JPS6315144B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6315144B2
JPS6315144B2 JP18724183A JP18724183A JPS6315144B2 JP S6315144 B2 JPS6315144 B2 JP S6315144B2 JP 18724183 A JP18724183 A JP 18724183A JP 18724183 A JP18724183 A JP 18724183A JP S6315144 B2 JPS6315144 B2 JP S6315144B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
ceramic plate
metal member
insulating ceramic
lining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18724183A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6078736A (ja
Inventor
Takeshi Takao
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP18724183A priority Critical patent/JPS6078736A/ja
Publication of JPS6078736A publication Critical patent/JPS6078736A/ja
Publication of JPS6315144B2 publication Critical patent/JPS6315144B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一端面を高熱にさらされる金属製部
材の高熱側面に複層のセラミツクスをライニング
する複層セラミツクスライニング方法に関する。
約1000℃の高熱に一端面をさらされるピストン
クラウンや吸排気弁の高熱側面に、セラミツクス
ライニング断熱構造を施す場合、耐熱性と断熱性
に優れたセラミツクスを用いる必要があるが、一
般に、耐熱性に優れたセラミツクス(例えば窒化
ケイ素)は断熱性に劣り、断熱性に優れたセラミ
ツクス(例えばジルコニア)は耐熱性に劣るとい
う欠点がある。したがつて、単層ライニング構造
では所要の特性を出すことはできず、これらセラ
ミツクスを組合せて複層とする必要がある。しか
しながら、これらセラミツクスどうしも一般に線
膨張率(線膨張係数)が異なるため接着が困難で
あり、接合法に工夫がいる。また、ボルトで固定
する方法は、高熱側面(触火面)に金属部が露出
するため好ましい手段とはいえず、やはり高熱側
面はセラミツクスのみとする構造の方が信頼性が
ある。
本発明方法は、このような問題を解決すること
を目的とし、一端面を高熱にさらされる金属製部
材の高熱側面に複層のセラミツクスをライニング
する方法であつて、外周面にねじ溝を形成した前
記金属製部材の高熱側面に、該金属製部材より径
が大きく、かつ線膨張率が金属製部材とほぼ等し
い断熱用セラミツクス板を接着し、この断熱用セ
ラミツクス板の高熱側面を、内周面に該断熱用セ
ラミツクス板の外周縁部と嵌合する凹溝を形成さ
れ、かつ線膨張率が断熱用セラミツクス板と異な
る複数分割の耐熱用セラミツクス板で覆い、前記
金属製部材外周面のねじ溝に、前記金属製部材、
断熱用セラミツクス板および複数分割の耐熱用セ
ラミツクス板を一体的に固定する金属製外筒部材
を螺合させる構成の複層セラミツクスライニング
方法を提供することによつて、その目的を達成す
るものであり、これにより、金属製部材の高熱側
面に、耐熱用セラミツクス板および断熱用セラミ
ツクス板を、ボルトを用いることなく複層にライ
ニングすることができるものである。
以下本発明方法の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
第1図は、本発明方法をピストンヘツドに適用
した例を示す。図において、1は外周面にねじ溝
2を形成された短寸円柱状の金属製部材で、下面
中心部に締付用突起部3を突設されている。4は
金属製部材1の高熱側5の面に接着剤により接着
された断熱用セラミツクス板で、金属製部材1よ
り大きい径とされ、線膨張率が金属製部材1とほ
ぼ等しい部材(例えばジルコニア)で構成されて
いる。6は断熱用セラミツクス板4の高熱側5の
面を覆う2分割された耐熱用セラミツクス板で、
内周面に断熱用セラミツクス板4の外周縁部と嵌
合する凹溝7を形成され、線膨張率が断熱用セラ
ミツクス板4と異なる部材(例えば窒化ケイ素)
で構成されている。また、この分割面は段付け構
造とされ、一方の耐熱用セラミツクス板6Aの段
付部6aと他方の耐熱用セラミツクス板6Bの段
付部6bとが重合する構成とされている。8は金
属製部材1外周面のねじ溝2に螺合されたピスト
ン本体を構成する金属製外筒部材で、前記金属製
部材1、断熱用セラミツクス板4および2分割の
耐熱用セラミツクス板6を面圧により、一体的に
固定する働きをなすものである。なお、9は金属
製外筒部材8と耐熱用セラミツクス板6との間に
介装された緩衝材(例えば銅)である。
次に組立て毛順を述べる。先ず、金属製部材1
の高熱側5面に断熱用セラミツクス板4を接着剤
で接着する。次に、耐熱用セラミツクス板6でこ
の断熱用セラミツクス板4の高熱側5面を覆う。
このとき、段付部6a,6bどうしを重合させる
とともに、断熱用セラミツクス板4の外周縁部と
凹溝7とを嵌合させる。なお係る場合に、断熱用
セラミツクス板4の高熱側5面と耐熱用セラミツ
クス板6裏面との間に予めある程度の空間が形成
されるように、耐熱用セラミツクス板6の高さを
高く設定しておき、空間に別個セラミツクス板を
一枚あるいは複数枚重ね合せて介装するようにし
てもよい。そうすると、断熱効果を任意に制御で
きるという利点がある。次に、金属製部材1のね
じ溝2に金属製外筒部材8を螺合する。このと
き、金属製外筒部材8と耐熱用セラミツクス板6
との間に緩衝材9を介装し、締付用突起部3を用
いて締付ける。これにより、ピストンヘツドに複
層のセラミツクスライニングが施されることにな
る。
第2図は、本発明方法を吸・排気弁に適用した
例を示す。図において、10は外周面にねじ溝1
1を形成された円盤状の金属製部材で、弁棒部1
2と一体成形されている。13は金属製部材10
の高熱側14の面に接着剤により接着された断熱
用セラミツクス板で、周囲に金属製部材10より
大きい径のつば部を形成され、線膨張率が金属製
部材10とほぼ等しい部材(例えばジルコニア)
で構成されている。15は断熱用セラミツクス板
13の高熱側14の面を覆う2分割された耐熱用
セラミツクス板で、内周面に断熱用セラミツクス
板13のつば部と嵌合する凹溝16を形成され、
線膨張率が断熱用セラミツクス板13と異なる部
材(例えば窒化ケイ素)で構成されている。ま
た、その分割面は段付け構造とされ、一方の耐熱
用セラミツクス板15Aの段付部15aと他方の
耐熱用セラミツクス板15Bの段付部15bとが
重合する構成とされている。17は金属製部材1
0外周面のねじ溝11に螺合された吸・排気弁金
属母材を構成するリングで、前記金属製部材1
0、断熱用セラミツクス板13および2分割の耐
熱用セラミツクス板15を面圧により、一体的に
固定する働きをなすものである。なお、18はリ
ング17と耐熱用セラミツクス板15との間に介
装された緩衝材(例えば銅)である。
このような構成で、前記実施例と同じ手順で組
立てることにより、吸・排気弁の高熱側14面に
複層のセラミツクスライニングを施すことができ
る。すなわち、金属製部材10の高熱側14面に
断熱用セラミツクス板13を接着剤で接着し、次
に、耐熱用セラミツクス板15でこの断熱用セラ
ミツクス板13の高熱側14面を覆つた後、金属
製部材10のねじ溝11の緩衝材18を介してリ
ング17を螺合させる。また、断熱用セラミツク
ス板13の高熱側14面と耐熱用セラミツクス板
15裏面との間に予めある程度の空間が形成され
るように、耐熱用セラミツクス板15の高さを高
く設定しておき、空間に別個セラミツクス板を一
枚あるいは複数枚重ねて介装するようにしてもよ
いことは前記実施例と同様である。
以上本発明の方法によれば、金属製部材の高熱
側面に耐熱用セラミツクス板および断熱用セラミ
ツクス板を、ボルトを用いることなく複層にライ
ニングすることができる。したがつて、耐熱性お
よび断熱性双方の特性を満足できるとともに、高
熱側面にボルトを露出させないので信頼性を高め
ることができる。またボルト穴を必要としないの
で、セラミツクス加工に手間がかからなくて済
む。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はピス
トンヘツドの縦断面図、第2図は吸・排気弁の縦
断面図である。 1,10……金属製部材、2,11……ねじ
溝、4,13……断熱用セラミツクス板、5,1
4……高熱側、6,15……耐熱用セラミツクス
板、7,16……凹溝、8……金属製外筒部材、
17……リング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一端面を高熱にさらされる金属製部材の高熱
    側面に複層のセラミツクスをライニングする方法
    であつて、外周面にねじ溝を形成した前記金属製
    部材の高熱側面に、該金属製部材より径が大き
    く、かつ線膨張率が金属製部材とほぼ等しい断熱
    用セラミツクス板を装着し、この断熱用セラミツ
    クス板の高熱側面を、内周面に該断熱用セラミツ
    クス板の外周縁部と嵌合する凹溝を形成され、か
    つ線膨張率が断熱用セラミツクス板と異なる複数
    分割の耐熱用セラミツクス板で覆い、前記金属製
    部材外周面のねじ溝に、前記金属製部材、断熱用
    セラミツクス板および複数分割の耐熱用セラミツ
    クス板を一体的に固定する金属製外筒部材を螺合
    させることを特徴とする複層セラミツクスライニ
    ング方法。
JP18724183A 1983-10-06 1983-10-06 複層セラミツクスライニング方法 Granted JPS6078736A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18724183A JPS6078736A (ja) 1983-10-06 1983-10-06 複層セラミツクスライニング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18724183A JPS6078736A (ja) 1983-10-06 1983-10-06 複層セラミツクスライニング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6078736A JPS6078736A (ja) 1985-05-04
JPS6315144B2 true JPS6315144B2 (ja) 1988-04-04

Family

ID=16202519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18724183A Granted JPS6078736A (ja) 1983-10-06 1983-10-06 複層セラミツクスライニング方法

Country Status (1)

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JP (1) JPS6078736A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6341541U (ja) * 1986-09-02 1988-03-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6078736A (ja) 1985-05-04

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