JPS63147706A - 物品取出装置 - Google Patents

物品取出装置

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Publication number
JPS63147706A
JPS63147706A JP29196186A JP29196186A JPS63147706A JP S63147706 A JPS63147706 A JP S63147706A JP 29196186 A JP29196186 A JP 29196186A JP 29196186 A JP29196186 A JP 29196186A JP S63147706 A JPS63147706 A JP S63147706A
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JP
Japan
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belt
article
transfer mechanism
driven
storage
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Pending
Application number
JP29196186A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukimasa Tachibana
橘 幸正
Tetsuji Kawasaki
哲治 川崎
Naoyuki Fujiwara
藤原 尚之
Yoshio Uno
宇野 嘉夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP29196186A priority Critical patent/JPS63147706A/ja
Publication of JPS63147706A publication Critical patent/JPS63147706A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、物品が一列に並べて格納される保管室の底
部に移送用ベルトを設置し、指令に基づいて格納物品を
1個ずつ取り出す装置に関する。
【従来の技術】
第10図および第11図を参照しながら、物品取出装置
の一従来例について説明する。第10図はその正面図、
第11図は上記の正面図のP−P断面に関する側断面図
である。 この従来例は、大別すると本体ケース部、保管・搬出部
、受取・投出部の3゛つの部分から構成される。第10
図および第11図で、本体ケース部は、主として、本体
ケース81.前面扉82.物品取出口83からなる。ま
た保管・搬出部は、主として、保管ケース85.らせん
状ワイヤ86.駆動モータ87からなる。そして、受取
・投出部は、主として、垂直移動ユニット90.移動台
91.受枠92からなる。 前面扉82は、左右いずれかの垂直方向の軸線を中心に
90度以上開くことができ、このように開いた状態で、
本体ケース81内部の保管ケース85に物品の格納をお
こなう。物品取出口83は、この前面扉82に固定され
ている。 保管ケース85は、コ字形に成形された板状部材で、コ
字の開口部を上方にし、コ字面に直角な方向の一方の側
に物品搬出のための開口部85aを設け、他方の側に物
品搬出用の駆動モータ87を設けている。この駆動モー
タ87の出力軸に、らせん状に成形されたワイヤ86を
、その軸線を合致させて連結する。上述のように構成さ
れた保管ケース85などは、第10図の正面図のように
、左右対称に互いに開口部85aを対面させて配置する
とともに、上下方向と奥行き方向とに多段に(図の場合
は各4段と3段とに)整列させる。 垂直移動ユニット90は昇降機能を持つもので、本体ケ
ース1の中央の奥に設置される。この垂直移動ユニット
90には、移動台91がその上下方向にそって移動可能
に支持され、この移動台91に受枠92が、その一方の
端部で回動可能に支持される。 受枠92は一種の滑り台で、水平方向から所定の角度だ
け傾斜することができ、傾斜したときその他方の端部が
物品取出口83の位置にくるようになっている。なお、
93は垂直駆動用のモータで、動力伝達機構の図示は省
略しである。 この従来例の動作は、物品88の保管、保管ケース85
からの搬出、受は取りから投出の3段階からなり、その
詳細は次のとおりである。 まず第10図のように、あらかじめ物品88を、保管ケ
ース85の、らせん状ワイヤ86の各ピッチ間に保管し
ておく。取り出すべき物品88に応じて、図示してない
制御装置の押しボタンスイッチを操作すると、その物品
88を保管している保管ケース85に対応する位置に、
移動台91が昇降して停止する。 ついで、駆動モータ87が回転して、らせん状ワイヤ8
6を回し、そのピッチ間に保管されている物品88を軸
線方向に移動させ、移動台91に水平姿勢で設けられて
いる受枠92の上に移す。次に、移動台91は下降し、
所定位置で停止するとともに、受枠92が第11図に2
点鎖線で図示した位置まで回動して、物品88を取出口
83に投出する。以上の一連の動作は、すべて図示して
ない制御装置によっておこなわれる。 次に別の従来例について述べる。 以下に図を参照しながら説明する従来例は、本件出願人
によって既に提案されており(特願昭61−17241
6号)、ビデオ・カセットを対象物として、これを指令
に基づいて取り出したり、返却したりする自動貸出機で
ある。第12図はこの従来例の主機構部の斜視図、第1
3図は同じく正面扉を開けたときの内部正面図、第14
図は同じく側断面図、第15図は保管ケースの斜視図、
第16図は物品移送機構の斜視図、第17図は物品取出
時の動作説明図、第18図は物品格納時の動作説明図、
をそれぞれ示す。 この従来例であるビデオ・カセット自動貸出機の装置全
体は、大別すると、保管倉庫と、ビデオ・カセットを所
定の保管ケースから取り出したり、または保管ケースへ
返却したりする搬送機構部とからなっている。この全体
構成について、第12図を主に、第13図、第14図を
補助的に参照しながら以下に詳しく述べる。 第12図で、30は構造的基枠としての本体フレーム、
2は板状部材を方形体状に折り曲げて一方の側(図で左
手前側)を開口させた保管ケースで、これら保管ケース
2は水平方向に互いに隣接配置されるとともに、垂直方
向に所定間隔を置いて配置され、上述の保管倉庫の主要
部を構成する。なお、対象物品としてのビデオ・カセッ
ト1は図の破線矢印方向に移動し、この図の場合、3個
まで保管ケース2に格納したり、これから取り出したり
できる。 また、上述した搬送機構部は、物品移送機構11゜垂直
移動機構31.水平移動機構41からなる。物品移送機
構11はビデオ・カセット1を保管ケース2の奥行き方
向に移送するとともに、これ自体は垂直移動機構31の
垂直移動可能に支持された移動台34に固定されている
(詳しくは後述する)。そして、この垂直移動機構31
は、水平移動機構41の水平移動可能に支持された移動
台44に固定されている。なお、33.34は、それぞ
れ垂直移動機構31.水平移動機構41の各パルスモー
タであり、35A、35B(35Bは図示してない”)
 、45A、45Bは各歯付ベルト車、36.46は同
じく各歯付ベルトで、いずれも各移動機構の動力伝達部
材である。 第13図において、正面扉7を開くと、図示のように内
部が見え、保管ケース2へは人手でビデオ・カセット1
を格納することができ、また、搬送機構部(物品移送機
構11.垂直移動機構31.水平移動機構41)の簡単
な点検、保守が可能である。 なおA空間3は保管ケース2の水平方向の並びの各下方
の部分であり、B空間は保管ケース2の集団の右側にあ
る部分であり、後に詳細に述べるように、物品移送機構
11がそれぞれ水平方向、垂直方向に移動可能なスペー
スである。 第14図で、保管ケース2の各水平方向の並びの下方に
設けられたスペースがA空間3で、同じく保管ケース2
の前方(図の左側)に共通に設けられたスペースがC空
間5である。A空間3には、物品移送機構11の駆動ブ
ー1月3A、従動ブーIJ14B(駆動ブーIJ13A
は図示してない)、Vベルト16などが水平方向(紙面
に直角方向)に移動する。 また、C空間5には、垂直移動機構31.物品移送機構
11の物品枠17の部分などが水平および垂直方向(紙
面にそって上下および紙面に直角方向)に移動する。な
お、上記のB空間4(第13図参照)は、この紙面の手
前側に位置する。 以上で装置の全体構成の説明を終わり、次に、主要構成
部材である、保管ケース2および物品移送機構11につ
いて説明する。 第15図は保管ケース2を斜め前下方から見たもので、
前面の下部両側にストッパ2a、下面の中央に直線帯状
のスリット2bが設けられる。また、前面は開口してい
るが、背面は図示してない背面板でふさがれている。 \        第16図の斜視図で示された物品移
送機構11は、大づかみに言うと、移送部、動力部、付
帯構造部からなっている。 移送部は、主フレーム12.駆動軸13.駆動ブーIJ
13A、従動軸14.従動プーリ14A、 2組の、中
間軸15、中間ブーi月5^およびVベルト16などか
ら構成される。上記の主フレーム12はU字に成形され
た板状部材で、その内部に、それぞれ軸線をU字の両側
板に直角にして、上記の各軸13,14.15およびプ
ーリ13A、14^、15Aが設けられ、このプーリ1
3A、 14A、 15A間ニV ヘアL/ト16が巻
掛けされる。 動力部は、取付板21.モータ22.歯付ベルト車23
A、23B、歯付ベルト24から主としてなっている。 歯付ベルト車23^はモータ22の出力軸に、歯付ベル
ト車23Bは上記の駆動軸13にそれぞれ取り付けられ
る。したがって、モータ22の正転、逆転によって、V
ベルト16の、ビデオ・カセット1を!!置すべき上側
の面は、図の左右方向(保管ケース2の奥行き方向)に
移動することができる。なお、動力伝達手段としてのベ
ルトとして、Vベルトを使用したのは、載置物品の重量
に対し、たわみ量を少なくできるためである。 付帯構造部は、逆U字に成形された板状部材である物品
枠17と、この物品枠17の一方の側面の所定位置に設
けられた2個の反射型光電センサ18A。 18Bからなる。物品枠17の逆U字の両脚部は、それ
ぞれ主フレーム12の左端部の両側板に固定され、その
逆U字内に、ビデオ・カセット1がほぼ収納され得る寸
法をもっている。 以上でこの装置構成の説明を終わり、次に、その動作に
ついて述べる。 保管ケースに保管されているビデオ・カセットから、所
定のビデオ・カセット1を取り出す場合の動作について
、第17図を参照しながら説明する。 なお、第17図の状態にする以前に、第14図の操作パ
ネル9によって、「取出モード」と所定の保管ケース位
置とを設定し、続く起動スイッチのオン操作によって、
物品移送機構11を所定の保管ケ−ス2の下方位置に到
達させる。 第17図(a)で、保管ケース2にはビデオ・カセッ)
 IA、 IB、 ICが保管されている。続いて、破
線矢印方向に所定の高さだけ、Vベルト16を上昇させ
る。 同図(blで、すべてのビデオ・カセットIA、 IB
、 ICがVベルト16の上に乗った状態が示される。 次に、破線矢印方向にVベルト16を移動させ、ビデオ
・カセットIAの前面を第1の位置センサ18Bで検知
することによって、停止させる。このとき、ビデオ・カ
セットIAの後端部は、まだ保管ケース2の出口付近の
内部に残っている。 続いて、2重破線矢印方向に、Vベルト16を所定のス
トッパ2aの上端からやや下まで下降させる。 この下降させた状態が同図(C)である。このとき、ビ
デオ・カセットIAは、左下端がVベルト16の上に、
右下端部が保管ケース2のスト7パ2aの上端にそれぞ
れ乗っている。 続いて、破線矢印方向にVベルト16を移動させると、
ビデオ・カセットIAだけが、左方向に引き出され、完
全にその下面がVベルト16の上に乗り、さらに左方向
に移動される。そして、第2の光電センサ18Aによっ
てビデオ・カセットIAの前面位置が検知されて、はじ
めてVベルト16は停止され、したがって、ビデオ・カ
セットIAも停止する(同図(dl参照)。 そして、後続のビデオ・カセットIR,ICはストッパ
2aでその動きが阻止され、この阻止中にはビデオ・カ
セットIB、ICの底面とVベルト16上面とは滑りを
生じる。 ついで、■ベルトは同図(dlの破線矢印方向に下降し
、初期の水準まで達した後に停止しく同図(e)参照)
、ビデオ・カセッ)IAの取出しを終了する。 なお、第1.第2の各光電センサ18A、 18Bは、
上述した第16図の物品枠17の側面に設けられたもの
である。 また、ビデオ・カセット1^を保管ケース2に格納する
場合の動作は、前記の取出しのほぼ逆の動作でより簡単
である。ここでは具体的な説明は省略し、第18図の動
作順の図示だけに止める。
【発明が解決しようとする問題点】
最初に説明した従来の技術では、構造や動作が簡単で故
障のおそれが少ない、という長所がある反面、■スペー
ス効率が悪い(垂直移動ユニット90の左右のスペース
と、受枠92の動作範囲とが有効に働いてない)、■移
動のとき物品88をらせん状ワイヤ86で押し付けるた
め傷を付ける、■らせん状ワイヤ86のねじれ角を大き
くとれないので、保管物品88の厚さに制約がある、■
前項に関連して、搬出速度が遅くなる、■駆動モータ8
7が各保管ケース85ごとに必要でコストがかかる、■
取り出した物品88をその後、所定の保管ケース85に
自動的に返却ないし格納することが不可能であるm−な
どの欠点がある。 上記の欠点は、実用面でかなり重要な意味を含むもので
ある。 また、二番目に述べた既提案の技術では、物品移送機構
の長さが、どうしても保管ケースの奥行き寸法に対応し
たものになる。 したがって、次のような問題点がある。 物品移送機構を取り付けるとき、その取付部にかかるモ
ーメントが大きくなり、また、物品移送機構先端が下方
に太き(変位しやすい。言いかえれば、取付部の構造を
、前記のモーメントや変位に対応するために、機械的に
強固で、かつ、遊隙の極めて少ないものにする必要があ
る。 なお、この傾向は、物品移送機構が物品取出し方向と直
角に平行移動する場合、つまり保管ケースが縦・横(水
平・垂直方向)に立体的に配置される場合には、とくに
顕著に現れる。また、この際には、物品移送機構の走行
速度が制限され、物品取出し時間が多くかかるという欠
点もある。 この発明の目的は、従来の技術がもつ以上の問題点を解
消し、物品の取出しとともに格納または返却できること
、スペース効率が良いこと、物品搬送時に、搬送部材に
よる接触や振動、衝撃で物品を損傷させないこと、など
を満足させるとともに、物品取出しのための物品移送機
構の長さを短くして、取付部に働くモーメントを少なく
するとともに、先端の下方への変位量を抑え、合わせて
走行速度を上げうるような物品取出装置を提供すること
にある。
【問題点を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、この発明は次の構成をと
る。 (1)物品の取出し側に開口部を設けた保管室と、この
保管室の内部に取出し方向にそって設置された第1のベ
ルトと、この第1ベルトと近接して所定の取出し位置を
含む前記保管室の外部に取出し方向にそって設置された
第2のベルトとを備え、(2)  この第2ベルトから
前記第1ベルトへの動力伝達が、指令に基づいて入・切
されうる。そして、この動力伝達の入・切は、第2ベル
ト側と第1ベルト側との間に介在して作動するクラッチ
付き伝達手段−例えば、第2ベルト側と第1ベルト側と
に共通に接触・隔離される摩擦車−によっておこなわれ
る。 なお、第2ベルトが、物品取出し方向と直角に平行移動
可能に支持されるようにすることができる。
【作 用】
前記のような構成であるから、この発明の作用は次のよ
うになる。 ■第1ベルトは物品を載置可能に保管室内に固定設置さ
れ、それ自身は駆動力をもっていない。 他方の第2ベルトは駆動力をもつ。 取出し時には、 ■第2ベルトを取出し方向に駆動すると同時に、指令に
基づいて第2ベルトの駆動力を第1ベルト側に伝達し、
保管物品を全体として取出し方向に移送させる。なお、
この伝達は、クラッチ付き伝達手段、例えば回転型アク
チュエータによって駆動される摩擦車を、近接して設置
される、第1゜第2ベルトの各プーリに共通に接触させ
ることによっておこなう。 ■先頭の物品が第1ベルトから第2ベルトへ移行し、そ
の後端部が若干、第1ベルトに残っている位置まできた
ら、第2ベルトの駆動を停止させる。したがって、後続
の物品は第2ベルトには全く乗っていない。 ■ついで、第2ベルトから第1ベルトへの駆動力の伝達
を遮断する。例えば、摩擦車を第1.第2ベルトの各ブ
ーり間から隔離させる。 ■そして、第2ベルトだけを取出し方向に駆動させ、先
頭の物品が所定の取出し位置に達したら−例えば、位置
センサで検知して□、第2ベルトを停止させる。そして
、このときには、後続の物品は第1ベルト上に載置され
ていて、保管状態にある。 ■保管室が、縦・横(水平・垂直方向)に立体的に配置
されている際には、取り出すべき物品の保管室の位置ま
で平行移動するのは、第2ベルトだけで、第1ベルトは
各保管室に固定設置されているから、移動には関係ない
。しかも、第2ベルトの平行移動は直線的に最短経路を
とって移動することができる。 なお、物品を保管室へ格納するときに丼、大体において
前記の取出し時の逆の動作をさせればよい。すなわち、 ■第2ベルトから第1ベルトへの駆動力伝達を遮断状態
にして、第2ベルトを所要の保管室の前方位置に平行移
動させる。 0次に、第2ベルトから第1ベルトへの駆動力伝達を入
状態にした後、第2ベルトを格納方向に駆動させる。 ■物品が所定位置に達したら−例えば、位置センサによ
る検知によるか、または所定の駆動時間に基づいて−、
駆動を停止させるとともに、第2ベルトから第1ベルト
への駆動力伝達を遮断する。
【実施例】
この発明の一実施例を、以下に図を参照しながら説明す
る。なお、第1図はこの発明に係る一実施例の駆動側移
送機構の側面図、第2図は同じくその平面図、第3図は
同じくその背面図、第4図はこの実施例の従動側移送機
構の側面図、第5図は同じくその平面図、第6図は駆動
側移送機構と従動側移送機構との関係を示す側面図を示
し、同図(alは動力遮断状態にあるもの、同図(bl
は動力伝達状態にあるもの、第7図はこの実施例の作用
説明図、第8図はこの実施例を装備した自動物品格納・
取出装置の正面図、第9図は同じくその側面図である。 この実施例の主要部である物品移送機構部は、駆動側移
送機構60と、従動側移送機構70との二つの部分から
なっている。 まず、第1図〜第3図によって、駆動側移送機構60の
構成を説明する。61はフレームで、これを基本部材と
して他の各部材が配置される。モータ62にはプーリ6
3Aが取り付けられ、プーリ63B、65が同軸に結合
され、このプーリ63B、63^間にベルト64が張設
される。また、プーリ65は、第1図で左右に各2個ず
つ設置され(第2図参照)、これらの間にベルト66が
2列張設される。 動力伝達部67は揺動可能な一種の中間ローラで、アー
ム67b□フレーム61の右端部の近くで揺動可能に支
持される揺動軸67aに結合される−と、摩擦ローラ6
7dとが主要部材である。アーム67bには丸みのある
方形中空部67cがあり、この中空部67cに摩擦ロー
ラ67dの中心軸、ローラ軸67eが挿入される。そし
て、捩りばね67fの一方の端部がアーム67bに固定
され、他方の端部でローラ軸67eを付勢する。したが
って、7擦ローラ67dはベルト66を介してプーリ6
5(第1図の右側にある片側のもの)に押圧され、ロー
ラ軸67eは中空部67c内にある。また、フレーム6
1の一方の側面に固定されるアクチュエータ67g(第
2図参照)の出力軸は、揺動軸67aを介してアーム6
7bと連結される。 第1図で、フレーム61の上方に物品枠68が取り付け
られ、この片方の側面に光電センサ(反射形)69が設
けられる。この物品枠68は、従来例の物品枠17に、
光電センサ69は同じく光電センサ18A。 18Bにそれぞれ相当しく第16図参照)、これらは取
り出した物品を、ベルト66上の所定位置に位置決め載
置する機能をもつ。 次に、従動側移送機構70について、第4図、第5図を
参照しながら説明する。第4図で、横方向に長いフレー
ム710両端部にプーリ75を設け、両者間にベルト7
6を張設する。ビデオ・カセット1はベルト76上に載
置され、移送される。第5図に示すように、ベルト76
は各保管ケースごとに2列配置される。なお第5図に、
3系列のベルト76が図示されであるが、これは横(水
平方向)に配置された3個の保管ケース72に対応する
。 さて次に、駆動側移送機構60.従動側移送機構70、
動力伝達部67の相互間の位置関係について、第6図に
基づいて説明する。まず、駆動側移送機構60と、従動
側移送機構70とは、側面から見て、プーリ65.75
間で互いに近接、対向し、かつ、ベル)66.76の上
面が同一面になるように配置される。もちろん、駆動側
移送機構60は、各保管ケース72に対応する従動側移
送機構70と対面しながら走行案内される。 また、動力伝達部67は、図示してないアクチュエータ
によって、揺動軸67aの軸線のまわりに回動され、第
6図(a)のような位置か、同図1b)のような位置か
のいずれかをとる。同図(a)の位置では、駆動側移送
機構60と、従動側移送機構70とは連結状態にない。 同図(1111の位置では、駆動側移送機構60と、従
動側移送機構70とは、動力伝達部67の摩擦ローラ6
7dを介して連結状態にある。 前記のような構成であるから、この装置の作用は次のよ
うになる。第7図を参照しながら説明する。なお以下の
説明で、駆動側移送機構60に属するベルト66を第2
ベルト、従動側移送機構70に属するベルト76を第1
ベルトとそれぞれ呼ぶことにする。 第1ベルトは、ビデオ・カセッ) IA、 IB、 I
Cを載置可能に保管ケース72内に固定設置され、それ
自身は駆動力をもっていない。他方の第2ベルトは駆動
力をもつ。 まず、取出し時の動作について述べる。 なお、それ以前には、第7図(a)に示すように、第1
ベルト上にビデオ・カセットIA、 IB、 IC;f
cifした状態あり、第1.第2ベルトとも停止してい
る。 取出し時には、取出し指令に基づいて、第2ベルトを取
出し方向に駆動すると同時に、指令に基づいて第2ベル
トの駆動力を第1ベルト側に伝達し、ビデオ・カセット
IA、 IB、 ICを全体として取出し方向に移送さ
せる。なお、この伝達は、アクチュエータによって回動
駆動される、摩擦ローラを備える動力伝達部67を、互
いに近接して設置される、第1.第2ベルトの各ブーり
に共通に接触させることによっておこなう(同図(b)
参照)。 先頭のビデオ・カセット1八が第1ベルトから第2ベル
トへ移行し、その後端部が若干、第1ベルトに残ってい
る位置まできたら、第2ベルトの駆動を停止させる。し
たがって、同図(b)に示されるように、後続のビデオ
・カセットIBは第2ベルトには全く乗っていない。 ついで、第2ベルトから第1ベルトへの駆動力の伝達を
遮断する。例えば、摩擦ローラ67dを備える動力伝達
部67を時計方向に回動させて、摩擦ローラ67dを第
1.第2ベルトの各プーリ間から隔離させる(動力伝達
部67の位置だけ同図(C1参照)。 そして、第2ベルトだけを取出し方向に駆動させ、先頭
のビデオ・カセットLAが所定の取出し位置に達したら
一光電センサ67(第1図参照)によって検知する□、
第2ベルトを停止させる。 このときには、後続のビデオ・カセットIB、 ICは
第1ベルト上に載置されていて、保管状態にある(同図
(C)参照)。 なおまた、保管ケース72が、縦・横(水平・垂直方向
)に立体的に配置されている際には、取り出すべきビデ
オ・カセットの保管ケース72の位置まで平行移動する
のは、第2ベルトだけで、第1ベルトは各保管室に固定
設置されているから、移動には関係ない。しかも、第2
ベルトの平行移動は直線的に最短経路をとって移動する
ことができる。 ところで、ビデオ・カセットを保管ケース72へ格納す
るときには、大体において前記の取出し時の逆の動作を
させればよい。すなわち、第2ベルトから第1ベルトへ
の駆動力伝達を遮断状態にして、第2ベルトを所要の保
管室の前方位置に平行移動させる(同図(C1参照)。 次に、第2ベルトから第1ベルトへの駆動力伝達を入状
態にした後(動力伝達部67の位置だけ同図(b)参照
)、第2ベルトを格納方向に駆動させる。 そして、所定位置に達したら□例えば、図示してない位
置センサによる検知によるか、または所定の駆動時間に
基づいて□、駆動を停止させるとともに、第2ベルトか
ら第1ベルトへの駆動力伝達を遮断する(同図(a)参
照)。 以上で、この発明装置である物品取出装置の一実施例に
ついて、その構成および作用についての説明を終わり、
次に、この実施例が装備されたビデオ・カセット自動貸
出機について、第8図、第9図を参照しながら簡単に説
明する。 第8図で、本体フレーム80には、保管ケース72が縦
に4段、横に18個、計72個、立体的に配置されてい
る。各保管ケース72の下部には、それぞれ従動側移送
機構70が設けられる。なお、ビデオ・カセット1の図
示は省略しである。 また第8図で、駆動側移送機構60は、垂直移動機構8
1に属する移動台82に固定され、また、垂直移動機構
81は、水平移動機構91に属する移動台92に固定さ
れる。詳細な説明は省略するが、従来例の場合と同様に
、駆動側移送機構60は、垂直・水平移動機構81.9
1によって、すべての保管ケース72の開口部前面にそ
って平面的に移動可能である(第9図参照)。従来例と
異なる点は、所要の保管ケース72への移動経路が、現
在位置からその所要位置まで直線にとれることである。 このことは、取出し、または格納に要する時間を短縮で
きる効果につながる。 第9図で、保管ケース72内に3個のビデオ・カセット
1が保管されている様子が破線で示されている。また、
保管ケース72は、縦方向に間隔を置かずに隣接して設
置することができる。このことは、スペース効率を上げ
うる効果につながる。
【発明の効果】
したがって、この発明によれば、従来の技術、または既
提案の技術に比べ次のようなすぐれた効果がある。 (1)第2ベルトの長さは比較的短いから、この第2ベ
ルトを具備する物品移送機構が、その取付部で受けるモ
ーメント、同じく物品移送機構の先端の下方への変位量
はいずれも少ない。したがって、構造的に簡単になる。 この傾向は、とくに第2ベルトが平行移動可能に支持さ
れる場合□保管室が立体的に配置される場合□に顕著で
ある。 (2)前項は、言いかえれば、重量のある物品でも支障
なく保管でき、また、多数個の物品を保管することがで
きることを意味する。 (3)  物品を取り出すために、保管室の底部に帯状
中空部を設けたり、この中空部を貫通して直角方向に上
昇、下降させたりする必要がない。したがって、動作の
段階が少な(なり、それだけ制御が簡単になる。 (4)  前記(1)、 (3)項に関連して、第2ベ
ルトの移動速度を上げることができ、また、物品取出し
の動作段階が少ないことから、物品取出しくまたは、格
納ないし返却)時間が短縮される。また、保管室が縦・
横(水平・垂直方向)に立体的に配置された場合には、
第2ベルトを最短経路にそって所要の保管室位置に移動
させることができるので、取出しくまたは、格納ないし
返却)時間をさらに短縮できる。 (5)  また、前記(1)、 (31項に関連して、
動作の信頼性が向上する。 (6)保管室の縦方向の配置が、互いに間隔を置かず隣
接してできるから、スペース効率が良く、装置全体の小
形化に役立つ。 (7)  物品の自動取出しと同時に、その構造のまま
で、必要に応じて自動格納ないし返却が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る一実施例の駆動側移送機構の側
面図、 第2図は同じくその平面図、 第3図は同じくその背面図、 第4図はこの実施例の従動側移送機構の側面図、第5図
は同じくその平面図、 第6図は駆動側移送機構と従動側移送機構との関係を示
す側面図で、 同図(a)は動力遮断状態にあるもの、同図(b)は動
力伝達状態にあるもの、第7図(al〜(C1はこの実
施例の作用説明図、第8図はこの実施例を装備した自動
物品格納・取出装置の正面図、 第9図は同じくその側面図、 第10図は従来公知の自動物品取出装置の正面図、第1
1図は同じくその側面図、 第12図は本件出願人によってすでに提案されている自
動物品格納・取出装置の斜視図、 第13図は同じ々その正面図、 第14図は同じくその側面図、 第15図は同じく保管ケースの斜視図、第16図は同じ
く物品移送機構の斜視図、第17図(a)〜(e)は同
じく物品取出し時の作用説明図、第18図(al〜(C
)は同じく物品格納時の作用説明図である。 符号説明 1ニビデオ・カセット(物品)、 60:駆動側移送機構、66.76  :ベルト、67
:動力伝達部、67b:アーム、 67d:摩擦ローラ、67g:アクチュエータ、70:
従動側移送機構、72:保管ケース、81:垂直移動機
構、91:水平移動機構。 藁 1 記 第6 図 系7圀 第 8 図 第9 図 尾13辺 亮1午1沼 第15図 主つレム  才zt21r−り 第1ら招 とご を17図 第17図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)物品が一列に並べて格納される保管室の底部から所
    定の取出し位置まで移送用ベルトを設置し、指令に基づ
    いて前記物品を1個ずつ取り出す装置において、 前記物品の取出し側に開口部を設けた保管室と、この保
    管室の内部に取出し方向にそって設置された第1のベル
    トと、この第1ベルトと近接して所定の取出し位置を含
    む前記保管室の外部に取出し方向にそって設置された第
    2のベルトとを備え、この第2ベルトから前記第1ベル
    トへの動力伝達が指令に基づいて入・切されうることを
    特徴とする物品取出装置。 2)特許請求の範囲第1項記載の装置において、第2ベ
    ルトが、前記保管室底部に平行で、かつ物品取出し方向
    と直角に平行移動可能に支持されることを特徴とする物
    品取出装置。 3)特許請求の範囲第1項または第2項記載の装置にお
    いて、第2ベルトから第1ベルトへの動力伝達が、第2
    ベルト側と第1ベルト側との間に介在し、指令に基づい
    て作動するクラッチ付き伝達手段によることを特徴とす
    る物品取出装置。 4)特許請求の範囲第3項記載の装置において、クラッ
    チ付き伝達手段が、指令に基づいて第2ベルト側と第1
    ベルト側とに共通に接触・隔離される摩擦車であること
    を特徴とする物品取出装置。
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