JPS6314967Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6314967Y2 JPS6314967Y2 JP1984179852U JP17985284U JPS6314967Y2 JP S6314967 Y2 JPS6314967 Y2 JP S6314967Y2 JP 1984179852 U JP1984179852 U JP 1984179852U JP 17985284 U JP17985284 U JP 17985284U JP S6314967 Y2 JPS6314967 Y2 JP S6314967Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- processing unit
- drill
- workpiece
- inspection head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007689 inspection Methods 0.000 claims description 27
- 238000003754 machining Methods 0.000 claims description 23
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 14
- 238000005553 drilling Methods 0.000 claims description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 2
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はセンタ穴及びこれと同軸的な穴を加工
すると共に、穴加工の直後に穴の深さを測定して
誤加工の有無を確認する穴加工及び測定装置に関
する。
すると共に、穴加工の直後に穴の深さを測定して
誤加工の有無を確認する穴加工及び測定装置に関
する。
多種ワーク自動加工ラインにおいては加工ステ
ーシヨン毎にワーク判別装置を設けることが好ま
しいが、ワーク判別装置は構造が複雑であるの
で、これを加工ステーシヨン毎に設けると加工ラ
インが複雑になると共にコスト高となる。この問
題を解決するためにワークにその種類に応じた深
さの判別穴を設けてワーク判別装置の構造を簡略
化することが考えられる。このような判別穴は、
穴あけ工具の折損や取付のゆるみなどにより深さ
に狂いが生ずると、そのワークはその後の加工に
おいて誤つた加工がなされ不良品となるので、ワ
ーク全数について深さを確認する必要がある。こ
のような場合などに必要となる穴加工直後の穴の
深さの確認は測定治具により行うことが考えられ
るが、この種の測定治具は相当複雑な送り駆動機
構が必要である。
ーシヨン毎にワーク判別装置を設けることが好ま
しいが、ワーク判別装置は構造が複雑であるの
で、これを加工ステーシヨン毎に設けると加工ラ
インが複雑になると共にコスト高となる。この問
題を解決するためにワークにその種類に応じた深
さの判別穴を設けてワーク判別装置の構造を簡略
化することが考えられる。このような判別穴は、
穴あけ工具の折損や取付のゆるみなどにより深さ
に狂いが生ずると、そのワークはその後の加工に
おいて誤つた加工がなされ不良品となるので、ワ
ーク全数について深さを確認する必要がある。こ
のような場合などに必要となる穴加工直後の穴の
深さの確認は測定治具により行うことが考えられ
るが、この種の測定治具は相当複雑な送り駆動機
構が必要である。
このような問題を解決するものとして実開昭58
−80111号公報に開示された技術があり、この技
術においては、穴あけを行うドリルと平行に刃折
れ検出装置の測定子を設けた加工ユニツトを、ド
リルと測定子の中心線を含む面内においてドリル
と直交方向に移動可能とし、ドリルと測定子が選
択的に同一位置をとるように加工ユニツトを2つ
の位置にシフトしている。
−80111号公報に開示された技術があり、この技
術においては、穴あけを行うドリルと平行に刃折
れ検出装置の測定子を設けた加工ユニツトを、ド
リルと測定子の中心線を含む面内においてドリル
と直交方向に移動可能とし、ドリルと測定子が選
択的に同一位置をとるように加工ユニツトを2つ
の位置にシフトしている。
しかしながら実開昭58−80111号公報の技術に
おいては、測定子は軸方向に移動するのみである
ので、判別等のための穴と同軸的にセンタ穴を加
工しようとする場合にはそのためのセンタリング
工具をドリル及び測定子とは別の位置に設ける必
要があり、従つて加工ユニツトを3つの位置にシ
フトして位置決めすることが必要となるので、シ
フト機構が複雑になるという問題がある。本考案
はこのような問題点を解決しようとするものであ
る。
おいては、測定子は軸方向に移動するのみである
ので、判別等のための穴と同軸的にセンタ穴を加
工しようとする場合にはそのためのセンタリング
工具をドリル及び測定子とは別の位置に設ける必
要があり、従つて加工ユニツトを3つの位置にシ
フトして位置決めすることが必要となるので、シ
フト機構が複雑になるという問題がある。本考案
はこのような問題点を解決しようとするものであ
る。
このために本考案による穴加工及び深さ測定装
置は、第1図〜第5図に示す如く、X方向及びこ
れと直交するY方向に移動可能にベツド10上に
案内支持された加工ユニツト30と、この加工ユ
ニツトをX方向及びY方向にそれぞれ駆動するサ
ーボ送り機構20及びシフト機構25と、X方向
軸線回りに回転自在に前記加工ユニツト30に軸
承されて回転駆動されるドリル軸31と、このド
リル軸の先端に装着され前記加工ユニツト30と
共にX方向に駆動されてワークWに穴Waを加工
するドリル33と、前記ドリル軸31を含むY方
向と平行な面内において前記ドリル軸31と平行
に前記加工ユニツト30に軸承されて回転駆動さ
れる回転軸34と、この回転軸の先端に装着され
前記加工ユニツト30と共にX方向に駆動されて
ワークWに前記穴Waと同軸的なセンタ穴Wbを
加工するセンタリング工具35と、前記加工ユニ
ツト30に揺動可能に支持されて前記センタリン
グ工具35前方の測定位置とそれより離れた待避
位置をとる検測ヘツド40と、この検測ヘツドに
設けられ定検測ヘツドが測定位置にあるときは前
記センタリング工具35と同軸的に位置し前記加
工ユニツト30と共にX方向に駆動されワークW
の前記穴Wa内に挿入されて同穴Waの深さを検
測する検測軸45よりなるものである。
置は、第1図〜第5図に示す如く、X方向及びこ
れと直交するY方向に移動可能にベツド10上に
案内支持された加工ユニツト30と、この加工ユ
ニツトをX方向及びY方向にそれぞれ駆動するサ
ーボ送り機構20及びシフト機構25と、X方向
軸線回りに回転自在に前記加工ユニツト30に軸
承されて回転駆動されるドリル軸31と、このド
リル軸の先端に装着され前記加工ユニツト30と
共にX方向に駆動されてワークWに穴Waを加工
するドリル33と、前記ドリル軸31を含むY方
向と平行な面内において前記ドリル軸31と平行
に前記加工ユニツト30に軸承されて回転駆動さ
れる回転軸34と、この回転軸の先端に装着され
前記加工ユニツト30と共にX方向に駆動されて
ワークWに前記穴Waと同軸的なセンタ穴Wbを
加工するセンタリング工具35と、前記加工ユニ
ツト30に揺動可能に支持されて前記センタリン
グ工具35前方の測定位置とそれより離れた待避
位置をとる検測ヘツド40と、この検測ヘツドに
設けられ定検測ヘツドが測定位置にあるときは前
記センタリング工具35と同軸的に位置し前記加
工ユニツト30と共にX方向に駆動されワークW
の前記穴Wa内に挿入されて同穴Waの深さを検
測する検測軸45よりなるものである。
検測ヘツド40が待避位置にある状態におい
て、加工ユニツト30はサーボ送り機構20によ
りX方向に駆動されてワークWの種類に対応する
所定位置まで前進し、ドリル33によりワークW
に所定の深さAの穴Waを加工し、後退する。次
いで検測ヘツド40はセンタリング工具35前方
の測定位置をとり、加工ユニツト30はシフト機
構25によりY方向にシフトされた後、再び送り
サーボ機構20によりX方向に駆動されてワーク
Wの種類に対応する所定位置まで前進し、ワーク
Wの穴Wa内に検測軸45が挿入され、その先端
45aが穴Waの先端に当接して検測ヘツド40
を作動させ、穴Waの深さを測定する。また、加
工ユニツト30は検測側にシフトされ、かつ検測
ヘツド40を待避位置とした状態においてサーボ
送り機構20により前進し、センタリング工具3
5によりワークWに穴Waと同軸のセンタ穴Wb
を加工する。
て、加工ユニツト30はサーボ送り機構20によ
りX方向に駆動されてワークWの種類に対応する
所定位置まで前進し、ドリル33によりワークW
に所定の深さAの穴Waを加工し、後退する。次
いで検測ヘツド40はセンタリング工具35前方
の測定位置をとり、加工ユニツト30はシフト機
構25によりY方向にシフトされた後、再び送り
サーボ機構20によりX方向に駆動されてワーク
Wの種類に対応する所定位置まで前進し、ワーク
Wの穴Wa内に検測軸45が挿入され、その先端
45aが穴Waの先端に当接して検測ヘツド40
を作動させ、穴Waの深さを測定する。また、加
工ユニツト30は検測側にシフトされ、かつ検測
ヘツド40を待避位置とした状態においてサーボ
送り機構20により前進し、センタリング工具3
5によりワークWに穴Waと同軸のセンタ穴Wb
を加工する。
上記本考案は、加工ユニツト30のサーボ送り
機構20により検測ヘツド40の送り駆動も行つ
ているので検測ヘツド40のための特別な送り駆
動機構が不要となる。また、検測ヘツド40を揺
動可能に加工ユニツト30に支持し、これにより
測定状態においては検測軸45をセンタリング工
具35の前方においてこれと同軸的に位置せし
め、待避状態においてはそれより離れた位置とし
たので、サーボ送り機構20をドリル33の加工
送り、センタリング工具35の加工送り及び検測
ヘツド40の測定送りの3つの送りに使用するに
も拘わらず加工ユニツト30をY方向に移動する
シフト機構25は2つの位置をとるのみで足りる
ものとなる。従つて装置が全体として簡略化さ
れ、設備費を低減させることができる。
機構20により検測ヘツド40の送り駆動も行つ
ているので検測ヘツド40のための特別な送り駆
動機構が不要となる。また、検測ヘツド40を揺
動可能に加工ユニツト30に支持し、これにより
測定状態においては検測軸45をセンタリング工
具35の前方においてこれと同軸的に位置せし
め、待避状態においてはそれより離れた位置とし
たので、サーボ送り機構20をドリル33の加工
送り、センタリング工具35の加工送り及び検測
ヘツド40の測定送りの3つの送りに使用するに
も拘わらず加工ユニツト30をY方向に移動する
シフト機構25は2つの位置をとるのみで足りる
ものとなる。従つて装置が全体として簡略化さ
れ、設備費を低減させることができる。
第1図に示す如く、ベツド10上にはスライド
ベース11がX方向に移動可能に案内支持されて
いる。サーボ送り機構20はスライドベース11
に固定されたナツト23と、ベツド上10に軸支
されナツト23と螺合する送りねじ22と、送り
ねじ22を回転駆動するサーボモータ21よりな
り、サーボモータ21は制御装置(図示せず)よ
りのワークWの種類に応じた駆動信号により作動
し、送りねじ22とナツト23を介してスライド
ベース11を所定位置までX方向に駆動するもの
である。スライドベース11上には、第1図及び
第2図に示す如く、クロステーブル12がX方向
と直交するY方向に移動可能に案内支持され、ス
ライドベース11に設けたシリンダ25によりY
方向に往復駆動される。かくして、クロステーブ
ル12及びその上に設置された加工ユニツト30
はベツド10に対してX方向及びY方向に移動可
能に支持され両方向に送り駆動が与えられる。
ベース11がX方向に移動可能に案内支持されて
いる。サーボ送り機構20はスライドベース11
に固定されたナツト23と、ベツド上10に軸支
されナツト23と螺合する送りねじ22と、送り
ねじ22を回転駆動するサーボモータ21よりな
り、サーボモータ21は制御装置(図示せず)よ
りのワークWの種類に応じた駆動信号により作動
し、送りねじ22とナツト23を介してスライド
ベース11を所定位置までX方向に駆動するもの
である。スライドベース11上には、第1図及び
第2図に示す如く、クロステーブル12がX方向
と直交するY方向に移動可能に案内支持され、ス
ライドベース11に設けたシリンダ25によりY
方向に往復駆動される。かくして、クロステーブ
ル12及びその上に設置された加工ユニツト30
はベツド10に対してX方向及びY方向に移動可
能に支持され両方向に送り駆動が与えられる。
加工ユニツト30にはX方向軸線回りに回転可
能にドリル軸31が軸承されて駆動モータ32に
より回転駆動され、ドリル軸31の先端にはワー
クWに穴(実施例においては判別穴)Waを加工
するドリル33が装着されている。加工ユニツト
30には、また、ドリル軸31と平行に同ドリル
軸31よりY方向に距離yだけ離れた位置に回転
軸34が軸承され、その先端には次工程以降にお
けるワークWのセンタ支持のためにワークWにセ
ンタ穴Wbを加工するセンタリング工具35が装
着されている。
能にドリル軸31が軸承されて駆動モータ32に
より回転駆動され、ドリル軸31の先端にはワー
クWに穴(実施例においては判別穴)Waを加工
するドリル33が装着されている。加工ユニツト
30には、また、ドリル軸31と平行に同ドリル
軸31よりY方向に距離yだけ離れた位置に回転
軸34が軸承され、その先端には次工程以降にお
けるワークWのセンタ支持のためにワークWにセ
ンタ穴Wbを加工するセンタリング工具35が装
着されている。
加工ユニツト30には検測ヘツド40が支持さ
れている。検測ヘツド40は第2図に示す如く加
工ユニツト30と共にY方向に駆動されて測定位
置(第2図a参照)と待避位置(第2図b参照)
とをとり、更に第1図の実線に示す下降以置と二
点鎖線に示す上方待避位置をとるものである。検
測ヘツド40を加工ユニツト30に支持する揺動
アーム50は、第1図及び第2図に示す如く、枢
軸51により加工ユニツト30に枢支され、シリ
ンダ52により起倒されて検測ヘツド40に下降
位置と上方待避位置をとらしめる。検測ヘツド4
0は、第1図及び第2図に示す如く、下降位置に
おいてはセンタリング工具35の前方に位置せし
める。第3図に示す如く、検測ヘツド40の本体
41に形成した段付の円筒穴41aには筒状の摺
動軸43を摺動可能に嵌合し、円筒穴41aの後
端を塞ぐ蓋板42との間にスプリング47を介在
せしめて摺動軸43を前方に付勢する。摺動軸4
3の先端には検測軸45を同軸に設けると共に一
側に形成したラツク43aにはピニオン44を噛
合し、検測軸45が本体41に対し後退すればピ
ニオン44を回動してこれに連結されたエンコー
ダ46を作動せしめるものとする。検測軸45
は、第1図及び第2図に示す如く、検測ヘツド4
0の下降位置においてはセンタリング工具35と
同軸に位置し、測定位置において加工ユニツト3
0をX方向に駆動すれば検測軸45は判別穴Wa
に挿入され、エンコーダ46により判別穴Waの
深さを測定するものである。本体41に形成され
た導入穴41bにはクーラント供給管48を接続
し、これより供給されるクーラントを摺動軸43
の内部を経て検測軸45に設けたクーラント穴4
5bより吐出させ、検測軸45を判別穴Waに挿
入した際に判別穴Wa内の切粉を除去するものと
する。
れている。検測ヘツド40は第2図に示す如く加
工ユニツト30と共にY方向に駆動されて測定位
置(第2図a参照)と待避位置(第2図b参照)
とをとり、更に第1図の実線に示す下降以置と二
点鎖線に示す上方待避位置をとるものである。検
測ヘツド40を加工ユニツト30に支持する揺動
アーム50は、第1図及び第2図に示す如く、枢
軸51により加工ユニツト30に枢支され、シリ
ンダ52により起倒されて検測ヘツド40に下降
位置と上方待避位置をとらしめる。検測ヘツド4
0は、第1図及び第2図に示す如く、下降位置に
おいてはセンタリング工具35の前方に位置せし
める。第3図に示す如く、検測ヘツド40の本体
41に形成した段付の円筒穴41aには筒状の摺
動軸43を摺動可能に嵌合し、円筒穴41aの後
端を塞ぐ蓋板42との間にスプリング47を介在
せしめて摺動軸43を前方に付勢する。摺動軸4
3の先端には検測軸45を同軸に設けると共に一
側に形成したラツク43aにはピニオン44を噛
合し、検測軸45が本体41に対し後退すればピ
ニオン44を回動してこれに連結されたエンコー
ダ46を作動せしめるものとする。検測軸45
は、第1図及び第2図に示す如く、検測ヘツド4
0の下降位置においてはセンタリング工具35と
同軸に位置し、測定位置において加工ユニツト3
0をX方向に駆動すれば検測軸45は判別穴Wa
に挿入され、エンコーダ46により判別穴Waの
深さを測定するものである。本体41に形成され
た導入穴41bにはクーラント供給管48を接続
し、これより供給されるクーラントを摺動軸43
の内部を経て検測軸45に設けたクーラント穴4
5bより吐出させ、検測軸45を判別穴Waに挿
入した際に判別穴Wa内の切粉を除去するものと
する。
次に本実施例の作動について説明する。
第2図bに示す如く、ベツド10上に支持され
たワークWとドリル33を同軸とした状態(検測
ヘツド40は待避位置にある)において、サーボ
モータ21は制御装置(図示せず)よりのワーク
Wの種類に応じた駆動信号に基づいて加工ユニツ
ト30を所定位置までX方向に前進させ、第4図
に示す如く、ドリル33によりワークWにその種
類に対応する所定の深さAの判別穴Waを加工し
た後、もとの位置まで後退させる。次いで、シリ
ンダ25により加工ユニツト30をY方向に距離
yだけシフトして検測ヘツド30を第2図aの測
定位置とした後、加工ユニツト30をワークWの
種類に対応する所定位置(前記加工の際の所定位
置とは必ずしも同一ではない)までX方向に前進
させ、第5図に示す如く、判別穴Wa内に検測軸
45を挿入してその先端45aを判別穴Waの先
端に当接し、検測軸45をスプリング47に抗し
て所定距離だけ本体41に対し後退させる。この
後退によりエンコーダ46を作動させ、その出力
により判別穴Waの深さを測定する。実施例にお
いては、エンコーダ46としてアブソリユートエ
ンコーダを使用し、その出力を記憶された基準値
と比較して判別穴Waの深さAに誤りがないか否
か検測している。次いで、加工ユニツト30を後
退させた後、シリンダ52により検測ヘツド40
に上方待避位置をとらしめ、再び加工ユニツト3
0をワークWの種類に対応する所定位置(前記2
つの所定位置とは必ずしも同一ではない)までX
方向に前進させ、センタリング工具35によりワ
ークWにセンタ穴Wbを加工し、加工ユニツト3
0をもとの位置まで後退させる。以上で1サイク
ルの加工は終了し、ワークWを交換して再び上記
と同様の要領にて判別穴Waの加工及び深さ検測
並びにセンタ穴Wbの加工を行う。
たワークWとドリル33を同軸とした状態(検測
ヘツド40は待避位置にある)において、サーボ
モータ21は制御装置(図示せず)よりのワーク
Wの種類に応じた駆動信号に基づいて加工ユニツ
ト30を所定位置までX方向に前進させ、第4図
に示す如く、ドリル33によりワークWにその種
類に対応する所定の深さAの判別穴Waを加工し
た後、もとの位置まで後退させる。次いで、シリ
ンダ25により加工ユニツト30をY方向に距離
yだけシフトして検測ヘツド30を第2図aの測
定位置とした後、加工ユニツト30をワークWの
種類に対応する所定位置(前記加工の際の所定位
置とは必ずしも同一ではない)までX方向に前進
させ、第5図に示す如く、判別穴Wa内に検測軸
45を挿入してその先端45aを判別穴Waの先
端に当接し、検測軸45をスプリング47に抗し
て所定距離だけ本体41に対し後退させる。この
後退によりエンコーダ46を作動させ、その出力
により判別穴Waの深さを測定する。実施例にお
いては、エンコーダ46としてアブソリユートエ
ンコーダを使用し、その出力を記憶された基準値
と比較して判別穴Waの深さAに誤りがないか否
か検測している。次いで、加工ユニツト30を後
退させた後、シリンダ52により検測ヘツド40
に上方待避位置をとらしめ、再び加工ユニツト3
0をワークWの種類に対応する所定位置(前記2
つの所定位置とは必ずしも同一ではない)までX
方向に前進させ、センタリング工具35によりワ
ークWにセンタ穴Wbを加工し、加工ユニツト3
0をもとの位置まで後退させる。以上で1サイク
ルの加工は終了し、ワークWを交換して再び上記
と同様の要領にて判別穴Waの加工及び深さ検測
並びにセンタ穴Wbの加工を行う。
上記実施例はワークの判別穴の場合について説
明したが、本考案は判別穴以外の穴加工及び深さ
の測定の為に使用することも可能である。また、
本実施例においては、センタ穴の加工は穴深さ測
定の後に行つているが、穴深さ測定また穴加工の
前に行うことも可能である。また、穴深さ測定の
精度をそれ程必要としない場合は、本実施例のエ
ンコーダ46の代りにリミツトスイツチを使用す
ることも可能である。
明したが、本考案は判別穴以外の穴加工及び深さ
の測定の為に使用することも可能である。また、
本実施例においては、センタ穴の加工は穴深さ測
定の後に行つているが、穴深さ測定また穴加工の
前に行うことも可能である。また、穴深さ測定の
精度をそれ程必要としない場合は、本実施例のエ
ンコーダ46の代りにリミツトスイツチを使用す
ることも可能である。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示し、第
1図は全体正面図、第2図aは測定位置における
全体平面図、第2図bは待避位置における部分平
面図、第3図は第1図の−線に沿つた拡大断
面図、第4図は穴加工状態の説明図、第5図は測
定状態の説明図である。 符号の説明、10……ベツド、20……サーボ
送り機構、25……シフト機構(シリンダ)、3
0……加工ユニツト、31……ドリル軸、33…
…ドリル、34……回転軸、35……センタリン
グ工具、40……検測ヘツド、45……検測軸、
W……ワーク、Wa……穴、Wb……センタ穴。
1図は全体正面図、第2図aは測定位置における
全体平面図、第2図bは待避位置における部分平
面図、第3図は第1図の−線に沿つた拡大断
面図、第4図は穴加工状態の説明図、第5図は測
定状態の説明図である。 符号の説明、10……ベツド、20……サーボ
送り機構、25……シフト機構(シリンダ)、3
0……加工ユニツト、31……ドリル軸、33…
…ドリル、34……回転軸、35……センタリン
グ工具、40……検測ヘツド、45……検測軸、
W……ワーク、Wa……穴、Wb……センタ穴。
Claims (1)
- X方向及びこれと直交するY方向に移動可能に
ベツド上に案内支持された加工ユニツトと、この
加工ユニツトをX方向及びY方向にそれぞれ駆動
するサーボ送り機構及びシフト機構と、X方向軸
線回りに回転自在に前記加工ユニツトに軸承され
て回転駆動されるドリル軸と、このドリル軸の先
端に装着され前記加工ユニツトと共にX方向に駆
動されてワークに穴を加工するドリルと、前記ド
リル軸を含むY方向と平行な面内において前記ド
リル軸と平行に前記加工ユニツトに軸承されて回
転駆動される回転軸と、この回転軸の先端に装着
され前記加工ユニツトと共にX方向に駆動されて
ワークに前記穴と同軸的なセンタ穴を加工するセ
ンタリング工具と、前記加工ユニツトに揺動可能
に支持されて前記センタリング工具前方の測定位
置とそれより離れた待避位置をとる検測ヘツド
と、この検測ヘツドに設けられ同検測ヘツドが測
定位置にあるときは前記センタリング工具と同軸
的に位置し前記加工ユニツトと共にX方向に駆動
されワークの前記穴内に挿入されて同穴の深さを
検測する検測軸よりなる穴加工及び深さ測定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984179852U JPS6314967Y2 (ja) | 1984-11-27 | 1984-11-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984179852U JPS6314967Y2 (ja) | 1984-11-27 | 1984-11-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6196612U JPS6196612U (ja) | 1986-06-21 |
JPS6314967Y2 true JPS6314967Y2 (ja) | 1988-04-26 |
Family
ID=30737416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984179852U Expired JPS6314967Y2 (ja) | 1984-11-27 | 1984-11-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6314967Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2714377B2 (ja) * | 1987-06-08 | 1998-02-16 | 豊田工機株式会社 | 形状測定機能を備えた工作機械 |
JP6887512B2 (ja) * | 2017-09-29 | 2021-06-16 | 本田技研工業株式会社 | 加工装置及び加工方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5880111U (ja) * | 1981-11-26 | 1983-05-31 | セイコ−精機株式会社 | 三次元加工ユニツトにおける刃具折れ検出装置 |
-
1984
- 1984-11-27 JP JP1984179852U patent/JPS6314967Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6196612U (ja) | 1986-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4865494A (en) | Numerically controlled machine for processing printed circuit boards | |
US4601094A (en) | Turning machine with an automatic tool changer | |
JPH11114701A (ja) | 主軸移動型立形工作機械におけるワークフィーダ | |
CN115351568A (zh) | 一种电机机座的钻攻铣削加工工艺及定位装置 | |
JP2750967B2 (ja) | 旋削加工機の加工テーブルへの被加工物の芯出し方法及びその装置 | |
JPS6314967Y2 (ja) | ||
JPH0120034B2 (ja) | ||
JP3270115B2 (ja) | 刃先位置検出装置 | |
JPS5868608A (ja) | 穴径検測装置 | |
JPS6113243Y2 (ja) | ||
JPH09131606A (ja) | 加工装置 | |
JP2505029B2 (ja) | 穴径の測定装置 | |
JP2792868B2 (ja) | 自動工具交換装置 | |
JP3898437B2 (ja) | 溝加工方法及びその実施に直接使用する加工装置 | |
JP4242229B2 (ja) | 工作機械の熱変位補正方法およびその装置 | |
JPH0152143B2 (ja) | ||
CN113340250B (zh) | 一种采用探头测量孔径的方法 | |
JP5605514B2 (ja) | ワーク傾き検出機能付きローダ | |
JP4426706B2 (ja) | 主軸移動型立形工作機械における工作物載置装置 | |
KR100194549B1 (ko) | 레이 아웃 머시인의 교정장치 | |
JP2006326786A (ja) | 機械の旋回運動精度測定装置 | |
JP3211345B2 (ja) | 加工面位置検出装置を備えた加工装置 | |
JPH11309647A (ja) | Nc自動旋盤の芯出し方法 | |
JPH0222199Y2 (ja) | ||
JPH0773807B2 (ja) | 棒状体のバリ取り加工装置とその制御装置 |