JPS63168454A - エンジン周り部品用ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents
エンジン周り部品用ポリアミド樹脂組成物Info
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- JPS63168454A JPS63168454A JP31585086A JP31585086A JPS63168454A JP S63168454 A JPS63168454 A JP S63168454A JP 31585086 A JP31585086 A JP 31585086A JP 31585086 A JP31585086 A JP 31585086A JP S63168454 A JPS63168454 A JP S63168454A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、特定のポリアミド6及び/又はポリアミド
66と、ガラス繊維、マイカ及び硅酸マグネシウムから
なる特定の組成比の無機充填剤とからなるエンジン周り
部品用ポリアミド組成物に係るものであり、この発明の
ポリアミド組成物は、シリンダーヘッドカバーなどのエ
ンジン周り部品に成形された場合に、その部品の高温使
用時に剛性を保持し、成形時の変形(特に、ソリ)が実
質的にな(、また、表面性の良いものを得ることができ
る。
66と、ガラス繊維、マイカ及び硅酸マグネシウムから
なる特定の組成比の無機充填剤とからなるエンジン周り
部品用ポリアミド組成物に係るものであり、この発明の
ポリアミド組成物は、シリンダーヘッドカバーなどのエ
ンジン周り部品に成形された場合に、その部品の高温使
用時に剛性を保持し、成形時の変形(特に、ソリ)が実
質的にな(、また、表面性の良いものを得ることができ
る。
シリンダーヘッドカバーなどのエンジン周り部品は、プ
ラスチック樹脂から成形した場合には、その成形品の内
外のシール性(気密性)を保持していることが必要不可
欠の条件であると言われている。しかし、従来公知のプ
ラスチック樹脂から成形されたエンジンカバーを使用し
た場合には、エンジンに直結する部品であるので、かな
り高い温度(例えば、約120℃以上となる)となり、
そのような高温において、公知の樹脂製エンジンカバー
は剛性が無くなり、パツキンの反発力などで変形し永久
変形が残り、気密性が無くなり、ガス、オイルなどの漏
れが発生したりするのである。
ラスチック樹脂から成形した場合には、その成形品の内
外のシール性(気密性)を保持していることが必要不可
欠の条件であると言われている。しかし、従来公知のプ
ラスチック樹脂から成形されたエンジンカバーを使用し
た場合には、エンジンに直結する部品であるので、かな
り高い温度(例えば、約120℃以上となる)となり、
そのような高温において、公知の樹脂製エンジンカバー
は剛性が無くなり、パツキンの反発力などで変形し永久
変形が残り、気密性が無くなり、ガス、オイルなどの漏
れが発生したりするのである。
最近、高剛性で、特に高温時においてもかなりの剛性を
保持することができる「ナイロン樹脂をベースにしたガ
ラス繊維強化材料(組成物)jが提案されている(特開
昭51−50960号、特開昭54−18854号、特
開昭59−168058号などを参照)が、これら公知
のガラス繊維のみを充填したポリアミド樹脂組成物では
、射出成形で成形品を成形した際に成形品(エンジンカ
バー)のシール面などのソリが大きく寸法安定性がなく
、そのような成形品は初めからガス漏れなどを生ずるこ
とがしばしばあり、適当ではなかった。
保持することができる「ナイロン樹脂をベースにしたガ
ラス繊維強化材料(組成物)jが提案されている(特開
昭51−50960号、特開昭54−18854号、特
開昭59−168058号などを参照)が、これら公知
のガラス繊維のみを充填したポリアミド樹脂組成物では
、射出成形で成形品を成形した際に成形品(エンジンカ
バー)のシール面などのソリが大きく寸法安定性がなく
、そのような成形品は初めからガス漏れなどを生ずるこ
とがしばしばあり、適当ではなかった。
〔本発明の解決しようとする問題点〕
上述のような状況において、エンジン周り部品として成
形した場合に、その成形品が、高温使用時にも充分な剛
性を保持し、しかも、成形時にソリがなく寸法安定性を
有しているようにすることができる「ポリアミド樹脂と
無機充填剤とのハイブリッド材料jが、求められていた
が、そのような性能をすべて有している材料は従来無か
ったのである。
形した場合に、その成形品が、高温使用時にも充分な剛
性を保持し、しかも、成形時にソリがなく寸法安定性を
有しているようにすることができる「ポリアミド樹脂と
無機充填剤とのハイブリッド材料jが、求められていた
が、そのような性能をすべて有している材料は従来無か
ったのである。
この発明者らは、成形時に、ソリを起こさず、しかも成
形品の高温使用時に剛性を保持させることができるポリ
アミド樹脂組成物について、鋭意研究した結果、特定の
ポリアミド6及び/又はポリアミド66と、ガラス繊維
、マイカ及び硅酸マグネシウムからなる特定の組成比の
無機充填剤とからなるポリアミド組成物が、前述の問題
点を一挙に解決でき、エンジン周り部品の成形に好適に
使用できることを見い出し、この発明を完成した。
形品の高温使用時に剛性を保持させることができるポリ
アミド樹脂組成物について、鋭意研究した結果、特定の
ポリアミド6及び/又はポリアミド66と、ガラス繊維
、マイカ及び硅酸マグネシウムからなる特定の組成比の
無機充填剤とからなるポリアミド組成物が、前述の問題
点を一挙に解決でき、エンジン周り部品の成形に好適に
使用できることを見い出し、この発明を完成した。
〔本発明の問題点を解決するための手段〕すなわち、こ
の発明は、相対粘度(ηr)が、2.0〜3.5である
ポリアミド6および/またはポリアミド66、あるいは
ポリアミド6.66共重合体からなるポリアミド樹脂;
100重量部と、(a)平均繊維径2〜20μmのガラ
ス繊維、(b)マイカ、および(C)硅酸マグネシウム
からなる無機充填剤;20〜120重量部とからなり、
しかも、 その無機充填剤の各成分組成が、三角図表で示される次
の各点、 A点(a=35、b=35、c=30)B点(a=60
、b=35、C=5) 0点(a=10、b=85、C=5) D点(a = 10、b=60、c=30)で囲まれた
範囲内の組成比(重量%で示す)であることを特徴とす
るエンジン周り部品用ポリアミド樹脂組成物に関する。
の発明は、相対粘度(ηr)が、2.0〜3.5である
ポリアミド6および/またはポリアミド66、あるいは
ポリアミド6.66共重合体からなるポリアミド樹脂;
100重量部と、(a)平均繊維径2〜20μmのガラ
ス繊維、(b)マイカ、および(C)硅酸マグネシウム
からなる無機充填剤;20〜120重量部とからなり、
しかも、 その無機充填剤の各成分組成が、三角図表で示される次
の各点、 A点(a=35、b=35、c=30)B点(a=60
、b=35、C=5) 0点(a=10、b=85、C=5) D点(a = 10、b=60、c=30)で囲まれた
範囲内の組成比(重量%で示す)であることを特徴とす
るエンジン周り部品用ポリアミド樹脂組成物に関する。
この発明で使用するポリアミド樹脂は、JISK681
0の試験法に従って、ポリマー濃度;0.25g/25
m/溶媒、溶媒;98重重篤の硫酸、および測定温度2
5℃の測定条件で測定された溶液粘度から算出された相
対粘度(ηr)が、2.0〜3.5、好ましくは2.2
〜3.0程度であるポリアミド6および/またはポリア
ミド66、あるいはポリアミド6/66共重合体である
。
0の試験法に従って、ポリマー濃度;0.25g/25
m/溶媒、溶媒;98重重篤の硫酸、および測定温度2
5℃の測定条件で測定された溶液粘度から算出された相
対粘度(ηr)が、2.0〜3.5、好ましくは2.2
〜3.0程度であるポリアミド6および/またはポリア
ミド66、あるいはポリアミド6/66共重合体である
。
前記のポリアミド6は、ε−カプロラクタムを重合して
得られる高分子重合体であり、また、ポリアミド66は
、ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸とを重合して得
られる高分子重合体であり、さらに、ポリアミド6.6
6共重合体は、ε−カプロラクタムと、ヘキサメチレン
ジアミン及びアジピン酸とを共重合して得られる、ポリ
アミド6構成成分とポリアミド66構成成分とのモル比
(6/66)が好ましくは1/99〜30/70あるい
は70/30〜99/ l 、特に好ましくは3/97
〜20/80あるいは80/20〜97/3である高分
子重合体である。
得られる高分子重合体であり、また、ポリアミド66は
、ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸とを重合して得
られる高分子重合体であり、さらに、ポリアミド6.6
6共重合体は、ε−カプロラクタムと、ヘキサメチレン
ジアミン及びアジピン酸とを共重合して得られる、ポリ
アミド6構成成分とポリアミド66構成成分とのモル比
(6/66)が好ましくは1/99〜30/70あるい
は70/30〜99/ l 、特に好ましくは3/97
〜20/80あるいは80/20〜97/3である高分
子重合体である。
前記のポリアミドの相対粘度が小さくなり過ぎると、耐
衝撃性などの機械物性が低下した成形品しか得られない
ので適当ではなく、また、前記相対粘度があまりに大き
くなり過ぎると、ポリアミド樹脂組成物の流動性が低下
し、成形性が悪化し、しかも、成形品の表面性(表面外
観)が悪化するので適当ではない。
衝撃性などの機械物性が低下した成形品しか得られない
ので適当ではなく、また、前記相対粘度があまりに大き
くなり過ぎると、ポリアミド樹脂組成物の流動性が低下
し、成形性が悪化し、しかも、成形品の表面性(表面外
観)が悪化するので適当ではない。
前記の無機充填剤の一成分であるガラス繊維としては、
平均繊維径が2〜20μm、特に好ましくは3〜15μ
m、さらに好ましくは4〜IOμm程度であればよく、
さらに、前記ガラス繊維のアスペクト比(繊維長さ/繊
維径の比)が、成形品中において、3〜70、特に好ま
しくは5〜50程度であることが好ましい。
平均繊維径が2〜20μm、特に好ましくは3〜15μ
m、さらに好ましくは4〜IOμm程度であればよく、
さらに、前記ガラス繊維のアスペクト比(繊維長さ/繊
維径の比)が、成形品中において、3〜70、特に好ま
しくは5〜50程度であることが好ましい。
前記のガラス繊維の繊維径が余りに小°さくなり過ぎる
と得られるポリアミド樹脂組成物の流動性が低下するの
で適当ではなく、また、繊維径が余りに大きくなり過ぎ
ると、そのようなポリアミド樹脂組成物から得られた成
形品が耐衝撃性などの機械物性、高温時の特性(例えば
、曲げ弾性率)などが低下するので適当ではない。
と得られるポリアミド樹脂組成物の流動性が低下するの
で適当ではなく、また、繊維径が余りに大きくなり過ぎ
ると、そのようなポリアミド樹脂組成物から得られた成
形品が耐衝撃性などの機械物性、高温時の特性(例えば
、曲げ弾性率)などが低下するので適当ではない。
また、ガラス繊維のアスペクト比が、余りに小さくなり
過ぎると、そのようなガラス繊維を含有するポリアミド
樹脂組成物から成形された成形品の剛性(140℃での
曲げ弾性率)が低くなるので好ましくなく、また、アス
ペクト比が余りに大きくなり過ぎると、そのようなガラ
ス繊維を含有するポリアミド樹脂組成物から成形された
成形品のソリが大きくなるの′で好ましくない。
過ぎると、そのようなガラス繊維を含有するポリアミド
樹脂組成物から成形された成形品の剛性(140℃での
曲げ弾性率)が低くなるので好ましくなく、また、アス
ペクト比が余りに大きくなり過ぎると、そのようなガラ
ス繊維を含有するポリアミド樹脂組成物から成形された
成形品のソリが大きくなるの′で好ましくない。
前記のマイカとしては、粒子径が20μm以下、特に1
〜15μm程度であることが好ましく、前記の粒子径が
余りに大きくなり過ぎると、そのようなマイカを使用さ
れているポリアミド樹脂組成物から成形された成形品の
耐衝撃性、および表面性などが低下するので好ましくな
い。
〜15μm程度であることが好ましく、前記の粒子径が
余りに大きくなり過ぎると、そのようなマイカを使用さ
れているポリアミド樹脂組成物から成形された成形品の
耐衝撃性、および表面性などが低下するので好ましくな
い。
前記の硅酸マグネシウムとしては、粒子径が約5μm以
下、特に2μm以下であるものが好ましく、例えば、タ
ルク、滑石などを挙げることができる。
下、特に2μm以下であるものが好ましく、例えば、タ
ルク、滑石などを挙げることができる。
前記の硅酸マグネシウムの粒子径が余りに大きくなり過
ぎると、そのような珪酸マグネシウムを含有するポリア
ミド樹脂組成物から成形された成形品の特性(例えば、
衝撃強さ)が低下するので好ましくない。
ぎると、そのような珪酸マグネシウムを含有するポリア
ミド樹脂組成物から成形された成形品の特性(例えば、
衝撃強さ)が低下するので好ましくない。
この発明のポリアミド樹脂組成物は、前記の無機充填剤
の各成分の組成が、第1図に示す三角図表において示さ
れる前述のA−D点で囲まれた範囲内の組成比であれば
よいが、特に、次に示す各点、 A′点(a=35、b=37.5、c =27.5)B
′点(a=55、b =37.5、c=7.5)C′点
(a=15、b=77.5、c=7.5)D′点(a=
15、b=57.5、c =27.5)で囲まれた範囲
内の組成比であることが好ましい。
の各成分の組成が、第1図に示す三角図表において示さ
れる前述のA−D点で囲まれた範囲内の組成比であれば
よいが、特に、次に示す各点、 A′点(a=35、b=37.5、c =27.5)B
′点(a=55、b =37.5、c=7.5)C′点
(a=15、b=77.5、c=7.5)D′点(a=
15、b=57.5、c =27.5)で囲まれた範囲
内の組成比であることが好ましい。
この発明では、ポリアミド樹脂組成物に含有されている
ガラス繊維、マイカ及び硅酸マグネシウムからなる無機
充填剤の全量に対するガラス繊維の含有率は10〜60
重量%、好ましくは15〜55重量%であり、前記のガ
ラス繊維の含有率が余りに少なくなり過ぎると、そのよ
うなポリアミド樹脂組成物から成形された成形品は高温
時の剛性(曲げ弾性率)が悪化するので適当ではなく、
また、前記のガラス繊維の含有率が余りに多くなり過ぎ
ると、そのようなポリアミド樹脂組成物から成形品を成
形する際に、成形品のソリが大きくなるので適当ではな
い。
ガラス繊維、マイカ及び硅酸マグネシウムからなる無機
充填剤の全量に対するガラス繊維の含有率は10〜60
重量%、好ましくは15〜55重量%であり、前記のガ
ラス繊維の含有率が余りに少なくなり過ぎると、そのよ
うなポリアミド樹脂組成物から成形された成形品は高温
時の剛性(曲げ弾性率)が悪化するので適当ではなく、
また、前記のガラス繊維の含有率が余りに多くなり過ぎ
ると、そのようなポリアミド樹脂組成物から成形品を成
形する際に、成形品のソリが大きくなるので適当ではな
い。
また、ポリアミド樹脂組成物に含有されている無機充填
剤の全量に対するマイカの含有率は35〜85重量%、
好ましくは37.5〜77.5重量%であり、前記のマ
イカの含有率が余りに少なくなり過ぎると、そのような
ポリアミド樹脂組成物から成形された成形品は高温時特
性(例えば、曲げ弾性率、曲げクリープ)が悪化するの
で適当ではなく、また、前記のマイカの含有率が余りに
多くなり過ぎると、そのようなポリアミド樹脂組成物か
ら成形された成形品の表面にマイカなど無機質充填剤の
浮き上がりが多くなり、表面性が悪化するので適当では
ない。
剤の全量に対するマイカの含有率は35〜85重量%、
好ましくは37.5〜77.5重量%であり、前記のマ
イカの含有率が余りに少なくなり過ぎると、そのような
ポリアミド樹脂組成物から成形された成形品は高温時特
性(例えば、曲げ弾性率、曲げクリープ)が悪化するの
で適当ではなく、また、前記のマイカの含有率が余りに
多くなり過ぎると、そのようなポリアミド樹脂組成物か
ら成形された成形品の表面にマイカなど無機質充填剤の
浮き上がりが多くなり、表面性が悪化するので適当では
ない。
さらに、ポリアミド樹脂組成物に含有されている無機充
填剤全量に対する硅酸マグネシウムの含有率は5〜30
重量%、好ましくは7.5〜27.5重量%であり、前
記の硅酸マグネシウムの含有率が余りに少なくなり過ぎ
ると、そのようなポリアミド樹脂組成物から成形された
成形品は、ソリが多(なるので適当ではな(、また、前
記の硅酸マグネシウムの含有率が余りに多くなり過ぎる
と9.そのようなポリアミド樹脂組成物から成形された
成形品は、無機質成分が表面に浮き出し表面性が悪化す
るので適当ではない。
填剤全量に対する硅酸マグネシウムの含有率は5〜30
重量%、好ましくは7.5〜27.5重量%であり、前
記の硅酸マグネシウムの含有率が余りに少なくなり過ぎ
ると、そのようなポリアミド樹脂組成物から成形された
成形品は、ソリが多(なるので適当ではな(、また、前
記の硅酸マグネシウムの含有率が余りに多くなり過ぎる
と9.そのようなポリアミド樹脂組成物から成形された
成形品は、無機質成分が表面に浮き出し表面性が悪化す
るので適当ではない。
この発明におけるポリアミド樹脂組成物は、ポリアミド
樹脂100重量部と、前述の無機充填剤20〜120重
量部、好ましくは30〜100重量部とからなる組成物
である。
樹脂100重量部と、前述の無機充填剤20〜120重
量部、好ましくは30〜100重量部とからなる組成物
である。
前記の無機充填剤の配合割合が余りに小さくなり過ぎる
と、特に高温時の剛性が悪化するという傾向があるので
適当ではなく、また、前記の無機充填剤の配合割合が余
りに大きくなり過ぎると、成形性、表面性(表面の外観
)が悪化するので適当ではない。
と、特に高温時の剛性が悪化するという傾向があるので
適当ではなく、また、前記の無機充填剤の配合割合が余
りに大きくなり過ぎると、成形性、表面性(表面の外観
)が悪化するので適当ではない。
この発明のポリアミド樹脂組成物は、前述の無機充填剤
のほかに、必要であれば、種々の添加剤、例えば、耐熱
剤、紫外線吸収剤を含む耐候性剤、jiI燃剤、帯電防
止剤、滑剤、可塑剤、核剤、発泡剤、着色剤、カンプリ
ング剤、安定剤、表面性改良剤などの添加剤を約20重
量%以下、特に15重量%以下の割合で含有させること
ができる。
のほかに、必要であれば、種々の添加剤、例えば、耐熱
剤、紫外線吸収剤を含む耐候性剤、jiI燃剤、帯電防
止剤、滑剤、可塑剤、核剤、発泡剤、着色剤、カンプリ
ング剤、安定剤、表面性改良剤などの添加剤を約20重
量%以下、特に15重量%以下の割合で含有させること
ができる。
この発明のポリアミド樹脂組成物は、ポリアミド樹脂に
ガラス繊維、マイカ、硅酸マグネシウムなどの無機充填
剤を配合する公知の配合方法のいずれでも調製、または
成形して得ることができ、例えば、ポリアミド樹脂の製
造時に、あるいは製造直後などに、溶融状態にあるポリ
アミド樹脂に無機充填剤の各成分を添加して、混練・配
合する方法、粉末状又はペレット状に形成されているポ
リアミド樹脂に粉末状の無機充填剤の各成分を添加して
配合し、その結果得られた粉末混合物を溶融混練して配
合する方法などを挙げることができる。
ガラス繊維、マイカ、硅酸マグネシウムなどの無機充填
剤を配合する公知の配合方法のいずれでも調製、または
成形して得ることができ、例えば、ポリアミド樹脂の製
造時に、あるいは製造直後などに、溶融状態にあるポリ
アミド樹脂に無機充填剤の各成分を添加して、混練・配
合する方法、粉末状又はペレット状に形成されているポ
リアミド樹脂に粉末状の無機充填剤の各成分を添加して
配合し、その結果得られた粉末混合物を溶融混練して配
合する方法などを挙げることができる。
この発明のポリアミド樹脂組成物は、公知の成形方法、
例えば、射出成形法、押出成形法、圧縮成形法などによ
って、成形品に成形することができる。
例えば、射出成形法、押出成形法、圧縮成形法などによ
って、成形品に成形することができる。
実施例、比較例において、曲げ弾性率は、140℃の雰
囲気で、ASTM 0790に従って測定し、また、ソ
リの測定は、製品の測定面の任意の3点を基準として基
準からの最大値および最小値を測定し、最大値−最小値
をソリ量とした。
囲気で、ASTM 0790に従って測定し、また、ソ
リの測定は、製品の測定面の任意の3点を基準として基
準からの最大値および最小値を測定し、最大値−最小値
をソリ量とした。
実施例エ
ポリアミド6のペレット(ηr = 2.60、宇部興
産■製、製品名;UBEナイロン1013 B )10
0重量部に、平均繊維径10μmの(a)ガラス繊維2
6重量部、平均粒子径15μmの(b)マイカ40重量
部、および粒子径1.8μmの(c)硅酸マグネシウム
9重量部からなる無機充填剤75重量部(組成比; a
=34.7重量%、b=53.3重量%、C=12.
0重量%)を配合し、溶融混練して、ポリアミド樹脂組
成物のペレットを作成した。
産■製、製品名;UBEナイロン1013 B )10
0重量部に、平均繊維径10μmの(a)ガラス繊維2
6重量部、平均粒子径15μmの(b)マイカ40重量
部、および粒子径1.8μmの(c)硅酸マグネシウム
9重量部からなる無機充填剤75重量部(組成比; a
=34.7重量%、b=53.3重量%、C=12.
0重量%)を配合し、溶融混練して、ポリアミド樹脂組
成物のペレットを作成した。
このポリアミド樹脂組成物のペレットを使用して、試験
用ピース(形状;角柱、サイズ;1/2XI/4X5イ
ンチ)およびエンジンヘッドカバー(形状;第2図参照
、サイズ;最大長さ430mm、厚さく平均)2.5m
5)を、第1表の成形条件(ただし、金型温度;80℃
)で射出成形した結果、その性状は第2表のとおりであ
った。
用ピース(形状;角柱、サイズ;1/2XI/4X5イ
ンチ)およびエンジンヘッドカバー(形状;第2図参照
、サイズ;最大長さ430mm、厚さく平均)2.5m
5)を、第1表の成形条件(ただし、金型温度;80℃
)で射出成形した結果、その性状は第2表のとおりであ
った。
実施例2〜8および比較例1〜4
ポリアミド樹脂の種類を第2表に示すように変え、また
、無機充填剤の組成比を第2表に示すように変えたほか
は、実施例1と同様にして、ポリアミド樹脂組成物を作
成した。
、無機充填剤の組成比を第2表に示すように変えたほか
は、実施例1と同様にして、ポリアミド樹脂組成物を作
成した。
なお、実施例8で使用したポリアミド6/66共重合体
は、その構成成分のモル比(6/66)が9515であ
る。
は、その構成成分のモル比(6/66)が9515であ
る。
それらのポリアミド樹脂組成物からのエンジンヘッドカ
バーの試作の結果、およびテストピースの試験結果を第
2表に示す。
バーの試作の結果、およびテストピースの試験結果を第
2表に示す。
第1表
シリンダ設定 樹脂温度 射出圧力 成形サイクル温度
(”c) (℃) (kg/cd) 時間
(sec)〔本発明の作用効果〕 この発明のエンジン周り部品用のポリアミド樹脂組成物
は、射出成形などの成形によって得られた成形品が「ソ
リjなどを生ずることがなく、また、充分な機械物性と
共に、高温での高い剛性を保持することができる優れた
成形品を成形することができるのである。
(”c) (℃) (kg/cd) 時間
(sec)〔本発明の作用効果〕 この発明のエンジン周り部品用のポリアミド樹脂組成物
は、射出成形などの成形によって得られた成形品が「ソ
リjなどを生ずることがなく、また、充分な機械物性と
共に、高温での高い剛性を保持することができる優れた
成形品を成形することができるのである。
第1図は、この発明に使用する無機充填剤の各成分の組
成比を示すための三角図表である。 第2図は、シリンダーヘンド力バーの上面図である。 第1図
成比を示すための三角図表である。 第2図は、シリンダーヘンド力バーの上面図である。 第1図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 相対粘度(ηr)が2.0〜3.5であるポリアミド6
および/またはポリアミド66、あるいはポリアミド6
、66共重合体からなるポリアミド樹脂;100重量部
と、 (a)平均繊維径2〜20μmのガラス繊維、(b)マ
イカ、および(c)硅酸マグネシウムからなる無機充填
剤;20〜120重量部とからなり、しかも、 前記無機充填剤の各成分組成が、三角図表で示される次
の各点、 A点(a=35、b=35、c=30) B点(a=60、b=35、c=5) C点(a=10、b=85、c=5) D点(a=10、b=60、c=30) で囲まれた範囲内の組成比であることを特徴とするエン
ジン周り部品用ポリアミド樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31585086A JPS63168454A (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 | エンジン周り部品用ポリアミド樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31585086A JPS63168454A (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 | エンジン周り部品用ポリアミド樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63168454A true JPS63168454A (ja) | 1988-07-12 |
Family
ID=18070332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31585086A Pending JPS63168454A (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 | エンジン周り部品用ポリアミド樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63168454A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0691996A1 (en) * | 1993-03-29 | 1996-01-17 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Polyamide resin composition |
JP2002105312A (ja) * | 2000-10-04 | 2002-04-10 | Asahi Kasei Corp | 強化半芳香族ポリアミド樹脂組成物および成形品 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5876451A (ja) * | 1981-11-02 | 1983-05-09 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 改良ポリアミド樹脂組成物 |
JPS61268754A (ja) * | 1985-05-24 | 1986-11-28 | Ube Ind Ltd | メツキ用ポリアミド組成物および成形体 |
-
1986
- 1986-12-29 JP JP31585086A patent/JPS63168454A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5876451A (ja) * | 1981-11-02 | 1983-05-09 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 改良ポリアミド樹脂組成物 |
JPS61268754A (ja) * | 1985-05-24 | 1986-11-28 | Ube Ind Ltd | メツキ用ポリアミド組成物および成形体 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0691996A1 (en) * | 1993-03-29 | 1996-01-17 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Polyamide resin composition |
EP0691996A4 (en) * | 1993-03-29 | 1997-06-18 | Du Pont | POLYAMIDE RESIN COMPOSITION |
JP2002105312A (ja) * | 2000-10-04 | 2002-04-10 | Asahi Kasei Corp | 強化半芳香族ポリアミド樹脂組成物および成形品 |
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