JPS6316293A - 原子炉格納設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、原子炉を格納する原子炉格納設備に関する。

（従来の技術） 以下、従来の原子炉格納設備を第７図から第１１図を参
照して説明する。ここで第７図に従来の原子炉格納設備
に係る縦断面図を示す。第７図において、ドライウェル
１内には原子炉圧力容器２が収容されている。この原子
炉圧力容器２はペデスタル３にて支持されており、この
ペデスタル３の上端には熱しゃへい壁４が接続されこの
熱しゃへい壁４は前記原子炉圧力容器２を囲繞している
。

また、前記ドライウェル１の外周には生体じゃへい壁５
が配置されており、さらにこの生体じゃへい壁５の下部
外周には事故時にドライウェル１内の水蒸気を凝縮させ
るサプレッションチェンバ７がベント管６を介して配置
されている。前記ドライウェル１の下部にはドライウェ
ル底部コンクリート８が配置され、このドライウェル底
部コンクリート８の上部には前記熱しゃへい壁４、ペデ
スタル３を囲繞してパイプホイップストラクチャ９が固
定されている。このパイプホイップストラクチャ９は第
８図及び第９図に示すように構成されている。ここで第
８図及び第９図に前記パイプホイップストラクチャの平
面図及び概略縦断面図を示す。第８図及び第９図に示す
ように、パイブホイッブストラクチャ９はドライウェル
１内に組み立てられたストラフチャであり、配管荷重の
支持及び各フロアを構成する主梁となって内部機器の荷
重支持の役割を果たしている。

また、第７図に示すようにドライウェル１の底部にはド
ライウェル１及びパイプホイツブストラクチャ９からの
鉛直方向荷重を原子炉建屋基礎盤１０に伝達するための
ドライウェルスカート１１、ドライウェルスカートアン
カボルト１２が設けられている。さらには、原子炉圧力
容器２を支持するペデスタル３からの荷重を原子炉建屋
基礎盤１０に伝達するためにドライウェル底部コンクリ
ート８、ペデスタルスカート１３．ペデスタルスカート
アンカボルト１４が設けられている。

ここで第１０図及び第１１図を参照して原子炉格納設備
の底部構造を示す、第１Ｏ図及び第１１図において、ド
ライウェル１の下部に設置されているドライウェルスカ
ート１１、ペデスタルスカート１３はそれぞれ２５ｍ１
．３８ｍの鋼板によって構成され、この鋼板が全周に渡
って円環状に設置されている。そして、これらドライウ
ェルスカート１１及びペデスタルスカート１３の下端は
それぞれ原子炉建屋基礎盤１０内に埋設されたドライウ
ェルスカートアンカボルト１２及びペデスタルスカート
アンカボルト１４に結合されており、これらドライウェ
ルスカートアンカボルト１２及びペデスタルスカートア
ンカボルト１４の下端はアンカフレーム１５に固定され
ている。

（発明が解決しようとする問題点） 以上の構成において、従来の構造は、ドライウェルスカ
ートアンカボルト及びドライウェルスカートを設置した
後でなければドライウェルの組立てが開始できず、現在
の工事短縮の要望に対して、より短期間に建設できる原
子炉格納設備が望まれていた。

本発明の目的は、ドライウェル底部のスカート、アンカ
ボルトを全面的に削除することにより、繁雑な作業を軽
減して工程の短縮をはかると供に物量の大幅削減をはか
ることのできる原子炉格納設備を得ることにある。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するために１本発明においては、原子炉
圧力容器を支持するペデスタノσと、原子炉圧力容器を
囲繞しかつ前記ペデスタルの上端に固定された熱しゃへ
い壁と、前記ペデスタルの下部周囲に配置されるドライ
ウェル底部コンクリートと、前記熱しゃへい壁、ペデス
タルの周囲に配置されかつ前記ドライウェル底部コンク
リート上に固定されたパイプホイップストラクチャと、
前記各構造物を内部に収容するドライウェルとから成る
原子炉格納設備において、前記パイプホイップストラク
チャの底部をドライウェル底部コンクリートのみにて支
持して成ることを特徴とする原子炉格納設備を提供し、
さらには原子炉圧力容器を支持するペデスタルと、原子
炉圧力容器を囲繞しかつ前記ペデスタルの上端に固定さ
れた熱しゃへい壁と、前記ペデスタルの下部周囲に配置
されるドライウェル底部コンクリートと、前記熱しゃへ
い壁、ペデスタルの周囲に配置されかつ前記ドライウェ
ル底部コンクリート上に固定されたパイプホイップスト
ラクチャと、前記各構造物を内部に収容するドライウェ
ルとから成る原子炉格納設備において、前記パイプホイ
ップストラクチャの底部をこのパイプホイップストラク
チャの下方に配置されたコラムサポートにて支持して成
ることを特徴とする原子炉格納設備を提供する。

（作　用） このように構成された原子炉圧力容器においては、ドラ
イウェルシェル及び原子炉圧力容器、原子炉本体の基礎
からの鉛直方向荷重はペデスタルスカートを介して原子
炉建屋基礎盤へと伝達され支持される。また、水平方向
荷重に対してはドライウェル底部コンクリートの支圧に
より支持される。

更にパイプホイップストラフチャからの鉛直方向荷重は
ドライウェル内部コンクリートへと伝達されコンクリー
ト内のアンカ構造により支持される。また水平方向荷重
は原子炉本体の基礎に伝達され、ペデスタルスカートに
て支持される。

よって構造強度が従来程度であり、かつ工事に・　おけ
る繁雑な作業を軽減して工程の短縮をはかると供に物量
の大幅削減をはかることができる。

（実施例） 以下、本発明の第１実施例を第１図から第２図を参照し
て説明する。ここで第１図に本発明の第１実施例に係る
原子炉格納設備の縦断面図を示し、第２図に第１図の要
部拡大図を示す。なお、第１図及び第２図において、第
７図と同一部分には同一符号を付しその部分の構成の説
明は省略する。

本発明の第１実施例においては、従来のドライウェルス
カートは削除されている。そして、パイプホイップスト
ラフチャ９の下部の支持固定はドライウェル１の下部に
配置されたドライウェル底部コンクリート８に埋設され
たパイプホイップストラクチャアン力ボルト１６にて行
なｈｔＬでいる。

以上の構成において、原子炉圧力容器２は、ペデスタル
３を介してペデスタルスカート１３にて支持されている
。さらに、ドライウェル１も前記ペデスタルスカート１
３にて支持されている、また、−パイプホイップストラ
フチャ９はパイプホイップストラクチャアン力ボルト１
６を介してドライウェル底部コンクリート８にて支持さ
れている。

よって、本発明の第１実施例によれば、パイプホイップ
ストラフチャをドライウェル底部コンクリートにて支持
させたので、ドライウェルスカート及びドライウェルス
カートアンカボルト、アンカフレームが削除でき、原子
炉格納設備の建設工程を大幅に短縮させることができる
。

次に、本発明の第２実施例を第３図及び第４図を参照し
て説明する。なお、第３図及び第４図において、第１０
図と同一部分には同一符号を付し、その部分の構成の説
明は省略する。第３図及び第４図に示す例においては、
パイプホイップストラフチャ９からの鉛直方向荷重の大
きい部分についてドライウェル１の下部の半径方向略等
間隔にコラムサポート１７を設置して構成されている。

そしてこのコラムサポート１７を介してパイプホイップ
ストラフチャ９の荷重を原子炉建屋基礎盤１０へと伝達
させて、パイプホイップストラフチャ９の荷重を支持し
ている。

更には、本発明の第３実施例として、第５図及び第６図
に示すように、第２実施例のコラムサポートの代りにア
ンカボルト１８を用いて、パイプホイップストラフチャ
９の荷重支持を行なうことも可能である。

よって、上記第２の実施例及び第３の実施例においても
第１図と同様な作用、効果を得ることができる。

［発明の効果〕 以上説明したように、本発明に係る原子炉格納設備によ
ればパイプホイップストラフチャをドライウェル底部コ
ンクリートに支持したので、ドライウェルスカート、ド
ライウェルスカートアンカボルト及びアンカフレームを
削除することができ、それにともなって従来行なわれて
いたアンカフレーム及びアンカボルトを全周に渡って設
置する作業やドライウェルスカートの吊り込み及び溶接
作業といった一連の繁雑な工事を軽減することができ、
工程の短縮をはかることが可能となる。

更に上記物量の削除により概略で約１００）−ンの物量
削減をも行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例に係る原子炉格納設備の縦
断面図、第２図は第１図の要部拡大図、第３図は本発明
の第２実施例の要部を示す原子炉格納設備の拡大縦断面
図、第４図は第３図のＡ−Ａ矢視断面図、第５図は本発
明の第３実施例の要部を示す原子炉格納設備の拡大縦断
面図、第６図は第５図のＢ−Ｂ矢視断面図、第７図は原
子炉格納設備の従来例を示す縦断面図、第８図及び第９
図は第７図に示したパイプホイップストラクチャの概略
平面図及び概略側面図、第１０図は第７図に示した原子
炉格納設備の下部詳細縦断面図、第１１図は第１０図の
Ｃ−Ｃ矢視断面図である。 １・・・ドライウェル　　２・・・原子炉圧力容器３・
・・ペデスタル　　　４・・・熱しゃへい壁８・・・ド
ライウェル底部コンクリート９・・・パイプホイップス
トラクチャ １６・・・パイブホイッブストラクチャアン力ボルト１
７・・・コラムサポート 代理人　弁理士　　則　近　憲　佑 同　　三俣弘文 第１図 ｑ　′ 第２図 第４図 第５図 第８図 第９図 第１０図 第１１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）原子炉圧力容器を支持するペデスタルと、原子炉
   圧力容器を囲繞しかつ前記ペデスタルの上端に固定され
   た熱しやへい壁と、前記ペデスタルの下部周囲に配置さ
   れるドライウェル底部コンクリートと、前記熱しやへい
   壁、ペデスタルの周囲に配置されかつ前記ドライウェル
   底部コンクリート上に固定されたパイプホイップストラ
   クチャと、前記各構造物を内部に収容するドライウェル
   とから成る原子炉格納設備において、前記パイプホイッ
   プストラクチャの底部をドライウェル底部コンクリート
   のみにて支持して成ることを特徴とする原子炉格納設備
   。 （３）原子炉圧力容器を支持するペデスタルと、原子炉
   圧力容器を囲繞しかつ前記ペデスタルの上端に固定され
   た熱しやへい壁と、前記ペデスタルの下部周囲に配置さ
   れるドライウェル底部コンクリートと、前記熱しやへい
   壁、ペデスタルの周囲に配置されかつ前記ドライウェル
   底部コンクリート上に固定されたパイプホイップストラ
   クチャと、前記各構造物を内部に収容するドライウェル
   とから成る原子炉格納設備において、前記パイプホイッ
   プストラクチャの底部をこのパイプホイップストラクチ
   ャの下方に配置されたコラムサポートにて支持して成る
   ことを特徴とする原子炉格納設備。