JPH1164546A - 発電装置付き電子機器及び発電装置付き電子機器のリセット方法 - Google Patents

発電装置付き電子機器及び発電装置付き電子機器のリセット方法

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JPH1164546A
JPH1164546A JP9223841A JP22384197A JPH1164546A JP H1164546 A JPH1164546 A JP H1164546A JP 9223841 A JP9223841 A JP 9223841A JP 22384197 A JP22384197 A JP 22384197A JP H1164546 A JPH1164546 A JP H1164546A
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Yoshinori Asami
吉律 浅見
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智夫 粕尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】太陽電池付き電子腕時計等の発電装置付き電子
機器にあって、例えば発電による充電電圧が低下して回
路動作が一旦停止した後に、該充電電圧が復帰した際
に、正常な回路動作を得ること。 【解決手段】2次電池電源12の電源電圧Vbatが、
例えば充電不足により時計LSI10の動作電圧以下に
低下し、回路動作が完全停止した後に、ソーラ発電装置
11による充電が再開された場合に、前記電源電圧Vb
atが時計LSI10の動作電圧に復帰し、さらにこの
時計LSI10の動作クロックを司る基本クロック信号
CLKを発生するための発振回路14による発振動作の
開始電圧に復帰した際に、AC回路部18から前記LS
I10に対してオールクリア(初期設定)信号ACが供
給される構成とし、自動的に正常な時計動作に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池付き電子
腕時計等の発電装置付き電子機器及び発電装置付き電子
機器のリセット方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば太陽電池付きの電子腕時計は、太
陽電池により発電された電圧を充電用の2次電池に蓄
え、この充電された2次電池を電源として動作する。こ
のような、太陽電池による発電電圧を2次電池に充電し
て動作電源とする電子腕時計では、太陽電池に長時間に
渡り光が入射しないことにより2次電池が充電されなく
なりその電源電圧が低下していくと、LSI等で構成さ
れる時計回路の動作電圧以下に到達し時計動作は停止す
ることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、前記発電停止
による充電電圧の低下により時計回路の動作が一旦停止
した後に、再び太陽電池に光が入射して2次電池が充電
され、その電源電圧が上昇していくと、時計回路の動作
電圧以上となって該回路動作が再開することになるが、
この際、時計回路の初期設定が行なわれず、正常に動作
しない問題がある。
【0004】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、例えば発電による充電電圧が低下して回路動
作が一旦停止した後に、該充電電圧が復帰した際に、正
常な回路動作を得ることが可能な発電装置付き電子機器
及び発電装置付き電子機器のリセット方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係わる発電装置付き電子機器では、発電手段及び
この発電手段の出力電圧で充電される蓄電手段を有する
電源回路と、この電源回路の出力電圧で駆動される発振
回路と、前記電源回路の出力電圧で駆動され、前記発振
回路により発振される信号に基づいて所定の処理を行な
う電子回路とが備えられ、前記電源回路の出力電圧が低
下して発振が停止していた前記発振回路が、電圧復帰に
より、発振を開始したことが検出された際に、前記電子
回路を初期状態にリセットするリセット信号が発生され
るので、例えば電源回路の充電回復による電源電圧復帰
時には、電子回路の動作を自動的に正常な動作に戻すこ
とができる。
【0006】また、本発明の請求項2に係わる発電装置
付き電子機器では、前記請求項1に係わる発電装置付き
電子機器にあって、前記電源回路の出力電圧が低下して
発振が停止していた前記発振回路が、電圧復帰により、
発振を開始したことが検出された際には、前記電子回路
を初期状態にリセットするリセット信号が一定時間発生
されるので、例えば電源回路の充電回復による電源電圧
復帰時には、電子回路の動作を自動的且つ確実に正常な
動作に戻すことができる。
【0007】また、本発明の請求項3に係わる発電装置
付き電子機器では、前記請求項1又は請求項2に係わる
発電装置付き電子機器にあって、前記発振回路の発振開
始電圧は、前記電子回路の動作電圧より高い電圧に設定
されるので、前記発振回路の動作により前記電子回路の
動作が完全復帰可能な状態になった際にリセット信号が
発生されて正常動作に戻されることになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明の実施形態に係わる
太陽電池付き電子腕時計の構成を示すブロック図であ
る。
【0009】この電子腕時計は、時計LSI10を備え
ている。この時計LSI10は、その内部にCPU,R
OM,RAMを有し、例えばROMに予め記憶されたシ
ステムプログラムに従って各部の動作を制御するもの
で、この時計LSI10の電源入力端子には、ソーラ発
電装置11による発電動作により充電される2次電池電
源(VBAT)12が接続される。
【0010】そして、前記ソーラ発電装置11と2次電
池電源12との間には、該2次電池電源12に対する過
充電防止回路13と逆流防止ダイオード14が接続され
る。一方、この電子腕時計には、時計LSI10を動作
させるための基本クロック信号CLKとなる、例えば3
2kHzの発振信号を出力する発振回路14、時刻設定,
アラーム設定,タイマ設定,モード切り換え等の操作を
行なうためのスイッチ15、各動作モードに応じた表示
を行なう液晶画面からなる表示装置16、時報音,アラ
ーム音等のブザー音を発生する報音装置17が備えら
れ、これらは何れも時計LSI10に接続される。
【0011】また、この電子腕時計には、前記2次電池
電源(VBAT)12により時計LSI10に供給され
る電源電圧Vbat、及び前記発振回路14から出力さ
れる基本クロック信号CLK、この基本クロック信号C
LKに基づき時計LSI10から出力される分周パルス
信号BU及び動作クロック信号CKに従って、時計LS
I10に対するオールクリア(初期設定)信号ACを出
力するAC回路部18が備えられる。
【0012】このAC回路部18は、前記2次電池電源
12の電源電圧が、例えばソーラ発電装置11からの充
電不足により、前記時計LSI10の動作下限電圧より
若干高い所定の電圧レベルまで低下した際に、該時計L
SI10に対するオールクリア(初期設定)信号ACの
出力を開始し、また、前記2次電池電源12の電源電圧
が、例えばソーラ発電装置11からの充電回復により、
前記発振回路14による発振動作の開始電圧まで到達し
た後の一定時間経過後まで前記時計LSI10に対する
オールクリア(初期設定)信号ACの出力を継続する。
【0013】なお、前記発振回路14の発振開始電圧
は、前記AC回路部18において検出する所定の電圧レ
ベルより高く、また、発振停止電圧は、前記時計LSI
10の動作下限電圧より低くCMOS−ICの動作電圧
より高いヒステリシス特性をもって設定される。
【0014】図2は前記太陽電池付き電子腕時計におけ
るAC回路部18の構成を示すブロック図である。この
AC回路部18は、ラッチ回路FF、電圧低下AC回路
20、発振停止検出回路21、遅延用カウンタ22、2
つのナンドゲートNAND−A,NAND−B、及びイ
ンバータINVを組み合わせて構成される。
【0015】ラッチ回路FFのセット端子Sには、ナン
ドゲートNAND−Aの出力信号が供給され、入力端子
Iには、時計LSI10から出力される分周パルス信号
BUが供給され、クロック端子CKには、時計LSI1
0から出力される動作クロック信号CKが供給される。
【0016】このラッチ回路FFの出力端子Xからは、
電圧低下AC回路20に対するイネーブル信号ENが出
力される。そして、電圧低下AC回路20の出力信号O
UTは、前記ナンドゲートNAND−Aの第1端子に供
給されると共に、ナンドゲートNAND−Bの第1端子
にも供給される。
【0017】一方、発振停止検出回路21の入力端子I
Nには、発振回路14から出力された基本クロック信号
CLKが供給され、またその出力信号OUTは、前記ナ
ンドゲートNAND−A及びNAND−Bそれぞれの第
2端子に共に供給される。
【0018】そして、前記ナンドゲートNAND−Bの
出力信号は遅延用カウンタ22のリセット端子Rに供給
され、この遅延用カウンタ22のカウンタクロック端子
CKには、前記発振回路14から出力される基本クロッ
ク信号CLKが供給され、そのカウンタ出力信号OUT
は、インバータINVを介して前記オールクリア(初期
設定)信号ACとして時計LSI10へ出力される。
【0019】この遅延用カウンタ22は、ナンドゲート
NAND−Bの出力信号が“H”→“L”に変化してリ
セット信号Rの供給が停止した時点から、クロック端子
CKに供給される基本クロック信号CLKを一定時間カ
ウントして、カウンタ出力信号OUTを“L”→“H”
に変化し、オールクリア(初期設定)信号ACを“H”
→“L”に変化させる。
【0020】図3は前記太陽電池付き電子腕時計のAC
回路部18における電圧低下AC回路20の構成を示す
回路図である。この電圧低下AC回路20は、コンパレ
ータ20aと基準電圧設定部20b,20cとを組み合
わせて構成され、前記ラッチ回路FFの出力端子Xから
供給されるイネーブル信号ENが“L”でコンパレータ
回路のOFF中においては、出力信号OUTは“H”と
なり、また、イネーブルENが“H”でコンパレータ回
路のON中においては、出力信号OUTは、前記2次電
池電源12の電源電圧Vbatが所定の電圧レベルより
高い場合に“H”となり、低い場合に“L”となる。
【0021】図4は前記太陽電池付き電子腕時計のAC
回路部18における発振停止検出回路21の構成を示す
回路図である。この発振停止検出回路21は、入力端子
INと出力端にあるノアゲートNORのノード1との間
に設けられ、発振回路14から入力端子INに供給され
る32kHzの基本クロック信号CLKの信号周期に応じ
て交互にON動作する一対のスイッチ素子SW1a,S
W2a、及びこのスイッチ素子SW1a,SW2aと反
転動作するように前記ノアゲートNORのノード2との
間に設けられた他の一対のスイッチ素子SW1b,SW
2bを備えてなり、各第1スイッチ素子SW1a,SW
1bには、そのそれぞれにおいてVDDとの間に高抵抗
Rを直列に接続し、また、各第2スイッチ素子SW2
a,SW2bに対しては、そのそれぞれにおいてコンデ
ンサCa,Cbを並列に接続してなる。
【0022】つまり、この発振停止検出回路21におい
て、入力端子INに発振回路14からの基本クロック信
号CLKが供給されている発振中の状態では、一対のス
イッチ素子SW1a,SW2a、SW1b,SW2bが
そのそれぞれにおいて交互にON動作するが、VDD側
の各スイッチ素子SW1a,SW1bには高抵抗Rが直
列に接続されているので、ノード1,ノード2は何れも
略VCHレベル“L”となり、ノアゲートNORを介し
た出力信号OUTは“H”となる。
【0023】また、この発振停止検出回路21におい
て、入力端子INに発振回路14からの基本クロック信
号CLKが供給されていない発振停止の状態では、入力
端子INが“H”固定の場合と“L”固定の場合との2
通りの場合が存在するが、“H”固定の場合、各スイッ
チ素子SW1a,SW1bがそれぞれON,OFFとな
り、各スイッチ素子SW2a,SW2bがそれぞれOF
F,ONとなるため、ノード1はVDDレベル“H”に
充電されると共に、ノード2はVCHレベル“L”とな
り、ノアゲートNORを介した出力信号OUTは“L”
となる。
【0024】入力端子INが“L”固定の場合、前記
“H”固定の場合と全く逆の作用で、ノード1がVCH
レベル“L”、ノード2がVDDレベル“H”となり、
ノアゲートNORを介した出力信号OUTは同様に
“L”となる。
【0025】次に、前記構成による太陽電池付き電子腕
時計の電源電圧の変動に伴なうオールクリア(初期設
定)信号ACの出力動作について説明する。図5は前記
太陽電池付き電子腕時計の電源電圧の変動に伴なうオー
ルクリア(初期設定)信号ACの出力動作を示すタイミ
ングチャートである。
【0026】図6は前記太陽電池付き電子腕時計の電源
電圧の低下時におけるオールクリア(初期設定)信号A
Cの出力動作を示すタイミングチャートである。図7は
前記太陽電池付き電子腕時計の電源電圧の上昇時におけ
るオールクリア(初期設定)信号ACの出力動作を示す
タイミングチャートである。
【0027】まず、2次電池電源12による電源電圧V
batが、電圧低下AC回路20における所定の電圧検
出レベルよりも高い状態では、時計LSI10から出力
される分周パルス信号BUは、同時計LSI10から出
力される動作クロック信号CKに従いAC回路部18の
ラッチ回路FFにラッチされ、このラッチ回路FFの出
力端子Xからは、分周パルス信号BUに同期したイネー
ブル信号ENが電圧低下AC回路20に供給される。
【0028】この際、電圧低下AC回路20の出力信号
OUTは、前記図3にて示したように、イネーブル信号
ENが“L”でコンパレータ回路のOFF中、及びイネ
ーブル信号ENが“H”でコンパレータ回路のON中の
何れにあっても、“H”のまま保持される(タイミング
a)。
【0029】この際、発振停止検出回路21の出力信号
OUTは、発振中につき“H”に保持されているので、
ナンドゲートNAND−A,NAND−Bの出力信号
は、何れも“L”となっている。
【0030】そして、例えばソーラ発電装置11に対す
る光の入射が無く、2次電池電源12に充電不足が生
じ、その電源電圧Vbatが次第に低下して前記電圧低
下AC回路20における所定の電圧検出レベルを下回る
と、ラッチ回路FFから出力されるイネーブル信号EN
に応じて、電圧低下AC回路20の出力信号は“H”→
“L”となり、ナンドゲートNAND−A,NAND−
Bの出力共に“L”→“H”に変化する(タイミング
b)。
【0031】すると、遅延カウンタ22には、前記ナン
ドゲートNAND−Bからのリセット信号R“H”が供
給され、該遅延カウンタ22のカウンタ出力信号OUT
は“H”→“L”に、また、オールクリア(初期設定)
信号ACは“L”→“H”に変化する。
【0032】この際、前記ナンドゲートNAND−Aの
出力が“H”に変化したままとなり、ラッチ回路FFは
セットされたままとなるので、電圧低下AC回路20に
おけるイネーブル信号ENは連続的に“H”に保持され
たままとなる(タイミングc)。
【0033】そして、前記2次電池電源12による電源
電圧Vbatが低下して、発振回路14における発振停
止電圧を下回ると、発振停止検出回路21からの出力信
号OUTは発振停止中の“L”に変化する(タイミング
d)。
【0034】この後、前記2次電池電源12による電源
電圧Vbatがさらに低下して、CMOS−ICの動作
電圧を下回ると、前記電圧低下AC回路20におけるイ
ネーブル信号EN及びその出力信号OUT、発振停止検
出回路21の出力信号OUTも不定の状態となるが、例
えば前記ソーラ発電装置11による2次電池電源12の
充電が再開され、その電源電圧VbatがCMOS−I
Cの動作電圧以上に復帰すると、ナンドゲートNAND
−Aの出力は“H”、ラッチ回路FFの出力であるイネ
ーブル信号ENは“H”に維持されるので、電圧低下A
C回路20の出力信号OUTは“L”、ナンドゲートN
AND−Bの出力信号は“H”のまま維持され、遅延用
カウンタ22からインバータINVを介して出力される
オールクリア(初期設定)信号ACは“H”のまま維持
される(タイミングe)。
【0035】そして、前記2次電池電源12による電源
電圧Vbatがさらに上昇して、電圧低下AC回路20
における所定の電圧検出レベルまで復帰すると、当該電
圧低下AC回路20の出力信号OUTが“L”→“H”
に変化する(タイミングf)。
【0036】この後、さらに、前記2次電池電源12に
よる電源電圧Vbatが上昇して、発振回路14におけ
る発振開始電圧まで復帰すると、発振停止検出回路21
の出力信号OUTが“L”→“H”に、各ナンドゲート
NAND−A,NAND−Bの出力信号が“H”→
“L”に変化し、ラッチ回路FFから電圧低下AC回路
20に供給されるイネーブル信号ENの発生タイミング
が、時計LSI10から出力される分周パルス信号BU
及び動作クロック信号CKに応じたタイミングに変化す
ると共に、遅延用カウンタ22のリセット信号Rが
“H”→“L”に変化したことで、基本クロック信号C
LKの所定数(一定時間:T)のカウント動作が開始さ
れる(タイミングg)。
【0037】そして、前記発振回路14の発振動作開始
による時計LSI10の正常動作可能復帰時点から、前
記遅延用カウンタ22による一定時間Tのカウント動作
が終了すると、そのカウンタ出力信号OUTは“L”→
“H”に変化し、オールクリア(初期設定)信号ACは
“H”→“L”に変化する(タイミングh)。
【0038】これにより、時計LSI10に対するオー
ルクリア(初期設定)信号ACは、2次電池電源12に
よる電源電圧Vbatが該時計LSI10の動作電圧復
帰後、さらに発振回路14の発振動作電圧に復帰してか
ら一定時間T経過するまで維持されてから解除されるよ
うになり、確実に正常な回路動作に戻せるようになる。
【0039】したがって、前記構成の太陽電池付き電子
腕時計によれば、2次電池電源12の電源電圧Vbat
が、例えば充電不足により時計LSI10の動作電圧以
下に低下し、回路動作が完全停止した後に、ソーラ発電
装置11による充電が再開された場合に、前記電源電圧
Vbatが時計LSI10の動作電圧に復帰し、さらに
この時計LSI10の動作クロックを司る基本クロック
信号CLKを発生するための発振回路14による発振動
作の開始電圧に復帰した際に、AC回路部18から前記
LSI10に対してオールクリア(初期設定)信号AC
が供給される構成としたので、自動的に正常な時計動作
に戻すことができるようになる。
【0040】また、前記構成の太陽電池付き電子腕時計
によれば、前記電源電圧Vbatの復帰に伴ない時計L
SI10に供給するオールクリア(初期設定)信号AC
は、前記発振回路14による発振動作の開始後、その基
本クロック信号CLKを所定数(一定時間:T)カウン
トしてから解除する構成としたので、該時計LSI10
に対するオールクリア処理を確実に行ない、正常な時計
動作に戻すことができるようになる。
【0041】なお、前記実施形態では、電子腕時計にお
ける2次電池電源12を充電するための発電手段とし
て、ソーラ発電装置11を用いた場合について説明した
が、このような太陽電池に限らず、腕の動きにより回転
する回転錘と、ロータ、コイルを有するモータとからな
り、該回転錘の回転を増速してモータのロータに伝達し
てロータを回転させ、コイルに発生する誘起電流により
充電する方式を用いてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係わ
る発電装置付き電子機器によれば、発電手段及びこの発
電手段の出力電圧で充電される蓄電手段を有する電源回
路と、この電源回路の出力電圧で駆動される発振回路
と、前記電源回路の出力電圧で駆動され、前記発振回路
により発振される信号に基づいて所定の処理を行なう電
子回路とが備えられ、前記電源回路の出力電圧が低下し
て発振が停止していた前記発振回路が、電圧復帰によ
り、発振を開始したことが検出された際に、前記電子回
路を初期状態にリセットするリセット信号が発生される
ので、例えば電源回路の充電回復による電源電圧復帰時
には、電子回路の動作を自動的に正常な動作に戻すこと
ができるようになる。
【0043】また、本発明の請求項2に係わる発電装置
付き電子機器によれば、前記請求項1に係わる発電装置
付き電子機器にあって、前記電源回路の出力電圧が低下
して発振が停止していた前記発振回路が、電圧復帰によ
り、発振を開始したことが検出された際には、前記電子
回路を初期状態にリセットするリセット信号が一定時間
発生されるので、例えば電源回路の充電回復による電源
電圧復帰時には、電子回路の動作を自動的且つ確実に正
常な動作に戻すことができるようになる。
【0044】また、本発明の請求項3に係わる発電装置
付き電子機器によれば、前記請求項1又は請求項2に係
わる発電装置付き電子機器にあって、前記発振回路の発
振開始電圧は、前記電子回路の動作電圧より高い電圧に
設定されるので、前記発振回路の動作により前記電子回
路の動作が完全復帰可能な状態になった際にリセット信
号が発生されて正常動作に戻されるようになる。
【0045】よって、本発明によれば、例えば発電によ
る充電電圧が低下して回路動作が一旦停止した後に、該
充電電圧が復帰した際に、正常な回路動作を得ることが
可能なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる太陽電池付き電子腕
時計の構成を示すブロック図。
【図2】前記太陽電池付き電子腕時計におけるAC回路
部の構成を示すブロック図。
【図3】前記太陽電池付き電子腕時計のAC回路部にお
ける電圧低下AC回路の構成を示す回路図。
【図4】前記太陽電池付き電子腕時計のAC回路部にお
ける発振停止検出回路の構成を示す回路図。
【図5】前記太陽電池付き電子腕時計の電源電圧の変動
に伴なうオールクリア(初期設定)信号ACの出力動作
を示すタイミングチャート。
【図6】前記太陽電池付き電子腕時計の電源電圧の低下
時におけるオールクリア(初期設定)信号ACの出力動
作を示すタイミングチャート。
【図7】前記太陽電池付き電子腕時計の電源電圧の上昇
時におけるオールクリア(初期設定)信号ACの出力動
作を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
10 …時計LSI、 11 …ソーラ発電装置、 12 …2次電池電源、 13 …過充電防止回路、 14 …逆流防止ダイオード、 15 …スイッチ、 16 …表示装置、 17 …報音装置、 18 …AC回路部、 20 …電圧低下AC回路、 21 …発振停止検出回路、 22 …遅延用カウンタ、 FF …ラッチ回路、 AC …オールクリア(初期設定)信号。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電手段及びこの発電手段の出力電圧で
    充電される蓄電手段を有する電源回路と、 この電源回路の出力電圧で駆動される発振回路と、 前記電源回路の出力電圧で駆動され、前記発振回路によ
    り発振される信号に基づいて所定の処理を行なう電子回
    路と、 前記電源回路の出力電圧が低下して発振が停止していた
    前記発振回路が、電圧復帰により、発振を開始したこと
    を検出する発振開始検出手段と、 この発振開始検出手段により発振開始が検出された際
    に、前記電子回路を初期状態にリセットするリセット信
    号を発生するリセット信号発生手段とを具備したことを
    特徴とする発電装置付き電子機器。
  2. 【請求項2】 前記リセット信号発生手段は、前記発振
    開始検出手段により発振開始が検出された後、前記電子
    回路を初期状態にリセットするリセット信号を一定時間
    発生するリセット信号発生手段であることを特徴とする
    請求項1に記載の発電装置付き電子機器。
  3. 【請求項3】 前記発振回路の発振開始電圧は、前記電
    子回路の動作電圧より高い電圧に設定されていることを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発電装置付き
    電子機器。
  4. 【請求項4】 発電手段及びこの発電手段の出力電圧で
    充電される蓄電手段を有する電源回路と、 この電源回路の出力電圧で駆動される発振回路と、 前記電源回路の出力電圧で駆動され、前記発振回路によ
    り発振される信号に基づいて所定の処理を行なう電子回
    路と、 前記電源回路の出力電圧が、前記発振回路の発振停止電
    圧より高い特定電圧に低下したことを検出する電圧低下
    検出手段と、 この電圧低下検出手段により特定電圧に低下したことが
    検出された際に、前記電子回路を初期状態にリセットす
    るリセット信号を発生するリセット信号発生手段とを具
    備したことを特徴とする発電装置付き電子機器。
  5. 【請求項5】 前記発振回路の発振停止電圧は、前記電
    子回路の動作電圧より低く、前記特定電圧は、前記電子
    回路の動作電圧より高い特定電圧であることを特徴とす
    る請求項4に記載の発電装置付き電子機器。
  6. 【請求項6】 さらに、 前記電源回路の出力電圧が低下して発振が停止していた
    前記発振回路が、電圧復帰により、発振を開始したこと
    を検出する発振開始検出手段と、 この発振開始検出手段により発振開始が検出されてから
    一定時間経過するまで、前記リセット信号発生手段によ
    り発生されるリセット信号を維持するリセット信号維持
    手段とを備えたことを特徴とする請求項4又は請求項5
    に記載の発電装置付き電子機器。
  7. 【請求項7】 発電手段及びこの発電手段の出力電圧で
    充電される蓄電手段を有する電源回路と、この電源回路
    の出力電圧で駆動される発振回路と、前記電源回路の出
    力電圧で駆動され、前記発振回路により発振される信号
    に基づいて所定の処理を行なう電子回路とを備えた発電
    装置付き電子機器のリセット方法であって、 前記電源回路の出力電圧が低下して発振が停止していた
    前記発振回路が、電圧復帰により、発振を開始したこと
    を検出する発振開始の検出手順と、 この発振開始の検出手順により発振開始が検出された際
    に、前記電子回路を初期状態にリセットするリセット信
    号を発生するリセット信号の発生手順とからなることを
    特徴とする発電装置付き電子機器のリセット方法。
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