JPS63156096A - セレン化亜鉛単結晶膜の成長方法 - Google Patents
セレン化亜鉛単結晶膜の成長方法Info
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- JPS63156096A JPS63156096A JP30203686A JP30203686A JPS63156096A JP S63156096 A JPS63156096 A JP S63156096A JP 30203686 A JP30203686 A JP 30203686A JP 30203686 A JP30203686 A JP 30203686A JP S63156096 A JPS63156096 A JP S63156096A
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Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、高品質なZn5e単結晶膜を成長する方法に
関するものである。
関するものである。
従来の技術
発光ダイオード(以下LEDと記す。)は赤から緑の各
発光色を持つものが実用化され、表示素子として幅広(
用いられている。一方、青色LEDは、窒化ガリウム(
GaN)や炭化ケイ素(SiC)を用いたものが商品化
されているが、輝度が低い、あるいは製造における再現
性が乏しい等の問題により広く用いられるには至ってい
ない。
発光色を持つものが実用化され、表示素子として幅広(
用いられている。一方、青色LEDは、窒化ガリウム(
GaN)や炭化ケイ素(SiC)を用いたものが商品化
されているが、輝度が低い、あるいは製造における再現
性が乏しい等の問題により広く用いられるには至ってい
ない。
セレン化亜鉛(以下Zn5eと記す。)は、直接遷移型
でバンドギャップが青色の発光領域にあるため、単色性
が良く発光効率の高い青色LEDの材料として期待され
ている。Zn5eは古くから、高圧溶融法、化学輸送法
、昇華法等の方法により単結晶が育成され、青色LED
の実用化を目的とした研究が行われてきた。高輝度LE
Dを作成するためには、P−N接合が製作可能であるこ
とが望ましい。しかしこれら成長法によるZn5eは、
Zn融液中熱処理を行なうことによりN型伝導型を有す
るものは比較的容易に得られるのに対し、P型伝導型を
有するものを得ることは非常に困難であった。この様に
一方の伝導型しか得られない現象は広いバンドギャップ
を持つ半導体一般に見られ、自己補償効果、あるいは不
純物汚染が原因であるとみられている。
でバンドギャップが青色の発光領域にあるため、単色性
が良く発光効率の高い青色LEDの材料として期待され
ている。Zn5eは古くから、高圧溶融法、化学輸送法
、昇華法等の方法により単結晶が育成され、青色LED
の実用化を目的とした研究が行われてきた。高輝度LE
Dを作成するためには、P−N接合が製作可能であるこ
とが望ましい。しかしこれら成長法によるZn5eは、
Zn融液中熱処理を行なうことによりN型伝導型を有す
るものは比較的容易に得られるのに対し、P型伝導型を
有するものを得ることは非常に困難であった。この様に
一方の伝導型しか得られない現象は広いバンドギャップ
を持つ半導体一般に見られ、自己補償効果、あるいは不
純物汚染が原因であるとみられている。
発明が解決しようとする問題点
そこで最近、自己補償効果、不純物汚染等の問題を低減
する目的で、Zn5eの単結晶膜の形成に非熱平衡状態
下でかつ低温成長が可能な、分子線エピタキシー法や有
機金属気相成長法(以下MOCVD法と記す。)が用い
られるようになった。これらの成長法には□基板として
、主に比較的格子定数の合った砒化ガリウム(以下Ga
Asと記す。)単結晶が用いられているが、成長層の
ままで低抵抗n型を示すなど比較的良質の単結晶膜が得
られている。
する目的で、Zn5eの単結晶膜の形成に非熱平衡状態
下でかつ低温成長が可能な、分子線エピタキシー法や有
機金属気相成長法(以下MOCVD法と記す。)が用い
られるようになった。これらの成長法には□基板として
、主に比較的格子定数の合った砒化ガリウム(以下Ga
Asと記す。)単結晶が用いられているが、成長層の
ままで低抵抗n型を示すなど比較的良質の単結晶膜が得
られている。
その中で亜鉛(Zn)原料にジメチル亜鉛(DMZ)。
セレン(Se)原料にセレン化水素(H2Se)を用い
た減圧MOCVD法では、200度付近の低温でもZn
5e単結晶膜の成長が可能である。
た減圧MOCVD法では、200度付近の低温でもZn
5e単結晶膜の成長が可能である。
しかしながら、Zn5e単結晶を発光素子に応用するた
めには、電気的ならびに光学的な緒特性に優れ、かつ結
晶学的に優れたものが得られる成長方法を確立する必要
がある。
めには、電気的ならびに光学的な緒特性に優れ、かつ結
晶学的に優れたものが得られる成長方法を確立する必要
がある。
問題点を解決するための手段
本発明は、GaAs基板上に、Znの有機化合物とSe
の水素化物または有機化合物とを用いた有機金属気相成
長法により、Zn5eを成長温度320度〜550度の
範囲で第一層、ついで、成長温度230度〜270度の
範囲で第二層に、それぞれ、成長する工程をそなえたZ
n5e単結晶膜の成長方法である。
の水素化物または有機化合物とを用いた有機金属気相成
長法により、Zn5eを成長温度320度〜550度の
範囲で第一層、ついで、成長温度230度〜270度の
範囲で第二層に、それぞれ、成長する工程をそなえたZ
n5e単結晶膜の成長方法である。
作用
本発明によると、GaAs基板上に成長温度320度〜
550度でZn5eを成長することにより、格子不整が
緩和され、次に、この上に成長するZn5eは、230
度〜270度の低温成長によっても、結晶学的に良質な
成長層が得られ、これを発光素子に利用することが可能
になる。
550度でZn5eを成長することにより、格子不整が
緩和され、次に、この上に成長するZn5eは、230
度〜270度の低温成長によっても、結晶学的に良質な
成長層が得られ、これを発光素子に利用することが可能
になる。
実施例
第1図は本発明の実施によって得られた結晶の断面図で
あり、GaAs基板1上に成長温度320度〜550度
の範囲で成長させたZn5e第一層2および成長温度2
30度〜270度の範囲で成長させたZn5e第二層3
を設けたものである。第2図はMOCVD成長装置の概
略図である。原料のうち有機金属のDMZは、バブラー
4内で所定の温度に保温し、マスフローコントローラー
5により流量制御された水素(以下H2と記す。〉と共
に反応管6の導入管7に送られる。一方、水素化物のH
2SeはH2で10%に希釈したものを用い、マスフロ
ーコントローラー5により流量制御され、反応管6に送
られる。これら原料のキャリアガスとしてH2を用いて
いる。
あり、GaAs基板1上に成長温度320度〜550度
の範囲で成長させたZn5e第一層2および成長温度2
30度〜270度の範囲で成長させたZn5e第二層3
を設けたものである。第2図はMOCVD成長装置の概
略図である。原料のうち有機金属のDMZは、バブラー
4内で所定の温度に保温し、マスフローコントローラー
5により流量制御された水素(以下H2と記す。〉と共
に反応管6の導入管7に送られる。一方、水素化物のH
2SeはH2で10%に希釈したものを用い、マスフロ
ーコントローラー5により流量制御され、反応管6に送
られる。これら原料のキャリアガスとしてH2を用いて
いる。
半導体基板8はカーボンサセプタ9上に設置し、サセプ
タ9内のヒーターにより成長温度に加熱する。半導体基
板にはGaAsを用いた。反応管6内は排気手段10に
より減圧に保つことができる。なおりMZとH2Seは
室温でも反応するために、DMZのラインには反応管6
内に導入管7を基板8の近くまで延長して設けている。
タ9内のヒーターにより成長温度に加熱する。半導体基
板にはGaAsを用いた。反応管6内は排気手段10に
より減圧に保つことができる。なおりMZとH2Seは
室温でも反応するために、DMZのラインには反応管6
内に導入管7を基板8の近くまで延長して設けている。
この成長装置により、
D M Z供給量3.7X10 mol/l1in。
H2Se供給量3.7X10 mol/win、総ガ
ス流量1505CCI11.管内圧力0,7Torrと
して、まず成長温度340度でZn5eを約1μ■成長
した。その後、DMZの供給を止め、基板の温度を25
0度に降温し、再びDMZを供給することにより、成長
温度250度でZn5eを約2μ■成長した。この成長
方法を用いて各成長温度で成長したZn5eに対して、
ホール効果およびフォト・ルミネッセンス(以下PLと
記す。)の測定を行なうことにより電気的・光学的特性
の評価を、さらに二結晶法によるX線ロッキングカーブ
の測定を行なうことにより結晶学的特性の評価を行なっ
た。その結果、Zn5e成長層は、成長温度250度付
近でのみ低抵抗を示し、それ以上で急激に高抵抗となる
こと、さらにPLにおけるバンド端近傍の発光強度も成
長温度250度付近で最も強(、それ以上で急激に弱く
なることがわかった。77にで測定したPLにおけるバ
ンド端近傍の発光強度の成長温度依存性を第3図に示す
。これらの測定結果は、Zn5e成長層の電気的・光学
的特性は、成長温度250度付近で最も優れていること
を示している。一方、二結晶法によるX線ロッキングカ
ーブの半値幅は、340度以上で狭く、結晶性が良いが
、それ以下では半値幅が広(なり、結晶性が悪くなるこ
とがわかった。GaAs基板上に約31成長したZn5
eのロッキングカーブ半値幅の成長温度依存性を第4図
に示す。
ス流量1505CCI11.管内圧力0,7Torrと
して、まず成長温度340度でZn5eを約1μ■成長
した。その後、DMZの供給を止め、基板の温度を25
0度に降温し、再びDMZを供給することにより、成長
温度250度でZn5eを約2μ■成長した。この成長
方法を用いて各成長温度で成長したZn5eに対して、
ホール効果およびフォト・ルミネッセンス(以下PLと
記す。)の測定を行なうことにより電気的・光学的特性
の評価を、さらに二結晶法によるX線ロッキングカーブ
の測定を行なうことにより結晶学的特性の評価を行なっ
た。その結果、Zn5e成長層は、成長温度250度付
近でのみ低抵抗を示し、それ以上で急激に高抵抗となる
こと、さらにPLにおけるバンド端近傍の発光強度も成
長温度250度付近で最も強(、それ以上で急激に弱く
なることがわかった。77にで測定したPLにおけるバ
ンド端近傍の発光強度の成長温度依存性を第3図に示す
。これらの測定結果は、Zn5e成長層の電気的・光学
的特性は、成長温度250度付近で最も優れていること
を示している。一方、二結晶法によるX線ロッキングカ
ーブの半値幅は、340度以上で狭く、結晶性が良いが
、それ以下では半値幅が広(なり、結晶性が悪くなるこ
とがわかった。GaAs基板上に約31成長したZn5
eのロッキングカーブ半値幅の成長温度依存性を第4図
に示す。
GaAs基板上に成長したZn5e層の結晶性を悪化さ
せる一因として、Zn5eとGaAsの格子不整合があ
る。第4図に示したロッキングカーブ半値幅の成長温度
依存性も、それを強く反映している。つまり、250度
付近の低い成長温度では格子不整の影響を強(受け、結
晶性は悪いが、成長温度が340度付近では、その影響
がかなり低減されていることがわかる。
せる一因として、Zn5eとGaAsの格子不整合があ
る。第4図に示したロッキングカーブ半値幅の成長温度
依存性も、それを強く反映している。つまり、250度
付近の低い成長温度では格子不整の影響を強(受け、結
晶性は悪いが、成長温度が340度付近では、その影響
がかなり低減されていることがわかる。
このようにして得られたZn5e成長層に対して二結晶
法によるX線ロッキングカーブの測定を行なったところ
、半値幅として1.2分の値が得られた。本実施例によ
らず、成長温度250度でGaAs基板上にZn5eを
約3μ鴎成長した場合の、ロッキングカーブの半値幅は
、第4図で示したように2.3分であることから、本実
施例により、大幅に結晶性が改善されたことがわかる。
法によるX線ロッキングカーブの測定を行なったところ
、半値幅として1.2分の値が得られた。本実施例によ
らず、成長温度250度でGaAs基板上にZn5eを
約3μ鴎成長した場合の、ロッキングカーブの半値幅は
、第4図で示したように2.3分であることから、本実
施例により、大幅に結晶性が改善されたことがわかる。
発明の効果
以上のようにGaAs基板上にZn5eを、まず第一層
目として成長温度320度〜360度で成長し、さらに
第二層目として、成長温度230度〜270度で成長す
ることにより、第二層目のZn5eは、電気的・光学的
特性に優れ、かつ結晶学的にも優れた特性を有するもの
となる。なお、第一層および第二層のZn5eの成長膜
厚を上記実施例以外の値とした場合でも同様の効果が認
められた。
目として成長温度320度〜360度で成長し、さらに
第二層目として、成長温度230度〜270度で成長す
ることにより、第二層目のZn5eは、電気的・光学的
特性に優れ、かつ結晶学的にも優れた特性を有するもの
となる。なお、第一層および第二層のZn5eの成長膜
厚を上記実施例以外の値とした場合でも同様の効果が認
められた。
さらに本発明は、Zn原料に他の有機金属を、またセレ
ン原料に有機金属を用いた場合にも適用可能である。
ン原料に有機金属を用いた場合にも適用可能である。
第1図は本発明の実施によって得られた結晶の断面図、
第2図は本発明の実施例で用いた製造装置の概略図、第
3図は結晶の7オトルミネツセンスの成長温度依存特性
図、第4図は結晶のX線ロッキングカーブ半値幅の成長
温度依存特性図である。 1・・・・・・GaAs基板、2・・・・・・Zn5e
第一層、3・・・・・・Zn5e第二層。 代理人の氏名 弁理士 中尾敏男 ほか1名/−GのA
s基板 2 =−、Za、Se第一1
第2図は本発明の実施例で用いた製造装置の概略図、第
3図は結晶の7オトルミネツセンスの成長温度依存特性
図、第4図は結晶のX線ロッキングカーブ半値幅の成長
温度依存特性図である。 1・・・・・・GaAs基板、2・・・・・・Zn5e
第一層、3・・・・・・Zn5e第二層。 代理人の氏名 弁理士 中尾敏男 ほか1名/−GのA
s基板 2 =−、Za、Se第一1
Claims (1)
- 砒化ガリウム上に、亜鉛(Zn)の有機化合物と、セ
レンの水素化物または有機化合物とを用いた有機金属気
相成長法により、セレン化亜鉛(ZnSe)を、第一層
目として成長温度320度から550度の範囲で成長し
、さらに第二層目として成長温度230度から270度
の範囲で成長することを特徴とする、セレン化亜鉛単結
晶膜の成長方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30203686A JPS63156096A (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 | セレン化亜鉛単結晶膜の成長方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30203686A JPS63156096A (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 | セレン化亜鉛単結晶膜の成長方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63156096A true JPS63156096A (ja) | 1988-06-29 |
Family
ID=17904130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30203686A Pending JPS63156096A (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 | セレン化亜鉛単結晶膜の成長方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63156096A (ja) |
-
1986
- 1986-12-18 JP JP30203686A patent/JPS63156096A/ja active Pending
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