JPS60171262A - 無機質シ−ト材の製造法 - Google Patents

無機質シ−ト材の製造法

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JPS60171262A
JPS60171262A JP2769184A JP2769184A JPS60171262A JP S60171262 A JPS60171262 A JP S60171262A JP 2769184 A JP2769184 A JP 2769184A JP 2769184 A JP2769184 A JP 2769184A JP S60171262 A JPS60171262 A JP S60171262A
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JP
Japan
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sheet
inorganic
mfc
sheet material
manufacture
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JP2769184A
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JPH0411498B2 (ja
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克任 福井
仲田 勝晴
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Granted legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ミクロフィブリル化セルロースをバインダー
としだ流延法による無機質微粒子または無機質短繊維の
シート材の製造法に関する。
シリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸カリなどの無
機質粒子または無機質繊維は、一般に、それらの素材が
不燃性、耐熱性、耐薬品性。
高剛性率であるなどの特徴があり、シート状に成形した
ものは種々の用途が考えられる。
これらの無機質でそのサイズが小さいもの、即ち、微粒
子や短繊維をシート状に成形する方法としては、抄紙法
、流延法、押出成型法などがある。抄紙法は一般に生産
性の高い方法であるが、特に粒子や繊維のサイズが微小
であり、また表面が平滑な場合、100%の歩留りでシ
ートとして取得することは困難である。また、押出法は
多量の熱可塑性物質の介在が必要であり、無機質含有が
高いシートは製造…狸である。これらに対し、流延法は
無機質の歩留りが100係で、かつ無機質含有率の高い
シートが得られる。この方法はまた、薄い均一なシート
(フィルム)の成形に適している。
無機質微粒子や短繊維を流延法でシート化するには、通
常、フィルム形成能力のある物質1例えばカルボキシメ
チルセルロースやポリビニルアルコールなどの水溶性高
分子の水浴液と無機質を混合してスラリーとし、水平基
盤上に流延し、乾燥してシート化する。即ち、水溶性高
分子をバインダーとしたシートである。このようにして
製造したシートは、無機質自体が多孔質でない限り、全
体に緻密構造にすぎて含浸用には不適当である。
また、一般にシートが吸湿性を有するようになり用途に
よっては問題になる。
さらに、水溶性高分子によっては乾燥時の収縮が大きく
、部分的な内部応力、例えば周辺部と中央部で差ができ
、変形や割れの起りやすいシートになる。水板外の物質
、例えば有機溶剤を使用することについては、一般に無
機質は有機溶剤に対するなじみが悪く、スラリー中での
分散性が悪くなるので良好なシードが得られ難く、また
、コストが高くなる。
発明者等はさきに、ミクロフィブリル化セルロース(以
下MF’Cと略す)が、無機微粒子の抄紙法を用いたシ
ート化の際のバインダー兼分散剤としてすぐれたもので
あることを見出し、特許出願した(特開昭5’8−28
8541 )が、今回とのMFCが、流延法におけるバ
インダ゛−としても有用であることを見出した。
即ち、本発明は無機質微粒子または無機質短繊維と、M
FCを必須成分として含有する水性スラリーを平面基盤
上に流延し、乾燥することを特徴とする無機質シート材
の製造法に関するものである。
本発明に使用するMFCとは、パルプやリンターなどの
セルロース原料を特開昭56−100801号明細書に
開示された方法を用いて、水中で粘状叩解して得られる
もので、同明細書には「微小繊維状セルロース]として
定義されている。MFCは、セルロース繊維が微細に分
割され、径が数μm以下の多数のフィブリルの集合体と
なっているものである。フィブリルの長さは、原料や製
造条件によって多少異るが、木材バルブから得られたも
のは数百μm程度のものである。MFCは原料の6倍相
度以上の保水性があり、水中でセルロース固形分04%
以上の濃度で分散したものは、安定な懸濁液を形成する
。この懸濁液を流延して乾燥すると半透明のフィルムが
得られる。
本発明に適用する無機質微粒子または無機質短繊維とは
、アルミニウム、マグネシウム、鉄、チタン、ニッケル
などの酸化物、水酸化物、硫化物、塩化物または遊離金
属などや、炭化珪素、炭化チタン、窒化珪素、チタン酸
カリ、雲母、バ°−ミキュライト、ロックウール、ガラ
スファイバー、シラスバルーンなどであり、形態的には
針状、繊維状、柱状、板状、球状、無定形などのものを
包含する。
上記の無機質とMFCの水懸濁液を混合し、水平基盤上
に流延し、乾燥すると、自己形状保持性のあるシートが
得られる。MFCは、その固形分の5倍量程度までの無
機質のバインダーとしてシート化させることができる。
従って、有機質含量の少い焼成用シートの製造に適して
いる。MFCをバインダーとして用いた場合、乾燥時の
収縮が少く、含浸性、加工性に富むシートが得られる。
無機質微粒子とMFCを含むスラリーに、他種のバイン
ダーを加え、シート強度を向上させることも可能である
。MFCは、特に水溶性高分子との親和性が良好であり
、水溶性高分子を第2のバインダーとして併用すること
により、種々の密度のシートを製造することができる。
本発明の方法によって得たシート材は、含浸用基材、ラ
ミネート用基材、溶成用シートなど21゜て使用するこ
とができ、セパレーター、スピーカー振動板、プリント
基板、コンデンサー、面発熱体、その他の製造に利用す
ることができる。
以下に実施例をあげて本発明を説明する。
実施例1゜ 固形分濃度2チのMFC懸濁液100重量部に、平均粒
径1,0μmの水酸化アルミニウム(A120s、 3
H20住友化学製C−30i ) 2重量部を加えて混
合攪拌し、水性スラリーを得た。
このものを平面上におかれたポリエステルシート上に、
クリアランス1 mlにのアプリケーターを用いて流延
し、自然乾燥して厚み36μmの均一なシートを得た。
乾燥工程における平面方向の収縮率は0チであった。
上記シートを1300℃の電気炉中で3時間焼成して自
己形状保持性のあるアルミナシートを作成した。焼成前
後の平面方向の収縮率は約14%であった。
比較例1゜ 実施例1のMFC懸濁液にかえて、固形分濃族2チのカ
ルボキシメチルセルロース水溶液を用いたほかは実施例
1と同様にして、流延法によりシートを得た。
乾燥工程における収縮率は、流延方向が約4饅、流延方
向と直角の方向に約7%であった。
乾燥シートの厚みは約22μmであったが、各所にひび
割れを生じていた。ひび割れのない部分をとp、1so
o℃で3時間焼成し、アルミナシートを得た。焼成前後
の収縮率は34%であった。
比較例2゜ 実施例1のMFC懸濁液にかえて、固形分濃度2%のポ
リビニルアルコール水溶液を用いたほかは、実施例1と
同様にして、流延法によりシートを得た。乾燥シートの
厚みは27μmでおった。同様に1300℃で焼成し、
アルミナシートを得た。乾燥工程の収縮率は0チ、焼成
工程の収縮率は25チであった。
特許出願人 ダイセル化学工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 無機質微粒子または無機質短繊維とミクロフィブリル化
    セルロースを必須成分とする水性スラリーを平面基盤上
    に流延し、乾燥することを特徴とする無機質シート材の
    製造法0
JP2769184A 1984-02-16 1984-02-16 無機質シ−ト材の製造法 Granted JPS60171262A (ja)

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JPH0411498B2 JPH0411498B2 (ja) 1992-02-28

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0224087A2 (de) * 1985-11-29 1987-06-03 Bernhard Thiel Verfahren zur Herstellung dünnwandiger Formteile aus Keramik und durch das Verfahren erhaltene Membran für Schallwandler
EP0819787A3 (de) * 1996-07-13 1998-06-03 Hocepro GmbH Fibrillen aus Cellulose
WO1999041210A1 (fr) * 1998-02-11 1999-08-19 Rhodia Chimie Association a base de microfibrilles et de particules minerales, preparation et utilisations
JP2007533865A (ja) * 2004-04-15 2007-11-22 ナムローゼ・フェンノートシャップ・ベーカート・ソシエテ・アノニム 金属繊維非焼結体の製造方法
JP2010067653A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Mitsubishi Paper Mills Ltd 電気化学素子用セパレータ

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JP2010067653A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Mitsubishi Paper Mills Ltd 電気化学素子用セパレータ

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