JPS63165437A - 耐光性高吸水性ポリマ−の製造法 - Google Patents

耐光性高吸水性ポリマ−の製造法

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JPS63165437A
JPS63165437A JP30988386A JP30988386A JPS63165437A JP S63165437 A JPS63165437 A JP S63165437A JP 30988386 A JP30988386 A JP 30988386A JP 30988386 A JP30988386 A JP 30988386A JP S63165437 A JPS63165437 A JP S63165437A
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water
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JP30988386A
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Kiichi Ito
喜一 伊藤
Takeshi Shibano
芝野 毅
Toshiko Nakamura
中村 俊子
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の骨量〕 〔産業上の利用分野〕 本発明は、吸水性に優れ、かつ吸水したゲルが光に当っ
ても極めて安定な高吸水性ポリマーの製造法に関するも
のである。
本発明の耐光性高吸水性ポリマーは、多量の水を吸収し
て膨潤するが水不溶性でありかつ吸水したゲルが光に対
して極めて安定であるものであるから、各種の吸水剤又
は特に吸水して膨潤した状態で使用する各種の材料の製
造に有利に使用することができる。
〔従来技術〕
近年、自重の数十〜数百倍もの水を吸収する高吸水性の
種々の高分子材料が提案されている。
例えば、澱粉グラフト重合体(特公昭53−46199
号公報等)、セルロース変性材(特開昭50−8037
6号公報等)、水溶性高分子の架橋物(特公昭43−2
3462号公報等)、自己架橋型アクリル酸アルカリ金
属塩ポリマー(特公昭54−30710号公報等)、等
々であり、これらは生理用品、使いすて紙おむつ等の吸
収剤として、あるいは農園芸用の保水剤、汚泥の凝固剤
、建材の結露防止剤、土木用土水剤、乾燥剤等として用
途開発が進められている。
しかしながら、これらの高吸水性高分子材料は、多量の
水を吸収する能力は優れており、乾燥時での経時安定性
は優れているものの、吸水状態での安定性に極めて乏し
いものである。例えば、吸水したゲル状物を日光に暴露
しておくと、わずか数時間のうちに劣化して流動化し、
ゲル状物の形態を保持できなくなり、特に上記の様な高
吸水性樹脂を農園芸用保水剤、土木用止水剤等に用いる
場合、大きな障害となっている。
この様な耐光性を改良する方法として、高吸水性樹脂に
カーボンブラックや活性炭を混合する方法(特開昭59
−38271号公報)やアクリル酸系単量体にコモノマ
ーとしてスルホアルキル(メタ)アクリレート系単量体
を存在させ、架橋剤と共に重合させて得られた水不溶性
吸水性樹脂(特開昭61−36309号公報)等が有効
であることが提案されているが、その効果は小さくて未
だ不充分であり、実用上問題となっている。
〔発明の概要〕
〔本発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、前記の欠点を改良して吸水性を保持しつつ吸
水時での光安定性を著しく改良した高吸水性ポリマーを
提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は前記の問題点を解決する為に種々研究を重ねた
結果、カルボキシル基及び/又はカルボキシレート基を
含有する高吸水性ポリマー表面を特定のヒドロキシベン
ゾフェノン系化合物で処理すれば、容易にその目的を達
成できることを知り、本発明に到達した。
すなわち、本発明による耐光性高吸水性ポリマーの製造
法は、カルボキシル基及び/又はカルボキシレート基を
含有する高吸水性ポリマーを水の存在下で下記一般式で
表わされるヒドロキシベンゾフェノン系化合物で処理す
ること、を特徴とするものである。
及び/又は               (1)(式
中、XlおよびX2は、それぞれ高吸水性ポリマーの官
能基と反応しうる官能基を示す)。
〔発明の効果等〕
本発明の方法によって得られる耐光性高吸水性ポリマー
は、実施例11及び12から明らかな様に、°紫外線に
対して極めて安定である。
従って、本発明で得られた吸水性樹脂は、その優れた耐
光性を利用して、特に土壌改良剤、農園芸用保水剤や土
木用止水剤等に有利に使用できる。
〔発明の詳細な説明〕
高吸水性ポリマ一 本発明の製造法における原料の高吸水性ポリマーとして
は、カルボキシル基及び/又はカルボキシレート基を含
有する高吸水性ポリマーであれば、どのようなものでも
使用することができる。このような高吸水性ポリマーの
例としては、たとえばアクリル酸(塩)重合体、メタク
リル酸(塩)重合体、アクリル酸(塩)/メタクリル酸
(塩)共重合体、でん粉/アクリル酸(塩)グラフト共
重合体、でん粉/アクリル酸エステルグラフト共重合体
のケン化物、でん粉/メタクリル酸メチルグラフト共重
合体のケン化物、メタクリル酸メチル/酢酸ビニル共重
合体のケン化物、アクリル酸メチル/酢酸ビニル共重合
体のケン化物、でん粉/アクリロニトリルグラフト共重
合体のケン化物、でん粉/アクリルアミドグラフト共重
合体のケン化物、でん粉/アクリロニトリルー2−アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸グラフト共
重合体のケン化物、でん粉/アクリロニトリル/ビニル
スルホン酸グラフト共重合体のケン化物等の各重合体の
架橋物、さらにアクリル酸で架橋されたポリエチレンオ
キシド、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋
物等があげられる。
また、前記のアクリル酸(塩)やメタクリル酸(塩)の
重合体(共重合体を含む)は、アクリル酸(塩)やメタ
クリル酸(塩)に、生成吸水性ポリマーの性能を低下さ
せない範囲の量のマレイン酸(塩)、イタコン酸(塩)
、アクリルアミド、2−アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸、2−アクリロイルエタンスルホン酸
、2−メタクロイルエタンスルホン酸、2−ヒドロキシ
エチルアクリレート、又は2−ヒドロキシエチルメタク
リレート等のコモノマーを共重合させた共重合体であっ
ても差支えがない。
本発明において原料の高吸水性ポリマーとして用いられ
る前記の各種の重合体の架橋物は、種々の手段で架橋物
としたものであることができる。
その架橋手段としては、たとえば重合体分子の高度重合
化による分子鎖のからまり、或いは疑似架橋による自己
架橋、或いは前記各種七ツマ−と共重合可能なジビニル
化合物、例えばN、N’  −メチレンビス(メタ)ア
クリルアミド、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)
アクリレート類等による架橋、また重合体の官能基、例
えばカルボキシレート基と反応しうる多官能性化合物、
例えば(ポリ)グリシジルエーテル類、ハロエポキシ化
合物、ポリアルデヒド類、ポリオール類、ポリアミン類
等を加えて反応させて架橋化する方法、さらに重合体中
に存在する官能基間の反応、例えばカルボキシル基と水
酸基によるエステル化等に基づく架橋等があげられる。
また、本発明の原料の高吸水性ポリマーがカルボキシレ
ート型すなわち塩型の場合としては、ナトリウムやカリ
ウム等のアルカリ金属塩型のもの、マグネシウムやカル
シウム等のアルカリ土類金属塩型等があげられるが、特
に好ましいのはアルカリ金属塩型のものである。
表面処理 本発明の製造方法で用いられる前記の一般式(1)で示
されるベンゾフェノン系化合物における官能基X およ
びx2としては高吸水性ポリマ−中の官能基、例えばカ
ルボキシル基又はカルボキシレート基と反応しうる官能
基、例えばグリシドキシ基、アミノ基、メルカプト基な
どが挙げられる。そのベンゾフェノン系化合物の具体例
としては、2−ヒドロキシ−4−グリシドキシベンゾフ
ェノン、2.2′−ジヒドロキシ−4,4’  −ジグ
リシドキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−アミ
ノベンゾフェノン、2.2’  −ジヒドロキシ−4,
4′−ジアミノベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
メルカプトベンゾフェノン、2.2′−ジヒドロキシ−
4,4′ −ジメルカプトベンゾフェノンなどが挙げら
れる。
本発明における高吸水性ポリマーのベンゾフェノン系化
合物による表面処理は、水の存在下で行なうことが必須
である。水の不存在下で処理をしても、所期の目的を達
成することができない。
水の存在下でのベンゾフェノン系化合物による表面処理
は、種々の態様において実施することができる。その処
理態様例としては、例えば高吸水性ポリマーの乾燥物に
ベンゾフェノン系化合物と水との混合物を添加して加熱
して水を蒸発させてもよいし、高吸水性ポリマー粉末を
不活性溶媒中に添加してスラリー状とし、このスラリー
にベンゾフェノン系化合物と水との混合物を添加して還
流下に加熱処理するか、若しくは前記のスラリーにベン
ゾフェノン系化合物と水との混合物を添加して、水及び
不活性溶媒を蒸発させてもよい。
また、高吸水性ポリマーの製造工程で得られた高吸水性
ポリマー及び水を含有する反応生成液に、直接ベンゾフ
ェノン系化合物を添加して還流下に加熱するか、若しく
はベンゾフェノン系化合物を添加した反応生成液を加熱
して蒸発させてもよい。
前記の各処理において使用する不活性溶媒としては、た
とえば(イ)メタノール、エタノール等のアルコール類
、(ロ)アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、
(ハ)ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、(ニ)n−ペ
ンタン%n−ヘキサン、n−へブタン、シクロヘキサン
、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類、(ホ
)四塩化炭素、塩化メチレン、クロロホルム、エチレン
ジクロライド等のハロゲン化炭化水素類等があげられる
前記の表面処理におけるベンゾフェノン系化合物の使用
量は、高吸水性ポリマーの種類、存在させる水の量、不
活性溶媒の種類及び量等によっても多少異なってくるが
、通常、高吸水性ポリマーに対して0801〜10重量
%、好ましくは0.1〜5重量%である。同使用量が少
なすぎると処理効果が認められず、多すぎると極だった
処理効果が認めらにれず、コスト的にも有利でない。
また、前記の処理において存在させる水の量は、高吸水
性ポリマーに対して5〜100重量%、好ましくは10
〜50j1m%である。水の量が少なすぎると、高吸水
性ポリマーが処理時に膨潤状態にならないために、ベン
ゾフェノン系化合物との反応が有効に進行せず、処理に
長時間を要するなど、工業的実施上の不利となる。また
、水の量が多すぎると、ベンゾフェノン系化合物がポリ
マー粒子の内部迄拡散し、ポリマーの表面でのみ反応処
理することができない。
前記の処理において使用する不活性溶媒は、1種類を用
いてもよいし、2種以上を適宜に併用してもよい。不活
性溶媒の使用量は、高吸水性ポリマーの種類や不活性溶
媒の種類等によっても異なるが、高吸水性ポリマーに対
して、通常10〜5000重量%、好ましくは50〜5
00重量%、である。不活性溶媒の使用量が少ないと、
処理において取扱う物質量が少なくなり、処理装置等の
容積効率がよくなるが、処理時の高吸水性ポリマーの分
散性が悪くなるために、処理反応が有効に進行しなくな
る。また、不活性溶媒の使用量が多すぎると、処理反応
が進行しやすくなる反面において、取扱う物質量が多く
なり、装置等の容積効率が悪くなり、処理コストが高く
なるなど、工業的に不利となる。
本発明における水の存在下のベンゾフェノン系化合物に
よる処理温度は、ベンゾフェノン系化合物の種類、不活
性溶媒の種類と量、水の存在量、及び高吸水性ポリマー
の種類等によっても異なり、−概に一般的に規定できな
いが、通常20〜180℃、好ましくは50〜150℃
の範囲から適宜に選定される。
実験例 以下に、高吸水性ポリマー製造例及び実施例をあげてさ
らに詳述する。
高吸水性ポリマー製造例1 特願昭59−236685号公報の実施例1にもとづき
高吸水性ポリマーを製造した。
すなわち、攪拌機、還流冷却器、温度計、窒素ガス導入
管を付設した容量1リツトルの四つ口丸底フラスコに、
シクロヘキサン375gを入れ、ソルビタンモノステア
レート4.5gを添加して溶解させたのち、窒素ガスを
吹き込み、溶存酸素を追出した。
別に、容量500m1のフラスコ中でアクリル酸75g
を外部より氷冷しながら、これに水201gに溶解した
31.2.の苛性ソーダを加え、カルボキシル基の74
.9%を中和した。この場合の水に対するモノマー濃度
は30重量%に相当する。次いで、これに過硫酸カリウ
ム0.25gを加えて溶解させたのち、窒素ガスを吹き
込んで溶存酸素を追い出した。
前記の四つロフラスコの内容物に、この500m1フラ
スコの内容物を添加し、攪拌して分散させ、窒素ガスを
バブリングさせなから油浴によりフラスコ内温を昇温さ
せたところ、60℃付近に達してから内温か急激に上昇
し、数十分後には75℃に達した。次いで、その内温を
60〜65℃に保持し、かつ攪拌しながら4時間反応さ
せた。なお、攪拌250 rpg+で行なった。
4時間反応させた後攪拌を停止すると、湿潤ポリマー粒
子がフラスコの底に沈降したので、デカンテーシヨンで
シクロヘキサン相と容易に分離できた。分離した湿潤ポ
リマーを減圧乾燥器に移し、80〜90℃に加熱して付
着したシクロヘキサン及び水を除去したところ、さらさ
らとした容易に粉砕できる塊を含む粉末ポリマーが得ら
れた。
高吸水性ポリマー製造例2 特公昭54−30710号公報の実施例1にもとづき高
吸水性ポリマーを製造した。
すなわち、攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、窒素ガス
導入管を付した500m1の四つ口丸底フラスコにn−
ヘキサン228m1を入れ、ソルビタンモノステアレー
ト1.8gを添加して溶解させたのち、窒素ガスを吹き
込んで溶存酸素を追出した。
別に、三角フラスコ中でアクリル酸30gを外部より氷
冷しながら、これに水39.に溶解した13.1gの純
度95%苛性ソーダの水溶液を加えて、カルボキシル基
の75%を中和した。水相中のモノマー濃度は45重量
%となった。次いで、過硫酸カリウム0.1gを加えて
溶解したのち、窒素ガスを吹き込んで、溶存する酸素を
追い出した。
この三角フラスコの内容物を、上記の四つロフラスコに
加えて分散させ、窒素ガスを少量ずつ導入しながら、か
つ油浴によりフラスコの内温を60〜65℃に保持しな
がら、6時間反応を行なわせた。反応系は攪拌を停止す
ると膨潤ポリマー粒子が容易に沈降分離する懸濁系とな
った。n−へキサンを減圧下で留去し、残った膨潤ポリ
マーを80〜90℃の温度で減圧下で乾燥した。生成ポ
リマーは、さらさらとした容易に粉末化しうる塊を含む
粉末として得られた。
高吸水性ポリマー製造例3 特開昭56−131608号公報の実施例1にもとづき
高吸水性ポリマーを製造した。
すなわち、アクリル酸30gを容量100m1のフラス
コに入れ、冷却しながら攪拌下に22.6重量%の苛性
ソーダ水溶液58.7gを滴下して、アクリル酸の80
%を中和した。次いで、これに過硫酸カリウム0.1g
を加え、攪拌して室温で溶解させた。
別に、予め系内を窒素ガス置換した還流冷却器付きの5
00m1フラスコに、シクロヘキサン163.4g、及
びHLBが8.69のソルビタンモノステアレート1.
9gを仕込み、傘部で攪拌して界面活性剤を溶解させた
のち、前述の過硫酸カリウムを添加したアクリル酸の部
分中和液を滴下して懸濁させた。再び系内を窒素ガスで
充分に置換したのち、昇温して油浴温度を55〜60℃
に保持しながら、3時間反応させた。生成した重合液を
減圧下で蒸発乾固することにより、微顆粒状の乾燥ポリ
マーを得た。
高吸水性ポリマー製造例4 特、開閉52−25886号公報の実施例9にもとづき
高吸水性ポリマーを製造した。
すなわち、15gのトウモロコシでん粉及び115gの
水を、攪拌機、窒素吹き込み管、温度計を備えた反応器
に仕込み、窒素気流下で80℃で1時間攪拌した。得ら
れたでん粉液を30℃に冷却したのち、15にのアクリ
ル酸、15gのアクリルアミド、0.15.のカルシウ
ムオキシド、重合触媒として0.15.の過硫酸アンモ
ニウム及び0.015gの重亜硫酸ナトリウムを添加し
、40℃で3時間攪拌して重合させたところ、反応液は
弾力性のある白色固体状物となった。
得られた白色固体を80〜90℃で減圧乾燥し、粉砕し
て粉末状にした。この粉末に5%水酸化ナトリウムの水
/メタノール混合溶液(水対メタノール@m比1対5)
146.5gを加L、室温下で1時間放置後、80〜9
0℃で減圧乾燥し、粉砕したところ、多少褐色を呈した
粉末ポリマーが得られた。
高吸水性ポリマー製造例5 特開昭52−27455号公報の実施例3にもとづいて
高吸水性ポリマーを製造した。
すなわち、酢酸ビニル60gとアクリル酸メチル40g
に、重合開始剤として過酸化ベンゾイル0.5gを加え
、これを分散安定剤として部分ケン化ポリビニルアルコ
ール3gを含む水300m1中に分散させ、65℃で6
時間重合反応させたのち、生成ポリマーを濾過し、乾燥
した。
次いで、このポリマー25gを800m1のメタノール
に加温溶解させ、40%苛性ソーダ水溶液を58.1m
l添加して、60℃で5時間ケン化反応させた。反応終
了後のケン化物をメタノールで洗浄したのち、減圧乾燥
して粉末状ポリマーを得た。
高吸水性ポリマー製造例6 特開昭58−71907号公報の実施例11にもとづき
高吸水性ポリマーを製造した。
すなわち、アクリル酸30gを脱イオン水9.24gに
加え、さらにこれに中和剤として純度85%の水酸化カ
リウム20.6gとN、N’−メチレンビスアクリルア
ミド0.00832irとを順次に添加し、混合モノマ
ー濃度70ffl量%のアクリル酸カリウム水溶液(中
和度75%)を調製した。
この水溶液を70℃に保温し、これに水1.0gに2.
2′ −アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩0
.208gを溶解した溶液を加え、直ちに内径的10a
mの円筒状反応器の底表面上に流下延展させた(反応器
は予め70℃に保持しておいた)。
数秒後に重合が開始され、約1分以内に反応が完了し、
重合熱で発泡した乾燥ポリマーが得られた。これを粉砕
して、粉末状ポリマーとした。
高吸水性ポリマー製造例7 特願昭60−234878号明細書の実施例1にもとづ
き高吸水性ポリマーを製造した。
すなわち、攪拌機、還流冷却器、温度計、窒素ガス導入
管を付設した容量500m1の四つ口丸底フラスコに、
シクロヘキサン185g入れ、これにa−オレフィン−
無水マレイン酸共重合体(三菱化成(株)製商品名「ダ
イヤカルナ30」、分子量約10.000)1.8Kを
添加溶解させ、窒素ガス雰囲気下内温を65℃とした。
別に、容量200m1のコニカルフラスコ中で、アクリ
ル酸30gを外部より冷却しながらこれに水63.1g
を溶解した12.9.の苛性ソーダを加えて、カルボキ
シル基の77.4%を中和した。
次いで、これにN、N’  −メチレンビスアクリルア
ミド0.015r、ヒドロキシエチルセルロース(エー
テル化度−1、EO付加モル数−2)O,9g及び過硫
酸カリウム0.1gを加えて溶解した。
前記の四つ口丸底フラスコの内容物に、この200m1
のフラスコの内容物を添加し、攪拌下に67〜70℃に
て約1時間重合を行なった。1時間反応後に攪拌を停止
すると、湿潤ポリマー粒子がフラスコの底に沈降し、デ
カンテーシ日ンでシクロヘキサン相と容易に分離するこ
とができた。
分離した湿潤ポリマーを減圧乾燥器に移し、80〜90
℃下加熱して、付着したシクロヘキサン及び水を除去し
た。
得られた乾燥ポリマーは、さらさらとした容易に粉砕で
きる塊を含む粉末であった。
実施例1 前記の製造例1と同様の方法で得られた乾燥ポリマー2
0gを300m1のナス型フラスコに加えた。
次いで、シクロヘキサン25gを加えてスラリーとした
。このスラリーを攪拌しながら、これに2−ヒドロキシ
−4−グリシドキシベンゾフェノン0.52gを、次い
で水4.5gを、加えて室温下約30分攪拌した。次い
で、80℃の油浴中にフラスコを浸漬し、106℃まで
昇温してから同油浴温度を保持しながら減圧にして蒸発
乾固させて、乾燥ポリマーを得た。
実施例2〜7 製造例2〜7と同様にして得られた各乾燥ポリマーをそ
れぞれ原料として使用し、その他は実施例1と同様にし
て処理をし、各乾燥ポリマーを得た。
実施例8 製造例7と同様にして得られた乾燥ポリマーを原料とし
て使用し、ベンゾフェノン系化合物として2,2′−ジ
ヒドロキシ−4,4′ −ジグリシドキシベンゾフェノ
ン0.76gとした以外は実施例1と同様にして処理を
し、乾燥ポリマーを得た。
実施例9 製造例7と同様にして得られた乾燥ポリマーを原料とし
て使用し、ベンゾフェノン系化合物として、2−ヒドロ
キシ−4−アミノベンゾフェノン0.62gとした以外
は実施例1と同様にして処理をし、乾燥ポリマーを得た
実施例10 製造例7と同様にして得られた重合反応液から水を61
.5g留去させて除いた後の液に、2−ヒドロキシ−4
−グリシドキシベンゾフェノン1.45gを添加し、充
分混合したのち、80℃の油浴に浸漬し、油浴温度を1
06℃迄昇温してから、同油浴温度を保持しながら減圧
にして蒸発乾固させて乾燥ポリマーを得た。
実施例11 高吸水性ポリマー製造例1〜7及び実施例1〜10で得
られたポリマーを1gずつとり、それぞれについて水1
00gで膨潤させた。
得られたゲルをそれぞれ20gずつ目盛り付きビンにと
り、Uvクランプ400 w)にて光照射した。
表1には照射8時間後の残存ゲルの重合割合を示した。
実施例12 実施例11に示したのと同じゲルを屋外に同時に約2日
間放賀した。
表2にはその時の残存ゲルの重合割合を示した。
尚、放置した2日間は、快晴であった。
表   1 表   2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、カルボキシル基及び/又はカルボキシレート基を含
    有する高吸水性ポリマーを、水の存在下で、下記一般式
    で表わされるヒドロキシベンゾフェノン系化合物で表面
    処理することを特徴とする、耐光性高吸水性ポリマーの
    製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 及び/又は ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、X_1およびX_2は、それぞれ高吸水性ポリ
    マーの官能基と反応しうる官能基を示す。)2、高吸水
    性ポリマーが、アクリル酸及び/又はメタクリル酸に基
    づくカルボキシル基及び/又はアルカリ金属のカルボキ
    シレート基を含有するポリマーである、特許請求の範囲
    第1項記載の製造法。 3、水分量を高吸水性ポリマーに対して5重量%〜10
    0重量%に制御する、特許請求の範囲第1〜2項いずれ
    か1項に記載の製造法。 4、X_1及び/又はX_2がグリシドキシ基である、
    特許請求の範囲第1〜3項いずれか1項に記載の製造法
JP30988386A 1986-12-27 1986-12-27 耐光性高吸水性ポリマ−の製造法 Pending JPS63165437A (ja)

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JPS63165437A true JPS63165437A (ja) 1988-07-08

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0693483A1 (en) * 1994-07-23 1996-01-24 Ciba-Geigy Ag Compounds having ultra-violet absorption properties
WO2001066631A1 (de) * 2000-03-10 2001-09-13 Basf Aktiengesellschaft Verwendung von aminosubstituierten hydroxybenzophenonen als lichtschutzmittel und stabilisatoren für nicht lebendes organisches material
US6960128B2 (en) * 2002-12-03 2005-11-01 Hitachi, Ltd. Air shower apparatus

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