JPH09129034A - 防鼠剤の残存性に優れる電線・ケーブル - Google Patents

防鼠剤の残存性に優れる電線・ケーブル

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JPH09129034A
JPH09129034A JP8140265A JP14026596A JPH09129034A JP H09129034 A JPH09129034 A JP H09129034A JP 8140265 A JP8140265 A JP 8140265A JP 14026596 A JP14026596 A JP 14026596A JP H09129034 A JPH09129034 A JP H09129034A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間雨水に晒されたり、長期間水に浸漬し
ても絶縁電線、ケーブル等の最外層シースを構成する塩
化ビニル系樹脂に練り込んだ防鼠剤が流出することなく
防鼠剤の塩化ビニル系樹脂内への残存性を良好に保ち、
防鼠効果を長期間に渡って持続させる。 【解決手段】 マイクロカプセル化した防鼠剤を練り込
んだ塩化ビニル系樹脂によって構成されるシース6を被
覆し、該シース6の表面に塩化ビニル系樹脂が100重
量部に、アジピン酸系ポリエステル可塑剤を45〜50
重量部、エポキシ化大豆油を5〜10重量部、バリウム
亜鉛系安定剤を5重量部配合して表面コーティング層7
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防鼠性塩化ビニル
組成物を電線の絶縁体・ケーブルのシースとして被覆し
てなる電線・ケーブルに係り、特に、長期間雨水に晒さ
れたり、水に浸漬しても防鼠剤の残存性を良好に保ち、
防鼠効果を長期間に渡って持続させることのできる防鼠
剤の残存性に優れる電線・ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、優れた合成樹脂が安価に作られる
ようになり、絶縁性能が良いところから合成樹脂を用い
て被覆する絶縁電線、ケーブル等が多くなってきてい
る。このような電線・ケーブル等の絶縁に使用される合
成樹脂は、コストが低く、施工時の端末処理がやり易い
ところから、主として塩化ビニル樹脂が用いられてい
る。この塩化ビニル樹脂としては、機械的にもかなり強
く、難燃性で、耐薬品性・電気特性が良く、着色も自由
で機械加工も良いところから軟質ポリ塩化ビニルが用い
られている。
【0003】このような塩化ビニル系樹脂によって被覆
された絶縁電線、ケーブル等は、屋内外に布設され常時
外界と接した状態となっている。この塩化ビニル絶縁電
線、塩化ビニル樹脂ケーブルは、第2図に示す如き構成
を有している。すなわち、導体2に絶縁体3を被覆した
絶縁線4を複数本撚り合わせ、この絶縁線4の間に介在
物5を介在させて真円にし、この撚線の上に塩化ビニル
系樹脂を最外層シース6として押出し被覆してケーブル
1が構成されている。
【0004】このような塩化ビニル系樹脂は、硬い金属
等接触又は衝突すると容易に傷を受け、場合によっては
一部分が損傷にまで至る。この絶縁電線、ケーブル等
は、人間が故意に傷をつけることはないが、外界の小動
物、特に鼠によって噛じられるということがよく有っ
た。この絶縁電線、ケーブル等において、導体を被覆し
ている層は、導体間絶縁、大地との絶縁を図り地絡の防
止をするために重要なものであり、鼠による絶縁電線、
ケーブル等の絶縁層の損傷は絶縁電線、ケーブル等の耐
久性等に重大な影響を与える。このため、従来より絶縁
電線、ケーブル等防鼠対策が講じられている。
【0005】この対策としては、絶縁電線、ケーブル等
のケーブルのシース内面に金属テープを施す方法、絶縁
電線、ケーブル等の最外層シースに防鼠剤を添加した防
鼠性塩化ビニル組成物を使用した防鼠絶縁電線、防鼠ケ
ーブル等が考えられている。この防鼠剤としては、従来
より鼠が忌避する臭気及び味を呈する抗生物質の一種で
あるシクロヘキシミドが使用されている。この種の防鼠
絶縁電線、防鼠ケーブル等として従来は、例えば特開昭
59−169003号公報に示す如きものがある。この
従来の防鼠絶縁電線、防鼠ケーブル等は、撚線よりなる
導体と、この導体の外周面に押出被覆法によって被覆形
成されている塩化ビニル組成物等よりなる絶縁体と、こ
の絶縁体の外周面に設けられている防鼠被覆層とによっ
て構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】シクロヘキシミドを使
用した塩化ビニル組成物は、塩化ビニル樹脂をポリマー
分とし、可塑剤にフタル酸エステル類、トリメリート酸
エステル類、塩化パラフィン類、あるいはエポキシ類、
ホスフェート類を添加し、この可塑剤を配合した塩化ビ
ニル樹脂ポリマーにマイクロカプセル化された防鼠剤で
あるシクロヘキシミドを練り込んで形成されている。こ
のマイクロカプセルは、ゼラチンとアラビアゴムの溶液
に忌避剤を投入し、撹拌しながら単一の液体膜カプセル
が20〜100ミクロン(μ)の径を有する集合体を形
成して一群となるまで酸を添加していって製造されるも
のや、メラミン樹脂や尿素樹脂をカプセル壁剤として使
用したものである。このマイクロカプセル内に封入され
る忌避剤には、一般的なシクロヘキシミドのほかに、ブ
チル錫化合物、メチルカプタン誘導体、クレオソート系
油、ナフタリン、アミノ系化合物等があるが、ここで
は、シクロヘキシミドを用いている。また、このマイク
ロカプセルは、その球径が、20〜100ミクロン
(μ)の径の大きさで、実際には視認することはできな
いものである。
【0007】このように絶縁電線、ケーブル等のケーブ
ルのシース内面に金属テープを施す方法にあっては、雨
水等で金属腐食を起こしたり、腐食しないステンレステ
ープを用いてもテープの重ね合わせの隙間より雨水が絶
縁電線、ケーブル等の内部に浸入して絶縁物を侵すこと
があるという問題点を有している。
【0008】さらに、絶縁電線、ケーブル等の最外層シ
ースに防鼠剤を添加した防鼠性塩化ビニル組成物を使用
した防鼠絶縁電線、防鼠ケーブル等にあっては、塩化ビ
ニル系ポリマーに配合されたマイクロカプセル化された
シクロヘキシミドがシース表面から徐々に抜け出し、防
鼠剤としての防鼠性の持続性が低いという問題点を有し
ている。
【0009】本発明の目的は、長期間雨水に晒された
り、長期間水に浸漬しても絶縁電線、ケーブル等の最外
層シースを構成する塩化ビニル系樹脂に練り込んだ防鼠
剤が流出することなく防鼠剤の塩化ビニル系樹脂内への
残存性を良好に保ち、防鼠効果を長期間に渡って持続さ
せることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の防
鼠剤の残存性に優れる電線・ケーブルにおいては、マイ
クロカプセル化した防鼠剤を練り込んだ塩化ビニル系樹
脂によって構成されるシースを被覆し、該シースの表面
に塩化ビニル系樹脂と、アジピン酸系ポリエステル可塑
剤と、エポキシ化大豆油と、バリウム亜鉛系安定剤とか
らなる樹脂をコーティングしたものである。このように
構成することにより、表面コーティング層を形成する塩
化ビニル組成物の分子間を密にし、電線・ケーブルのシ
ースの内部で防鼠剤の移動が有って表面に防鼠剤が滲み
出しても揮発するのを防止でき、電線の絶縁体、ケーブ
ルのシース内の防鼠剤が稀薄化するのを抑制しているた
め、防鼠剤としてマイクロカプセル化したシクロヘキシ
ミド等の防鼠剤を塩化ビニル系樹脂コンパウンドに練り
込んだ防鼠絶縁電線の防鼠剤、防鼠ケーブルの防鼠剤の
残存性を高め、その防鼠性の効果を長期間に渡って持続
させられる。
【0011】請求項2記載の発明の防鼠剤の残存性に優
れる電線・ケーブルにおいては、上記表面コーティング
層を、塩化ビニル系樹脂が100重量部に、アジピン酸
系ポリエステル可塑剤を45〜50重量部、エポキシ化
大豆油を5〜10重量部、バリウム亜鉛系安定剤を5重
量部配合して構成したものである。このように構成する
ことにより、電線・ケーブルの絶縁体、シース表面より
シクロヘキシミド等の防鼠剤が抜け出すのを抑制し、防
鼠絶縁電線の防鼠剤、防鼠ケーブルの防鼠剤の残存性を
高め、その防鼠性の効果を長期間に渡って持続させられ
る。
【0012】請求項3記載の発明の防鼠剤の残存性に優
れる電線・ケーブルにおいては、上記コーティング層に
炭酸カルシウムを30重量部配合して構成したものであ
る。このように構成することにより、電線・ケーブルの
絶縁体、シースの強度を向上させられる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。第1図には、本発明に係る防鼠剤の残存性
に優れる電線・ケーブルの一実施の形態が示されてい
る。
【0014】図において、1はケーブルである。2は、
ケーブル1の導体で、外側に絶縁体3が被覆され、絶縁
線4を構成している。この絶縁線4は、撚り合わされ、
撚線を形成している。また、5は、介在物で、絶縁線4
の間に介在され、撚線を真円になるようにするためのも
のである。6は、この介在物5の介在された絶縁線4の
撚線の上に押出し被覆される最外層の絶縁シースであ
る。この絶縁シース6には、塩化ビニル系樹脂が用いら
れ、絶縁シース6内にマイクロカプセル化したシクロヘ
キシミドを練り込んで形成されている。7は、表面コー
ティング層で、最外層の絶縁シース6の外側に押出し被
覆されている。この表面コーティング層7は、塩化ビニ
ル系樹脂に、アジピン酸系ポリエステル可塑剤、エポキ
シ化大豆油、バリウム亜鉛系安定剤を配合したものであ
る。
【0015】一般に用いられている第2図に示す如き防
鼠ケーブルにおいては、最外層シース6の組成が、第1
表に示す如く異なった組成を有している。この組成を異
にする最外層シース6のそれぞれについてのサンシャイ
ン・ウェザ・オメータによる3000Hr後のシクロヘキ
シミドの残存率についての試験結果が比較して第1表に
示されている。
【0016】
【第 1 表】 〈シース組成1〉シース組成1は、エチレン―塩化ビニ
ル共重合体100重量部に対して、ジオクチルフタレー
ト45重量部、Pb系安定剤(三塩基性硫酸鉛,Pb―
st,Sa―stの混合体)4重量部、炭酸カルシウム
30重量部、ステアリン酸バリウム1重量部、マイクロ
カプセル化シクロヘキシミド3重量部を配合したもので
ある。
【0017】〈シース組成2〉シース組成2は、ポリ塩
化ビニル100重量部に対して、ジオクチルフタレート
45重量部、Pb系安定剤(三塩基性硫酸鉛,Pb―s
t,Sa―stの混合体)4重量部、炭酸カルシウム3
0重量部、ステアリン酸バリウム1重量部、マイクロカ
プセル化シクロヘキシミド3重量部を配合したものであ
る。
【0018】〈シース組成3〉シース組成3は、ポリ塩
化ビニル100重量部に対して、ジオクチルフタレート
55重量部、Pb系安定剤(三塩基性硫酸鉛,Pb―s
t,Sa―stの混合体)4重量部、炭酸カルシウム3
0重量部、ステアリン酸バリウム1重量部、マイクロカ
プセル化シクロヘキシミド3重量部を配合したものであ
る。
【0019】この第1表中のサンシャイン・ウェザ・オ
メータによる最外層シース6のシクロヘキシミド残存率
は、サンシャイン・ウェザ・オメータ3000Hr後の最
外層シース6の塩化ビニル組成物に対するシクロヘキシ
ミド残存率を百分率で示したものである。そして、この
第1表中のサンシャイン・ウェザ・オメータによるシク
ロヘキシミド残存率試験の条件は、 ブラックパネル温度:63±5℃ サ イ ク ル :120分照射中18分散水 照 射 中 湿 度:50% である。
【0020】第1表に示される組成の各最外層シース6
についてのサンシャイン・ウェザ・オメータ3000Hr
後のシクロヘキシミド残存率は、シース組成1が43
%、シース組成2が40%、シース組成3が48%とな
っている。
【0021】本実施の形態は、第1表に示される最外層
シース6の各組成の内、最外層シース6についてのサン
シャイン・ウェザ・オメータ3000Hr後のシクロヘキ
シミド残存率が最も優れているシース組成3(48%)
によって構成される最外層シース6の上に、第1図に示
す如く、表面コーティング層7を被覆したもので、この
表面コーティング層7の組成についての実施例が第2表
に示されている。
【0022】
【第 2 表】 〔実施例1〕本実施例は、エチレン―塩化ビニル共重合
体100重量部に対して、アジピン酸系ポリエステル可
塑剤(具体的には、アデカ・アーガス株式会社製 PN
−650)を45重量部、エポキシ化大豆油を10重量
部、バリウム亜鉛系安定剤を5重量部、炭酸カルシウム
を30重量部配合したものである。
【0023】〔実施例2〕本実施例は、エチレン―塩化
ビニル共重合体100重量部に対して、アジピン酸系ポ
リエステル可塑剤(具体的には、アデカ・アーガス株式
会社製 PN−650)を50重量部、エポキシ化大豆
油を5重量部、バリウム亜鉛系安定剤を5重量部、炭酸
カルシウムを30重量部配合したものである。
【0024】〔実施例3〕本実施例は、塩化ビニル樹脂
(具体的には、P−1300の塩化ビニル樹脂)100
重量部に対して、アジピン酸系ポリエステル可塑剤(具
体的には、アデカ・アーガス株式会社製 PN−65
0)を45重量部、エポキシ化大豆油を10重量部、バ
リウム亜鉛系安定剤を5重量部、炭酸カルシウムを30
重量部配合したものである。
【0025】これら実施例1〜3を、ポリ塩化ビニル1
00重量部に対して、ジオクチルフタレート55重量
部、Pb系安定剤(三塩基性硫酸鉛,Pb―st,Sa
―stの混合体)4重量部、炭酸カルシウム30重量
部、ステアリン酸バリウム1重量部、マイクロカプセル
化シクロヘキシミド3重量部を配合してなる最外層シー
ス6の外側に0.2mmの厚さにコーティングしたケーブ
ルについて、サンシャイン・ウェザ・オメータによる3
000Hr後の最外層シース6のシクロヘキシミドの残存
量を測定した結果が第1表に示されている。
【0026】この第1表中のサンシャイン・ウェザ・オ
メータによる最外層シース6のシクロヘキシミド残存率
は、サンシャイン・ウェザ・オメータ3000Hr後の最
外層シース6の塩化ビニル組成物に対するシクロヘキシ
ミド残存率を百分率で示したものである。そして、この
第1表中の最外層シース6におけるサンシャイン・ウェ
ザ・オメータによるシクロヘキシミド残存率試験の条件
は、 ブラックパネル温度:63±5℃ サ イ ク ル :120分照射中18分散水 照 射 中 湿 度:50% である。
【0027】最外層シース6の上に各実施例に示される
組成の表面コーティング層7を被覆し、サンシャイン・
ウェザ・オメータによる3000Hr後の最外層シース6
内のシクロヘキシミド残存率試験の結果によると、サン
シャイン・ウェザ・オメータ3000Hr後の最外層シー
ス6のシクロヘキシミドの残存率は、実施例1が79
%、実施例2が83%、実施例3が78%となってい
る。この結果から見ても、シース組成3の最外層シース
6の上に表面コーティング層7を被覆しない第2表のサ
ンシャイン・ウェザ・オメータによる3000Hr後の最
外層シース6内のシクロヘキシミドの残存率48%から
著しい改善が見られる。したがって、本実施例によれ
ば、スラフ、地中、トンネル等の多量の水分を有する環
境下においても、電線・ケーブルのシースの防鼠効果を
長期間にわたって保持させることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0029】請求項1記載の発明によれば、表面コーテ
ィング層を形成する塩化ビニル組成物の分子間を密に
し、電線ケーブルのシースの内部で防鼠剤の移動が有っ
て表面に防鼠剤が滲み出しても揮発するのを防止でき、
電線ケーブルのシース内の防鼠剤が稀薄化するのを抑制
し、電線ケーブルが長期間雨水に晒されたり、長期間水
に浸漬してもシースの塩化ビニル系樹脂に練り込んだ防
鼠剤が流出することなく防鼠剤のシース内への残存性を
良好に保ち、防鼠効果を長期間に渡って持続させること
ができる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、電線ケーブ
ルのシース表面よりシクロヘキシミド等の防鼠剤が抜け
出すのを抑制し、電線ケーブルが長期間雨水に晒された
り、長期間水に浸漬してもシースの塩化ビニル系樹脂に
練り込んだ防鼠剤が流出することなく防鼠剤のシース内
への残存性を良好に保ち、防鼠効果を長期間に渡って持
続させることができる。
【0031】請求項3記載の発明によれば、機械的強度
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防鼠剤の残存性に優れる電線・ケ
ーブルの実施の形態を示す断面図である。
【図2】従来の防鼠ケーブルの断面図である。
【符号の説明】
1……………………………………………ケーブル 2……………………………………………導体 3……………………………………………絶縁体 4……………………………………………絶縁線 5……………………………………………介在物 6……………………………………………シース 7……………………………………………表面コーティン
グ層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロカプセル化した防鼠剤を練り込
    んだ塩化ビニル系樹脂によって構成されるシースを被覆
    し、該シースの表面に塩化ビニル系樹脂と、アジピン酸
    系ポリエステル可塑剤と、エポキシ化大豆油と、バリウ
    ム亜鉛系安定剤とからなる樹脂をコーティングしてなる
    表面コーティング層を形成したことを特徴とする防鼠剤
    の残存性に優れる電線・ケーブル。
  2. 【請求項2】 上記表面コーティング層は、塩化ビニル
    系樹脂が100重量部に、アジピン酸系ポリエステル可
    塑剤を45〜50重量部、エポキシ化大豆油を5〜10
    重量部、バリウム亜鉛系安定剤を5重量部配合してなる
    請求項1記載の防鼠剤の残存性に優れる電線・ケーブ
    ル。
  3. 【請求項3】 上記表面コーティング層に炭酸カルシウ
    ムを30重量部配合してなる請求項2記載の防鼠剤の残
    存性に優れる電線・ケーブル。
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