JPS63168517A - 一体構造物への担持重量の検知方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一体構造物への担持量の検知方法に関する。詳
しく述べると本発明は、耐熱性無機物の担体に耐熱性の
無機質粉体を水性スラリーの形で浸漬担持するに際し、
あらかじめ当該担体表面にその重量を印字しておきその
上を撥水性の塗料で塗布して、当該水性スラリーが印字
上に固着することのないように浸漬担持処理し、もって
当該粉体の担持ｍを容易に検知しつるようにせしめる方
法を提供するものである。

すなわち、本発明は、金属やセラミックよりなるハニカ
ム構造や多孔発泡構造を有する一体構造物に、シリカ、
シリカ・アルミナ、アルミナ、ジルコニア、チタニアな
どをべ一スとした耐熱性Ｊｗ機賀粉体を水性スラリーの
形で浸漬担持して高表面積を有する皮膜を付着せしめる
に際し、当該工程を工業的に効率的に有効に遂行しうる
方法を提供するものである。

（従来の技術） 金属やセラミック製のハニカム担体のような一体構造物
への無機物質、例えば触媒または触媒担体に、例えばア
ルミナでの皮膜形成すなわちコーティングを施す場合、
コーティング用スラリー液の中へ単数または複数の一体
構造物を浸漬させた後取出し一定必要量のコーテイング
量になるように、余分のスラリーをふりおとすか又は高
圧流体でのブローや、減圧下吸込で取除（方法が実施さ
れている。その際一体構造物は例えばセラミック製の場
合通常多孔質であって１個１個がその細孔の分布や容量
が異っていたり、製造工程上その重量が一定でないため
、同一操作でコーティングを施してもコーテイング量は
バラツキ易く、またたとえ互に棺興る重量の一体構造物
に一定必要量のコーティングを施しても、その後の乾燥
や焼成などの各種のハンドリング操作が加えられること
により、どの一体構造物にどれだけのコーテイング量が
施されたかを確認することは、きわめて煩雑困難となっ
ている。

各一体構造物へのコーティング間を確実に管理する方法
としては、コーティング前に予じめ一体構造物の外周壁
面に１個１個入手でその重量を測定した値を書き込み、
所定のコーティング操作を実施し、必要により乾燥、焼
成を行った後に上記書き込み箇所を研磨して判読し、そ
の重量を再び測定し、コーティング前後の差をｗＦ［ｔ
、て管理する方法が考えられているが、大Ｍの個数を扱
う場合多数の人員を必要とし、また演算、読取り、記入
の際にエラーが発生する危険を避けられない。

〔発明の構成〕

本発明は従来のこれらの欠点を克服するものである。即
ち、一体構造物自身の重量をあらかじめ計量し、その針
足した数値を、必要に応じてそのロットナンバー等と共
に前記の一体構造物の外周壁面の所定部分に印字する。

次に印字した数値を含む周辺を透明な撥水性塗液を付着
し、必要により塗膜中の揮発分を乾燥等の手段を用いて
除去する。その侵無機物質粉体含有スラリーに一体構造
物を浸漬して、所定量のコーティングをおこなう。

なお、このコーティング操作の際、あらかじめ数値を印
字された部分は撥水処理を施しであるので、この部分は
コーティングされることはない。次いで所定の乾燥、焼
成等の加熱操作を終了した一体構造物は再びその重量を
計量し、コーティング前後の重量差を演算して、一体構
造物のコーテイング量を管理することから成る方法であ
って、重量計量、書込み、撥水性塗液のコート、無機物
質コーテイング後の計量、読み取りコーティングｔＪ後
の演算、コーテイング量が所定範囲内かどうかの判断に
至るまで全てコンピューターにより無人管理することを
可能化する特徴を有する。

なお、本発明において一体構造物の外周部分への印字は
、その後加熱処理を施す場合マンガン化合物、コバルト
化合物、グラフフィト等を含有Ｊ゛る耐熱インキの使用
を必要とする。

本発明に使用する撥水性塗料としてはあらかじめ記入し
た数値等を読み取るため、透明であることが好ましく、
フッ素樹脂を主体とするスプレ一式、へヶ塗り式のもの
、あるいは窯業用のワックスエマルジョン、そのほかそ
の塗膜が水に難溶性かつ撥水性を発揮しうるちのであれ
ばいかなるものも使用可能である。

一体構造物は、通常セラミック質であらかじめ１０００
℃以上の高温で焼成されたいわゆるハニカム状の担体が
代表的に用いられツージェライト、ムライト、α−アル
ミナ、ジルコニア、チタニア、チタニア・シリカ、アル
ミニウムチタネート、ペンタライト、スボジュメン、ア
ルミノ・シリケート、珪酸マグネシウムなどを材料とす
るハニカム担体が用いられる。その他ステンレスまたは
ｐｅ−Ｃｒ−Ａ１合金などの如き酸化抵抗性を持つ耐熱
性金属を用いて一体構造体としたものも使用される。そ
のハニカムの通過口（セル形状）の形は、６角形、４角
形、３角形、またはコルゲーション型などが用いられ、
通常一体構造体として形成した外周部分は凸起部分が無
くフラットになっている為、数値等の記号をＮき込むこ
とが可能である。

この一体１ｉＩＩ造体へコーティングする無機化合物は
、酸化物の形でミリングしたものや、その一部は塩類の
形でもよく、通常水性媒体中スラリー状としてコーティ
ングされる。

以上の本発明の実席態球をより具体的に記述するが、本
発明はこれらに限定されないものであることは言うまで
もない。

（ハニカム構造モノリス触媒の製造における重は管理〕 ０　ハニカム担体の重ｆｆ１（Ｗｌ）を秤量し、担体に
その５ｌｉｆｆｉＷ１を自動的に印字する。この印字は
計量器からの信号をコンピューターを通して自動印字機
に入力し、その数値が印字されるものである。

０　印字された上に撥水性の塗料で、かつ透明性のある
ものを塗布し溶剤は乾燥して揮発せしめておく。

ぐ９　触媒成分である活性アルミプに貴金属を担持せし
めた粉体を水性スラリーとし、このスラリー中へ上記印
字を塗料で防御された担体を浸漬し、ついで引き上げ、
余分のスラリーを高圧空気流などでブローする。

に）ついでコーティングされた担体を１００〜１５０℃
の温度で乾燥しさらに必要に応じて焼成して完成触媒と
する。

このとき、秤量して重ｆｆ１（Ｗｌ）を記録し、この数
値（Ｗｌ）と、この触媒体に印字されている重石（Ｗｌ
）を読みとり、その差を等高する（ΔＷ−Ｗ２−Ｗ１）
。このΔＷにより担持量が最適値となっているかが検量
され、製品としての良否が判定される。

本発明方法を採用することにより、確実にコーテイング
量の管理を実施することが出来、たとえ人手で管理して
もさけられない見落し、誤記入等のエラーが無くなる利
点を有しているといえる。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）一体構造物へ固形粉体を水性スラリーの形で浸漬
   担持するに際し、あらかじめ当該一体構造物の外面にそ
   の重量を印字し、その印字上に撥水性塗料を塗布したの
   ち当該水性スラリーへの浸漬処理をし、ついで乾燥し、
   必要ならば高温で仮焼したのち秤量し、さらに上記印字
   を読みとり、もって担持された粉体量を算出することを
   特徴とする一体構造物への担持重量の検知方法。
2. （２）一体構造物が耐熱性無機質担体であることを特徴
   とする特許請求の範囲（１）記載の方法。
3. （３）固形粉体が耐熱性無機質粉体であることを特徴と
   する特許請求の範囲（１）または（２）記載の方法。
4. （４）撥水性塗料が、透明なシリコン系またはフッ素系
   の撥水性塗膜を形成するものであることを特徴とする特
   許請求の範囲（１）、（２）または（３）記載の方法。