JPS63154151A - 内視鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は挿入部の先端部の湾曲管部が湾曲操作される
内視鏡に関する。

［従来の技術〕 一般に内視鏡の挿入部は可撓管部と湾曲管部とから構成
され、挿入部の先端部である上記湾曲管部は操作部に設
けられた湾曲操作機構によって湾曲操作できるようにな
っている。すなわち、上記挿入部には操作ワイヤが挿通
され、この操作ワイヤの先端は上記挿入部の湾曲管部に
固定され、基端は上記湾曲操作機構に連結されている。

そして、この湾曲操作機構を操作して操作ワイヤを押し
引き操作□すれば、上記湾曲管部を湾曲操作できるよう
になっている。また、上記挿入部には密巻きコイルから
なるコイル状パイプを設け、これに上記操作ワイヤを挿
通してこの操作ワイヤを円滑に押し引き操作できるよう
にしている。上記コイル状パイプは先端を上記湾曲管部
と可撓管部との境界部に設けられた接続口金にロー付は
固定され、基端が上記操作部に固定されている。そして
、このコイル状パイプの中途部は自由に変位させること
ができるようになっている。

［発明が解決しようとする問題点コ ところで、従来の内視鏡はそのコイル状パイプが全長に
わたって同一径に形成されていた。そのため、操作部内
においてライトガイドファイバやイメージガイドファイ
バなどの他の内蔵物と干渉し合うことが避けられない。

その場合、そのコイル状パイプの中途部は変位自在であ
るから、他の内臓物との干渉を避けることができるのだ
が、接続口金に固着された先端部分は他の内臓物との干
渉が避けずらい。そのため、コイル状パイプが内蔵物を
損傷させる恐れがあり、またそれを避けるためには挿入
部を大径化しなければならないという問題が生じる。さ
らに、コイル状パイプと内臓物との干渉を避けるために
上記コイル状パイプの先端部の接続口金に固着される周
方向における位置をずらすということも行なわれる。し
かしながら、このような手段によると、コイル状パイプ
の位置がずれていることによって湾曲管部を正確に上下
左右方向に湾曲させることができないという問題が生じ
る。

この発明は上記事情にもとずきなされたもので、その目
的とするところは、挿入部を大径化したり、コイル状パ
イプの先端部の周方向における位置をずらすなどのこと
をせずに上記コイル状パイプの先端部が内臓物と干渉す
るのを防止することができるようにした内視鏡を提供す
ることにある。

ｃ問題点を解決するための手段及び作用］上記問題点を
解決するためにこの発明は、操作部と、この操作部に連
結された可撓管部および湾曲管部とからなる挿入部と、
この挿入部内に挿通され先端が上記湾曲管部に固定され
基端が上記操作部に設けられた湾曲操作機構に連結され
この湾曲操作機構によって押し引き操作される操作ワイ
ヤと、上記挿入部内に設けられ内部に上記操作ワイヤが
挿通されているとともに上記挿入部の可撓管部と湾曲管
部との境界部分に位置する先端部分が他の部分に比べて
外径が細く形成されたコイル状パイプとを具備する。そ
して、コイル状パイプの先端部の外径が他の部分よりも
細径であることにより、この部分においてコイル状パイ
プが他の内臓物と干渉しずらくする。

［実施例］ 以下、この発明の第１の実施例を第１図乃至第４図を参
照して説明する。第２図に示す内視鏡は操作部１を有す
る。この操作部１にはライトガイドケーブル２と挿入部
３とが連結されている。この挿入部３は可撓管部４と、
この可撓管部４の先端に連結された湾曲管部５とから構
成されている。

可撓管部４は軟性チューブから形成されていて、基端を
上記操作部１に形成された接続部６に接続し、先端にリ
ング状の接続口金７が取着されている。

一方、上記湾曲管部５は多数の湾曲コマ８をビン９によ
って上下左右方向に回動自在に連結し、これらの外周面
に可撓性チューブ１１を被覆して形成されている。そし
て、最先端の湾曲コマ８には先端構成部材１２が嵌着さ
れ、基端の湾曲コマ８は上記接続口金７に連結されてい
る。上記各湾曲コマ８の内周面には周方向に９０度間隔
でガイドリング１３が固着されている。これらガイドリ
ング１３にはそれぞれ操作ワイヤ１４が挿通されている
。これら操作ワイヤ１４の先端は最先端の湾曲コマ８に
固着され、基端は上記操作部１に導かれている。操作部
１内には湾曲操作機構１６が設けられている。この湾曲
操作機構１６は操作軸１７に嵌着されたピニオン１８と
、このビニオン１８に歯合した一対のラック１９とが上
下２段（１段のみ図示）に設けられ、各ラック１９に上
記操作ワイヤ１４の基端が連結されている。したがって
、操作軸１７を回転させてラック１９をスライドさせれ
ば、上記各操作ワイヤ１４を押し引きして湾曲管部５を
上下左右方向に湾曲させることができるようになってお
り、その湾曲角度はたとえば上が２１０度、下が３００
度、左右が１５０度に設定されている。なお、上記操作
ワイヤ１４とガイドリング１３とのクリアランスは０．
０５〜０．１ｍｍ程度に設定されている。また、線材の
径は０．２ｍｍ５この細径部２２の外径は０．７２ｍｍ
、細径部２２以外の箇所は線材の径が０．３５ｎｏａ、
コイル状パイプ２１自体の外径が１．０２ｍｍに設定さ
れている。

上記操作ワイヤ１４の上記可撓管部４の部分に位置する
中途部は、たとえばステンレスなどの線材によって形成
された密巻きコイルからなるコイル状パイプ２１にそれ
ぞれ挿通されている。これらコイル状パイプ２１は基端
部が上記操作部１に保持固定され、先端部が上記接続口
金７の内周面にロー付は固定されている。したがって、
上記コイル状パイプ２１の中途部は自由にずらすことが
できるようになっている。また、コイル状パイプ２１の
先端部分はその外径が他の部分に比べて細い細径部２２
に形成されている。この細径部２２は、コイル状パイプ
２１の他の部分に比べて細い線材によって形成され、そ
の先端面は第１図に示すようにほぼ４５度の角度に形成
されている。したがって、コイル状パイプ２１は操作ワ
イヤ１４が挿通される内径を全長にわたり同一にして先
端部分の外径だけが細く形成されている。

上記挿入部３には第３図に示すように種々の内蔵物が挿
通されている。つまり、第３図は挿入部３の接続口金７
の部分の断面図−で、この挿入部３にはイメージガイド
ファイバ２３、一対のライトガイドファイバ２４、鉗子
チャンネルチューブ２５、送気チューブ２６および送水
チューブ２７などが挿通されている。また、４本の上記
コイル状パイプ２１の細径部２２は上記接続口金７の内
周面に周方向にほぼ９０度の間隔で固着されている。

このように構成された内視鏡によれば、コイル状パイプ
２１の接続口金７に固着された先端部の外径を他の部分
よりも細く形成した。したがって、この接続口金７の部
分において、上記コイル状パイプ２１を細径部２２にし
た分だけ他の内臓物を挿通しやすくなるから、接続口金
７に固着されたコイル状パイプ２１の先端部分が内臓物
と干渉しずらくなる。すなわち、挿入部３を大径化させ
ることなくコイル状パイプ２１が内臓物に干渉するのを
防ぐことができる。しかも、コイル状パイプ２１の細径
部２２が内蔵物と干渉しずらいため、これらを接続口金
７の内周面に周方向にほぼ９０度の間隔で配置すること
ができる。そのため、湾曲操作機構１６によって湾曲管
部５を湾曲操作したとき、その湾曲管部らをほぼ正確に
上下左右方向に湾曲させることができる。

さらに、コイル状パイプ２１の中途部は移動自在となっ
ている。そのため、その中途部が細径部２２に比べて太
くても、他の内臓物と干渉しないように位置をずらすこ
とができる。

また、湾曲管部５は下に３００度の角度で湾曲させるこ
とができるので、第４図に示すように２７０度の角度で
湾曲させれば、たとえば胃の後壁などを正面視すること
ができる。なお、このように湾曲管部５を大きく湾曲さ
せて用いる場合、イメージガイドファイバ２３に代わり
固体撮像素子を用いるようにすれば、上記湾曲管部５を
湾曲させやすくなる。

第５図はこの発明の第２の実施例を示す。これはコイル
状パイプ２１の細径部２２を他の部分と別の線材、つま
り他の部分よりも細い線材で形成する。そして、上記細
径部２２を太い線材で作られたコイル状パイプ２１の先
端に接続管３１によって連結するようにした。

このような構造によれば、一本の線材の線径をｆ化させ
てコイル状パイプ２１を成形する場合に比べ製造の容易
化を計ることができる。

第６図はこの発明の第３の実施例を示し、これは線材の
コイル状パイプ２１の細径部２２を形成する部分の断面
を角形とし、その細径部２２の外径を細くしたものであ
る。

第７図はこの発明の第４の実施例で、これはコイル状パ
イプ２１の先端を接続口金７よりも先端側へ突出させ、
その先端はフリーな状態にし、接続口金７と対応する部
分をこの接続口金７に固着するようにした。

第８図はこの発明の第５の実施例を示し、これは挿入部
３の先端部に第１の湾曲部３２と第２の湾曲部３３とが
軸方向に連続して設けられている。

このような内視鏡においては、詳細は図示しないが複数
のコイル状パイプ２１の内の一部だけが上記第１の湾曲
部３２と第２の湾曲部３３との連結部分に固着されてい
る。

〔発明の効果〕

以上述べたようにこの発明は、挿入部の可撓管部と湾曲
管部との境界部分において、この部分に位置する操作ワ
イヤが挿通されるコイル状パイプの先端部分を他の部分
に比べて外径を細く形成した。したがって、可撓管部と
湾曲管部との境界部分において、上記コイル状パイプの
先端部分を細くした分だけこのコイル状パイプが他の内
蔵物と干渉しずらくなり、しかもその干渉を防止するた
めに挿入部を大径化させずにすむ。さらに、コイル状パ
イプの先端部分が他の内蔵物と干渉しずらいことによっ
てその先端部分を挿入部の周方向における所定位置、つ
まり周方向にほぼ９０度間隔で配置することができる。

したがって、湾曲管部をほぼ正確に上下左右方向に湾曲
操作することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１の実施例を示す要部の拡大断面
図、第２図は同じく全体の概略的構成図、第３図は同じ
く可撓管部と湾曲管部との連結部分の断面図、第４図は
同じく湾曲管部を湾曲させたときの説明図、第５図はこ
の発明の第２の実施例を示すコイル状パイプの一部分の
断面図、第６図はこの発明の第３の実施例を示すコイル
状パイプの一部分の断面図、第７図はこの発明の第４の
実施例を示すコイル状パイプの先端部分の取付構造の断
面図、第８図はこの発明の第５の実施例を示す挿入部の
湾曲状態の説明図である。 １・・・操作部、３・・・挿入部、４・・・可撓管部、
５・・・湾曲管部、７・・・接続口金、１４・・・操作
ワイヤ、１６・・・湾曲操作機構、２１・・・コイル状
パイプ、２２・・・細径部。 出願人代理人　弁理士　坪井　淳 ］４ 第３図　　　　第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 操作部と、この操作部に連結された可撓管部および湾曲
   管部とからなる挿入部と、この挿入部内に挿通され先端
   が上記湾曲管部に固定され基端が上記操作部に設けられ
   た湾曲操作機構に連結されこの湾曲操作機構によって押
   し引き操作される操作ワイヤと、上記挿入部内に設けら
   れ内部に上記操作ワイヤが挿通されているとともに上記
   挿入部の可撓管部と湾曲管部との境界部分に位置する先
   端部分が他の部分に比べて外径が細く形成されたコイル
   状パイプとを具備したことを特徴とする内視鏡。