JP2998331B2 - アナログ電子時計 - Google Patents

アナログ電子時計

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JP2998331B2
JP2998331B2 JP23986491A JP23986491A JP2998331B2 JP 2998331 B2 JP2998331 B2 JP 2998331B2 JP 23986491 A JP23986491 A JP 23986491A JP 23986491 A JP23986491 A JP 23986491A JP 2998331 B2 JP2998331 B2 JP 2998331B2
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尚昭 安川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二次電源を用いた充電
式時計において、二次電源の残存容量を指針の移動量に
よって表示するアナログ電子時計用電源残存容量表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、二次電源の残存容量を知る手段と
しては、特公昭61−61077に記載された如く、外
部スイッチの操作により計時信号の駆動回路への入力を
一定の時間禁止し、電圧検出手段を動作させて電圧表示
信号を前記駆動回路に入力して指針を駆動させて前記指
針の移動量により電圧表示動作を行い、さらに補正信号
を前記駆動回路に入力して前記指針を駆動させて現在時
刻に復帰させる方式が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術では電圧表示信号と指針を現在時刻に復帰させる補正
信号とが対となっているために、指針が二次電源の残存
容量表示動作を行った後に再度残存容量を確認したい場
合には指針が補正信号により現在時刻に復帰するまで待
たなければならなかった。例えば、電源表示信号の数と
補正信号の数の和を秒針の一周分の60秒と設定してい
たとすると、スイッチ入力後の秒針の二次電源の残存容
量表示動作を見落としてしまえば、残存容量を再度確認
するまで一分ちかく待たなければならないという課題を
有している。
【0004】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るもので、その目的とするところは残存容量表示装置に
再確認機能を付加して二次電源の残存容量を確実に認識
できるアナログ電子時計を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のアナログ電子時
計は、電源部の出力電圧値に応じた電圧表示信号を出力
する電源電圧検出手段と、前記電圧表示信号に応じた早
送りパルス数を作成する早送りパルス作成回路と、外部
操作によるスイッチ入力信号により駆動回路への通常時
刻表示用信号の入力を停止させると共に、前記早送りパ
ルス信号を前記駆動回路に入力して前記電源部の出力電
圧値に応じた前記早送りパルス数分だけ指針を早送り駆
動させて、その移動量により電圧表示動作を行うモータ
パルス選択手段と、前記電圧表示信号に応じた前記早送
りパルス数と前記スイッチ入力信号入力時からの計時信
号のパルス数との差を検出し、前記電源部の電圧を前記
指針を早送りして表示した後に前記指針を現時刻に復帰
させるパルス制御回路と、前記パルス制御回路により前
記指針が現時刻に復帰する前に外部操作によるスイッチ
入力信号が入力されると前記電源電圧検出手段により再
度電圧表示動作を行うと共に、前記電圧表示信号のパル
ス数と前記計時信号のパルス数との差を検出する前記パ
ルス制御回路に前記電源部の出力電圧値に応じた前記電
圧表示信号のパルス数分を加算する手段を有することを
特徴とすると共に、外部操作によるスイッチ入力信号を
カウントするカウンター回路と、前記スイッチ入力信号
により指針を早送り駆動させて電源電圧を表示した後、
パルス制御回路により指針が現時刻に復帰すると前記カ
ウンターをリセットするリセット回路と、前記スイッチ
入力信号のカウンター回路が所定の回数になると前記ス
イッチ入力信号の入力を禁止する手段を有することを特
徴とすると共に、外部操作によるスイッチ入力信号の入
力時から電源電圧検出手段により指針を早送り駆動させ
て電源電圧表示を終了させるまでの所定期間のスイッチ
入力信号の入力を禁止する手段を有することを特徴とす
ると共に、外部操作によるスイッチ入力信号において、
指針の通常時刻表示時から最初の早送り駆動動作に移行
させるスイッチ入力信号であることを検出する手段と、
前記検出が成された時に前記スイッチ入力信号の入力か
ら電源電圧検出手段による指針の早送り駆動開始を所定
時間禁止する制御手段を有したことを特徴とすると共
に、外部操作によるスイッチ入力信号の入力により指針
を早送り駆動させて電源電圧表示を終了させてから所定
時間をカウントするカウンター回路と、スイッチ入力信
号の入力時から前記所定時間が終了するまでの期間のス
イッチ入力信号の入力を禁止する制御手段を有すること
を特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、電源部として大容量電気二重層コンデ
ンサ(以下キャパシタと呼ぶ)を用い、発電手段として
特開昭52−82478に記載された如く回転重錘の動
きを小型発電機で電気エネルギーに変換し、充電制御回
路を介して前記キャパシタを充電する方法を用いた本発
明の一実施例について図面を用いて詳細に説明する。
【0007】図1は、本実施例の構成を説明するための
ブロック図である。13は発振回路で腕時計用の327
68Hzを源振とする超小型水晶振動子を基準源として
分周回路14に32768Hzの信号を送っている。分
周回路14は32768Hz信号を順次分周して回路動
作に必要な信号を作っている。自動巻き発電機よりなる
発電機構1で発電された電流は、充電制御回路2により
整流されてキャパシタ3に充電される。電源電圧検出回
路4はキャパシタ3の電圧値を検出しており、早送りパ
ルス形成回路5は電源電圧検出回路4からのキャパシタ
3の電圧値に応じた信号を入力して早送りパルス数を決
定する。ここでキャパシタ3の電圧値と容量比との関係
を図2を用いて説明する。縦軸はキャパシタの電圧値、
横軸はキャパシタの容量比であり、この図から分かるよ
うにキャパシタの電圧値は容量が増加するに従って徐々
に高くなっている。このようにキャパシタは電圧値と残
存容量との関係が概ね1対1で対応するため、キャパシ
タの電圧値から残存容量を知ることは容易であり、この
特性を利用して電源電圧回路4はキャパシタ3の残存容
量を電圧値として検出している。通常運針パルス形成回
路6は1Hzのクロック信号をモータパルス選択回路7
へ出力しており、通常運針時に於いてはモータパルス選
択回路7は通常運針パルス形成回路6からの信号を選択
してモータ駆動回路8へ出力する。表示機構9は周知の
ステップモータを具備しており、モータ駆動回路8から
のパルスにより通常時刻を表示する。スイッチ10は外
部操作によるスイッチ入力手段であり、スイッチ入力制
御回路11はスイッチの入力を制御してスイッチ入力信
号をパルス制御回路12へ出力する。モータパルス選択
回路7はパルス制御回路12からスイッチ入力信号が出
力されると通常運針パルス形成回路6からの1Hzのク
ロック信号の入力を禁止し、早送り形成回路5からのキ
ャパシタ3の電圧値に応じた早送りパルスを選択してモ
ータ駆動回路8に出力し、表示機構9の指針を早送り駆
動させてキャパシタ3の残存容量を表示する。パルス制
御回路12はスイッチ入力制御回路11からスイッチ入
力信号パルスが出力されると早送り形成回路5からの早
送りパルス数を入力し、前記パルス数とモータパルス制
御回路7によって入力を禁止された通常運針パルス形成
回路6からの1Hzのクロック信号数との差を検出し、
前記早送り形成回路5からの早送りパルス数と前記通常
運針パルス形成回路6からの1Hzのクロック信号数と
が一致するとモータパルス制御回路7へ一致信号を出力
する。モータパルス制御回路7は前記一致信号を入力す
ると通常運針パルス形成回路6からの1Hzのクロック
信号の入力を再開し、モータ駆動回路8を介して表示機
構9の指針は通常運針を再開し、現時刻へ復帰する。
【0008】次に請求項1に対応する実施例を詳細に説
明する。図3は図1のブロック図における早送りパルス
105の作成部に関する詳細回路図である。又、図4は
その動作説明をするタイムチャート図である。早送りパ
ルス数は公知の2bitA/D変換回路である電源電圧
検出回路4の出力104a,104bにより定められ、
本実施例においてはキャパシタ3の残存容量と指針の移
動量、再に前記104a,b信号との関係を下記の様に
設定してある。
【0009】 まず、スイッチ10が入力されたなら、信号100は公
知のチャタリング防止回路よりなるスイッチ入力制御回
路11によって、信号φ16の立ち下がりエッジに同期
した信号101に変換される。(ここでキャパシタ3の
+側の電位をVDD、一側の電位をVSSと定義し、ロジッ
ク動作の説明にはVDDを“1”、VSSを“0”と表現す
る。また、図1の分周回路14における出力において
は、それぞれ512Hz,256Hz,16Hz,1H
zをφ512,φ256,φ16,φ1と定義する。)
信号101が“1”になったなら、立ち上がり微分回路
306,307により信号301なる1ショット波形が
形成される。信号301はそれぞれSRラッチ308の
セット入力、カウンタ312のリセット入力に接続され
ていて、信号301の出力にともないSRラッチ308
の出力303は“1”になり、カウンタ312は初期化
される。信号303が“1”になると、ANDゲート3
11がアクティブとなりφ16信号を304として出力
する。ここで初期化されていたカウンタ312は304
の立ち下がりに同期してカウントアップしていく。一方
キャパシタ残存容量に対応した104a,104bはデ
コーダ314により下記のビット列(D1 〜D6 )に変
換される。
【0010】 104a 104b D123456 (10進) 0 0 1 0 1 0 0 0 (=5) 1 0 0 1 0 1 0 0 (=10) 0 1 1 1 1 1 0 0 (=15) 1 1 0 0 1 0 1 0 (=20) ここで比較回路313は公知のビット列比較回路でデコ
ーダ314の出力ビット列とカウンタ312の出力ビッ
ト列が等しい時に限って信号305に“1”が出力され
る。従って早送りパルス数に相当するデコーダ314の
出力値までカウンタ312の値が達すると信号305が
“1”になり、立ち上がり微分回路309,310の出
力302に1ショット波形が出力される。信号302は
SRラッチ308のリセット入力に接続されているた
め、信号303は“0”となりゲート311はノンアク
ティブとなり304に出力されていたφ16は出力をや
める。以上の動作により信号304には所定数の早送り
パルスが出力されることになる。再に微分回路315,
316において信号304の各パルスをモータ駆動に適
した3.9msecのパルス幅に変換され、信号105
として出力され、図1におけるモータパルス選択回路7
を経てモータ駆動回路8に入力されることになる。な
お、図4には早送りパルス数=5の場合のタイムチャー
ト図を書いてある。
【0011】図5は、図1における通常運針パルス形成
回路6及びモータパルス選択回路7の詳細を説明した図
である。また、図6には通常運針パルス形成回路6の動
作を説明するタイムチャート図を示す。まず通常運針パ
ルス形成回路6の動作であるがφ1の立ち下がり微分回
路501,502によりφ1の立ち下がりエッジに同期
したパルス幅3.91msec、周期1secのパルス
信号104を形成している。モータパルス選択回路7は
公知のセレクタより成り、通常運針パルス信号104、
早送りパルス信号105をパルス制御回路12の出力信
号103により切替動作を行いモータ駆動回路8への入
力信号106を形成している。ここでパルス制御回路1
2は早送りパルス信号105及びに通常運針パルス信号
104をカウントすることによって信号103を制御し
ている。以下、図7を用いてパルス制御回路12の詳細
動作を説明する。また、図8にはパルス制御回路12の
動作説明をするタイムチャート図を記す。まず、信号1
02であるが請求項1の実施例においてはスイッチ入力
制御回路11の出力である信号101と同信号である。
従ってスイッチ入力に伴い信号102が入力されること
になる。φ16の立ち下がりエッジに同期した信号10
2は、遅延回路701,702によりφ16の立ち上が
りエッジまで遅延された信号713となる。この遅延区
間(信号102が“1”かつ信号713が“0”)の時
に、信号103が“0”であればゲート715によりパ
ルス信号714が出力される。信号714はカウンタ7
05,カウンタ707のリセット入力に接続されて、そ
れぞれのカウンタを初期化する。この動作は、通常運針
時(信号103=“0”)の時にスイッチ入力された時
しか、カウンタ705,707を初期化しないというこ
とを意味している。次に立ち上がり微分回路703,7
04は信号713の立ち上がりに同期した1ショット波
形711を形成してSRラッチ710のセット入力に接
続されており、SRラッチ710の出力信号103を
“1”にセットする。これによりモータパルス選択回路
7は早送りパルス側を選択して、モータ駆動回路8に早
送りパルス105が出力される。また、同時に信号10
5はカウンタ707のクロック入力にも接続されてお
り、早送りパルス数をカウントしている。また、カウン
タ705のクロック入力には1秒に1回の信号である通
常運針パルス104が接続されていることにより、早送
り動作に入ってからの経過時間をカウントすることが可
能となる。再に、カウンタ707とカウンタ705の両
出力値をコンパレータ706により一致比較することに
よって、早送り運針により秒針の進んだ位置に現在時刻
が到達したことが検出可能となる。すなわち、両カウン
タの値が一致すると、コンパレータ706の出力信号7
12が“1”となり、ゲート709を経てSRラッチ7
10をリセットする。このことにより、信号103を
“0”に戻して運針は時間を狂わすことなく通常状態に
復帰が可能となる。ここで、パルス制御回路12を上記
の様な構成にしたことによって、カウンタ707に早送
りパルス105の出力数を加算していくことが可能とな
る。図8を例に説明すると、1回目のスイッチ入力信号
102によって、カウンタ707は早送り信号105の
5発分をカウントし、2回目のスイッチ入力信号102
によって再に早送り信号105の5発分を加算してい
る。これはカウンタ707,705は2回目のスイッチ
入力においては初期化されないので、カウンタ707に
は“5+5=10”の値が保持されているということで
ある。この時、カウンタ705は10の値に一致するま
で信号104をカウントするので、10秒間は通常運針
状態に復帰することは無く、時間を狂わせることは無
い。以上の機能は、残存容量表示の再確認が可能となる
ことを意味する。すなわち、1回目のスイッチ入力では
指針の移動量が良く読み取れなかった場合等に、再度ス
イッチ入力をすることによって、指針が再び早送り動作
をして確実に移動量すなわち残存容量を読むことが可能
となる。また、再確認機能によって、時間を狂わせるこ
ともない。
【0012】請求項1の実施例によって、使用者に対す
る操作性は向上するものの、何度も再確認機構を実行す
ると、カウンタ707のオーバーフローによる誤動作を
まねき時間が狂うといった問題が発生し、またカウン
タ707のビット数を多めにとって、オーバーフローし
ない状態で使っていても、再確認機能を実行することに
よって、真の時刻からの指針の進み量が大きくなり、通
常運針状態復帰するまでの持ち時間が長くなってしま
うという問題点を有している。
【0013】そこで、上記問題を解決する発明として、
請求項2に対応する実施例を図9を用いて説明する。ま
た、図10に動作説明をするタイムチャートを記す。ま
た、図1におけるその他のブロック構成は請求項1の実
施例と同様とする。まず、通常運針時(信号103=
“0”)の時にスイッチ入力をして確認機能に至る諸動
作は請求項1の実施例と同様の動作をする。ここで信号
714は通常運針時から最初に確認機能に入る時のみ出
力される信号であり、又信号711は確認機能(初回、
再確認時)に入る時は毎回出力される信号である。この
ことを利用して、信号714をカウンタ901の初期化
端子Rに入力し、信号711をカウンタ901のクロッ
ク入力端子Cに入力して、カウンタ901を再確認機能
を働かせた回数のカウンタに用いることが可能となる。
本実施例においてはカウンタ901の1bitめ出力D
1 と2bitの出力D2 がそれぞれ“1”になった時に
ANDゲート906の出力信号905を“1”としてス
イッチ入力制御回路11内部のフリップフロップにリセ
ットをかけている。これにより、図10のタイミングチ
ャートのごとく4回目からのスイッチ入力を禁止して、
再確認機能を多数回行って通常時間復帰への持ち時間が
長くなるという問題点を解決している。なお、本実施例
では4回目以降のスイッチ入力を禁止している訳だが、
ゲート906のデコード条件を変えることにより任意の
回数への変更は容易である。
【0014】次に請求項3に対応する実施例の説明を図
11を用いて行う。本実施例の回路的特徴は図3におけ
る早送りパルス形成回路5内部の信号303を、スイッ
チ入力制御回路11内部のフリップフロップのリセット
入力に接続した点である。信号303は図4に記した様
に、スイッチ入力に伴い早送り動作をしている区間のみ
“1”になる信号で、図11の様な回路構成にしたこと
により、信号303が“1”、すなわち早送り運針をし
ている時のスイッチ入力は禁止されることになる。これ
により、早送り運針中に再度、早送りパルス形成回路5
に起動がかかり、誤表示をすることを防止できる。
【0015】次に請求項4に対応する実施例を、回路図
12、タイムチャート図13を用いて説明する。請求項
1,2,3に対応する実施例においては、スイッチ入力
制御回路11の出力信号101,102は全く同等の信
号であったが、本実施例においては早送りパルス形成回
路5に出力される信号101とパルス制御回路12に出
力される信号102は異なる信号となる。まず、スイッ
チ入力がなされるとチャタリング防止回路120の出力
信号102はパルス制御回路12に入力され信号103
が“1”となり通常運針パルス104は出力されなくな
る。次に、信号103が“1”となるとインバータ12
7の出力は“0”となり、フリップフロップ121,1
22にかかっていたリセットが解除される。この時よ
り、フリップフロップ121はφ1を1/2分周する回
路として動作し、その出力信号128の最初の立ち下が
りエッジにてフリップフロップ122の出力信号129
は“1”となる。信号129が“1”になると立ち上が
り微分回路123,124により1ショット信号130
に変換されて、ORゲート126を通して信号101と
して出力される。上記動作は、タイムチャート図13に
示すごとく、信号102が入力されてから信号101が
出力されるまで1〜2秒間の遅延が生じることを意味
し、信号101は早送りパルス信号105のトリガー信
号であることより、スイッチ入力をしてから早送り動作
に至るまで、1〜2秒間の待ち時間を経て、初めて早送
り運針に至ることを意味している。これは、通常運針を
している時にスイッチ入力で確認機能を作動させた際
に、間髪を入れずに早送り動作に移行すると、移動量の
誤った読み取りになる可能性を回避するためである。ま
た、再確認時には、既に止まっている指針を再度早送り
させるだけなので、スイッチ入力に伴って即、早送り動
作に入ることが好ましい。ここで、再確認時は信号12
9が既に“1”になっていることを利用して、信号10
2と信号129をANDゲート125の入力として出力
信号131を得ている。信号131は2回目以後のスイ
ッチ入力において初めて出力される信号となり、ORゲ
ート126を得て信号101となる。これにより、再確
認時は即、早送り運針をすることになる。なお、本実施
例においては、フリップフロップ121の入力クロック
φ1により待ち時間を制御しているため、この入力クロ
ックを変更して任意の待ち時間を設定するのは容易であ
る。
【0016】つぎに請求項5に対応する実施例を、回路
図14、タイムチャート図15を用いて説明する。本実
施例の特徴は、早送り運針の終わった直後から、所定時
間スイッチ入力を禁止する回路を付加したことによっ
て、連続スイッチ入力等により、1回目の早送りが終っ
た直後から、2回目の早送り動作に移行して、誤った移
動量の読み取りを回避することにある。早送りパルス形
成回路5内の出力信号302は、早送りパルス105が
出力し終わった時に出力される信号(図4参照)で、信
号302はSRラッチ141をセットして信号144を
“1”にするとともに、カウンタ143を初期化する。
信号144が“1”になると、スイッチ入力制御回路1
1内のフリップフロップにリセットがかかり、スイッチ
入力を禁止するのと同時にANDゲート142をアクテ
ィブにして、φ16をカウンタ143のクロック入力に
通す。カウンタ143がカウントアップしていくと、所
定bit出力信号145は、所定時間後に“1”とな
り、SRラッチ141をリセットして信号144を
“0”に戻す。信号144が“0”になると、再度スイ
ッチ入力は可能となる。このことにより、確実な移動量
の読み取りが可能となる。なお、スイッチ入力の禁止区
間は、カウンタ143へのクロック周波数を変えたり、
カウンタの段数を変えることにより、設定を変えること
は容易である。
【0017】以上、述べた5つの実施例は、それぞれ単
独で実現することも可能だし、それぞれ任意の組み合わ
せ、あるいは全ての組み合わせで実現することも可能で
ある。このことによって、非常に操作性の良い、キャパ
シタ残量確認機能を提供することができる。
【0018】
【発明の効果】以上、本発明の構成によれば次のような
効果を有する。 (a)二次電源残存容量表示の再確認機能により、時計
機能の持続時間を短時間で確実に認識することができ
る。よって、充電必要時期が分かるため時計機能停止の
防止に役立ち、携帯者に信頼感を提供できる。 (b)再確認機能を所定回数に限定することにより、携
帯者が何回も再確認機能を用いて指針の表示を10分ま
たは20分といった長時間進めてしまうことを防止でき
る。 (c)通常運針時にスイッチ入力時から指針の残存容量
表示開始までに所定時間を設けることにより、指針の電
源電圧表示開始位置が確認しやすくなり、指針の移動量
を確実に認識することができる。 (d)再確認機能のスイッチ入力を指針の残存容量表示
終了時まで、またはさらに所定期間禁止することによ
り、続けてスイッチが入力された時に一回目の指針の移
動と再確認の指針の移動とが続けて動作し、残存容量表
示が誤確認されるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】キャパシタの電圧値と容量比との関係図。
【図3】早送りパルス作成部の関わる回路図。
【図4】図3の動作を示すタイムチャート。
【図5】通常パルス作成部、モータパルス選択回路部の
回路図。
【図6】図5の動作を示すタイムチャート。
【図7】パルス制御回路部の回路図。
【図8】図7の動作を示すタイムチャート。
【図9】請求項2に対応する実施例の回路図。
【図10】図9の動作を示すタイムチャート。
【図11】請求項3に対応する実施例の回路図。
【図12】請求項4に対応する実施例の回路図。
【図13】図12の動作を示すタイムチャート。
【図14】請求項5に対応する実施例の回路図。
【図15】図14の動作を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1 発電機構 2 充電制御回路 3 キャパシタ 4 電源電圧検出回路 5 早送りパルス形成回路 6 通常運針パルス形成回路 7 モータパルス選択回路 8 モータ駆動回路 9 表示機構 10 スイッチ 11 スイッチ入力制御回路 12 パルス制御回路 13 発振回路 14 分周回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04C 10/04 G04C 3/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二次電源からなる電源部と、前記二次電源
    に蓄電するための発電手段と、前記二次電源への充電を
    制御する充電制御回路と、指針により時間情報を表示す
    る表示機構と、前記指針を駆動させるモータ駆動回路
    と、外部操作によるスイッチ入力手段と、前記電源部の
    出力電圧値に応じた電圧表示信号を出力する電源電圧検
    出手段と、前記電圧表示信号に応じた早送りパルス数を
    作成する早送りパルス作成回路と、前記外部操作による
    スイッチ入力信号により前記駆動回路への通常時刻表示
    用信号の入力を停止させると共に、前記早送りパルス信
    号を前記駆動回路に入力して前記電源部の出力電圧値に
    応じた前記早送りパルス数分だけ前記指針を早送り駆動
    させて、その移動量により電圧表示動作を行うモータパ
    ルス選択手段と、前記電圧表示信号に応じた前記早送り
    パルス数と前記スイッチ入力信号入力時からの計時信号
    のパルス数との一致を検出し、前記電源部の電圧を前記
    指針を早送りして表示した後に前記指針を現時刻に復帰
    させるパルス制御回路と、前記パルス制御回路により前
    記指針が現時刻に復帰する前に外部操作によるスイッチ
    入力信号が入力されると前記電源電圧検出手段により再
    度電圧表示動作を行うと共に、前記電圧表示信号のパル
    ス数と前記計時信号のパルス数との一致を検出する前記
    パルス制御回路に前記電源部の出力電圧値に応じた前記
    電圧表示信号のパルス数分を加算する手段を有すること
    を特徴とするアナログ電子時計。
  2. 【請求項2】外部操作によるスイッチ入力信号をカウン
    トするカウンター回路と、前記スイッチ入力信号により
    指針を早送り駆動させて電源電圧を表示した後に、パル
    ス制御回路により指針が現時刻に復帰すると前記カウン
    ターをリセットするリセット回路と、前記スイッチ入力
    信号のカウンター回路が所定の回数になると前記スイッ
    チ入力信号の入力を禁止する手段を有することを特徴と
    する請求項1記載のアナログ電子時計。
  3. 【請求項3】外部操作によるスイッチ入力信号の入力時
    から電源電圧検出手段により指針を早送り駆動させて電
    源電圧表示を終了させるまでの所定期間のスイッチ入力
    信号の入力を禁止する手段を有することを特徴とする請
    求項1または2記載のアナログ電子時計。
  4. 【請求項4】外部操作によるスイッチ入力信号におい
    て、指針の通常時刻表示時から最初の早送り駆動動作に
    移行させるスイッチ入力信号であることを検出する手段
    と、前記検出が成された時に前記スイッチ入力信号の入
    力から電源電圧検出手段による指針の早送り駆動開始を
    所定時間禁止する制御手段を有したことを特徴とする請
    求項1,2または3記載のアナログ電子時計。
  5. 【請求項5】外部操作によるスイッチ入力信号の入力に
    より指針を早送り駆動させて電源電圧表示を終了させて
    から所定時間をカウントするカウンター回路と、スイッ
    チ入力信号の入力時から前記所定時間が終了するまでの
    期間のスイッチ入力信号の入力を禁止する制御手段を有
    することを特徴とする請求項1,2または4記載のアナ
    ログ電子時計。
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