JPH0646228B2 - コンクリ−ト製原子炉格納容器の上部据付工法 - Google Patents
コンクリ−ト製原子炉格納容器の上部据付工法Info
- Publication number
- JPH0646228B2 JPH0646228B2 JP61010195A JP1019586A JPH0646228B2 JP H0646228 B2 JPH0646228 B2 JP H0646228B2 JP 61010195 A JP61010195 A JP 61010195A JP 1019586 A JP1019586 A JP 1019586A JP H0646228 B2 JPH0646228 B2 JP H0646228B2
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- JP
- Japan
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- containment vessel
- reactor
- concrete
- temporary
- liner
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンクリート製原子炉格納容器の据付工法に
係り、特に原子炉格納容器の上部スラブ据付コスト低減
及び据付工期短縮に好適な据付工法に関する。
係り、特に原子炉格納容器の上部スラブ据付コスト低減
及び据付工期短縮に好適な据付工法に関する。
従来のコンクリート製原子炉格納容器の上部据付工法
は、特開昭60-122388号に記載のように、一体形成した
養生床、天井部内側ライナーおよび受ビームを所定位置
に取り付けた後に、鉄筋コンクリート躯体部を形成して
構成するとなつていた。
は、特開昭60-122388号に記載のように、一体形成した
養生床、天井部内側ライナーおよび受ビームを所定位置
に取り付けた後に、鉄筋コンクリート躯体部を形成して
構成するとなつていた。
しかしながら、前記の発明は一体形成した養生床、天井
部内側ライナーおよび受ビームの荷重を支持しているも
のが原子炉しやへい壁と原子炉格納容器ライナー内面と
なつている為、施工面で不利である。この理由として
は、格納容器ライナー及びコンクリート打設重量を支え
るため膨大な量の仮設鉄骨が必要とされ仮設鉄骨の組立
及び撤去作業が容易でないという欠点がある。
部内側ライナーおよび受ビームの荷重を支持しているも
のが原子炉しやへい壁と原子炉格納容器ライナー内面と
なつている為、施工面で不利である。この理由として
は、格納容器ライナー及びコンクリート打設重量を支え
るため膨大な量の仮設鉄骨が必要とされ仮設鉄骨の組立
及び撤去作業が容易でないという欠点がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来技術は、原子炉格納容器ライナーで一体形成し
た養生床、天井部内側ライニングおよび受ビームの荷重
を受ける構造となつており強度上及び施工の点について
配慮されておらず、据付専用のアンカーボルトを鉄筋コ
ンクリート躯体部に埋込みブラケツトで支える為、コン
クリートを打設してから強度を負担できるまでの養生期
間が長く必要であり、据付専用のラグ、ブラケツトも設
けなければならない等の問題があつた。
た養生床、天井部内側ライニングおよび受ビームの荷重
を受ける構造となつており強度上及び施工の点について
配慮されておらず、据付専用のアンカーボルトを鉄筋コ
ンクリート躯体部に埋込みブラケツトで支える為、コン
クリートを打設してから強度を負担できるまでの養生期
間が長く必要であり、据付専用のラグ、ブラケツトも設
けなければならない等の問題があつた。
本発明の目的は、原子炉格納容器ライナーよりサポート
を設けることなく可能な限り製品をそのまま利用して、
仮設サポート類の設置をできるだけ少なくし、且つ原子
炉格納容器上部スラブの据付工程を削減しドライウエル
内下部工事の並進作業ができる様にすることにある。
を設けることなく可能な限り製品をそのまま利用して、
仮設サポート類の設置をできるだけ少なくし、且つ原子
炉格納容器上部スラブの据付工程を削減しドライウエル
内下部工事の並進作業ができる様にすることにある。
上記目的は、コンクリート製原子炉格納容器の上部スラ
ブの打設用の仮設ビームを放射状に配置して上部スラブ
ライナ下面に設置する工法において、前記放射状配置の
内径側の前記仮設ビーム部位を原子炉しゃへい壁上部に
設置されたスタビライザの側面に取付けたブラケットで
支持し、前記放射状配置の外径側の前記仮設ビーム部位
をドライウエル内に設置されているパイプホイップレス
トレントストラクチャの上部に設けた仮設コラムで支持
することを特徴としたコンクリート製原子炉格納容器の
上部据付工法で達成される。
ブの打設用の仮設ビームを放射状に配置して上部スラブ
ライナ下面に設置する工法において、前記放射状配置の
内径側の前記仮設ビーム部位を原子炉しゃへい壁上部に
設置されたスタビライザの側面に取付けたブラケットで
支持し、前記放射状配置の外径側の前記仮設ビーム部位
をドライウエル内に設置されているパイプホイップレス
トレントストラクチャの上部に設けた仮設コラムで支持
することを特徴としたコンクリート製原子炉格納容器の
上部据付工法で達成される。
コンクリート製原子炉格納容器上部ライナー下面には、
放射状に配置された仮設ビームを設定し、仮設ビームの
片方である内径側を原子炉しゃへい壁上に設置したスタ
ビライザの側面に設けたブラケットで支持し、他端であ
る原子炉格納容器側（外径側）をパイプホイップレスト
レントストラクチャの上部に設ける仮設コラムで支持す
る。これにより、上部スラブの鉄筋及びコンクリート打
設時荷重は、上部スラブライナを介しライナ下面の仮設
ビームで受け、仮設ビームが受けた荷重は内側でスタビ
ライザの側面に設けたブラケットに、他端でパイプホッ
プ上部に設けた仮設コラムにより支持されて、上部スラ
ブ鉄筋コンクリートを打設することができる。このた
め、原子炉格納容器上部までの鉄筋コンクリート打設及
び養生期間を待たづに上部ライナー用仮設ビームの据付
及び上部ライナーの据付ができる。
放射状に配置された仮設ビームを設定し、仮設ビームの
片方である内径側を原子炉しゃへい壁上に設置したスタ
ビライザの側面に設けたブラケットで支持し、他端であ
る原子炉格納容器側（外径側）をパイプホイップレスト
レントストラクチャの上部に設ける仮設コラムで支持す
る。これにより、上部スラブの鉄筋及びコンクリート打
設時荷重は、上部スラブライナを介しライナ下面の仮設
ビームで受け、仮設ビームが受けた荷重は内側でスタビ
ライザの側面に設けたブラケットに、他端でパイプホッ
プ上部に設けた仮設コラムにより支持されて、上部スラ
ブ鉄筋コンクリートを打設することができる。このた
め、原子炉格納容器上部までの鉄筋コンクリート打設及
び養生期間を待たづに上部ライナー用仮設ビームの据付
及び上部ライナーの据付ができる。
又、原子炉しやへい壁上に設けた本設スタビライザを利
用することにより仮設ビーム設置を削減できる。
用することにより仮設ビーム設置を削減できる。
以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。
第１図において、コンクリート製原子炉格納容器１ａは
内面に気密保持及びコンクリート打設用型枠としてのラ
イナー１ｂが設置されている。
内面に気密保持及びコンクリート打設用型枠としてのラ
イナー１ｂが設置されている。
同様に原子炉格納容器上部スラブ２ａは、内面にライナ
ー２ｂが設置されており、ライナー２ｂの下には、上部
スラブ２ａの鉄筋コンクリート打設時の荷重を支えるた
め仮設ビーム９ｂが放射状と円周状に配置されている。
さらに仮設ビーム９ｂは、一方を原子炉しやへい壁４の
上部に設置したスタビライザ３に、他方をダイヤフラム
フロア６上に立ち上げたパイプホイツプレストレントス
トラクチヤ５上に設けた仮設コラム９ａによつて支持さ
れている。
ー２ｂが設置されており、ライナー２ｂの下には、上部
スラブ２ａの鉄筋コンクリート打設時の荷重を支えるた
め仮設ビーム９ｂが放射状と円周状に配置されている。
さらに仮設ビーム９ｂは、一方を原子炉しやへい壁４の
上部に設置したスタビライザ３に、他方をダイヤフラム
フロア６上に立ち上げたパイプホイツプレストレントス
トラクチヤ５上に設けた仮設コラム９ａによつて支持さ
れている。
次に本実施例によるコンクリート製原子炉格納容器の据
付工法を説明する。
付工法を説明する。
原子炉圧力容器本体の基礎７及び原子炉格納容器１ａの
間にあるダイヤフラムフロア６及び原子炉しやへい壁４
を据付後パイプホイツプレストレントストラクチヤ５を
吊り込み設定する。
間にあるダイヤフラムフロア６及び原子炉しやへい壁４
を据付後パイプホイツプレストレントストラクチヤ５を
吊り込み設定する。
次に、原子炉しやへい壁４に原子炉圧力容器８からの地
震荷重を原子炉格納容器に伝える本設のスタビライザ３
を円周上に設置する。
震荷重を原子炉格納容器に伝える本設のスタビライザ３
を円周上に設置する。
このスタビライザ３は第２図に示す様に原子炉遮蔽上部
にコラム３ａを複数本全周に配置し、コラム３ａは夫々
ブレーシング３ｂで継がれている。その後、パイプホイ
ツプ、レストレントストラクチヤ５の上部に複数本の仮
設コラム９ａを円周上に配置設定する。その後、ドライ
ブウエル１０内にドライブウエル内機器（図示せず）を
吊込み設定あるいは仮置きされる。尚、このドライブウ
エル機器は第１図に示すパイプホイツプレストレントス
トラクチヤ５の水平梁と併進して吊込んでもよい。前記
作業終了後、第１図及び第３図に示す仮設ビーム９ｂは
第３図に示す様に１リング又は分割したものを吊込み第
１図の様にスタビライザ３に取付けられたブラケツト１
１及び仮設コラム９ａ上に設定する。その後ライナ２ｂ
を設定溶接、下部フランジ１２を吊込溶接及び上部スラ
ブ２ａの配筋（図示せず）作業後に前記スラブ部のコン
クリートの打設を行う。
にコラム３ａを複数本全周に配置し、コラム３ａは夫々
ブレーシング３ｂで継がれている。その後、パイプホイ
ツプ、レストレントストラクチヤ５の上部に複数本の仮
設コラム９ａを円周上に配置設定する。その後、ドライ
ブウエル１０内にドライブウエル内機器（図示せず）を
吊込み設定あるいは仮置きされる。尚、このドライブウ
エル機器は第１図に示すパイプホイツプレストレントス
トラクチヤ５の水平梁と併進して吊込んでもよい。前記
作業終了後、第１図及び第３図に示す仮設ビーム９ｂは
第３図に示す様に１リング又は分割したものを吊込み第
１図の様にスタビライザ３に取付けられたブラケツト１
１及び仮設コラム９ａ上に設定する。その後ライナ２ｂ
を設定溶接、下部フランジ１２を吊込溶接及び上部スラ
ブ２ａの配筋（図示せず）作業後に前記スラブ部のコン
クリートの打設を行う。
以上述べた据付方法中において、パイプホイツプレスト
レントストラクチヤ５の設定時に合せてドライウエル１
０内の据付品を吊り込み仮置しておくことにより、原子
炉格納容器上部スラブ２ａの据付工程に関係なく他作業
も並進してできる。
レントストラクチヤ５の設定時に合せてドライウエル１
０内の据付品を吊り込み仮置しておくことにより、原子
炉格納容器上部スラブ２ａの据付工程に関係なく他作業
も並進してできる。
本発明によれば、原子炉しやへい壁上の本設スタビライ
ザ及びパイプホイツプレストレントストラクチヤよりの
仮設コラム及びビームで支持する構造のために、原子炉
しやへい壁上部に仮設ビームを設ける必要がなく、原子
炉格納容器ダイヤフラムフロア部よりサポートをとらな
いので、以下に示す効果がある。
ザ及びパイプホイツプレストレントストラクチヤよりの
仮設コラム及びビームで支持する構造のために、原子炉
しやへい壁上部に仮設ビームを設ける必要がなく、原子
炉格納容器ダイヤフラムフロア部よりサポートをとらな
いので、以下に示す効果がある。
(1) 仮設ビームの量を低減できるから搬入，搬出量が少
なくなる。
なくなる。
(2) 原子炉格納容器円筒部側ライナーに据付用ラグを設
置する必要がなくなるためコスト低減となる。
置する必要がなくなるためコスト低減となる。
(3) 原子炉格納容器上部スラブ据付に関係なく他作用を
進めることができる。
進めることができる。
(4) 上記の効果により据付工期及びコスト低減が図れ
る。
る。
第１図は本発明の一実施例の全体組立状況を示す縦断面
図、第２図は第１図のＡＡ矢視に於けるスタビライザの
展開図、第３図は第１図のＢＢ矢視に於ける仮設ビーム
の平面図である。 １ａ……コンクリート製原子炉格納容器、１ｂ……ライ
ナー、２ａ……原子炉格納容器上部スラブ、２ｂ……上
部スラブライナー、３……スタビライザ、９ａ……仮設
コラム、９ｂ……仮設ビーム、１０……ドライウエル。
図、第２図は第１図のＡＡ矢視に於けるスタビライザの
展開図、第３図は第１図のＢＢ矢視に於ける仮設ビーム
の平面図である。 １ａ……コンクリート製原子炉格納容器、１ｂ……ライ
ナー、２ａ……原子炉格納容器上部スラブ、２ｂ……上
部スラブライナー、３……スタビライザ、９ａ……仮設
コラム、９ｂ……仮設ビーム、１０……ドライウエル。
Claims (1)
- 【請求項１】コンクリート製原子炉格納容器の上部スラ
ブの打設用の仮設ビームを放射状に配置して上部スラブ
ライナ下面に設置する工法において、前記放射状配置の
内径側の前記仮設ビーム部位を原子炉しゃへい壁上部に
設置されたスタビライザの側面に取付けたブラケットで
支持し、前記放射状配置の外径側の前記仮設ビーム部位
をドライウエル内に設置されているパイプホイップレス
トレントストラクチャの上部に設けた仮設コラムで支持
することを特徴としたコンクリート製原子炉格納容器の
上部据付工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61010195A JPH0646228B2 (ja) | 1986-01-22 | 1986-01-22 | コンクリ−ト製原子炉格納容器の上部据付工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61010195A JPH0646228B2 (ja) | 1986-01-22 | 1986-01-22 | コンクリ−ト製原子炉格納容器の上部据付工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62169082A JPS62169082A (ja) | 1987-07-25 |
| JPH0646228B2 true JPH0646228B2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=11743503
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61010195A Expired - Lifetime JPH0646228B2 (ja) | 1986-01-22 | 1986-01-22 | コンクリ−ト製原子炉格納容器の上部据付工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0646228B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2575921B2 (ja) * | 1990-04-13 | 1997-01-29 | 株式会社日立製作所 | 原子炉格納容器のトップスラブ建設方法及び原子炉格納容器 |
| CN103362325B (zh) * | 2013-07-31 | 2016-01-20 | 国核电力规划设计研究院 | 一种防甩击装置 |
-
1986
- 1986-01-22 JP JP61010195A patent/JPH0646228B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62169082A (ja) | 1987-07-25 |
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