JPS6316501B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の技術的背景） 本発明は、針溝内に移動可能に配設された編み
針及びジヤツクと、片持ち支持された端部及びオ
ペレイテイングバツトを有し編み針又はジヤツク
に連結され、針溝に対し偏移する圧力カム素子手
段により針溝内を沈降可能な、ばほ附勢されたセ
レクシヨンシヤンクと、編み針の後方で針溝内に
移動可能に装着され少なくとも１個のセレクシヨ
ンバツトをそれぞれ有し選択磁気手段により各選
択位置において針溝内を選択的に偏移可能であつ
て、セレクシヨンシヤンクのオペレイテイングバ
ツトを選択的に下方位置に保持するように配設さ
れたセレクシヨンジヤツクとを具えた編み機、特
には横編み機に関するものである。

西ドイツ特許出願第2236323号により、定置カ
ム部材と針溝を有する可動円筒を具えた丸編み機
に関する針選択装置が既知である。この装置で
は、全てのセレクシヨンジヤツクを持ち上げて選
択磁石に接触させ、模様に合わせてセレクシヨン
ジヤツクを落下させばね手段により休止位置に戻
すことができ、針溝内の個々のばねが、セレクシ
ヨンシヤンクに必要なばね力を確保する。

しかしながら、カムキヤリツジが針床上を後退
及び前進する高速の横編み機械には、構造上の点
から、又はその操作法及び速度の点のいずれから
もこの針選択装置は適切でない。

特に針床上を後退及び前進可能なカムキヤリツ
ジを有する高速の自動横編み機にとつては、キヤ
リツジに取り付けられた選択部品、選択磁石及び
選択素子を合目的に構成配置することが非常に大
きな問題であり、そうすることより最も信頼性が
高く簡潔な構造で、編成にあわせて編み針を確実
に選択できる自動横編み機を得ることができる。

本発明の目的は上述したように、高速の編み機
であつても針選択装置の最も強度のある部分があ
み針上を移動し、可能な限り簡潔な選針を確実に
行い、耐久性に優れかつ作動条件が悪くてもほと
んど故障することのない針選択装置を提供するこ
とである。

（発明の開示） この目的を達成するため本発明針選択装置は、
とくに、 ａ セレクシヨンシヤンクが可撓性であつて、移
動可能なセレクシヨンジヤツクにより上方又は
下方から掛合されること、 ｂ 選択磁気手段により選択的に制御される選択
部材を選択位置に設けること、 ｃ 選択部材が、針溝に直交して回動自在に取り
付けられセレクシヨンバツトに掛合してセレク
シヨンジヤツクを移動させる傾斜した接触面を
それぞれ有する二重アームとしたセレクシヨン
フラツプを有すること、 ｄ 前記選択磁気手段が、セレクシヨンフラツプ
を附勢状態において垂直位置に保持しセレクシ
ヨンジヤツクを前進移動させる電機子を有する
フラツプ固定用磁石又はソレノイドを具えてな
る。

（作用） このように構成した装置においてフラツプ固定
用磁石又はソレノイドが電流により附勢される
と、それらの電機子がセレクシヨンフラツプを鉛
直位置に保持するのでセレクシヨンジヤツクは、
セレクシヨンフラツプの傾斜した接触面と接触し
セレクシヨンシヤンクに向けて前方に移動するこ
ととなる。それゆえ可撓性のセレクシヨンシヤン
クは、セレクシヨンジヤツクの構造及び配置に従
つて、編み針のニードルバツトがさげカム部材に
掛合することができるか又は掛合することができ
ない位置に保持されることとなる。

一方、フラツプ固定用磁石又はソレノイドが電
流により附勢されないならば、セレクシヨンジヤ
ツクは基準位置に保持されることとなる。なぜな
らば、セレクシヨンフラツプはセレクシヨンバツ
トに接触する際に妨げられることなく回動するこ
とができ、それゆえ可撓性のセレクシヨンシヤン
クは、下げカム部材をニードルバツトが係合する
ことができるか又は掛合することができない位置
にもたらされることになる。

なお、セレクシヨンフラツプのレバーアームの
１方に接触させてばねロツドを設け、セレクシヨ
ンフラツプを鉛直位置に弾性的に回動させ係止部
材に接触させても良い。このような構成とするこ
とによりセレクシヨンフラツプは、鉛直位置から
回動した後に自動的に鉛直位置に復帰することに
なるので、セレクシヨンフラツプをフラツプ固定
用磁石又はソレノイドにより、次なる選針に備え
させることができる。

また、フラツプ固定用磁石又はソレノイドが附
勢されない時に、セレクシヨンジヤツクを引込ん
だ基準位置に保持するために、好適にはセレクシ
ヨンジヤツクの後端部に対向して永久磁石を設け
ても良く、その保持力は、セレクシヨンジヤツク
が関連する針溝の長手方向平面から側方に屈曲し
ている時に、セレクシヨンジヤツク自体が生起す
る制動力により補なうことができる。

必要であれば、セレクシヨンジヤツクのセレク
シヨンバツトを互い違いに配設することができ
る。すなわち、キヤリツジ上に対応して互い違い
に配設された関連するフラツプ固定用磁石、又は
ソレノイドを有するセレクシヨンフラツプに関連
させることができる。

好適には、各セレクシヨンジヤツクに、針溝上
を移動可能な引込み部材と共に、セレクシヨンジ
ヤツクを基準位置に引込ませることのできる引き
込みバツトを設ける。

さらに、各セレクシヨンジヤツクに、下方位置
にある可撓性のセレクシヨンシヤンクの後端部の
頂部に、前進位置において掛合するジヤツクノー
ズを設けることができる。このように構成するこ
とによりセレクシヨンシヤンクのばね力に抗して
編み針は、附勢されたフラツプ固定用磁石又はソ
レノイドにより不作動位置に保持されることとな
る。

また、各セレクシヨンジヤツクに、可撓性のセ
レクシヨンシヤンクに下側より弾性的に常に掛合
しセレクシヨンジヤツクの移動により二つの高さ
位置を保持することのできる可撓性のジヤツクス
テムを設けても良く、セレクシヨンシヤンクは、
弾性シヤンク付き針の可撓性のニードルシヤンク
とするのが良い。

なお、セレクシヨンジヤツクを二つの高さ位置
に保持するため、好適には各ジヤツクステムの前
端部に、ステムに対し実質的に直交して延在する
２個の水平段部表面を有する掛合脚を設け、この
掛合脚を針溝から下方に開口させた凹部を貫通し
て延在させ、セレクシヨンジヤツクの位置に応じ
て段付表面を針床の下面にラツチ掛合させること
ができ、特に横編み機の場合には、その凹部を針
床の下面に設けた縦孔とするのが良い。

段部表面は、掛合脚を始点として針溝の両方向
に延在させることができるが、可能な限り最も簡
潔なセレクシヨンジヤツクを得るためには、段部
表面を掛合脚からセレクシヨンジヤツクに向けて
延在させるのが良く、このように配設することに
より、可撓性のセレクシヨンシヤンクは、セレク
シヨンジヤツクの前方移動位置における可撓性の
ジヤツクステムによるばね力に抗して針床の上側
表面に向けて押圧され、セレクシヨンシヤンクの
オペレイテイングバツトを編み針を操作するさげ
カムに掛合させることができる。

（発明の好適な実施例） 以下、図面を参照して本発明の好適な実施例に
ついて詳述する。

第１乃至４図に示す本発明に関する横編み機用
の針選択装置の第１の好適な実施例においては、
可撓性のセレクシヨンシヤンク３を針床２の針溝
１内に設ける。セレクシヨンシヤンク３を、編み
針又は編み針に関連したジヤツクの可撓性のシヤ
ンクとすることができる。セレクシヨンシヤンク
３はオペレイテイングバツト４を有し、このオペ
レイテイングバツトによりセレクシヨンシヤンク
を、キヤリツジに取り付けた圧力シム素子５の作
用により針溝内に押し込むことができる。セレク
シヨンシヤンク３は後端部に突出シヤンク部６を
有する。

針溝１内にセレクシヨンジヤツク７を設ける。
このジヤツクは、セレクシヨンシヤンク３の後方
で水平方向に移動することができ、１個又は２個
以上のセレクシヨンバツト８及び引込みバツト９
を具える。引込みバツト９は、キヤリツジ上の引
込み素子１０に掛合し、セレクシヨンジヤツク７
を後方、すなわち基準位置に引き下げることがで
きる。セレクシヨンジヤツク７の前端部にジヤツ
クノーズ１１を設ける。このノーズは、セレクシ
ヨンジヤツク７が、押圧状態にあるシヤンクと同
方向に前方に送られると、セレクシヨンシヤンク
３のシヤンク端部６の頂部に掛合することができ
る。

二重アームとしたセレクシヨンフラツプ１３を
キヤリツジに各選針位置にて設ける。このフラツ
プは、ピン１２のまわりに回動可能であり、ピン
１２は針床の上面に平行に、かつ針溝１に直交し
て延在する。セレクシヨンフラツプ１３はその下
端部に、傾斜した接触面１４を具え、セレクシヨ
ンフラツプ１３が鉛直位置にある場合、この接触
面とセレクシヨンバツト８との掛合により、セレ
クシヨンジヤツク７をセレクシヨンシヤンク３に
向けて移動させることができる。セレクシヨンフ
ラツプ１３のレバーアームの一方に当接してばね
ロツド部材１５を設ける。このロツド部材は、セ
レクシヨンフラツプ１３を弾性的に鉛直位置に回
動させ、キヤリツジ上に同様に取り付けた係止部
材１６に接触させる。

また、それぞれのセレクシヨンフラツプ１３に
対し、電機子１８を有するフラツプ固定用磁石又
はソレノイド１７を、キヤリツジに取り付ける。
電機子１８は、電流がフラツプ固定用磁石１７に
作用すると、セレクシヨンフラツプ１３を鉛直位
置（第２図）に保持する位置に移動する。その結
果、傾斜した表面１４は有効にセレクシヨンジヤ
ツク７を前方に押圧することができる。

最後に、セレクシヨンジヤツク７が基準位置に
引き戻された時に、この引き戻された基準位置に
保持されるよう、セレクシヨンジヤツクの後端部
に接触可能に永久磁石１９をキヤリツジに取り付
ける。永久磁石１９による保持力は、セレクシヨ
ンジヤツク７自身が、例えば、針溝の長手方向平
面から側方に屈曲していることにより生じる（第
４図参照）制動力により補なわれるものである。

第１図において針選択装置は、圧力カム素子５
が可撓性のセレクシヨンシヤンク３を針床２に押
圧した位置にあることを示しており、その結果セ
レクシヨンフラツプ１３はセレクシヨンジヤツク
７を右方に移動させることができ、それゆえジヤ
ツクノーズ１１を可撓性のセレクシヨンシヤンク
３の突出シヤンク部に重ならせ又は掛合させるこ
とができる。このことによりノーズは、バツト４
を圧力カム素子５から解放した後に、シヤンクが
上方に移動し作動するのを阻止する。この方法を
選択的かつ確実に行なうために、フラツプ固定用
磁石１７、ばね素子１５、係止部材１６、永久磁
石１９が設けられている。永久磁石１９は、屈曲
することにより付加的制動力を与える。第１図で
は基準位置にある、側方に屈曲したセレクシヨン
ジヤツク７を保持する。セレクシヨンジヤツク７
により、圧力カム素子５が針溝１内に押圧するセ
レクシヨンシヤンク３を抑えたい時には（第２図
参照）、セレクシヨンジヤツク７をセレクシヨン
フラツプ１３により右方に移動させる必要があ
る。フラツプ固定用の磁石１７に電流が作用する
と電機子１８は下方に移動し、ピン１２に回動自
在に取り付けられ二重アームとしたセレクシヨン
フラツプ１３の上側レバーアームの前方に位置す
る。

この状態になると、ジヤツクバツト８は傾斜し
た接触面１４に当接し、第１図に示ジヤツク位置
から第２図に示すジヤツク位置に移動する。そし
てジヤツクノーズ１１は、圧力カム素子５により
押圧されたセレクシヨンシヤンク３の押圧端部、
すなわち突出したシヤンク部６に重なり合い、圧
力カム素子５がセレクシヨンシヤンク３を再び解
放した後にも、シヤンク３の押圧端部をこの位置
に保持する。セレクシヨンシヤンク３のオペレイ
テイングバツト４は、カムの作動領域の外方に位
置する。次いで引込み部材１０が、セレクシヨン
ジヤツク７を基準位置に再び復帰させるので、ジ
ヤツクノーズ１１とセレクシヨンシヤンク３の突
出シヤンク部６との掛合が解かれ、可撓性のセレ
クシヨンシヤンク３は基準位置に移動し（第３図
参照）、セレクシヨンジヤツク７は、永久磁石１
９により再び保持される。そして次の選針が開始
される。

セレクシヨンシヤンク３を、圧力カム素子５に
より押し下げられた後に、初期位置に再び復帰さ
れたい時には、すなわち、その作動位置に復帰さ
れたい時には、セレクシヨンシフラツプ１３はセ
レクシヨンジヤツク７を右方に移動させる必要は
ない。圧力カム素子５が、セレクシヨンシヤンク
３を針床２内に押し下げた後で、電流がフラツプ
固定用の磁石１７に作用しなければ、電機子１８
は基準位置に保持される。今、フラツプ１３の傾
斜した接触面１４がジヤツクバツト８に接触する
と、フラツプ１３は左に回動し（第３図参照）、
セレクシヨンジヤツクが永久磁石１９及びセレク
シヨンジヤツク７自身の制動力により保持される
（第３図参照）、セレクシヨンバツト８が通過した
後にばねロツド部材１５は、セレクシヨンフラツ
プを、第１図に示したように再び基準位置に復帰
させる。この位置でセレクシヨンフラツプ１３の
上部レバーアームは、係止部材１６に接触する。

本発明の針選択装置の他の好適な実施例を第５
乃至７図に示す。この実施例では、可撓性のセレ
クシヨンシヤンク３は弾性シヤンク付き針の可撓
性のニードルシヤンクに相当し、ニードルバツト
２０を担持する。セレクシヨンシヤンク３が持ち
上げられた位置で、そのニードルバツト２０はさ
げカム部材２１に掛合する。

ジヤツクノーズ１１に代わり、セレクシヨンジ
ヤツク７はここでは、可撓性のジヤツクステム２
２を具える。このジヤツクステムは、セレクシヨ
ンシヤンク３の下面に常に掛合し、ステム前端部
にほぼ鉛直方向下向きに延在する掛合脚２３を具
える。なお掛合脚は、２個の水平段部表面２４，
２５を有する。針床は後面に凹部を具え、この凹
部は、針溝１から下方に向けて開口した縦孔２６
の形状をしている。掛合脚２３は縦孔２６を貫通
して突出し、セレクシヨンジヤツク７の偏移に応
じて端部表面２４，２５がそれぞれ針床２の下面
にラツチ掛合するようになつている。

ここでは、可撓性ニードルシヤンクとして形成
したセレクシヨンシヤンク３は、基準位置では第
６図に示す位置にある。一方可撓性のジヤツクス
テム２２は、第７図に示したように、その弾性力
によりセレクシヨンシヤンク３を常に作動囲置、
すなわち上方に押圧する。セレクシヨンジヤツク
７の掛合脚２３は、縦孔２６を貫通して下方に突
出し、セレクシヨンジヤツク７の移動に応じて段
部表面２４，２５がジヤツクステム２２を保持
し、その結果ニードルバツト２０が不作動位置
（第６図参照）にあるか、またはこれら部品が作
動位置（第７図参照）に移動するようにする。

圧力カム素子５（第５図参照）は、可撓性のセ
レクシヨンシヤンク３を介して不作動位置に可撓
性のジヤツクステム２２を押し下げる。この位置
では、全てのセレクシヨンジヤツク７は引込み素
子１０により基準位置（第６図参照）に動かさ
れ、セレクシヨンフラツプ１３の選択により新た
な選択が行なえるようにする。圧力カム素子５が
セレクシヨンシヤンク３を解放すると、段部表面
２５が針床の端縁に接触するまでジヤツクステム
２２はそり上る。針は、そのニードルバツト２０
とさげカム部材２１の作動範囲、すなわち作動位
置で接触することとなる。

セレクシヨンフラツプ１３を選択しなければ、
セレクシヨンジヤツク７は右方に移動することが
ない（第６図参照）。圧力カム素子５が可撓性の
セレクシヨンシヤンク３を解放すると、段部表面
２４が針床の端縁に接触するまでジヤツクステム
２２はそり上がる。そのとき針は、リードルバツ
ト２０とともに針溝１内、すなわちさげカム部材
２１の作動範囲外、つまり不作動位置にある。選
択は第１乃至４図に示した第１の実施例に関連し
て上述したように行なわれる。

（発明の効果） 以上詳述したように、本発明針選択装置によれ
ば、特にセレクシヨンシヤンクを可撓性のものと
するとともに、その一部が針溝内を水平方向に移
動可能なセレクシヨンジヤツクに掛合し得るよう
にし、針溝内の選択位置に設けられ選択磁気手段
により選択的に制御される選択部材が、その針溝
に直交して回動自在に取付けらたセレクシヨンジ
ヤツクのセレクシヨンバツトに掛合してそれらジ
ヤツクを移動させる傾斜させた接触面をそれぞれ
有する二重アームとしたセレクシヨンフラツプを
具備し、さらに、選択手段が、附勢状態において
セレクシヨンフラツプを垂直位置に保持してセレ
クシヨンジヤツクを前方に移動させる、電機子を
有するフラツプ固定用磁石又はソレノイドを具え
てなるので、カムキヤリツジが針床上を移動する
高速の横編み機にあつても、編み針を確実に選択
することができる信頼性に優れ、簡潔な構造をし
た針選択装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、セレクシヨンジヤツクが基準位置に
ある本発明の針選択装置の第１の好適な実施例を
一部部分断面とした略側面図、第２図は、セレク
シヨンジヤツクを前進させると共に、フラツプ固
定用の磁石を作動させた時の第１図に示す装置を
示す図、第３図は、セレクシヨンジヤツクを基準
位置に保持すると共に、セレクシヨンフラツプを
外方に回動させ、フラツプ固定用の磁石が不作動
位置にある時の第１図に示す装置を示す図、第４
図は、第２図に示した位置における装置の略平面
図、第５図は、選針のためのセレクシヨンジヤツ
クが前進位置にある、本発明の針選択装置の第２
の好適な実施例を示す略側面図、第６図は、セレ
クシヨンジヤツクが基準位置にある第５図に示す
実施例の略側面図、第７図は、セレクシヨンジヤ
ツクを前進させ、編み針を押し上げた第５図に示
す実施例の略線図である。 １……針溝、２……針床、３……セレクシヨン
シヤンク、４……オペレイテイングバツト、５…
…圧力カム素子、６……突出シヤンク部、７……
セレクシヨンジヤツク、８……セレクシヨンバツ
ト、９……引込みバツト、１０……引込み部材、
１１……ジヤツクノーズ、１２……ピン、１３…
…セレクシヨンフラツプ、１４……接触面、１５
……ばねロツド部材、１６……係止部材、１７…
…磁石、１８……電機子、１９……永久磁石、２
０……ニードルバツト、２１……まげカム部材、
２２……ジヤツクステム、２３……掛合脚、２
４，２５……段付表面、２６……縦孔。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 針溝内に移動可能に配設された編み針及びジ
   ヤツクと、片持ち支持された端部及びオペレイテ
   イングバツトを有し前記編み針又はジヤツクに連
   結され、前記針溝に対し偏移する圧力カム素子手
   段により前記針溝内を沈降可能な、ばね附勢され
   たセレクシヨンシヤンクと、前記編み針の後方で
   前記針溝内に移動可能に装着され少なくとも１個
   のセレクシヨンバツトをそれぞれ有し選択磁気手
   段により各選択位置において前記針溝内を選択的
   に移動可能であつて、前記セレクシヨンシヤンク
   の前記オペレイテイングバツトを選択的に下方位
   置に保持するよう配設されたセレクシヨンジヤツ
   クとを具えた編み機において、 ａ 前記セレクシヨンシヤンクを、水平方向に移
   動可能な前記セレクシヨンジヤツクと上方又は
   下方から掛合する可撓性のものとしたこと、 ｂ 前記選択磁気手段により選択的に制御される
   選択部材を前記選択位置に設けること、 ｃ 前記選択部材が、前記針溝に直交して回動自
   在に取り付けられ前記セレクシヨンバツトに掛
   合して前記セレクシヨンジヤツクを移動させる
   傾斜させた接触面をそれぞれ有する二重アーム
   としたセレクシヨンフラツプを有すること、 ｄ 前記選択磁気手段が、前記セレクシヨンフラ
   ツプを附勢状態において垂直位置に保持して前
   記セレクシヨンジヤツクを前方に移動させる、
   電機子を有するフラツプ固定用磁石又はソレノ
   イドを具えることを特徴とする編み機の針選択
   装置。 ２ 各前記セレクシヨンフラツプのレバーアーム
   の１方に接触し前記セレクシヨンフラツプを鉛直
   位置に弾性的に回動させ係止部材に接触させるば
   ね手段を有する特許請求の範囲第１項に記載の針
   選択装置。 ３ 前記セレクシヨンジヤツクの後端部に対向し
   て設けた永久磁石手段を有する特許請求の範囲第
   １又は２項に記載の針選択装置。 ４ 前記セレクシヨンジヤツクを、関連する針溝
   の長手方向平面の側方に屈曲させた特許請求の範
   囲第１乃至３項のいずれか１項に記載の針選択装
   置。 ５ 前記セレクシヨンジヤツクの前記セレクシヨ
   ンバツトを互い違いに配列した特許請求の範囲第
   １乃至４項のいずれか１項に記載の針選択装置。 ６ 各前記セレクシヨンジヤツクは、前記針溝上
   を移動可能な引込み部材と共に、前記セレクシヨ
   ンジヤツクを基準位置に引込ませることのできる
   引込みバツドを具える特許請求の範囲第１乃至５
   項のいずれか１項に記載の針選択装置。 ７ 各前記セレクシヨンジヤツクは、下方位置に
   ある可撓性の前記セレクシヨンシヤンクの前記後
   端部の頂部に、前進位置において掛合するジヤツ
   クノーズを具える特許請求の範囲第１乃至６項の
   いずれか１項に記載の針選択装置。 ８ 各前記セレクシヨンジヤツクは、可撓性の前
   記セレクシヨンシヤンクに下側より弾性的に常に
   掛合し前記セレクシヨンジヤツクの移動により二
   つの高さ位置を保持することのできる可撓性のジ
   ヤツクステムを具える特許請求の範囲第１乃至６
   項のいずれか１項に記載の針選択装置。 ９ 前記セレクシヨンシヤンクが弾性シヤンク付
   き針の可撓性のニードルシヤンクである特許請求
   の範囲第８項に記載の針選択装置。 １０ 各前記ジヤツクステムの前端部に、前記ス
   テムに対し実質的に直交して延在し２個の水平段
   部表面を有する掛合脚を設け、前記掛合脚は、前
   記針溝から下方に開口した凹部を貫通して延在し
   前記セレクシヨンジヤツクの移動位置に応じて前
   記段付表面が前記針床の下面にラツチ掛合するこ
   とができる特許請求の範囲第８又は９項に記載の
   針選択装置。 １１ 前記凹部を、前記針床の下面に設けた縦孔
   とした特許請求の範囲第１０項に記載の針選択装
   置。 １２ 前記段部表面を、前記掛合脚から前記セレ
   クシヨンジヤツク方向に延在させた特許請求の範
   囲第１０又は１１項に記載の針選択装置。