JPS63278953A - 防黴性組成物 - Google Patents
防黴性組成物Info
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- JPS63278953A JPS63278953A JP11397187A JP11397187A JPS63278953A JP S63278953 A JPS63278953 A JP S63278953A JP 11397187 A JP11397187 A JP 11397187A JP 11397187 A JP11397187 A JP 11397187A JP S63278953 A JPS63278953 A JP S63278953A
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- plasticizer
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- Pending
Links
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Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、防黴性を有する樹脂組成物に関するものであ
る。
る。
［従来の技術］
ポリ塩化ビニル樹脂を主体としたビニル組成物は、加工
性が良く、安価で着色が自由にでき、難燃性で物理、化
学の緒特性にバランスがとれ、しかも配合処方によって
所望する特性付与が可能であることから、電線・ケーブ
ルの絶縁材料およびシース材料をはじめとして各種分野
において広く使用されてきている。こうしたビニル組成
物の特徴は、可塑剤の種類と量とによりより達成できる
。
性が良く、安価で着色が自由にでき、難燃性で物理、化
学の緒特性にバランスがとれ、しかも配合処方によって
所望する特性付与が可能であることから、電線・ケーブ
ルの絶縁材料およびシース材料をはじめとして各種分野
において広く使用されてきている。こうしたビニル組成
物の特徴は、可塑剤の種類と量とによりより達成できる
。
すなわち、耐寒性、耐熱性、難燃性といった性能をもつ
可塑剤の選択により夫々目的とする性能のビニル組成物
が得られ、また、量の変化により硬質、可撓性、弾性に
優れたビニル組成物が容易に得られる。ビニル組成物の
広範なしかもバランスのとれた各種の特性は、使用する
可塑剤の種類と量で決定されるといって過言ではない。
可塑剤の選択により夫々目的とする性能のビニル組成物
が得られ、また、量の変化により硬質、可撓性、弾性に
優れたビニル組成物が容易に得られる。ビニル組成物の
広範なしかもバランスのとれた各種の特性は、使用する
可塑剤の種類と量で決定されるといって過言ではない。
こういった可塑剤の使用により、一方では、次のような
弊害も引き起こされる。ビニル組成物をラッカー、ペイ
ントなどの塗膜、プラスチック材料等と接触させると可
塑剤の移行により、軟化、変形、亀裂、外観変化等が生
じる。また、長年の間に可塑剤が揮散、抽出して物性変
化等を生ずる。
弊害も引き起こされる。ビニル組成物をラッカー、ペイ
ントなどの塗膜、プラスチック材料等と接触させると可
塑剤の移行により、軟化、変形、亀裂、外観変化等が生
じる。また、長年の間に可塑剤が揮散、抽出して物性変
化等を生ずる。
ビニル組成物における可塑剤の使用による弊害をな（す
るため、塩化ビニルと相溶性のある成分とのアロイ、グ
ラフトといった改質技術が注目されてきており、その中
の一つに塩化ビニルとウレタンを成分とする重合体があ
る。この重合体は、可塑剤を全く使用しないため、可塑
剤の移行、揮散、抽出に伴なう諸問題を解決できる。
るため、塩化ビニルと相溶性のある成分とのアロイ、グ
ラフトといった改質技術が注目されてきており、その中
の一つに塩化ビニルとウレタンを成分とする重合体があ
る。この重合体は、可塑剤を全く使用しないため、可塑
剤の移行、揮散、抽出に伴なう諸問題を解決できる。
［発明が解決しようとする問題点コ
しかし、こうした重合体では、ウレタン成分に起因する
黴の発生の問題があり、黴の発生により外観、安全性、
衛生性、特性変化等が生じるという問題が新たに指摘さ
れるに至った。
黴の発生の問題があり、黴の発生により外観、安全性、
衛生性、特性変化等が生じるという問題が新たに指摘さ
れるに至った。
本発明は上記に基いてなされたものであり、黴の発生を
防止できる防黴性組成物の提供を目的とするものである
。
防止できる防黴性組成物の提供を目的とするものである
。
［問題点を解決するだめの手段］
本発明の防黴性組成物は、塩化ビニルとウレタンよりな
る重合体に１０．１０’ −オキシビスフェノキシア
ルシンを添加してなることを特徴とするものである。
る重合体に１０．１０’ −オキシビスフェノキシア
ルシンを添加してなることを特徴とするものである。
本発明における塩化ビニルとウレタンよりなる重合体と
しては、塩化ビニルとウレタンのポリマアロイ、または
ポリウレタンと塩化ビニルのグラフト共重合体等があげ
られる。ウレタンとしては、ポリエステルタイプが特に
好ましいが、ポリエーテルタイプであってよい。
しては、塩化ビニルとウレタンのポリマアロイ、または
ポリウレタンと塩化ビニルのグラフト共重合体等があげ
られる。ウレタンとしては、ポリエステルタイプが特に
好ましいが、ポリエーテルタイプであってよい。
１０．１０’ −オキシビスフェノキシアルシンは防黴
剤として作用するものであり、その含有量は２００〜３
０００ｐｐｍの範囲が好ましい。
剤として作用するものであり、その含有量は２００〜３
０００ｐｐｍの範囲が好ましい。
本発明では、安定剤、滑剤、充填剤、難燃剤、酸化防止
剤、着色剤といったものを適宜添加しても差し支えない
。
剤、着色剤といったものを適宜添加しても差し支えない
。
［発明の実施例］
実施例
塩化ビニルとポリウレタンのグラフト共重合体１００重
量部にバリウム−亜鉛複合安定剤を３重量部加えた組成
物に１０．１０’ −オキシビスフェノキシアルシンを
５００ｐｐｍ添加して防黴性組成物を調整した。０．３
２ｍｍの素線を４５ケ撚り合せた導体上に厚さ０．８ｍ
ｍにポリ塩化ビニルを被覆した絶縁線心を３ヶ撚合せ、
この外周にシースとして上記防黴性組成物を厚さ１．９
ｍｍに押出被覆してキャブタイヤケーブルを製造した。
量部にバリウム−亜鉛複合安定剤を３重量部加えた組成
物に１０．１０’ −オキシビスフェノキシアルシンを
５００ｐｐｍ添加して防黴性組成物を調整した。０．３
２ｍｍの素線を４５ケ撚り合せた導体上に厚さ０．８ｍ
ｍにポリ塩化ビニルを被覆した絶縁線心を３ヶ撚合せ、
この外周にシースとして上記防黴性組成物を厚さ１．９
ｍｍに押出被覆してキャブタイヤケーブルを製造した。
比較例
シースとして塩化ビニルとポリウレタンのグラフト共重
合体１００重量部にバリウム−亜鉛複合安定剤を３重量
部加えた組成物を用いた以外は実施例と同様にしてキャ
ブタイヤケーブルを製造した。
合体１００重量部にバリウム−亜鉛複合安定剤を３重量
部加えた組成物を用いた以外は実施例と同様にしてキャ
ブタイヤケーブルを製造した。
実施例および比較例において製造したケーブルから長さ
２ｍの試料をとり、これを洞道内ラダートレー上に布設
されているすでに黴のはえたケーブル上に置き、３力月
間放置した。この洞道は密封されていて通風はなく、ケ
ーブルへの通電による温度上昇があるために環境温度は
３５〜４０℃である。
２ｍの試料をとり、これを洞道内ラダートレー上に布設
されているすでに黴のはえたケーブル上に置き、３力月
間放置した。この洞道は密封されていて通風はなく、ケ
ーブルへの通電による温度上昇があるために環境温度は
３５〜４０℃である。
また、湿度は常時９５％ＲＨ−１００％ＲＨであり、洞
道内天井には常に露結した水滴が存在している。
道内天井には常に露結した水滴が存在している。
実施例では３力月放置後においても全く黴の発生は認め
られなかったが、比較例のケーブルでは１力月後に全長
にわたり黴が発生した。この、黴は無菌培養の結果、ペ
ニシリウム属のものであることがわかった。
られなかったが、比較例のケーブルでは１力月後に全長
にわたり黴が発生した。この、黴は無菌培養の結果、ペ
ニシリウム属のものであることがわかった。
［発明の効果］
以上説明してきた通り、本発明の組成物は、塩化ビニル
とウレタンよりなる重合体に１０．１０’ −オキシビ
スフェノキシアルシンを添加したものであり、黴の発生
を効果的に抑止できるようになる。
とウレタンよりなる重合体に１０．１０’ −オキシビ
スフェノキシアルシンを添加したものであり、黴の発生
を効果的に抑止できるようになる。
Claims (1)
- （１）塩化ビニルとウレタンよりなる重合体に１０，１
０′−オキシビスフェノキシアルシンを添加してなるこ
とを特徴とする防黴性組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11397187A JPS63278953A (ja) | 1987-05-11 | 1987-05-11 | 防黴性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11397187A JPS63278953A (ja) | 1987-05-11 | 1987-05-11 | 防黴性組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63278953A true JPS63278953A (ja) | 1988-11-16 |
Family
ID=14625800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11397187A Pending JPS63278953A (ja) | 1987-05-11 | 1987-05-11 | 防黴性組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63278953A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11011283B2 (en) | 2013-03-15 | 2021-05-18 | General Cable Technologies Corporation | Easy clean cable |
-
1987
- 1987-05-11 JP JP11397187A patent/JPS63278953A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11011283B2 (en) | 2013-03-15 | 2021-05-18 | General Cable Technologies Corporation | Easy clean cable |
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