JPH072998U - 鉄筋コンクリート原子炉格納容器 - Google Patents
鉄筋コンクリート原子炉格納容器Info
- Publication number
- JPH072998U JPH072998U JP010449U JP1044993U JPH072998U JP H072998 U JPH072998 U JP H072998U JP 010449 U JP010449 U JP 010449U JP 1044993 U JP1044993 U JP 1044993U JP H072998 U JPH072998 U JP H072998U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow cylinder
- reinforced concrete
- containment vessel
- reactor containment
- reactor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドライウエルを1つにしアクセス性を良くす
る。 【構成】 鉄筋コンクリート原子炉格納容器の中心に中
空円筒33を設け、この内部に頂部より原子炉圧力容器
11を吊り下げるよう支持し、原子炉格納容器の側壁3
1と中空円筒33の外壁との空間を床34で仕切り、上
部をサプレッションチエンバ35とし、下部を中空円筒
33の内部と連通してドライウエル36,37とし、原
子炉圧力容器11からの主な配管をドライウエル36,
37内を通すようにする。
る。 【構成】 鉄筋コンクリート原子炉格納容器の中心に中
空円筒33を設け、この内部に頂部より原子炉圧力容器
11を吊り下げるよう支持し、原子炉格納容器の側壁3
1と中空円筒33の外壁との空間を床34で仕切り、上
部をサプレッションチエンバ35とし、下部を中空円筒
33の内部と連通してドライウエル36,37とし、原
子炉圧力容器11からの主な配管をドライウエル36,
37内を通すようにする。
Description
【0001】
本考案は、原子力発電所に設けられる鉄筋コンクリート原子炉格納容器に関す る。
【0002】
原子力発電所に用いられる原子炉格納容器は、原子炉を内蔵する原子炉圧力容 器およびこれに接続する配管等を格納する。原子炉格納容器は鋼板のみで構成し たものと、内面を鋼板のライニングプレートとし鉄筋コンクリートで構成したも のとが用いられる。
【0003】 図2は内面に鋼板ライニングプレートを用いた鉄筋コンクリート格納容器(R CCV)とその内部の主要構造の一例を示す図である。RCCVは全体として円 筒で構成され、高さ方向をダイヤフラムフロア4で上部、下部に仕切り、かつ下 部の中心に円筒状のRPVペデスタル12を設け、上部を上部ドライウェル1、下 部をサプレッションチエンバ2、RPVペデスタル12の内部を下部ドライウェル 3としている。上部ドライウェル1と下部ドライウェル3は連通している。
【0004】 上部ドライウェル1の項部は内面に鋼板ライニングプレートを用いたトップス ラブ5と中心に設けられた鋼板製の開閉可能なトップヘッド10から構成される。 サプレッションチエンバ2の底面は内面に鋼板ライニングプレートを設けた鉄筋 コンクリート構造であり、RPVペデスタル12は鋼板で構成し、内部にコンクリ ートを充填する。なお、RPVペデスタル12の内部には、上部ドライウェル1、 下部ドライウェル3内に発生した蒸気をサプレッションチエンバ2内に導くベン ト管8が埋設されている。サプレッションチエンバ2内には外部と、下部ドライ ウェル3との交通用にレイズドトンネル7が設けられている。
【0005】 原子炉圧力容器11はRPVペデスタル12に据付けられ、ダイヤフラムフロア4 上では周囲に円筒状の原子炉遮蔽壁(RSW)6が設けられている。原子炉遮蔽 壁6の項部にはRPVスタビライザ14が設けられ、原子炉圧力容器11の上部に加 わる水平力を支持する。原子炉遮蔽壁6の上部には原子炉遮蔽壁6より少し薄い 上部原子炉遮蔽壁13が設けられている。原子炉遮蔽壁6の周囲には鋼製の柱、梁 で階層状に構成されたパイプホイップストラクチャ9が設けられ、原子炉圧力容 器11に接続する配管や機器を支持する。
【0006】
上述のように、従来の鉄筋コンクリート原子炉格納容器は上部ドライウエル1 、下部ドライウエル3、サプレッションニエンバ2の3つのエリアから構成され 、上部ドライウエル1には機器搬入口と交通口が設けられ、下部ドライウエル3 にはレイズドトンネル7が設けられている。このようにドライウエルが上部と下 部の2つに別れているためアクセス性が悪かった。
【0007】 本考案は、上述の問題点に鑑みて成されたもので、ドライウエルを1つにまと めた鉄筋コンクリート原子炉格納容器を提供することを目的とする。
【0008】 上記目的を達成するため、本考案は、鉄筋コンクリート原子炉格納容器の中心 に中空円筒を設け、この中空円筒の内部に頂部より原子炉圧力容器を吊り下げる ようにして支持し、鉄筋コンクリート原子炉格納容器内壁と中空円筒外壁との空 間を床で上下に仕切り、上部空間をサプレッションチエンバとし、下部空間を前 記中空円筒の内部空間と連通してドライウエルとし、原子炉圧力容器と鉄筋コン クリート原子炉格納容器の外部とを接続する主な配管をドライウエル内を通すよ うにしたものである。
【0009】
鉄筋コンクリート原子炉格納容器の中心に中空円筒を設け、鉄筋コンクリート 原子炉格納容器内壁と中空円筒外壁で囲まれる空間を床で上下に仕切り、上部空 間をサプレッションチエンバとし、下部空間をドライウエルとする。そして下部 空間と中空円筒を連通して1つのドライウエルを構成している。中空円筒内では 原子炉圧力容器を中空円筒の頂部から吊り下げて支持し、原子炉圧力容器と鉄筋 コンクリート原子炉格納容器の外部とを接続する主な配管を中空円筒の内部と下 部空間から構成されるドライウエルに配置する。このようにドライウエルが1つ になったのでアクセス性が良くなり、従来のように、ドライウエルが2つに分か れていた場合、それぞれに設けられていた機器搬入口や図示してない交通口もそ れぞれ1つにすることが出来る。
【0010】
以下、本考案の好ましい実施例を図面を参照して説明する。 図1は本考案の実施例の鉄筋コンクリート原子炉格納容器を示す構成図である 。鉄筋コンクリート原子炉格納容器は基礎30上に設けられた円筒状の側壁31 と平面状のトップスラブ32とから構成され、内面は全て鋼板ライニングプレー トで覆われている。これは従来と同一構造である。内部中心位置には基礎30よ りトップスラブ32まで鉄筋コンクリートよりなる中空円筒33が設けられ、こ の内径は原子炉圧力容器11とこれに接続する配管を格納する大きさとする。側 壁31と中空円筒33の外面により構成される空間は、鉄筋コンクリートよりな る床34によって上下に仕切られ、上部がサプレッションチエンバ35を構成し 、下部は外側ドライウエル36を構成する。中空円筒33の内部は内部ドライウ エル37を構成し、外側ドライウエル36と連通しており、1つのドライウエル として機能する。
【0011】 サプレッションチエンバ35の内面を構成する中空円筒外面および床34の表 面は鋼板ライニングプレートで覆われている。床34を貫通してベント管38が サプレッションチエンバ35内に設けられ、ドライウエルで発生した蒸気を水中 に放出して原子炉格納容器の圧力上昇を抑制する。
【0012】 原子炉圧力容器11はフランジ下部に設けられた支持金具39により中空円筒 33の頂部で支持される。中空円筒頂部はトップスラブ32と結合しており、原 子炉圧力容器11からの水平力をトップスラブ32に伝達する。原子炉圧力容器 11に接続する主蒸気管、給水管等の主な配管40は中空円筒33の内部を降下 して外側ドライウエル36に入り、原子炉格納容器外へ導かれる。外側ドライウ エル36にはこれらの配管の事故時の移動を抑えるパイプホイップストラクチャ 9が設けられる。また外側ドライウエル36には原子炉格納容器の外部と機器の 搬出入口41および図示しない交通口が設けられている。
【0013】
以上の説明から明らかなように、本考案は鉄筋コンクリート原子炉格納容器の 中心に中空円筒を設けて内部に原子炉圧力容器を吊り下げるようにし、原子炉格 納容器と中空円筒外壁とで構成される空間に床を設けて上部をサプレッションチ エンバとし、下部を中空円筒内部と連通させてドライウエルとしたので、ドライ ウエルが1つになりアクセス性が向上する。また、原子炉圧力容器は中空円筒に よって囲まれ、中空円筒が遮蔽壁として働くので、従来のような原子炉遮蔽壁は 必要なくなる。
【図1】本考案の実施例の鉄筋コンクリート原子炉格納
容器の構成図である。
容器の構成図である。
【図2】従来の鉄筋コンクリート原子炉格納容器の構成
図である。
図である。
9 パイプホイップストラクチャ 10 トップヘッド 11 原子炉圧力容器 30 基礎 31 側壁 32 トップスラプ 33 中空円筒 34 床 35 サプレツションチエンバ 36 外側ドライウエル 37 内部ドライウエル 38 べント管 39 支持金具 40 配管 41 機器搬出入口
Claims (1)
- 【請求項1】 鉄筋コンクリート原子炉格納容器の中心
に中空円筒を設け、この中空円筒の内部に頂部より原子
炉圧力容器を吊り下げるようにして支持し、鉄筋コンク
リート原子炉格納容器内壁と中空円筒外壁との空間を床
で上下に仕切り、上部空間をサプレッションチエンバと
し、下部空間を前記中空円筒の内部空間と連通してドラ
イウエルとし、原子炉圧力容器と鉄筋コンクリート原子
炉格納容器の外部とを接続する主な配管をドライウエル
内を通すようにしたことを特徴とする鉄筋コンクリート
原子炉格納容器
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP010449U JPH072998U (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 鉄筋コンクリート原子炉格納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP010449U JPH072998U (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 鉄筋コンクリート原子炉格納容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072998U true JPH072998U (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=11750460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP010449U Pending JPH072998U (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 鉄筋コンクリート原子炉格納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072998U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102697155A (zh) * | 2012-06-21 | 2012-10-03 | 李忠任 | 一种散装烟叶烘烤、晾晒设备 |
-
1993
- 1993-03-11 JP JP010449U patent/JPH072998U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102697155A (zh) * | 2012-06-21 | 2012-10-03 | 李忠任 | 一种散装烟叶烘烤、晾晒设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH072998U (ja) | 鉄筋コンクリート原子炉格納容器 | |
JP3250632B2 (ja) | 大型鉄鋼構造物の組立方法 | |
US4666660A (en) | Method and apparatus for increasing load-bearing capacity of water pools for storing spent nuclear fuel rods | |
JPH06102398A (ja) | 原子炉圧力容器の廃炉方法及びそのシステム | |
JPH0684395U (ja) | 原子炉格納容器 | |
JPH07218677A (ja) | 原子炉施設 | |
JPH0594797U (ja) | コンクリート製格納容器のベント管構造 | |
JPH06324191A (ja) | パイプホイップストラクチャ構造 | |
JPH08278385A (ja) | 原子炉格納容器 | |
JPS6316294A (ja) | 原子炉格納容器 | |
JPS6145515Y2 (ja) | ||
JPS6113182A (ja) | 原子炉圧力容器の支持構造 | |
JPH01237493A (ja) | コンクリート製原子炉格納容器とその構築方法 | |
JPH0684394U (ja) | 原子炉格納容器のベント管 | |
JPS5861497A (ja) | 原子炉格納容器スタビライザ装置 | |
JPH07159580A (ja) | 原子炉格納容器 | |
JPS5937489A (ja) | 原子炉 | |
JPS62169082A (ja) | コンクリ−ト製原子炉格納容器の上部据付工法 | |
JPS61240195A (ja) | 主蒸気逃し安全弁排気管の構造 | |
JPS60257388A (ja) | タンク型高速炉 | |
JPH06294888A (ja) | 原子炉圧力容器の支持台座 | |
JPH064697U (ja) | 原子炉圧力容器のペデスタル | |
JPH0592795U (ja) | 原子炉圧力容器の非常用炉心冷却装置 | |
JPS6338111B2 (ja) | ||
JPH0417320B2 (ja) |