JP2000180566A - 計時装置および計時装置の制御方法 - Google Patents

計時装置および計時装置の制御方法

Info

Publication number
JP2000180566A
JP2000180566A JP10355245A JP35524598A JP2000180566A JP 2000180566 A JP2000180566 A JP 2000180566A JP 10355245 A JP10355245 A JP 10355245A JP 35524598 A JP35524598 A JP 35524598A JP 2000180566 A JP2000180566 A JP 2000180566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power generation
time
unit
counter
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10355245A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Oketani
誠 桶谷
Hiroshi Yabe
宏 矢部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP10355245A priority Critical patent/JP2000180566A/ja
Publication of JP2000180566A publication Critical patent/JP2000180566A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 時刻表示を停止している最中に、ユーザーが
マニュアルで時刻合わせをしても、時刻表示復帰時に正
確な時刻を表示することが可能となる計時装置を提供す
る。 【解決手段】 節電モード中に、外部入力装置40が時
刻修正モード状態であるか否かを判断し(ステップ11
1)、時刻修正モードのときは(ステップ111;Ye
s)、ユーザーの時刻合わせの有無にかかわらず、節電
モードカウンタ53をリセットし(ステップ115)、
時刻修正モードが解除された時点で(ステップ11
6)、ステップ110に戻り、節電モードカウンタ53
を再度カウンタアップし直して節電モード中の処理を継
続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時刻表示機能を備
えた計時装置および計時装置の制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、腕時計タイプなどの小型の電子時
計に太陽電池などの発電装置を内蔵し、電池交換なしに
動作するものが実現されている。これらの電子時計にお
いては、発電装置で発生した電力をいったん大容量コン
デンサなどに充電する機能を備えており、発電が行われ
ないときはコンデンサから放電される電力で時刻表示が
行われるようになっている。このため、電池なしでも長
時間安定した動作が可能であり、電池の交換の手間ある
いは使用済電池の廃棄上の問題などを考慮すると、今
後、多くの電子時計に発電装置が内蔵されるものと期待
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、腕時計など
に内蔵される発電装置としては、照射された光を電気エ
ネルギーに変換する太陽電池、あるいは、ユーザの腕の
動きなどを捉えて運動エネルギーを電気エネルギーに変
換する発電システムなどがある。これらの発電装置はユ
ーザの周囲のエネルギーを電気エネルギーに変換して使
用するという面では非常にすぐれているが、利用可能な
エネルギー密度が低く、さらに、継続に安定してエネル
ギーが得られないという問題がある。
【0004】従って、継続した発電が得られないため、
発電中に大容量コンデンサに電力を蓄積しておいて、発
電装置の非発電期間中は、大容量コンデンサに蓄積され
た電力のみで電子時計を動作させる。このため、大容量
コンデンサはできるだけ大きな容量のものが望ましい
が、容量の増加に伴ってサイズが大きくなりすぎると、
腕時計装置に収納できず、さらに、充電に時間がかかる
ので適当な電圧が得にくいなどの問題がある。一方、容
量が小さいときは、発電できない期間が長くなると、蓄
積された電力がすべて放電されて、電子時計が止まって
しまい、再び光を当てるなどして充電し、電子時計が動
作を開始したとしても、止まっていた時間が全く考慮さ
れないため正確な現時刻が表示されない。従って、時計
としての機能を果たさなくなってしまうという問題が生
じる。
【0005】これらを解決するために、例えば、太陽電
池を用いた腕時計装置では、太陽電池を用いて周辺の照
度を検出し、照度が設定値より低下すると時刻表示を自
動的に停止し、消費電力を低減する。そして、内部カウ
ンタで停止している時間に対応するカウントを行い、照
度が高くなると時刻表示を再開し、内部カウンタのカウ
ント値に基づいて現時刻に復帰させるようなシステムが
考えられている。
【0006】しかし、時刻表示を停止している最中、特
にアナログ時計の場合には、ユーザーがマニュアルで時
刻合わせをして、針の位置を動かしてしまうと、針の位
置と内部カウンタの値との対応がとれなくなるため、内
部カウンタのカウント値に基づいて現時刻に復帰したと
しても、正確な時刻表示ができなくなる。
【0007】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
のであり、時刻表示を停止している最中に、ユーザーが
マニュアルで時刻合わせをしても、時刻表示復帰時に正
確な時刻を表示することが可能な計時装置およびその制
御方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、請求項1に記載の発明は、あらかじめ定めた所定
の条件下で時刻表示動作を停止することが可能な計時装
置において、時刻修正の操作を行う外部入力部と、前記
外部入力部の操作を検出する制御部と、前記時刻表示動
作を停止している間の経過時間に相当する値をカウント
するカウンタ部と、前記外部入力部の操作を検出した結
果に基づいて前記カウンタ部をリセットする時刻情報記
憶部とを有することを特徴とする。請求項2に記載の発
明は、請求項1に記載の計時装置において、前記時刻情
報記憶部は、前記時刻表示動作を停止している際に、前
記外部入力部の操作を検出したときに前記カウンタ部を
リセットすることを特徴とする。請求項3に記載の発明
は、請求項1記載の計時装置において、外部エネルギー
を電気エネルギーに変換し発電する発電部と、前記発電
部の発電状態を検出する発電状態検出部とを備え、前記
所定の条件下は、前記発電状態検出部において、非発電
状態を検出した場合、あるいは、前記発電部における発
電量があらかじめ定めた所定発電量以下であることを検
出した場合であることを特徴とする。請求項4に記載の
発明は、あらかじめ定めた所定の条件下で前記時刻表示
動作を停止することが可能であるとともに時刻修正の操
作を行う外部入力部を有する計時装置の制御方法であっ
て、前記外部入力部の操作を検出する検出工程と、前記
時刻表示動作を停止状態にしている間の経過時間に相当
する値をカウントするカウンタ工程と、前記外部入力部
の操作を検出した結果に基づいて前記経過時間に相当す
る値をリセットするリセット工程とを有することを特徴
とする。請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の計
時装置の制御方法において、前記リセット工程は、前記
時刻表示動作を停止している際に、前記外部入力部の操
作を検出したときにリセットすることを特徴とする。請
求項6に記載の発明は、請求項4記載の計時装置の制御
方法において、外部エネルギーを電気エネルギーに変換
し発電する発電工程と、前記発電工程における発電状態
を検出する発電状態検出工程とを備え、前記所定の条件
下は、前記発電状態検出工程において、非発電状態を検
出した場合、あるいは、前記発電工程における発電量が
あらかじめ定めた所定発電量以下であることを検出した
場合であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】[1.構成] [1−1.全体構成]以下に図面を参照しながら本発明に
係る実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態
に係る計時装置1の制御装置とその周辺構成の機能ブロ
ック図である。この計時装置1は、腕時計であって、使
用者は装置本体に連結されたベルトを手首に巻き付けて
使用するようになっている。本例の計時装置1は、大別
すると、電磁誘導型発電機等の交流電力を発電する発電
装置20、発電装置20からの交流電圧を整流するとと
もに昇圧した電圧を蓄電し、各構成部分へ電力を給電す
る大容量コンデンサ22、大容量コンデンサ22への過
充電を防止するためのリミッタ回路21、電源電圧を昇
降圧する昇降圧回路23、発電装置20の発電状態を検
出する発電検出回路70を備えその検出結果に基づいて
装置全体を制御する制御装置10、図示しない時分針に
接続された図示しない輪列を駆動する時分モータ32お
よび図示しない秒針に接続された図示しない輪列を駆動
する秒モータ33、制御装置10からの制御信号に基づ
いて時分モータ32を駆動する駆動回路30および秒モ
ータ33を駆動する駆動回路31、時刻修正の操作を行
う外部入力装置40を備えている。
【0010】ここで、外部入力装置40は、表示時刻を
操作する操作子(例えば、リューズ)と、操作子の位置
(例えば、押込位置、第一引出位置、第2引出位置等)
を検出する回路を備えている。
【0011】また、制御装置10は、発電装置20の発
電状態に応じて、駆動回路30および31を駆動して時
刻表示を行う表示モードと、駆動回路30および31へ
の給電を停止し時刻表示を停止して電力を節電する節電
モードとを切り換えるようになっている。また、節電モ
ードから表示モードへの移行は、ユーザが計時装置1を
手に持ってこれを振ることによって、強制的に移行され
るようになっている。以下、制御装置10について説明
する。
【0012】[1−2.制御装置10の構成]制御装置1
0は、パルス合成回路12、モード設定部60、時刻情
報記憶部51および駆動制御回路52を備えている。
【0013】[1−2−1.パルス合成回路12の構成]
まず、パルス合成回路12について説明する。パルス合
成回路12は、水晶振動子などの基準発振源11を用い
て安定した周波数の基準パルスを発振する発振回路、基
準パルスを分周して得た分周パルスと基準パルスとを合
成してパルス幅やタイミングの異なるパルス信号を発生
する合成回路を備えている。
【0014】[1−2−2.モード設定部60の構成]次
に、モード設定部60について説明する。モード設定部
60は、発電検出回路70、発電状態の検出のために用
いる設定値を切り換える設定値切換部61、大容量コン
デンサ22の充電電圧Vcを検出する電圧検出回路6
2、発電状態に応じて時刻表示のモードを制御するとと
もに充電電圧に基づいて昇圧倍率を制御する中央制御回
路80、およびモードを記憶するモード記憶部63を備
えている。
【0015】[1−2−2−1.発電検出回路70]この
発電検出回路70は、発電装置20の起電圧Vgenを
設定電圧値Voと比較して発電が検出されたか否かを判
断する第1の検出回路71と、設定電圧値Voよりもか
なり小さな設定電圧値Vbas以上の起電圧Vgenが
得られた発電継続時間Tgenを設定時間値Toと比較
して発電が検出されたか否かを判断する第2の検出回路
72とを備えており、第1の検出回路71および第2の
検出回路72にいずれか一方の条件が満足すると、発電
状態であると判断するようになっている。ここで、設定
電圧値VoおよびVbasは、いずれもVdd(=GN
D)を基準としたときの負電圧であり、Vddからの電
位差を示している。
【0016】[1−2−2−2.設定値切換部61]ここ
で、設定電圧値Voおよび設定時間値Toは、設定値切
換部61によって切換制御できるようになっている。設
定値切換部61は、表示モードから節電モードに切り換
わると、発電検出回路70の第1の検出回路71の設定
値Voおよび第2の検出回路72の設定値Toの値を変
更する。
【0017】[1−2−2−3.中央制御回路80]ま
た、中央制御回路80は、第1の検出回路71および第
2の検出回路72で発電が検出されない非発電時間Tn
を計測する非発電時間計測回路81、60秒でループす
る秒針位置カウンタ82を備えている。非発電時間計測
回路81は、非発電時間Tnが所定の設定時間を越える
と表示モードから節電モードに移行するようになってい
る。一方、節電モードから表示モードへの移行は、発電
検出回路70によって、発電装置20が発電状態にある
ことが検出され、かつ、電圧検出回路62によって、大
容量コンデンサ22の充電電圧VCが十分であることが
検出されることにより実行される。
【0018】秒針位置カウンタ82は、60秒でループ
するカウンタであり、例えばアナログ時計の場合、表示
モードから節電モードに移行する際には、秒針位置カウ
ンタ82が0になる(例えば、12時の位置に相当)ま
では運針を継続し、秒針位置カウンタ82が0になった
時点で時刻表示動作を停止して節電モードに移行する。
これは、現在の運針停止状態が、節電モードにより時刻
表示動作を停止しているものであることをユーザーに認
識させるためである。
【0019】[1−2−2−4.モード記憶部63]ま
た、モード記憶部63は、設定されたモードを記憶し、
その情報を駆動制御回路52、時刻情報記憶部51およ
び設定値切換部61に供給している。駆動制御回路52
においては、表示モードから節電モードに切り換わる
と、駆動回路30および31に対しパルス信号を供給す
るのを停止し、駆動回路30および31の動作を停止さ
せる。これにより、時分モータ32および秒モータ33
は駆動を停止し、時分針および秒針は非駆動状態とな
り、時刻表示は停止する。
【0020】[1−2−3.時刻情報記憶部51の構成]
次に、時刻情報記憶部51について説明する。時刻情報
記憶部51は、節電モードカウンタ53を備えている。
表示モードから節電モードに切り換わると、パルス合成
回路12によって生成された基準信号を受けて経過時間
に相当する値のカウントを開始し、また、節電モードか
ら表示モードに切り換わると、経過時間に相当する値の
カウントを終了するようになっている。これにより、節
電モードの継続時間に相当する値がカウントされること
になる。ここで、節電モードの継続時間に相当する値は
節電モードカウンタ53により記憶されるようになって
いる。
【0021】また、節電モードから表示モードに切り換
わると、節電モードカウンタ53の経過時間に相当する
値をカウントダウンすることにより、駆動制御回路52
で、現時刻に復帰させるための早送りパルスを生成し、
経過時間に相当する値が0になるまで駆動回路30およ
び31に供給する。また、節電モードカウンタ53で
は、カウントダウンを開始してから、現時刻に復帰する
までの間に経過した時間も、経過時間に相当する値とし
てカウントしている。このように、時刻情報記憶部51
は、再表示された時刻表示を現時刻に復帰させる機能も
備えている。
【0022】なお、節電モードカウンタ53の内容は、
表示モードから節電モードに切り換わる時、または、外
部入力装置40を時刻修正モード(操作子(例えば、リ
ューズ)の操作により時刻合わせをマニュアルで行うこ
とができる操作子の位置)にした時、あるいは時刻修正
モードを解除した時にリセットされる。
【0023】節電モードカウンタ53のカウント方法と
しては、一定の所定値までカウントするとカウント値が
リセットされ、再度所定値までのカウントを繰り返すル
ープカウント方法を採用している。ループカウント方法
は、一定の所定値までのカウントでよいため、メモリ効
率がよく、さらに、周期性のある値、例えばアナログ計
時のように12時間で時計表示の1周期を迎える場合に
は、12時間のループカウンタでカウントすればよいた
め、現時刻に復帰させるときの消費電力や復帰にかかる
時間を極力抑えることができる。
【0024】[1−2−4.駆動制御回路52の構成]次
に、駆動制御回路52について説明する。駆動制御回路
52は、パルス合成回路12から出力される各種のパル
スに基づいて、モードに応じた駆動パルスを生成する。
まず、節電モードにあっては、駆動パルスの供給を停止
する。次に、節電モードから表示モードへの切換が行わ
れた直後には、再表示された時刻表示を現時刻に復帰さ
せるために、パルス間隔が短い早送りパルスを駆動パル
スとして駆動回路30および31に供給する。次に、早
送りパルスの供給が終了した後には、通常のパルス間隔
の駆動パルスを駆動回路30および31に供給する。
【0025】[2:動作]次に、本例の計時装置1におい
て節電モード中に時刻合わせを行った場合の処理を説明
する。図2はその概要を示すフローチャートである。ま
ず、モード設定部60は、モード記憶部63に設定され
た現在のモードを判断する(ステップ101)。ステッ
プ101の判断において、節電モードのときは(ステッ
プ101;Yes)、ステップ108の処理を行う。ま
た、表示モードのときは(ステップ101;No)、第
一の検出回路71で起電圧Vgenと設定値Voとを比
較して発電レベル(起電圧)が十分であるか否かを検出
する(ステップ102)。ステップ102の判断におい
て、起電圧が十分であると検出されたときは(ステップ
102;Yes)、そのまま時刻表示を継続する(ステ
ップ117)。また、十分な起電圧が検出されなかった
ときは(ステップ102;No)、非発電時間Tnをカ
ウントアップし(ステップ103)、第二の検出回路7
2で非発電時間Tnと設定値Toとを比較して所定の非
発電時間を経過しているか否かを判断する(ステップ1
04)。ステップ104の判断において、非発電時間が
所定の非発電時間を経過していないときは(ステップ1
04;No)、ステップ102に戻って処理を継続す
る。また、非発電時間が所定の非発電時間を経過してい
るときは(ステップ104;Yes)、秒針位置カウン
タ82をカウンタアップし(ステップ105)、秒針位
置カウンタ82が0であるか否か、すなわち、秒針が基
本位置(例えば、12時の位置)にあるか否かを判断す
る(ステップ106)。ステップ106の判断におい
て、秒針位置カウンタ82が0でないときは(ステップ
106;No)、ステップ105に戻って秒針位置カウ
ンタ82が0になるまで、カウンタアップし続ける。ま
た、秒針位置カウンタ82が0のときは(ステップ10
6;Yes)、表示モードから節電モードに移行し、節
電を開始する(ステップ107)。そして、節電モード
カウンタ53のカウンタアップを開始する(ステップ1
10)。
【0026】外部入力装置40が時刻修正モード状態
(例えば、リューズを引いた状態)であるか否かを判断
する(ステップ111)。ステップ111の判断におい
て、時刻修正モードのときは(ステップ111;Ye
s)、ユーザーの実際の時刻合わせの有無にかかわら
ず、時刻合わせがなされたものとみなして、時刻情報記
憶部51の制御に基づき節電モードカウンタ53をリセ
ットし(ステップ115)、時刻修正モードが解除され
た時点で(ステップ116)、ステップ110に戻り、
節電モードのまま、時刻情報記憶部51の制御に基づい
て節電モードカウンタ53を再度カウンタアップし直
し、処理を継続する。
【0027】上記ステップ115の処理を行う理由は以
下の通りである。節電モード中に、ユーザーが時刻修正
モードにして、マニュアルで時刻合わせを行うと、例え
ばアナログ時計の場合、現在の針の位置と節電モードカ
ウンタ53との対応がとれなくなってしまう。しかしな
がら、時刻修正モードに移行した際に節電モードカウン
タ53をリセットして、時刻修正モード解除後に再度0
から節電モードカウンタ53をカウンタアップし直すこ
とにより、現在の針の位置と節電モードカウンタ53と
の対応がとれるようになり、表示モードに移行して時刻
表示を復帰した場合でも、正確な時刻を表示することが
可能となるからである。
【0028】ステップ111の判断において、時刻修正
モードでなかったときは(ステップ111;NO)、第
一の検出回路71で起電圧Vgenと設定値Voとを比
較して発電レベル(起電圧)が十分であるか否かを検出
する(ステップ112)。ステップ112の判断におい
て、十分な起電圧が検出されなかったときは(ステップ
112;NO)、ステップ110に戻って処理を継続す
る。また、起電圧が十分であると検出されたときは(ス
テップ112;Yes)、節電中の時間をカウントして
いた節電モードカウンタ53に基づいて、時刻表示が早
送りされ、現時刻に復帰した後に(ステップ114)、
1秒毎の通常運針を開始する(ステップ117)。
【0029】[3.変形例]なお、上述した実施形態にお
いては、節電中に時刻修正モードにした場合、時刻修正
モードを解除した後も、節電モード状態を保持している
が、時刻修正モードにしたときに、節電モードから表示
モードに切り替えて、時刻修正モードを解除した後に1
秒毎の通常運針を開始してもよい。また、上述した実施
形態においては、節電中に時刻修正モードにしたとき、
節電モードカウンタ53をリセットしているが、時刻修
正モードを解除するときにリセットしてもよい。要する
に、ユーザーが、時刻修正モードで行った時刻合わせの
時間から経過した時間に相当する値をカウントできれば
よい。また、上述した実施形態においては、発電装置2
0の例として電磁誘導型発電機を挙げているが、太陽電
池、または、熱電素子若しくはピエゾ素子を有する発電
装置、または、浮遊電磁波受信(放送・通信電波を利用
した電磁誘導型発電)等であってもよい。さらに、これ
らの発電装置が2種類以上併存する計時装置でもよい。
また、外部入力装置40の操作子の位置を検出する回路
の検出結果は、時刻情報記憶部51及び中央制御回路8
0のどちらで受信してもよい。要するに、外部入力装置
40における操作子の位置の検出結果によって、時刻情
報記憶部51が節電モードカウンタ53をリセットでき
ればよい。また、節電モードから表示モードに切り換わ
るときの、早送りパルスのカウント方法は、早送りパル
スのカウント値が節電モードカウンタ53に記憶されて
いる値になるまで行ってもよい。要するに、表示モード
に切り替わったときに、早送りパルスによって現在時刻
に復帰できればよい。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、時刻表示を停止している最中に、ユーザーがマニュ
アルで時刻合わせをしても、時刻表示復帰時に正確な時
刻を表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る計時装置1の制御装
置とその周辺構成の機能ブロック図である。
【図2】 同実施形態に係るの計時装置1における節電
モード中の時刻合わせに対する処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1・・計時装置 10・・制御装置 20・・発電装置(発電部) 40・・外部入力装置(外部入力部) 50・・制御回路 51・・時刻情報記憶部 53・・節電モードカウンタ(カウンタ部) 63・・モード記憶部 70・・発電検出回路(発電状態検出部) 80・・中央制御回路(制御部) 82・・秒針位置カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G04G 5/00 G04G 5/00 L Fターム(参考) 2F001 AB01 AD01 AE03 AG16 AH00 2F002 AA05 AA07 AB04 AD04 AD06 AE01 BA08 BA26 BD03 EE00 FA09 FA14 GA04 GC11 2F082 AA01 CC01 DD04 DD10 HH01 HH02 JJ00 JJ01 2F083 AA00 CC02 DD12 DD13 EE05 FF03 FF04 FF05 GG01 GG09 HH01 2F084 AA07 BB09 CC03 GG02 GG04 HH15 HH21 JJ01 JJ08 KK03 LL01 LL02 LL03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ定めた所定の条件下で時刻表
    示動作を停止することが可能な計時装置において、 時刻修正の操作を行う外部入力部と、 前記外部入力部の操作を検出する制御部と、 前記時刻表示動作を停止している間の経過時間に相当す
    る値をカウントするカウンタ部と、 前記外部入力部の操作を検出した結果に基づいて前記カ
    ウンタ部をリセットする時刻情報記憶部とを有すること
    を特徴とする計時装置。
  2. 【請求項2】 前記時刻情報記憶部は、前記時刻表示動
    作を停止している際に、前記外部入力部の操作を検出し
    たときに前記カウンタ部をリセットすることを特徴とす
    る請求項1に記載の計時装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の計時装置において、 外部エネルギーを電気エネルギーに変換し発電する発電
    部と、 前記発電部の発電状態を検出する発電状態検出部とを備
    え、 前記所定の条件下は、前記発電状態検出部において、非
    発電状態を検出した場合、あるいは、前記発電部におけ
    る発電量があらかじめ定めた所定発電量以下であること
    を検出した場合であることを特徴とする計時装置。
  4. 【請求項4】 あらかじめ定めた所定の条件下で前記時
    刻表示動作を停止することが可能であるとともに時刻修
    正の操作を行う外部入力部を有する計時装置の制御方法
    であって、 前記外部入力部の操作を検出する検出工程と、 前記時刻表示動作を停止状態にしている間の経過時間に
    相当する値をカウントするカウンタ工程と、 前記外部入力部の操作を検出した結果に基づいて前記経
    過時間に相当する値をリセットするリセット工程とを有
    することを特徴とする計時装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記リセット工程は、前記時刻表示動作
    を停止している際に、前記外部入力部の操作を検出した
    ときにリセットすることを特徴とする請求項4に記載の
    計時装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の計時装置の制御方法にお
    いて、 外部エネルギーを電気エネルギーに変換し発電する発電
    工程と、 前記発電工程における発電状態を検出する発電状態検出
    工程とを備え、 前記所定の条件下は、前記発電状態検出工程において、
    非発電状態を検出した場合、あるいは、前記発電工程に
    おける発電量があらかじめ定めた所定発電量以下である
    ことを検出した場合であることを特徴とする計時装置の
    制御方法。
JP10355245A 1998-12-14 1998-12-14 計時装置および計時装置の制御方法 Withdrawn JP2000180566A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10355245A JP2000180566A (ja) 1998-12-14 1998-12-14 計時装置および計時装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10355245A JP2000180566A (ja) 1998-12-14 1998-12-14 計時装置および計時装置の制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000180566A true JP2000180566A (ja) 2000-06-30

Family

ID=18442820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10355245A Withdrawn JP2000180566A (ja) 1998-12-14 1998-12-14 計時装置および計時装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000180566A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002014959A1 (fr) * 2000-08-15 2002-02-21 Citizen Watch Co., Ltd. Système d'horlogerie électronique et technique de commande de celui-ci
WO2002027414A1 (fr) * 2000-09-27 2002-04-04 Citizen Watch Co., Ltd. Montre electronique et son procede de commande

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002014959A1 (fr) * 2000-08-15 2002-02-21 Citizen Watch Co., Ltd. Système d'horlogerie électronique et technique de commande de celui-ci
WO2002027414A1 (fr) * 2000-09-27 2002-04-04 Citizen Watch Co., Ltd. Montre electronique et son procede de commande
US7154816B2 (en) 2000-09-27 2006-12-26 Citizen Watch Co., Ltd. Electronic watch and electronic watch control method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3721888B2 (ja) 携帯用電子機器および携帯用電子機器の制御方法
JP3596464B2 (ja) 計時装置および計時装置の制御方法
US6320822B1 (en) Electronic equipment and control method for electronic equipment
US6580665B1 (en) Electronic timepiece having power generating function
JP3551861B2 (ja) 計時装置及びその制御方法
US6724692B1 (en) Time measurement device and method
JP2001249192A5 (ja)
JP3601376B2 (ja) 電子機器及び電子機器の制御方法
US5978318A (en) Timepiece device mechanism for indicating restart after recharging
JP3830289B2 (ja) 電子機器および計時装置
JP3534071B2 (ja) 電子機器及び電子機器の制御方法
JP3601375B2 (ja) 携帯用電子機器及び携帯用電子機器の制御方法
JP2000180566A (ja) 計時装置および計時装置の制御方法
JP4349388B2 (ja) 電子機器、電子機器の制御方法、計時装置、および計時装置の制御方法
JP2002214367A (ja) 計時装置
JP2000230988A (ja) 携帯用電子機器、携帯用電子機器の制御方法ならびに計時装置および計時装置の制御方法
JP4055446B2 (ja) 電子機器、電子機器の制御方法、計時装置、および計時装置の制御方法
JP2007132788A (ja) アラーム付電子時計およびその制御方法
JP2000266872A (ja) 計時装置および計時装置の制御方法
JPH1164546A (ja) 発電装置付き電子機器及び発電装置付き電子機器のリセット方法
JP3906720B2 (ja) 携帯用電子機器及び携帯用電子機器の制御方法
JP3906715B2 (ja) 電子機器及び電子機器の制御方法
JPH10319143A (ja) 電子時計
JP2003232874A (ja) 電子機器および電子機器の制御方法
JPH10282263A (ja) 電子時計

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040928

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20041126