JPS63147874A - 無機質シ−ト材の製法 - Google Patents

無機質シ−ト材の製法

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JPS63147874A
JPS63147874A JP29442286A JP29442286A JPS63147874A JP S63147874 A JPS63147874 A JP S63147874A JP 29442286 A JP29442286 A JP 29442286A JP 29442286 A JP29442286 A JP 29442286A JP S63147874 A JPS63147874 A JP S63147874A
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克任 福井
勝美 原
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はバッキング材、含浸用基材、濾過材、触媒担体
などに有用な無機質シート材の製法に関するものである
。詳しくはイオン性基を有するが水に不溶性であるセル
ロース誘導体繊維のミクロフィブリル化体(以下I−M
FCと略称する)を、無機繊維の定着剤兼分散剤として
使用し、それらを含むスラリーを抄造することを特徴と
する無機質シート材の製法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、空気中の微細粉塵の除去、液体の精密濾過用など
の濾過材、腐蝕性、高温条件などで使用するバッキング
材、含浸用基材などにアスベストを用いたものが賞月さ
れてきたが、労働衛生上の問題のため、その使用が好ま
しくないとされ、その代替物の開発が切望されている。
近年その対策として各種の無機質繊維又は粒状物を用い
て構成したシニト材が考案されている。
この目的で使用される無機繊維又は粒子としては、ガラ
ス、セラミック、ロックウール、スラグウール、アルミ
ナ、シリカ、ジルコニア、イツトリア、ベリリア、炭化
ホウ素、窒化ホウ素、炭化ケイ素、窒化ケイ素、チタン
酸アルカリ金属塩、炭酸などがあり、いずれも耐熱性、
耐薬品性、高剛性などの物性を有する原料である。
しかしながら、これらの原料を高含有量でシート状に構
成するのは甚だ困難であり、かなりの量の有機バインダ
ーを使用する必要があり、従来のシート材は十分、原料
の特徴を発揮しうるものが得られていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記無機繊維及び粒子の中でもジルコニアは融点が高<
 (2500〜2600℃)、他の金属と反応しないな
どの特徴があり、重要視されている材料であって、最近
繊維も製造されている。しかしその繊維は非常に脆いも
のであって1、これをシート化するには、抄紙法による
のがよいと考えられているが、その表面は平滑で分散性
、定着性が悪く、抄造にも多大の困難がある。
本発明者らは先にセルロース繊維を特別な方法で水中で
粘状叩解し、ミクロフィブリル化したものが、ガラス繊
維、アルミナ粒子などの抄紙バインダーとして有用なこ
とを見出し特許出願した。セルロース繊維のミクロフィ
ブリル化体とは、セルロース繊維が微細に分割され、径
が数μm以下の多数のフィブリルの重合体となったもの
であり、その水性スラリーの懸濁安定性は甚だ大きいも
のである。
しかし、上記ミクロフィブリル化セルロースを用いてジ
ルコニア繊維を抄造しても、ガラス、アルミナ、チタン
酸カリの場合のように良好なシート材は得られ難い。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らはセルロース繊維に代えて、イオン性基を有
するが水に不溶であるセルロース誘導体繊維のミクロフ
ィブリル化体を使用したところ、ジルコニア繊維をも高
含有量に保有し、良好な物性を有するシート材を得るこ
とに成功し、本発明に到達した。
即ち本発明は、イオン性基を有するが水に不溶性である
セルロース誘導体繊維のミクロフィブリル化体(1−M
FC)  と無機繊維又は粒子を含有する水性スラリー
を抄造することを特徴とする無機繊維又は粒子の含有量
の高い無機質シート材の製法に関するものである。
1−jJFC中のイオン性基とは、−COOII、 −
COOM。
−503)1.−3(13!J、 −CH3COO)I
、 −C1(2COOM (Mは1価金属)、 −NR
,R2R3X、 −NR,R,R30H,−NHR,R
2X。
−NHR,R201(、−NHR,X、 −NHR,D
H,−NH,、−NH,0)I(Xはハロゲン、R,、
R2及びR3はそれぞれ同一であってもよいアルキル基
)などである。本発明のイオン性基を有するが水に不溶
性であるセルロース誘導体とは、上記イオン性基の数が
分子に水溶性を与える数量下であるか、又はイオン性基
の数が多いが架橋により水不溶性化しているかの何れか
である。一般にこのようなセルロース誘導体はイオン交
換セルロースとして知られている。イオン交換セルロー
スのミクロフィブリル化体の製造方法については、本発
明者らが先に特許出願している(特願昭61−1752
59号参照)。
本発明が適用される無機繊維又は粒子とは、ジルコニア
に限らず、ガラス、セラミック、ロックウール、スラグ
ウール、アルミナ、シリカ、イツトリア、ベリリア、炭
化ホウ素、窒化ホウ素、炭化ケイ素、窒化ケイ素、チタ
ン酸アルカリ金属塩、炭素などである。ガラス、アルミ
ナ、シリカ、チタン酸アルカリ金属塩など、従来のミク
ロフィブリル化セルロース繊維でシート化が可能である
材料に対しても、I−MFCを用いると更に物性のよい
シート材を得ることができる。
ジルコニアの抄造においては、水溶性高分子、特にカチ
オン性を有するもの、例えばカチオン化澱粉、ポリアク
リルアミド、ポリアクリル酸ヒドラジド、メラミン−ホ
ルムアルデヒド縮合物などを少量併用す名と、物性の良
いシート材が得られる。これらの水溶性高分子は、ガラ
ス繊維などの抄造に利用されているが、通常10%以上
の使用を必要とする。本発明の場合はこれら水溶性高分
子は1%以下の使用で目的を達することができる。
〔発明の効果〕
本発明の方法によれば、抄造法によっても製造すること
が困難な、ジルコニア繊維又は粒子が高含有量、例えば
乾燥シート中90〜99重量%であるシート材を得るこ
とができる。そのほか一般に無機繊維や粒子は抄紙法に
おける定着率が悪く、製造時の損失が大きいものである
が、1−M F Cを用いると原料の定着率が向上する
。また、同時に使用する水溶性高分子も抄紙時に損失の
あるものであるが、該物質の定着率もI−MFCを用い
ることにより向上するので、全般に製造コストが低くな
る。本発明の方法はジルコニアのみならず、他の無機繊
維又は粒子のシート化に用いて優れた効果を収めること
ができる。
〔実 施 例〕
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れにより限定されるものではない。
実施例1 市販のカチオン交換性セルロース繊維(セルロースグリ
コール酸;ニチリン化学製、イオン交換容量1.35m
eq/g)を粉砕し、20gを水20I2に分散させ1
%濃度のスラリーとし、Gaulin社15M−8TA
型均質化装置に常温で仕込み、420kg/am2の圧
力をかけて30回通過させ、固型分濃度1%のセルロー
ス誘導体繊維のミクロフィブリル化体の安定化懸濁液を
得た。
径5μm、長さ20〜33mmのジルコニアIn維(品
用白煉瓦■製、98%2r20.、2%Y2O3) 5
.7重量部、上記カチオン交換セルロースI!i維のミ
クロフィブリル化体懸濁液30重量部、水溶性バインダ
ー(メラミン−ホルマリン樹脂、1%水溶液)30重量
部、及び水5000重量部を混合撹拌してスラリーとし
、標準角形手抄き抄紙機(真鍮ワイヤ80メツシユ)を
用いて抄造し、坪量420g/m 2のシート材を得た
後述する比較例で得たシートと併せ、物性値を測定した
結果を第1表に示す。
第   1   表 但し引張強度は巾15mm、長さ100mmの試験片を
引張速度2cmZ分にて測定、加熱減率は空気中600
℃、1時間処理の減率である。
比較例1 実施例1のイオン交換セルロース繊維安定化懸濁液に代
えて、クラフトパルプを叩解したもの3型中部を用いた
ほかは実施例1と同様に操作し、厚みが同等のシートを
得た。外観も殆ど同等であるが、比較例1のシートは地
合が実施例1に比べてやや劣る。物性値は第1表に併せ
て示した。
出願人代理人  古 谷   馨 手続補正書(自発) 昭和62年2月2日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 イオン性基を有するが水に不溶性であるセルロース
    誘導体繊維のミクロフィブリル化体と無機繊維又は粒子
    を含有する水性スラリーを抄造することを特徴とする無
    機繊維又は粒子の含有量の高い無機質シート材の製法。 2 乾燥無機質シート材中の無機繊維又は粒子の含有量
    が90〜99重量%である特許請求の範囲第1項記載の
    無機質シート材の製法。 3 無機繊維又は粒子がジルコニア繊維又は粒子である
    特許請求の範囲第1項又は第2項記載の無機質シート材
    の製法。 4 水性スラリーが水溶性高分子を含有するものである
    特許請求の範囲第1項又は第2項又は第3項記載の無機
    質シート材の製法。
JP61294422A 1986-12-10 1986-12-10 無機質シ−ト材の製法 Expired - Fee Related JPH0832602B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56100801A (en) * 1979-12-26 1981-08-13 Itt Microfibrous cellulose and its manufacture
JPS60103069A (ja) * 1983-11-02 1985-06-07 日鉄鉱業株式会社 セメントコンクリ−ト接着用無機質シ−ト

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56100801A (en) * 1979-12-26 1981-08-13 Itt Microfibrous cellulose and its manufacture
JPS60103069A (ja) * 1983-11-02 1985-06-07 日鉄鉱業株式会社 セメントコンクリ−ト接着用無機質シ−ト

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