JPS631608A - 移動ラツク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、前後方向に移動自在な複数個の移動ラックが
、ラック前後方向に並設されている移動ラック装置に関
する。

〔従来の技術〕

かかる移動ラック装置は、移動ラックの移動によって、
隣り合う移動ラックの間に作業通路を形成しながら、物
品の格納及び取出し作業を行えるようにしたものであり
、そして、各移動ラックは、−般に、下部に備えさせた
車輪によって前後方向に移動自在に構成されることにな
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

移動ラックは物品格納効率の向上を図るため、その前後
中に較べて高さを充分に大きくすることが望まれる場合
がある。しかしながら、高さを大にすると、移動を開始
する際や移動を停止する際に、移動ラックが前後に倒れ
る虞れがあり、高さを充分に大きくできないものであっ
た。

もちろん、移動ラックの移動速度を充分に低速にすれば
、前後倒れを抑制できるが、作業能率の低下を招くもの
となる。

ちなみに、移動ラックの上部が前後動自在に係合する案
内レールを設けて、移動ラックの前後倒れを阻止させる
ようにしたり、ラック前後方向に並べて移動ラックの下
部に備えさせることになる車輪を、ラックの前方や後方
に突出させるようにして、移動ラックの前後倒れを阻止
させるようにすることが考えられるが、前者の場合、案
内レールの設置のために、全体構成が高価、複雑になる
と共に設置作業が煩雑になる不利があり、又、後者の場
合、車輪のために移動ラック同士を充分に接近させるこ
とができないものとなって、隣り合う移動ラックの間に
充分な大きさの作業通路を形成しようとすると、全体構
成が大型化する不利がある。

本発明は上記実情に鑑みて為されたものであって、その
目的は、全体構成の簡素化、及び、全体構成の小型化を
図りながらも、移動ラックの前後倒れを抑制させるよう
にする点にある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明による移動ラック装置の特徴構成は、前後方向に
移動自在な移動ラックの前後方向での倒れを阻止するよ
うに、隣り合う移動ラック同士を接続する接続手段が、
解除操作自在に設けられている点にあり、その作用及び
効果は次の通りである。

〔作　用〕

すなわち、移動ラックを移動させる際に、隣り合う移動
ラック同士を接続させておけば、接続された移動ラック
は、高さの割に前後中の大なるものとなり、移動開始時
や移動停止時に前後倒れを生じることがない。もちろん
、隣り合う移動ラック同士の接続を解除しておけば、そ
れら移動ラック同士の間に作業通路を形成できるもので
ある。

〔発明の効果〕

従って、隣り合う移動ラック同士を接続させることによ
って、移動ラックの前後倒れを抑制するものであるから
、前後倒れの防止のために特別な案内レールを設ける冒
記した構成に較べて、全体構成の簡素化を図るとかでき
、又、前後倒れの防止のために車輪を前方や後方に突出
させる冒記した構成に較べて、全体構成の小型化を図る
ことができるのであり、もって、実施面において有利な
構成で前後倒れを抑制できるようになった。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図及び第２図は、移動ラック装置を用いて構成され
る棚設備を示し、（Ａ）は−対の固定ラック、（Ｂ）は
、前記−対の固定ラック（Ａ）の間に配設される複数個
の移動ラックである。前記移動ラック（Ｂ）は、前後方
向、つまり、前記固定ラック（Ａ）が並ぶ方向に移動で
きるものであって、その移動ラック（Ｂ）の移動により
、隣り合う移動ラック（Ｂ）の間に作業通路（０＋）を
形成したり、固定ラック（Ａ）と移動ラック（Ｂ）との
間に作業通路（Ｄ２）を形成できるようになっている。

但し、各ラック（Ａ）　、　（Ｂ）は、その横巾方向−
端側が壁（Ｅ）に隣接し、その横巾方向他端部が主通路
（Ｆ）に隣接するように配置されており、作業者は、前
記主通路（Ｆ）より各作業通路（Ｄ　、　）　。

（Ｄ２）内に進入して、物品の取出し及び収納作業を行
うことになる。

前記移動ラック（Ｂ）は、台枠（１）とそれの上部に立
設されるラック本体（２）とからなり、前記台枠（１）
のラック横巾方向両端箇所やラック横巾方向中間箇所に
、前後−対の車輪（３）が設けられ、それら各車輪（３
）を移動自在に支持する４木のガイドレール（４）が、
床に敷設されている。

前記ラック横巾方向中間の２箇所夫々配置される車輪（
３）のうちの、ラック前後方向−方側に位置する２個の
車輪（３）が伝動軸（５）にて接続されると共に、走行
駆動用の電動モータクロ）が、前記伝動軸（５）を駆動
するように設けられている。

次に、前記移動ラック（Ｂ）を走行させる制御構造につ
いて説明する。

第４図にも示すように、各移動ラック（Ｂ）夫々の壁側
箇所に、制′４′Ｍ５盤（７）が取付けられ、並置され
る複数の移動ラック（Ｂ）のうちの−端側の移動ラック
（Ｂ）における主通路（Ｐ）側箇所には、主操作ボック
ス（８）と副操作ボックス（９）とが前後に並設され、
他の移動ラック（Ｂ）の主通路（Ｆ）側箇所には、副操
作ボックス（９）が取付けられている。

前記主通路（Ｆ）側から各移動ラック（Ｂ）を視る方向
において、前記主操作ボックス（８）は、それが取付け
られる移動ラック（Ｂ）の右側に位置する作業通路（Ｄ
２）を開くために使用されるものであり、前記副操作ボ
ックス（９）は、それが取付けられる移動ラック（Ｂ）
の左側に位置する作業通路（Ｄ、）又は（Ｄ２）を開く
ために使用されるものであり、詳しくは、各操作ボック
ス（８）　、　（９）に備えさせた移動押ボタンスイッ
チ（１０）又は（１１）が押圧操作されるに伴って、各
操作ボックス（８）、（９）に対応する作業通路（Ｄｌ
）又は（Ｄ２）を開くように、各移動ラック（Ｂ）が駆
動走行されることになる。そして、各移動ラック（Ｂ）
に取付けた走行制御用の光センサ（１２）が、移動ラッ
ク（Ｂ）が固定ラック（Ａ）に対して設定距離以上接近
したことを検出する、及び、移動ラック（Ｂ）同士が設
定距離以上接近したことを検出するに伴って、各移動ラ
ック（Ｂ）の走行が停止されることになる。

ちなみに、第１図に示すように、各移動ラック（Ｂ）に
、電線保持具（１３）が取付けられ、電源０１）や各制
′４Ｂ盤（７）とを接続する電源線や各制御盤同士を接
続する信号線が、前記各電線保持具（１３）を用いて配
線されることになり、そして、各制御盤（７）と、各操
作ボックス（８）　、　（９）、走行制御用の光センサ
（１２）、走行駆動用の電動モータ（６）の夫々とを接
続する電線が、台枠（１）内を通して配線されることに
なる。

前記移動ラック（Ｂ）の前後方向での倒れを阻止するよ
うに、隣り合う移動ラック同士を接続する接続手段（Ｇ
）が、解除操作自在に設けられている。つまり、第３図
にも示すように、各移動ラック（Ｂ）における台枠（１
）の前面側や後面側の夫々に、左右−対の電磁石（１４
）が取付けられると共に、各移動ラック（Ｂ）の上端部
の前面側や後面側の夫々に、左右−対の電磁石（１４）
が取付けられ、もって、それら電磁石（１４）　、　（
１４）に通電することにより、隣り合う移動ラック同士
を接続させることができるように、且つ、電磁石（１４
）への通電を停止することにより、移動ラック同士の接
続を解除できるように構成されている。ちなみに、吸着
し合う一対の電磁石（１４）の−左側をＳ極に、且つ、
他方側をＮ極にすることは勿論である。

前記各電磁石（１４）は、主操作ポック久（８）や副操
作ボックス（９）から走行起動指令が出力されるに伴い
、移動させるべ４き移動ラック（Ｂ）を接続させるよう
に対応する電磁石（１４）が制御盤（７）にて通電され
、そして、走行制御用の光センサ（１２）の検出情報に
基づいて走行が停止されるに伴い、通電が停止されるこ
とになる。

但し、各電磁石（１４）は、移動ラック（Ｂ）側の筒状
支持体（１５）に一定範囲で前後動自在に支持されると
共に、スプリング（１６）にて突出付勢されており、そ
して、移動ラック同士が接近した状態に停止された時に
は、対向する電磁石同士の接当により、各電磁石（１４
）は付勢力に抗して引退した状態に位置することになり
、そのことによって結果的に、対向する電磁石同士が付
勢力にて密接されることになる。

尚、各移動ラック（Ｂ）を走行させるに、１台の移動ラ
ック（Ｂ）を単体で走行させる場合もあるが、その場合
には、走行速度を充分に低速にさせるとよい。

〔別実施例〕

接続手段（Ｇ）としては、電磁石（１４）を用いて構成
する他、噛合式のクラッチを用いて構成する等、各種変
更できる。尚、電磁石（１４）を用いて構成する場合に
も、隣り合う移動ラック（Ｂ）のうちの−方側にのみ電
磁石（１４）を設け、他方側には磁性体を設ける形態で
実施してもよい。

接続手段（Ｇ）を移動ラック（Ｂ）の走行及び停止に伴
って自動的に操作されるようにしておくと便利であるが
、人為的に別途操作させるようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る移動ラック装置の実施例を示し、第
１図は棚設備の概略背面図、第２図は同設備の概略平面
図、第３図は電磁石の装着部を示す一部切欠側面図、第
４図は走行制御構成を示すブロック図である。 （１４）・・・・・・電磁石、（Ｂ）・・・・・・移動
ラック、（Ｇ）・・・・・・接続手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［１］前後方向に移動自在な複数個の移動ラック（Ｂ）
   が、ラック前後方向に並設されている移動ラック装置で
   あって、隣り合う移動ラック同士を前後倒れを阻止する
   ように接続する接続手段（Ｇ）が、解除操作自在に設け
   られている移動ラック装置。 ［２］前記接続手段（Ｇ）は、隣り合う移動ラック（Ｂ
   ）の下部と上部とを接続するものである特許請求の範囲
   第１項に記載の移動ラック装置。 ［３］前記接続手段（Ｇ）が、電磁石（１４）を用いて
   構成されている特許請求の範囲第１項又は第２項に記載
   の移動ラック装置。 ［４］前記電磁石（１４）が、隣り合う移動ラック（Ｂ
   ）の夫々に備えられている特許請求の範囲第［３］項に
   記載の移動ラック装置。 ［５］前記電磁石（１４）が、一定範囲でラック前後方
   向に移動自在に、且つ、ラック外方に突出付勢された状
   態で前後移動ラック（Ｂ）に取付けられている特許請求
   の範囲第３項又は第４項に記載の移動ラック装置。