JPS6315621Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6315621Y2 JPS6315621Y2 JP1981111439U JP11143981U JPS6315621Y2 JP S6315621 Y2 JPS6315621 Y2 JP S6315621Y2 JP 1981111439 U JP1981111439 U JP 1981111439U JP 11143981 U JP11143981 U JP 11143981U JP S6315621 Y2 JPS6315621 Y2 JP S6315621Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- rotor
- pads
- friction
- friction pads
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000005069 ears Anatomy 0.000 description 2
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はデイスクブレーキにおけるパッド戻し
機構の改良に関するものである。
機構の改良に関するものである。
一般にデイスクブレーキにおける近時の課題の
一つとして、非ブレーキ時における摩擦パツドの
引き摺り防止の問題が挙げられる。
一つとして、非ブレーキ時における摩擦パツドの
引き摺り防止の問題が挙げられる。
これはパツド引き摺りが異音の発生を招くのみ
ならず、エネルギーの無駄となるし、摩擦パツド
の偏摩耗の原因ともなるからである。
ならず、エネルギーの無駄となるし、摩擦パツド
の偏摩耗の原因ともなるからである。
しかしこのような引き摺り防止のために、非ブ
レーキ時における摩擦パツドとローターの問隙量
をあまり大きく設定することは、ブレーキ時のペ
ダルストロークの増大ともなるから望ましい傾向
とも言えず、結局比較的小なる間隙のローターと
摩擦パツドの間隙量設定を行ない、この状態で摩
擦パツドが確実にロータ一から離れているように
することが望まれることになる。
レーキ時における摩擦パツドとローターの問隙量
をあまり大きく設定することは、ブレーキ時のペ
ダルストロークの増大ともなるから望ましい傾向
とも言えず、結局比較的小なる間隙のローターと
摩擦パツドの間隙量設定を行ない、この状態で摩
擦パツドが確実にロータ一から離れているように
することが望まれることになる。
そして従来より、このような構成のためには、
ローターを挾んで対設する一対の摩擦パツドに、
これらを互いに遠ざける方向にバネ力を作用する
所謂パツド戻しバネを組付けることが多く、本考
案はこのような構成の改良に関するものである。
ローターを挾んで対設する一対の摩擦パツドに、
これらを互いに遠ざける方向にバネ力を作用する
所謂パツド戻しバネを組付けることが多く、本考
案はこのような構成の改良に関するものである。
即ち、パツド戻しバネは、デイスクブレーキの
構成上ローターの縁部の径外方位置に組付けるこ
とが不可欠であり、しかも脱落の虞れ等を考慮す
れば摩擦パツドに組付けた所謂パツドリテーナピ
ンに巻装されるコイルスプリング形式のものを用
いることが望ましい。
構成上ローターの縁部の径外方位置に組付けるこ
とが不可欠であり、しかも脱落の虞れ等を考慮す
れば摩擦パツドに組付けた所謂パツドリテーナピ
ンに巻装されるコイルスプリング形式のものを用
いることが望ましい。
本考案はこのようなパツドリテーナピンにパツ
ド戻し方向のバネ力を作用するコイルスプリング
を巻装させた形式のデイスクブレーキにおけるパ
ツド戻し機構を改良するものである。
ド戻し方向のバネ力を作用するコイルスプリング
を巻装させた形式のデイスクブレーキにおけるパ
ツド戻し機構を改良するものである。
すなわち本考案の要旨とするところは、ロータ
ーの両側に対設されかつキヤリパにより該ロータ
ーに挾圧される一対の対向摩擦パツドに対し、ロ
ータ一軸方向に延設されかつローター周方向に離
隔して一対に配設されたパツドリテーナピンを、
前記対向する摩擦パツドに形成した貫通孔に渡つ
て組付け嵌挿すると共に、これらパツドリテーナ
ピンに巻装したコイルスプリングの両端を前記対
向摩擦パツドの前面に係合させてこれら対向摩擦
パツドに互いに遠ざかる方向のバネ力を付勢させ
る形式のデイスクブレーキのパツド戻し機構にお
いて、前記パツドリテーナピンは一端に摩擦パツ
ドの抜け止めをなす頭部を有し、前記コイルスプ
リングは、そのパツドリテーナピン頭部側とは反
対側に位置する端部をこの端部が係合する摩擦パ
ツドを背面側に乗り越えさせて、該摩擦パツドの
背面側に突出したパツドリテーナピンの溝に係合
させるように設けたことを特徴とするデイスクブ
レーキのパツド戻し機構にある。
ーの両側に対設されかつキヤリパにより該ロータ
ーに挾圧される一対の対向摩擦パツドに対し、ロ
ータ一軸方向に延設されかつローター周方向に離
隔して一対に配設されたパツドリテーナピンを、
前記対向する摩擦パツドに形成した貫通孔に渡つ
て組付け嵌挿すると共に、これらパツドリテーナ
ピンに巻装したコイルスプリングの両端を前記対
向摩擦パツドの前面に係合させてこれら対向摩擦
パツドに互いに遠ざかる方向のバネ力を付勢させ
る形式のデイスクブレーキのパツド戻し機構にお
いて、前記パツドリテーナピンは一端に摩擦パツ
ドの抜け止めをなす頭部を有し、前記コイルスプ
リングは、そのパツドリテーナピン頭部側とは反
対側に位置する端部をこの端部が係合する摩擦パ
ツドを背面側に乗り越えさせて、該摩擦パツドの
背面側に突出したパツドリテーナピンの溝に係合
させるように設けたことを特徴とするデイスクブ
レーキのパツド戻し機構にある。
以下本考案を図面に示す実施例に基づいて説明
する。
する。
図において１，１は摩擦パツドであり、図の左
右上角部に一対の耳部３，３が形成された裏板２
の前面に、ライニング５が固着されている。４，
４は耳部に穿設された通孔である。そしてこれら
摩擦パツド１，１は夫々図の左右の耳部３，３
が、ローター縁部付近に固定配設されたサポート
（図示せず）の図の左右一対の腕部上角面に係合
して担持されるように設けられている。
右上角部に一対の耳部３，３が形成された裏板２
の前面に、ライニング５が固着されている。４，
４は耳部に穿設された通孔である。そしてこれら
摩擦パツド１，１は夫々図の左右の耳部３，３
が、ローター縁部付近に固定配設されたサポート
（図示せず）の図の左右一対の腕部上角面に係合
して担持されるように設けられている。
６，６はこれら摩擦パツド１，１の図の左右位
置で夫々対向する耳部３，３の通孔４，４を貫通
するよう組付けられたパツドリテーナピンであ
り、これらはローター８の縁部径外方位置をロー
ター軸方向に横切つている。
置で夫々対向する耳部３，３の通孔４，４を貫通
するよう組付けられたパツドリテーナピンであ
り、これらはローター８の縁部径外方位置をロー
ター軸方向に横切つている。
７はパツドリテーナピンの頭部であり、摩擦パ
ツドの抜け止めをなしている。９，９はパツドリ
テーナピン６に巻装されたコイルスプリングであ
り、対向する摩擦パツド１，１に互いに遠ざかる
方向にバネ力を付勢するように張設されている。
またこのコイルスプリング９はその一端部が屈曲
延出されて、係合する摩擦パツドを背面側に乗り
越えパツドリテーナピン６の頭部７の溝に係合し
てパツドリテーナピン６の抜け止めをなしてい
る。
ツドの抜け止めをなしている。９，９はパツドリ
テーナピン６に巻装されたコイルスプリングであ
り、対向する摩擦パツド１，１に互いに遠ざかる
方向にバネ力を付勢するように張設されている。
またこのコイルスプリング９はその一端部が屈曲
延出されて、係合する摩擦パツドを背面側に乗り
越えパツドリテーナピン６の頭部７の溝に係合し
てパツドリテーナピン６の抜け止めをなしてい
る。
１０，１０はパツトリテーナピン６に嵌合して
各摩擦パツド１の裏板２前面に添着されたパツド
リテーナであり、コイルスプリング９により該前
面にバネ力で押付けられており、その図の下端側
は裏板２前面に沿つてローター径内方側に延出さ
れている。そしてこの延出先端側が裏板２の前面
に弾性的に係合して該摩擦パツド１，１の図の下
端側が互いに接近しようとする傾向を係止するよ
うに構成されている。
各摩擦パツド１の裏板２前面に添着されたパツド
リテーナであり、コイルスプリング９により該前
面にバネ力で押付けられており、その図の下端側
は裏板２前面に沿つてローター径内方側に延出さ
れている。そしてこの延出先端側が裏板２の前面
に弾性的に係合して該摩擦パツド１，１の図の下
端側が互いに接近しようとする傾向を係止するよ
うに構成されている。
なお本例におけるパツドリテーナ１０，１０
は、摩擦パツド１，１の裏板２，２の前面に形成
した凹設部に係合してその組付け取着の姿勢が安
定するようになされている。
は、摩擦パツド１，１の裏板２，２の前面に形成
した凹設部に係合してその組付け取着の姿勢が安
定するようになされている。
以上の構成によれば、コイルスプリング９，９
によつて摩擦パツド１，１に与えられる戻し力は
パツドリテーナピン６，６の係合位置のみなら
ず、パツドリテーナ１０，１０を介して摩擦パツ
ドのローター径中間部にも作用するようになされ
ており、その戻り位置での姿勢安定の上で有利な
ものとなる。また一対の摩擦パツドを離間させる
コイルスプリングを利用して、パツドリテーナピ
ンと摩擦パツドの抜け止めがなされる効果があ
り、その実用上の利益は大なるものであつた。
によつて摩擦パツド１，１に与えられる戻し力は
パツドリテーナピン６，６の係合位置のみなら
ず、パツドリテーナ１０，１０を介して摩擦パツ
ドのローター径中間部にも作用するようになされ
ており、その戻り位置での姿勢安定の上で有利な
ものとなる。また一対の摩擦パツドを離間させる
コイルスプリングを利用して、パツドリテーナピ
ンと摩擦パツドの抜け止めがなされる効果があ
り、その実用上の利益は大なるものであつた。
図面は本考案のデイスクブレーキのパツド戻し
機構の一実施例を示すものであり、第１図は摩擦
パツドの組付け正面図、第２図は同一部平面図、
第３図は同一部側面図である。 １……摩擦パツド、２……裏板、３……耳部、
４……通孔、５……ライニング、６……パツドリ
テーナピン、７……頭部、８……ローター、９…
…コイルスプリング、１０……パツドリテーナ。
機構の一実施例を示すものであり、第１図は摩擦
パツドの組付け正面図、第２図は同一部平面図、
第３図は同一部側面図である。 １……摩擦パツド、２……裏板、３……耳部、
４……通孔、５……ライニング、６……パツドリ
テーナピン、７……頭部、８……ローター、９…
…コイルスプリング、１０……パツドリテーナ。
Claims (1)
- ローターの両側に対設されかつキヤリパにより
該ローターに挾圧される一対の対向摩擦パツドに
対し、ローター軸方向に延設されかつローター周
方向に離隔して一対に配設されたパツドリテーナ
ピンを、前記対向する摩擦パツドに形成した貫通
孔に渡つて組付け嵌挿すると共に、これらパツド
リテーナピンに巻装したコイルスプリングの両端
を前記対向摩擦パツドの前面に係合させてこれら
対向摩擦パツドに互いに遠ざかる方向のバネ力を
付勢させる形式のデイスクブレーキのパツド戻し
機構において、前記パツドリテーナピンは一端に
摩擦パツドの抜け止めをなす頭部を有し、前記コ
イルスプリングは、そのパツドリテーナピン頭部
側とは反対側に位置する端部をこの端部が係合す
る摩擦パッドを背面側に乗り越えさせて、該摩擦
パツドの背面側に突出したパツドリテーナピンの
溝に係合させるように設けたことを特徴とするデ
イスクブレーキのパツド戻し機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11143981U JPS5816440U (ja) | 1981-07-27 | 1981-07-27 | デイスクブレ−キのパツド戻し機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11143981U JPS5816440U (ja) | 1981-07-27 | 1981-07-27 | デイスクブレ−キのパツド戻し機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5816440U JPS5816440U (ja) | 1983-02-01 |
| JPS6315621Y2 true JPS6315621Y2 (ja) | 1988-05-02 |
Family
ID=29905778
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11143981U Granted JPS5816440U (ja) | 1981-07-27 | 1981-07-27 | デイスクブレ−キのパツド戻し機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5816440U (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54172175U (ja) * | 1978-05-25 | 1979-12-05 |
-
1981
- 1981-07-27 JP JP11143981U patent/JPS5816440U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5816440U (ja) | 1983-02-01 |
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