JPS63156136A - 個材曲げを処理した鉄骨トラス - Google Patents

個材曲げを処理した鉄骨トラス

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JPS63156136A
JPS63156136A JP30033686A JP30033686A JPS63156136A JP S63156136 A JPS63156136 A JP S63156136A JP 30033686 A JP30033686 A JP 30033686A JP 30033686 A JP30033686 A JP 30033686A JP S63156136 A JPS63156136 A JP S63156136A
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JP
Japan
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stress
bending
lower chord
cross
steel
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JP30033686A
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公彦 最上
畑中 公樹
水内 千尋
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Takenaka Komuten Co Ltd
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Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 、産業上の利用分野 この発明は、例えば工場の床とか人工地盤のように大き
な鉛直荷重がかかる大径間構造物の大スパン架構を形成
する大形の鉄骨トラスに係り、さらにいえば上下弦材と
斜材とより成り上下弦材と斜材との交点間距離(第7図
のLi)が長く、このため第9図のように直交する梁5
を交点aばかりでなく交点と交点の中間位mbでも受け
、よって下弦材2又は上弦材lに個材曲げが発生する使
用条件において個材曲げ応力を消去する処理を施した鉄
骨トラスに関する。
従来の技術 従来一般の鉄骨トラスは、第7図に示したように上弦材
lと下弦材2の間に斜材3・・・を斜めに配置し各々上
下弦材と剛結して構成されており、柱4.4で支持され
ている。
本発明が解決しようとする問題点 (I)柱4.4間の距離が大きい大径間構造物の大スパ
ン架構は、鉛直時の応力が非常に大きい。
このため鉄骨トラスの上下弦材l、2は大きな断面の部
材となり、大重量物となっている。
(n)また、柱4.4間の距離、即ちトラス°スバンか
長い場合、あるいは鉛直荷重が大きい場合にはトラスの
せいH(第7図)が大きくなるので、必然的に上下弦材
l、2と斜材3との交点a、a間の距離文(第7図)も
長くなる。
こうして、交点距離文が長くなると、上下弦材l、2に
所謂個材曲げが発生し、よって弦材の断面設計は軸応力
と曲げ応力の合成力を前提として行なう必要かある。こ
の結果、上下弦材1.2の断面はさらに大きなものとな
る。
(m)  交点距離又か長い大スパントラスでも、第8
図Aのように各交点a・・・の位置でのみ梁5・・・を
受ける場合、トラス各村には軸応力が発生するにすぎな
い、しかし、第8図Bのように交点aとaの中間位置す
で梁5・・・を受ける必要性も少なくはなく、この場合
には下弦材2又は上弦材lに曲げ応力(個材曲げ)が発
生する。その曲げモーメント図と応力分布を第9図に示
した。
、即ち、トラス各村に軸応力のみが発生する場合は、σ
=N/A(但し、σは軸応力、Nは軸荷重、Aは部材断
面植)の式で知られる大きさの軸応力σ(第1O図A)
か発生する。これは下弦材2又は上弦材lの全断面に同
一の応力度であるから、無駄のない断面設計がてきる。
一方、曲げ応力か発生ずる場合は、σ、=M/Z (但
し、σゎは曲げ応力2Mは曲げモーメント、Zは断面係
数)の式で知られる大きさの曲げ応力σb (第1O図
B)か発生ずる。そして、この曲げ応力σ、は前記軸応
力σと同時に作用するので、下弦材2の断面にはσとσ
、を合成した組合せ応力σ′含σ+σb (第10図C
)が発生する。
つまり、最大の組み合わせ応力σ′は、軸応力σよりも
曲げ応力σ、の分だけ大きい、したがって、下弦材2又
は上弦材1の断面は、この最大組合せ応力σ′を前提と
して設計せざるを得ないから、断面が大きい部材となる
しかし、組合せ応力σ′は下弦材2又は上弦材lの全断
面に同一の応力度ではなく、例えば第1O図C中のΔC
DHの面積部分は応力負担に格別必要ではないから、結
局この△CDHに相当する部材断面だけ不経済なものと
なっている。
(IV)また、曲げ応力σbが発生する場合には、下弦
材2又は上弦材1の交点aと3間の各断面位置において
も、第9図に曲げ応力と組合せ応力の分布図を示したよ
うに応力度が異なる。この場合にも、下弦材2又は上弦
材1は最大応力度の位置を前提に断面設計をするので、
他の断面位置では断面に余裕が生ずる不経済な設計にな
るという問題点かあった。
問題点を解決するための手段 上記従来技術の問題点を解決するための手段として、こ
の発明に係る個材曲げを処理した鉄骨トラスは、図面の
第1図〜第6図に好適な実施例を示したとおり。
上下弦材l、2と斜材3・・・とより成る鉄骨トラスに
おいて、 個材曲げが発生する弦材2にダイヤフラム6を設置し、
このダイヤフラム6により個材曲げの応力状態とは逆向
きのプレストレスを導入できる形にPS鋼線7を設置し
、該PS鋼線7に所定の大きさのプレストレスを導入し
た。
作   用 第9図に示したように曲げ応力σ5か働く鉄骨トラスの
下弦材2又は上弦材1に、第1図のようにPS鋼線7を
設置し、これにプレストレスを導入すると、端部と中央
及び反曲点の各断面には、第4図Aに示した曲げ応力と
軸応力かそれぞれ発生する。
次に、この鉄骨トラスを建方した後、柔5を取付ける以
前の軸応力だけが発生する条件下では、上述した端部と
中央及び反曲点の各断面位置には、第4図Bに示したよ
うに、軸応力と上記プレストレスとの組合せ応力がそれ
ぞれ発生ずる。
さらに、この鉄骨トラスの各交点a及び中間位glbに
梁6を受けさせ、曲げ応力か発生する条件となったとき
には、第4図Cに示したように、端部と中央及び反曲点
の各断面位置には、以上3種の応力か合成された結果そ
れぞれ大きさか等しい組合せ応力が発生し、いわば軸応
力状p3となる。
つまり、下弦材2又は上弦材1については、前記大きさ
の等しい組合せ応力(第4図C)を前提として経済的な
断面設計ができるのである。
実施例 次に、図示した実施例を説明する。
第1図に示した鉄骨トラスは、個材曲ばか発生する下弦
材2を第2図のようにボックス断面部材となし、このボ
ックス断面内にダイヤフラム(仕切板)6を設置し、ダ
イヤフラム6により所望の屈曲状態にPS鋼線7を設置
した構成とされている。
ダイヤフラム6は、下弦材2と斜材3とを剛接した交点
a、a間において、下弦材2の変曲点C(第9図の曲げ
モーメント図におけるC点参照)を挾む両側の位置に一
定の間隔て設置されている。そして、変曲点Cより内側
のダイヤ7ラム6には下方位置に、同外側のダイヤフラ
ム6には上方位置にそれぞれ通孔8を設け、これらの通
孔8に通してPSn4線7か配設されている。かくして
PS鋼線7は、下弦材2に発生ずる個材曲げの応力状f
IB(例えば第9図の曲げモーメント図参照)とは逆向
き(正反対)のプレストレスを導入できる形に配設され
ている。
なお、PSpS子線ダイヤ7ラム6の通孔8に通して屈
曲させる部分については、PS鋼線7を極端に屈曲させ
ることによって応力集中が発生ずることを防ぐため、第
3図に示したようにpstI4t&7を案内するサドル
9をダイヤフラム6に固定してS〈のがよい。
また、上記したボックス断面の下弦材2の中にpsm線
7を設置する手段として、第2図に示したように当該下
弦材2は溝形鋼2a、2aを向い合せその突合せ部分2
bを溶接した組立て構造材としている。即ち、ダイヤフ
ラム6の取付は及びPS鋼線7用シース材の設置は、溝
形鋼2aの、溶1接以前に加工する。そして、この鉄骨
トラスな建、方した後にシース材中にPS鋼線7を通し
、その一端部は固定し、他端部を緊張してプレストレス
を導入する。すると第4図Aに示したように、この下弦
材2に発生する個材曲げによる曲げ応力を打消す逆向き
のプレストレスが作用し、第4図Cに例示した軸応力状
ILを実現するのである。
第2の実施例 第5図は、下弦材2(又は上弦材l)をH形鋼として実
施した例を示している。この場合、ダイヤフラム6の取
付け、及びシース材やPS鋼線7の設置は外部から行な
えるので、プレストレスの導入施工は極めて容易である
第3の実施例 第6図は、下弦材2のうち柱間中央部の個材曲げか発生
する部分にPSw4線7を設置して個材曲げの応力状態
とは逆向きのプレストレスを導入できる構成にすると共
に、同PS鋼線7は斜材3を通じて上弦材1に導き、上
弦材1のうち引張応力度の大きい柱端部に前記引張応力
とは逆向きにプレストレスを導入できる形にPSpS子
線設置した構成の例を示している。
この実施例によれば、1本のPS鋼線7を緊張しプレス
トレスを導入する施工により、上下弦材l、2の曲げ応
力を低減することかできて効果的である。
本発明か奏する効果 以上に実施例と合せて詳述したとおりであって、この発
明に係る個材曲げを処理した鉄骨トラスは、個材曲げが
発生する上下弦材1.2にプレストレスを導入し1個材
曲げによる曲げ応力を消去し、上下弦材l、2の全断面
位置に大きさの等しい応力が発生する軸応力状態となる
構成としたから、前記大きさが等しい応力を前提として
上下弦材の断面を設計でき、弦材の断面を小さくできる
ので鉄骨重量の軽量化と経済性の向上を図ることかでき
る。
勿論1弦材の個材曲げ変形を防ぐことができる。
また、鉄骨トラスの建方後、プレストレスな導入してキ
ャンバ−を発生させることかできるため、トラス組立時
にキャンバ−を作る必要がないから、その手間を省き鉄
骨精度を高めることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る鉄骨トラスの主要部を一部破断
して示した詳細図、第2図はtjS1図の■−■矢視断
面図、第3図はPS鋼線とダイヤフラムの関係を拡大し
て示した詳細図、第4図A〜Cは個材曲げを処理する応
力合成の説明図、第5図は第2図とは異なる構造例を示
した断面図、第6図は鉄骨トラスの異なる実施例を示し
た正面図、第7図は従来の鉄骨トラスを示した正面図、
第8図A、Bは鉄骨トラスと梁との取合い関係を略示し
た説明図、第9図は鉄骨トラス下弦材の個材曲げの曲げ
モーメント及び各断面の応力度の説明図、第1O図A〜
Cは個材曲げの応力度の説明lI) !4図 鵡? 、td  ψ鵠

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【1】上下弦材と斜材とより成る鉄骨トラスにおいて、 個材曲げが発生する弦材(2)にダイヤフラム(6)を
    設置し、このダイヤフラム(6)により個材曲げの応力
    状態とは逆向きのプレストレスを導入できる形にPS鋼
    線(7)を設置し、該PS鋼線(7)に所定の大きさの
    プレストレスを導入したことを特徴とする、個材曲げを
    処理した鉄骨トラス。
JP30033686A 1986-12-17 1986-12-17 個材曲げを処理した鉄骨トラス Expired - Lifetime JPH0730583B2 (ja)

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JP30033686A JPH0730583B2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17 個材曲げを処理した鉄骨トラス

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JP30033686A JPH0730583B2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17 個材曲げを処理した鉄骨トラス

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JPS63156136A true JPS63156136A (ja) 1988-06-29
JPH0730583B2 JPH0730583B2 (ja) 1995-04-05

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JP30033686A Expired - Lifetime JPH0730583B2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17 個材曲げを処理した鉄骨トラス

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02304160A (ja) * 1989-05-16 1990-12-17 Konoike Constr Ltd プレストレス導入鉄骨組立梁
JPH04102644A (ja) * 1990-08-16 1992-04-03 Takenaka Komuten Co Ltd 大スパンの屋根架構を備えた建物
JPH04128460A (ja) * 1990-09-19 1992-04-28 Toshiro Suzuki 補剛構造部材
JPH0451513U (ja) * 1990-09-03 1992-04-30

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JPH04128460A (ja) * 1990-09-19 1992-04-28 Toshiro Suzuki 補剛構造部材

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