JPS63163189A - 充電式電子時計回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電源が充電式の電子時計に関し、特に電源電圧
が低下した場合のステップモータ駆動に関するものであ
る。

〔発明の概要〕

本発明は充電式電子時計回路において、電源電圧がある
設定値以下に低下したことを知らせる電源電圧検出信号
あるいは、発振開始を知らせる発振開始検出信号のいず
れかによって、ステップモータ駆動停止信号発生回路か
ら出力されるステップモータ駆動停止信号が、ステップ
モータの駆動を停止させる事により再び電源電圧が上昇
した時に、ステップモータ駆動が、勝手に再スタートす
ることを防止することができる 〔従来の技術〕 従来、電源に一次電池あるいは充電式の電子時計におい
て、電源電圧が低下した場合、パンテリーチェック表示
や、ステップモータの駆動方法の変化などで、使用者に
電源電圧の低下を示唆する機能はあった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

−次電池弐の電子時計では一度低下した電源電圧は再び
上昇することはないので、従来の技術で記載したように
電源電圧低下を示唆することで、“使用者に電池交換の
必要を教える”という目的を果たしていた。

しかし充電式、特に電源を太陽電池子キャパシタあるい
は、発電装置＋キャパシタなどの構成とした充電時計で
は、電源電圧が低下して最低動作電圧を下まわると針は
止まるが、環境の変化によって再び充電が始まった場合
、電源電圧が上昇し針が動き始めるが、その時の針位置
は正確な時刻を表示していないことになる。仮りに、使
用人が電源電圧低下期間つまり針の止まっている期間に
気づかずに再びｉｉ！、、５［電圧が上昇して針が動き
出した状態の時計を見ると、あたかも時計は動き続けて
正確な時刻を表示しているかのように見えてしまうので
「時刻を誤認する」という重大な問題点が生じることに
なる。

〔問題点を解決するための手段〕

前記問題点を解決するために、発振開始検出回路、電源
電圧検出回路、ステップモータ駆動停止信号発生回路及
びステップモータ駆動制御回路を設け、前記発振開始検
出回路、前記電源電圧検出回路より出力される発振開始
検出信号又は電源電圧検出信号をステップモータ駆動停
止信号発生回路がキャッチし、ステップモータ駆動停止
信号を出力して、ステップモータ駆動制御回路によりス
テップモータの駆動を止め、かつステップモータ駆動停
止信号のリセットは外部入力リセット信号によってのみ
解除されるような構成として、電源電圧上昇後のステッ
プモータ駆動の再スタートを禁止させて、使用者の時刻
の誤認を防止するようにした。

〔作用〕

前記の様な構成にすることによって、電源電圧が低下し
た後、環境の変化により再び電源電圧が上昇し、発振を
開始してもステップモータ駆動パルスを出力しない（針
を動かさない）様にすることができ、又外部入力リセッ
ト信号によってのみ、ステップモータ駆動停止を解除で
きる様になる。

（実施例〕 以下図面に従って本発明の実施例について詳細に説明す
る。

第１図は、本発明のブロック構成図である。

１は電源であり、太陽電池や発電装置などに接続された
キャパシタなどの電圧供給源を示す、２は水晶発振回路
、３は前記発振回路２から出力されるパルスを分周する
分周回路、４は前記分周回路３の各出力からステップモ
ータ駆動パルスを合成する波形合成回路。５は前記波形
合成回路４の出力であるステップモータ駆動パルスｆと
ステップモータ駆動停止信号発生回路９の出力であるス
テップモータ駆動停止信号ｅを入力とし、もしステップ
モータ駆動停止信号ｅが立上がっている場合はステップ
モータ駆動パルスｆを出力しないステップモータ駆動制
御回路であり、ここでは例としてＮＯＲ回路を用いてい
る。６は表示針を駆動するステップモータ。７は電源１
の電圧ａをスカとし、ある設定値以下に低下した場合、
電源電圧検出信号Ｃを出力する電源電圧検出回路、８は
発振停止後に再び発振を開始した場合、発振開始検出信
号ｄを出力する発振開始検出回路、９は前記電源電圧検
出信号Ｃあるいは、前記発振開始検出信号ｄのどちらか
一方が入力された場合、前記ステップモータ駆動停止信
号ｅを出力するステップモータ駆動停止信号発生回路、
１０は外部スイッチによりリセット信号ｇを出力する外
部リセットスイッチブロックである。

第２図は、第１図の発振検出回路８の回路例であり、第
３図は、第１図のステップモータ駆動停止信号発生回路
の回路例である。

次にかかる構成よりなる本発明の具体的動作について説
明する。まず、電源電圧が十分に高（正常に動作してい
る状態から環境の変化によって電源電圧が低下してきた
と仮定する。もし電源電圧検出回路７で設定したステッ
プモータ最低駆動電圧付近のある電圧値を、電源電圧ａ
が下まわると、第４図タイミングチャートに示すように
電源電圧検出回路７は電源電圧検出信号Ｃを出力する。

この信号を受けてステップモータ駆動停止信号発生回路
９内のランチ３０はＩＩ　Ｌ　ＩＦを当方し、ＮＡＮＤ
回路３１を介して、ＮＯＲ回路３２．３３で構成される
ランチ回路に１Ｈ゛′が保持されステップモータ駆　・
動停止信号ｅがＩＩ　Ｈ１）となる。

したがって、ステップモータ駆動停止信号ｅを入力の一
つとするステップモータ駆動制御回路５は、もう一方の
入力である波形合成回路４の出力であるステップモータ
駆動パルスｆにかかわらずＩＩ　Ｌ　ＩＩを出力するの
で、ステップモータの駆動は停止されることになる。

次に、ＩＣ製造上のばらつきから、ＩＣ内Ｔｒのスレッ
ショルド電圧値がばらつくことにより発振回路２の最低
発振電圧値もばらついてくるが、もし前記最低発振電圧
値が電源電圧検出回路７で設定したステップモータ駆動
最低電圧付近のある電圧値を上まわっていた場合は、電
源電圧低下検出以前に発振が停止することになるので次
のようになる０発振が停止する（つまり電源電圧がＴｒ
のスレッショルド電圧値を下まわる）と、第２図に示す
発振開始検出回路８内の各ノードのレベルは、Ａ点を除
きフローティング状態となる。Ａ点は抵抗２３によりＶ
ｓｓに引っ張られているためＩｔ　Ｌ　ＩＴレベルであ
る。ここで電源電圧が上昇し、前記最低発振電圧（ＩＣ
１＊！Ｔｒのスレッショルド電圧）を上まわると、第５
図タイミングチャートに示すように発振が開始され、同
時にＡ点が１）１．　Ｉｔレベルであるため発振開始検
出回路８の出力である発振開始検出信号ｄは”ＨＩＴと
なる。やや遅れて分周回路３からの分周パルスｂが入力
されると遅延回路ｌＯ〜１７及びエキスクルージプルＮ
ＯＲ回路１８により分周パルスｂのエッヂに同期した短
い幅のパルスがＢ点に発生する。このパルスの周期を考
慮してＡ点の電位がインバータ回路２４のスレッショル
ド電圧値を下まわらぬようにコンデンサ２２の容量と抵
抗２３の値を調節しておけば、Ａ点の電位は発振の続く
限りインバータ回路のスレッショルド電圧値を下まわる
ことなく、したがって発振開始検出回路の出力である発
振開始検出信号ｄは′Ｌ″となる。

つまり、発振開始検出信号ｄは発振開始時のみ一定時間
ＩＩ　ＨＩＴとなり以後はＩＴ　Ｌ　１）となる。そし
て発振開始検出信号ｄが前出のステップモータ駆動停止
信号発生回路９内のＤ−フリップフロップのクロックパ
ルスとなり、データとして入力されているリセット信号
（ＩＴ　Ｌ　ＩＩレベル）を出力し、ＮＡＮＤ回路３１
を介して、ＮＯＲ回路３２．３３で構成されるランチ回
路にＩＴ　Ｈ１）が保持され、ステップモータ駆動停止
信号ｅがＩＴ　Ｈｌ″となる。以下ステップモータの駆
動を停止させるのは、前出の電源電圧検出時と同様であ
る。

また、一度″ｌ　ＨＩ＋レベルになったステップモータ
駆動停止信号ｅは、前記ＮＯＲラッチ回路３２．３３が
外部リセット信号ｇによってのみ、リセットされること
によってＩＴ　Ｌ　ＩＩレベルになり、ステップモータ
が駆動可能となる。

〔発明の効果〕

以上述べた通り、本発明によれば、充電式電子時計にお
いて、従来の電源電圧検出回路の他に、発振開始検出回
路及びステップモータ駆動停止信号発生回路を付加する
ことにより、電源電圧が低下し、ステップモータ駆動が
停止されるか、発振が停止した後、再び電源電圧が上昇
した場合、ステップモータ駆動の自動的な再スタートを
禁止し、使用者に時計が止まったことを知らせると共に
、再スタートにより時刻の誤認識を防止することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のブロック構成図、第２図は本発明の発
振開始検出回路図、第３図は本発明のステップモータ駆
動停止信号発生回路図、第４図は電源電圧低下時のタイ
ミングチャート図、第５図は発振開始時のタイミングチ
ャート図である。 １・・・電源 ７・・・電源電圧検出回路 ８・・・発振開始検出回路 ９・・・ステップモータ駆動停止信号発生回路１０、１
３〜１７．１９，２０．２４〜２８・・・インバータ回
路１２．２２・・・放電コンデンサ １）．２３・・・放電抵抗 ２９・・・発振開始検出用Ｄ　Ｆ／Ｆ ３０・・・電源電圧検出用ラッチ ３２．３３・・・ＮＯＲラフ千回路 ａ・・・電源電圧 ｂ・・・分周パルス（２ｋＨｚ） Ｃ・・・電源電圧検出信号 ｄ・・・発振開始検出信号 ｅ・・・ステップモータ駆動停止信号 ｆ・・・ステップモータ駆動パルス ｇ・・・リセット信号 ｈ・・・分周パルス 以上 出願人　セイコー電子工業株式会社 代理人　弁理士　最　上　　務（他１名）弔３図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）電池あるいは、太陽電池や発電装置に接続された
   キャパシタを電源とし、電源電圧により発振する水晶発
   振回路と、前記発振回路の出力を分周する分周回路と、
   前記分周回路で分周されたパルスによってステップモー
   タ駆動パルスを合成する波形合成回路と、前記波形合成
   回路の出力であるステップモータ駆動パルスによって、
   ステップモータを駆動する充電式電子時計回路において
   、少なくとも、電源電圧の低下を検出し、電源電圧検出
   信号を出力する電源電圧検出回路と、水晶の発振開始を
   検出する発振開始検出回路と、ステップモータ駆動停止
   信号を出力するステップモータ駆動停止信号発生回路と
   、前記ステップモータ駆動停止信号を入力としステップ
   モータの駆動を制御するステップモータ駆動制御回路を
   備えたことを特徴とする充電式電子時計回路。
2. （２）特許請求の範囲第１項記載の発振開始検出回路は
   、前記分周回路の分周パルスを入力として、発振停止後
   、再び発振を開始した際に一定のパルス幅を持つ発振開
   始検出信号を出力する回路であることを特徴とする充電
   式電子時計回路。
3. （３）特許請求の範囲第１項記載のステップモータ駆動
   停止信号発生回路は前記電源電圧検出信号と、前記発振
   開始検出信号を入力としてステップモータ駆動停止信号
   を出力し、外部入力リセット信号によってのみ、リセッ
   トされる回路であることを特徴とする充電式電子時計回
   路。
4. （４）特許請求の範囲第３項記載の外部入力リセット信
   号は、リューズによるシステムリセット信号であること
   を特徴とする充電式電子時計回路。