JPS63152486A - 皮革様成形品 - Google Patents

皮革様成形品

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Publication number
JPS63152486A
JPS63152486A JP24421486A JP24421486A JPS63152486A JP S63152486 A JPS63152486 A JP S63152486A JP 24421486 A JP24421486 A JP 24421486A JP 24421486 A JP24421486 A JP 24421486A JP S63152486 A JPS63152486 A JP S63152486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leather
molding
gelatin
molded product
powder
Prior art date
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Pending
Application number
JP24421486A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Nishibori
貞夫 西堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIN Engineering Co Ltd
Original Assignee
EIN Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by EIN Engineering Co Ltd filed Critical EIN Engineering Co Ltd
Publication of JPS63152486A publication Critical patent/JPS63152486A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はグリシン、プロリン、ヒドロキシプロリン等
の各種アミノ酸と、灰分及び水分とを含む生体高分子と
してのゼラチンとコラーゲン蛋白を主成分とする皮革粉
とを合成樹脂成形物中に取入れ、合成樹脂成形物を天然
の皮革に近い性状とすることを意図したものであり、よ
り詳細には合成樹脂中に混入されるゼラチンを粒状のも
のとして、これを万遍なく散在させると共に、散在され
たこれらのゼラチン粒子が生体高分子として実際に位置
づけられていた状況に近似した膨潤状態とし、しかもこ
れらのゼラチン粒子と皮革粉とが成形物表面に露出する
ように成形物の表面スキン層を取除くようにした皮革様
成形品の提供に関する。
(従来技術) 皮革は古くより日常生活に密着するものとして利用され
ており、皮革生地の有する特有のコラーゲン繊維束の性
状より吸湿、耐熱、耐寒特性と共に強靭な生地材として
の利用を有していた。
しかしながら、か覧る天然皮革材は、供給に限界があり
、膨潤に伴う脆弱化と共に腐敗1発磁、変色の危惧を有
し、しかも形状面での制約が常につきまとっていた。
そこで近時、皮革本来の特性を有する合成皮革あるいは
人工皮革の改良がなされポリアミド系、ポリウレタン系
、ポリアミノ酸系合成皮革、あるいは特殊なレンコン型
中空繊維又は微細繊維集束型繊維の三次元m維絡合体と
ポリウレタンエラストマーを主体とするバインターの多
孔構造体とからなる人工皮革等が供給されるにいたって
いる。
しかしながら、これらはいずれも吸水性、通過性あるい
ti:伸縮性をいずれも非膨潤組織である合成樹脂素材
による網状化、多孔状化によって作り出そうとするもの
であり、生体高分子をベースとする天然皮革と同様の性
質を発現することは困難とされていた。
(発明が解決しようとする問題点) 皮革材をそのま覧利用する方法としては、これらの皮革
材を破断、叩打しながら短繊維状とし、この短繊維状の
皮革材をフェルト状に圧感したフェルト材、疫渦材ある
いはスピーカーの振動生地材等が以前から開発されてい
た。しかしながら、皮革材を粉砕あるいは切削して粉状
とし、この粉状の皮革材をもって皮革生地とする開発は
本出願人により始めて工業的に進められるにいたったも
ので特願昭Eft −102813号等多くの発明が開
示されている。
ところで、か−る皮革材を粉粒化して樹脂と混合成形す
る場合、皮革粉がより微細である程、成形された皮革様
生地の特性が良く、又樹脂とも馴染み易い特性をもって
いることが判明した。
しかしながら、皮革材を粉粒化する場合、この皮革材が
膠原質であることより繊維状でない微顆粒状をなす粉体
を作ることが技術的に難しいこと一1又皮革粉が一定の
粒径以上又は粒径以下の粒径である場合に皮革粉相互が
綿状に絡み合う現象を生ずる不都合があった。
特に、皮革材を粉砕機あるいは超微粉砕機等により25
0メツシュ程度の均一な微細粉末とした場合、微細粉同
志が相互に絡み合って綿状を呈し、合成樹脂素材と適切
に混合せず、合成樹脂材との成形に際して、樹脂成形物
中に相互に絡み合った塊として存在し、これが押し出し
成形等に際して、成形樹脂に脈動をもたらす原因とされ
た。
又、このように皮革材が一定の塊となった場合、樹脂素
材と皮革素材とが夫々に分離された状態の成形品が得ら
れることとなり、成形品としての強度が極端に劣ること
は勿論、混入される皮革素材の特長を全く有しない成形
品となる不都合があった。
以上の点より本出願人は以上皮革粉と同様の生体高分子
であるところのゼラチンと皮革粉との混入につき種々改
良を試み、以上皮革粉に代るべきものとして予期以上の
効果を得ることができた。
(本発明の目的及び構成) 本発明に係る皮革様成形品は以上における従前技術の改
良に関するものであり、皮革粉よりも成形し易く、しか
も低度なコストで量産提供されるゼラチンに着服し、こ
のゼラチンの混入をもって皮革粉の使用量を減すること
を意図し、少なくとも皮革粉を使用した成形物と同一な
いしはそれ以上の機能的特性を導き出そうとしたもので
ある。
木発明に係る皮革様成形品は以上目的を達成する手段と
して、先ず混入されるべきゼラチンを粒状とすることに
より合成樹脂素材と万遍なく混ざり合うようになすと共
に、これを合成ゴム弾性素材を含む熱可塑性樹脂及び皮
革粉と共に加熱成形をする。この結果、混入されたゼラ
チンは極めて微細な粒子状となって皮革粉と共に成形物
中に散在され、皮革粉とゼラチン粒子の一部が夫々接触
連続するように構成された。
そして、これらのゼラチン粒子には通例16%程度の水
分を含有させて生体高分子として生体中に存在していた
と同種の環境を作り出すこと\した。
次いで、成形物の表面スキン層をサンディングその他の
方法で取り除き、前記ゼラチン粒子と皮革粉とが直接成
形物表面に露出するようにした。
(作用、効果) 木発明に係る皮革様成形品は、以上の構成よりなること
より以下の作用、効果を生ずることが確認された。
(1)ゼラチン質は、その膨潤状態を解いて乾燥させる
ことにより脆くなる特性を有していることから容易に微
粒子状にすることが可能であり、目的に合せた粒径の混
入ゼラチン粒子を作り出すことができた。
(2)合成ゴム弾性素材を含む熱可塑性樹脂中に混入し
た場合、ゼラチン質はタルクと同様に特有の滑性を有し
ていることから、これらの樹脂素材中に万遍なく混じり
合う特性を有し、又皮革粉を同様に樹脂素材中に誘導す
る機能を有していることより成形物中に存在されること
覧なるゼラチン粒子及び皮革粉の偏在が避けられた。
’(3) !入されるゼラチンは成形時の加熱処理に伴
って容易にゾル化し、成形樹脂全体の流動性を高めるこ
とより樹脂成形が容易とされ、しかも成形された成形物
中の組成に疎密部分を生じさせない特長を有しており、
結果的に成形物の成形歪が防止される利点を有している
(4)成形物中に万逼となく散在されているゼラチン粒
子はゲル化に伴って高い粘弾性を示し、成形物中に網様
の粘弾性構造と、これを取り入れた網様の合成樹脂骨材
構造を作り出すこと\なり、曲げ破壊強度、衝撃吸収特
性等に高い数値が示された。
(5)成形物中のゼラチン粒子が通例の生体高分子と同
様の膨潤、粘性状態とされており又皮革粉を含んでいる
ことより、成形物が常に一定の、特に人間の肌に近い含
水特性を示し、その熱伝導、熱保有及び接触抵抗値が肌
に近い状態とされ、特に人間の接触する部分での使用に
最適とされた。
(6)これら成形物中のゼラチン粒子と皮革粉とが相互
に連絡し合っているような場合、成形物の表面スキン層
が取除かれていることより、これらのゼラチン粒子自体
は順次膨潤あるいは乾燥されること〜なり、成形物を介
して湿度調整をなすことが認められた。
(7)成形物中にあるゼラチン粒子と皮革粉とが表面ス
キン層を取除くことにより成形物表面に露出されている
場合、これら表面のゼラチン粒子及び皮革粉は直接水分
を吸収して膨潤し、その吸収水分を順次成形物の内奥に
送り込む機能を有し、接触時のベタつき感が防止される
と共に抵抗感が人間の肌と同一とされる特長を有してい
る。
(8)成形物中に粒子状のゼラチンが万遍なく散在され
、しかもこれらの粒子が所定値の水分を含有して膨潤状
態とされていることより合成樹脂固有の滞電が防止され
、静電気を生じ易い部分での使用あるいは静電気の発生
を鎌う各種電気機器類での使用に効果的とされた。
(実施例) 以下、本発明に係る皮革様成形品の典型的な一実施例に
ついて説明する。
先ず基材とされる合成樹脂1はブタジェン系合成ゴム、
オレフィン系合成ゴム、多硫化ゴム、ふっ素コム、ポリ
ウレタンゴム、コロロスルフォン化ポリエチレン、けい
素ゴム、塩化ゴム等の合成ゴム弾性素材と、塩化ビニル
、酢酸ビニル、ABS、ポリカーボネート、ポリエチレ
ン、ポリスチレン等の熱可塑性樹脂等から選別使用され
る。
次いで混入されるゼラチン2は通例平均分子量が200
00〜150000の誘導蛋白質であり、16%近い含
水率を乾燥することによりゲル化し、この硬化状態で粉
砕して着色又は非着色の微粒子状とする。そして可能な
かぎり、これらのゼラチン2の粒子径がIgm程度とな
るようにして以下の混練、成形と、成形品における諸機
能の効果的な達成をなすようにした。
又、皮革粉3は青床皮、シェービング屑等を粉砕して得
られた微粉状のものとし、通例30メツシユの篩で選別
した次の粒径のものを最適としている。
150 メツシュ篩通過率     54.7%100
〜150メツシユ //     18 、4%60〜
100メツシユ  //     15 、5%60メ
ツシユ     //     11.5%か−る樹脂
1、ゼラチン2及び皮革粉3は、概ね5〜30%のゼラ
チン2を含む樹脂コンパウンド30〜90%に対し皮革
粉を10〜70%混入する場合を典型例とし、通例樹脂
1に樹脂成形において使用される可塑剤、安定剤、充填
剤、滑剤、顔料又は染料、及び発泡剤並びに離型剤等の
添加をなしたコンパウンドとした上でカレンダーロール
、押出し、射出その他の方法で成形物を得た。
か〜る成形物は、その表面にスキン層aを有しており、
このスキン層aによってゼラチン2及び皮革粉3は外界
と区分されている。そこで、このスキン層aをサンディ
ング、ショツトブラストあるいはカッターによるスライ
ス等の適宜の手段で取除く。
尚、フィルム及びシート状成形物は主として軟質あるい
は半軟質とし、インジェクション成形物は主として硬質
あるいは半硬質とした。
更に、フィルム及びシート状成形物は布あるいは紙を補
強材として貼合せることにより、その引裂き強度を増し
、あるいは歪出しを防止する。
又、成形物の表面には基シボ加工を施したり、サンディ
ングによりスェード調としたり各種表面化粧としてのエ
ナメル仕上げその他の仕ヒげが施される。
以トのようにして構成された成形品中のゼラチン2は気
乾含水率の前後において含水、膨潤状態とされ、成形さ
れる成形物に特有の機能をもたらした。
(1)ゼラチンを含まない成形物に対し著しく粘弾性を
生じ柔らかい感触をもたらすと共に衝撃吸収効果が大き
い。
(2)吸湿性が良く静電気による塵芥の付着が防止され
る。
(3)ゼラチン粒子の介在によって樹脂中の歪みが吸収
され、成形後の経時的な歪出しが防止されると共に劣化
が効果的に防止さ れ、耐油性が良好とされた。
(4)表面のゼラチン粒子及び皮革粉が担持体となるこ
とより着色、表面塗装処理がしやすく、光沢、色調が良
好とされた。
(5)表面のゼラチン粒子及び皮革粉が担持体となるこ
とより接着性が良く、接着加工が容易とされた。
(6)表面のゼラチン粒子及び皮革粉の摩擦抵抗が大き
いことより、濡れた面あるいは凍結した面に対してもス
リップを起すことがない。
(7)ゼラチン粒子が特異な構造体として成形物中に取
込まれていることより防振効果が顕著に生じた。
(8)ゼラチン粒子及び皮革粉の混入によって耐寒特性
が良好となり寒冷時においても成形物が裂けたり割れた
りすることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る成形品の要部拡大断面図、第2図
はスキン層aを取除いた状態の拡大断面図である。 1・・・樹脂、2・・・ゼラチン、3・・・皮革粉。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 合成ゴム弾性素材を含む熱可塑性樹脂に皮革粉と粒状の
    ゼラチンとが混合されて加熱成形され且つ該成形物の表
    面スキン層の少なくとも一部が取除かれていると共に該
    成形物中の前記ゼラチンが水分を含有していることを特
    徴とする皮革様成形品。
JP24421486A 1986-08-09 1986-10-16 皮革様成形品 Pending JPS63152486A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61-187433 1986-08-09
JP18743386 1986-08-09

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63152486A true JPS63152486A (ja) 1988-06-24

Family

ID=16205972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24421486A Pending JPS63152486A (ja) 1986-08-09 1986-10-16 皮革様成形品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63152486A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03213506A (ja) * 1990-01-18 1991-09-18 Descente Ltd 非繊維粉体を混練した合成樹脂繊維及び合成樹脂シート素材

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