され
てなるポリ塩化ビニル樹脂組成物を押出被覆法や押出成
形によって成形したテープを巻き付けるテープ巻きなど
の被覆手段によって、シース4上に被覆したものである
。ここで使用される10.10’ −オキシビスフェノ
キシアルシンは、防黴性を有する有機ヒ素化合物のなか
でも高い耐熱性を有し、押出成形等の熱加工を受けても
薬効の低下が微かであり、かつ樹脂組成物に対重る分散
性が良好であり、樹脂組成物の機械的特性、電気的特性
等の性能を低下させることも少なく、樹脂組成物に対し
て良好な防黴性、防菌性を付与する。この10.10’
 −オキシビスフェノキシアルシンの配合量は、ポリ塩
化ビニル樹脂組成物中の濃度が重量比で300 ppm
以上となるように添加される。この含有量が300 p
pm未満であると十分な防黴性、防菌性が得られない。
この10.10’ −オキシビスフェノキシアルシンの
含有量の上限は特に限定されるものではないが、通常は
30001111m程度となるように添加すれば十分で
あり、経済性や組成物の機械的、電気的特性などの低下
度合を勘案して添加量を決めればよい。さらに、10.
10′−オキシビスフェノキシアルシンの一部をシクロ
デキストランなどと反応させて包接化合物とし、これを
ポリ塩化ビニル樹脂組成物に添加し、防黴性、防菌性の
長期持続性が得られるようにしてもよい。また、10,
10′−オキシビスフェノキシアルシンの添加量がこの
ように微齢であることから、実際の配合にあたっては、
マスターバッチを用いることがその分散性が良好となっ
て好ましい。例えば、ポリ塩化ビニルなどのベースレジ
ンにio、io’ −オキシビスフェノキシアルシンを
濃度5重量%含有させたマスターバッチを予め作製して
おき、このマスターバッチを10.10’ −オキシビ
スフェノキシアルシンの所望の最終濃度になるように配
合する。
また、ベースとなるポリ塩化ビニル樹脂組成物としては
、ポリ塩化ビニルレジンにジブデルスズジラウレート等
のスズ系安定剤、塩基性硫酸鉛等の鉛系安定剤、ジオク
チルフタレート(DOP)。
ジブチルフタレート(DBP)、  トリクレジルホス
フェート(TCP)、ジオクチルアジペート(DOA)
等の可塑剤、炭酸カルシウム、タルク。
酸化チタン等の充填剤、カーボンブラック等の着色剤、
ステアリン酸等の滑剤などの配合剤が適宜量配合されて
なるものが使用される。これらの種々の配合剤の種類や
その配合量は、防黴層5に要求される種々の特性に応じ
て決められる。
また、上記防黴層5の厚さは、0.5〜5mm程度とさ
れるが、電線・ケーブルの種類によっては、この範囲外
とすることができる。しかし、0.5mm未満では、薄
すぎて布設時などにおいて損傷してしまう不都合がある
さらに、防黴層5がポリ塩化ビニル樹脂組成物からなる
ものであることから、シース4を同種のポリ塩化ビニル
樹脂組成物で構成することが防黴層5のシース4に対す
る密着性の点で好ましい。
このような防黴電線・ケーブルにあっては、その最外層
として10.10’ −オキシビスフェノキシアルシン
が含まれる防黴層5が設しプられているため、防黴性を
発揮する。また、シース4と防黴層5とが別々に存在し
ているので、10.10′−オキシビスフェノキシアル
シン配合に起因するシース4本来の機能の低下がなく、
また防黴層5自体にも多量の10.10’ −オキシビ
スフェノキシアルシンを配合して、高い防黴効果を持た
せることかできる。ざらに、10,107−オキシビス
フエノキシアルシンが樹脂組成物中に配合されているの
で、防黴性が長期間持続する。
第2図は、この発明の防黴電線・ケーブルの他の例を示
すもので、第1図に示したものと同一構成部分には同一
符号を付してその説明を省略する。
この例では、シース4自体が10.10′−オキシビス
フェノキシアルシンを300 ppm以上含有するポリ
塩化ビニル樹脂組成物からなっており、シース4自体が
防黴性、防菌性を有し防黴層を兼ねるようになっている
。このものでは、防黴層が不要となるが、10.10’
 −オキシビスフェノキシアルシンを多量に配合した場
合には、これに起因する機械的、電気的特性の低下を予
め確認しておく必要がある。
〔実施例〕
以下、実施例を示して作用効果を明確にする。
第1表に示す種々の配合のポリ塩化ビニル樹脂組成物を
用意し、これを押出被覆法により、導体径14InM2
.3心ビニルキヤブタイヤケーブル(VCT)の塩化ビ
ニル樹脂組成物製シース上に厚さ1mInの防黴層を設
け、防黴ケーブルを製造した。
この防黴ケーブルについて、そのかび抵抗性をJIS−
、Z−2911に準拠して測定した。かび抵抗性につい
ては、試料の接種した部分に菌糸の発育が認められない
ものを゛かび抵抗性3″と表示し、試料の接種した部分
に認められる菌糸の発育部分の面積が全面積の1/3を
超えないものを゛かび抵抗性2′°と表示し、菌糸の発
育部分の面積が全面積の1/3を超えるものを゛かび抵
抗性1″と表示した。
結果を第1表に示す。
第1表より、ポリ塩化ビニル樹脂組成物中の10.10
’ −オキシビスフェノキシアルシン濃度が300 p
pm以上であれば、良好なかび抵抗性を発揮することが
わかる。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明の防黴電線・ケーブルは、
10.10’ −オキシビスフェノキシアルシンを30
0 ppm以上含有するポリ塩化ビニル樹脂組成物から
なる被覆が電線またはケーブルの最外層として設けられ
てなるものであるので、高い防黴効果が長期にわたって
発揮され、多湿環境下に布設されてもその表面に微生物
が生育することがない。また、表面に防黴剤を塗布する
ものではないので、作業性が良く、確実な防黴効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、いずれもこの発明の防黴電線・
ケーブルの例を示す概略断面図である。 4・・・シース、5・・・防黴電線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 10,10′−オキシビスフェノキシアルシンを300
    ppm以上含有するポリ塩化ビニル樹脂組成物からなる
    被覆が電線またはケーブルの最外層として設けられてな
    る防黴電線・ケーブル。
JP61309388A 1986-12-29 1986-12-29 防黴電線・ケ−ブル Pending JPS63168912A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05124904A (ja) * 1990-04-02 1993-05-21 Morton Internatl Inc 水溶性熱可塑性重合樹脂中に固定された殺微生物剤およびそれから調製される殺微生物剤の水性分散系
CN107123465A (zh) * 2017-06-07 2017-09-01 深圳众厉电力科技有限公司 一种基于复合型聚酯功能纤维的电缆
CN107123478A (zh) * 2017-06-07 2017-09-01 深圳众厉电力科技有限公司 一种冶金电力电缆
US11011283B2 (en) 2013-03-15 2021-05-18 General Cable Technologies Corporation Easy clean cable

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JPH0768084B2 (ja) * 1990-04-02 1995-07-26 モートン インターナショナル,インコーポレイティド 水溶性熱可塑性重合樹脂中に固定された殺微生物剤およびそれから調製される殺微生物剤の水性分散系
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