JPS6314682B2 - - Google Patents

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JPS6314682B2
JPS6314682B2 JP17718180A JP17718180A JPS6314682B2 JP S6314682 B2 JPS6314682 B2 JP S6314682B2 JP 17718180 A JP17718180 A JP 17718180A JP 17718180 A JP17718180 A JP 17718180A JP S6314682 B2 JPS6314682 B2 JP S6314682B2
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JP
Japan
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parts
weeds
benzamide
water
rice
Prior art date
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Expired
Application number
JP17718180A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57102804A (en
Inventor
Tetsuo Takematsu
Takayuki Isogawa
Yasunari Sakuraba
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hodogaya Chemical Co Ltd
Original Assignee
Hodogaya Chemical Co Ltd
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Priority to JP17718180A priority Critical patent/JPS57102804A/ja
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は特定のベンズアミド、3,4−ジクロ
ルプロピオンアニリド(以下プロパニールとい
う)およびβ−ナフチル−N−メチルカーバメイ
ト(以下β−NACという)より成る新規な除草
剤組成物に関する。 プロパニールは稲に高度な選択性を有すること
から、稲作用の茎葉処理型除草剤として広く用い
られている。しかしながら、稲に高度な選択性を
有する反面、土壤処理効果は全く期待できないこ
とから、その使用に当つては、雑草の2〜3葉の
時期に限定される。又、水田においては、水が存
在するとその活性が著しく減殺されるため、完全
に田水を落水し十分に地表を露出した後、薬剤を
茎葉全体に付着させ、処理後2〜3日間そのまま
放置し、次に入水という操作が要求される。この
ようにプロパニールは、稲に高度な選択性を有す
る反面、使用時期、使用方法は極めて狭い範囲に
限られている。 現在除草剤は、多種多様のものが存在し、農作
物の生産に当つては欠くことのできないものとな
つているが、それらの使用は、作物の播種または
移植後雑草の発生前に土壤処理剤を用い、更に雑
草が発生した後に茎葉処理剤を使用する、という
ように、除草剤を2〜3回散布しているのが現状
である。これは労力、経済性の点から極めて不利
である。最良の雑草防除は、ほとんど全ての雑草
が発生した後一挙に駆除し、しかも、その後作物
との競合関係がなくなるまで雑草の発生を抑える
という防除方法である。 本発明者らは、このような問題を解決するため
種々検討した結果、本発明を完成するに至つた。
すなわち、本発明は 式 (但し、Rはn−C4H9O、C2H5OCH2Oまたはn
−C4H9OCH2Oである)を有するベンズアミド
(A)、プロパニール(B)およびβ−NAC(C)を有効成
分として含有する除草剤である。 本発明の組成物において活性物質(A)として用い
られるベンズアミド類は、4−ノルマルブトキシ
−N−(2,3−ジクロルフエニール)−ベンズア
ミド〔以下ベンズアミド−(1)という〕、4−エト
キシメトキシ−N−(2,3−ジクロルフエニー
ル)−ベンズアミド〔以下ベンズアミド(2)とい
う〕、4−ノルマルブトキシメトキシ−N−(2,
3−ジクロルフエニール)−ベンズアミド〔以下
ベンズアミド−(3)という〕などである。 本発明の組成物における(A)のベンズアミド、(B)
のプロパニールおよび(C)のβ−NACの重量比は
好ましくは1:2:0.5から1:1:0.01の範囲
である。 本発明組成物を調製するにあたり、各成分の配
合割合は、その使用目的によつて異り、水田の雑
草防除を目的とする場合は、10アール当り(A)のベ
ンズアミドは一般的には50〜1000g、好ましくは
100〜600g、さらに好ましくは200〜400g、(B)の
プロパニールは一般的には100〜1000g、好まし
くは200〜600g、さらに好ましくは250〜400gと
し、(C)のβ−NACは一般的には1〜30g、好ま
しくは5〜20g、さらに好ましくは7.5〜15gで
ある。 果樹園の下草除草のように大きな雑草の防除を
目的とするときには、(A)のベンズアミドは一般的
には100〜1000g、好ましくは200〜800g、さら
に好ましくは400〜600g、(B)のプロパニールは一
般的には100〜1000g、好ましくは200〜800g、
さらに好ましくは400〜600gとし、(C)のβ−
NACは一般的には10〜500g、好ましくは50〜
300g、さらに好ましくは75〜150gである。 本発明組成物は、例えば乳化剤、分散剤等の界
面活性剤を使用して、液体又は固体の希釈剤と共
に活性物質を混合することにより乳剤、水和剤、
粒剤、粉剤、サスペンジヨン、ペーストの如き調
合剤に変えることができる。又増量剤として水を
使用する場合には、有機溶剤を補助剤として使用
する。液状の希釈剤又は担体としては、キシレ
ン、トルエンのような芳香族炭化水素、メタノー
ル又はブタノールのようなアルコール類、ジメチ
ルホルムアミド、イソホロン、メチルエチルケト
ンのような高極性溶剤などが挙げられる。固体の
希釈剤又は担体としてはカオリン、ベントナイ
ト、ホワイトカーボン、タルクのような天然鉱物
の粉砕物が使用される。乳化剤としては、ポリオ
キシエチレン脂肪酸エステルのようなノニオン性
及びアルキルアリルスルホネートのようなアニオ
ン性乳化剤が挙げられる。又分散剤としてはリグ
ニン、メチルセルロース等が挙げられる。 本発明組成物は他の活性物質と混合しても使用
することができる。 調合剤としては0.1〜95%重量部、好ましくは
1〜95%重量部の活性物質を含む。 本発明組成物は、土壤処理型除草成分をも含有
するものであるが、茎葉処理型除草剤として有用
なものである。その効果的な施用方法の一つは、
従来の茎葉処理型除草剤の施用方法とは異り、田
水中に薬剤が混入するよう施用しても十分除草効
果が期待できるものである。プロパニールを含有
する除草剤としては本発明組成物は、実用上極め
て画期的なものである。 本発明組成物は、畑および水田のいずれの雑草
をも防除することができる。水田の場合、水田に
水が満たされていても、本剤を使用することがで
きる。しかもこの場合、雑草に直接薬剤を接触さ
せずに水中に薬剤を注入することによつても除草
目的を達することができる。 以下に実施例によつて本発明組成物を具体的に
説明する。なお、文中の「部」とあるのは「重量
部」を意味する。 実施例 1 (水和剤の調製) ベンズアミド−(1) 15部 プロパニール 30部 β−NAC 1部 カオリンクレー 49部 ソルポール−5039(東邦化学(株)商標) 5部 を均一に混合粉砕し水和剤を得た。 実施例 2 (粒剤の調製) ベンズアミド−(2) 7部 プロパニール 10部 β−NAC 0.3部 ベントナイト 40部 タルク 37.7部 リグニンスルホン酸ソーダ 5部 以上を均一に混合粉砕し、水を加えて練り、造
粒乾燥して粒剤を得た。 実施例 3 (乳剤の調製) ベンズアミド−(3) 20部 プロパニール 20部 β−NAC 4部 キシレン 20部 イソホロン 26部 ソルポール−800−A 10部 以上を均一に混合溶解し乳剤を得た。 試験例 1 60×16.5cm、深さ18cmのプランターに水田土壤
をつめ、表層にノビエ、コナギ、キカシグサ、ミ
ゾハコベ、タマガヤツリ等各種水田雑草種を含む
水田土壤を加えて施肥、入水、代かきし、湛水3
cmとした後、2〜2.5葉期の水稲苗(品種:日本
晴)を1株2本植にて8株移植した。ノビエが3
〜4葉、広葉雑草の本葉が2〜3葉の時期、本発
明水和剤の水による希釈液の所定量を植物の茎葉
に付着しないようピペツトにて水中に滴下処理し
た。なお、単独の個々の薬剤についても同様に処
理した。薬剤処理後30日目に各雑草に対する除草
効果および移植水稲に対する薬害の有無を観察に
より調査した。その結果を表−1に示す。表中評
価は下記基準による。 除草効果指数 薬害指数 5:完全な除草効果 −:無 害 4:80〜99%の除草効果 ±:僅小害 3:60〜79% 〃 +:小 害 2:40〜59% 〃 :中 害 1:20〜39% 〃 :大 害 0:19%以下 〃 :甚 害 ×:枯 死 試験例 2 5000分の1アールワグナーポツトに水田土壤を
つめ、表層にノビエ、コナギ、キカシグサ、ミゾ
ハコベ、タマガヤツリ等の各種水田雑草を含む水
田土壤を加え、代かきした後、湛水2cmとし、鳩
胸状に催芽した水稲種子(品種:日本晴)を1ケ
所3粒にて5ケ所、表層から5mmの土中に播種し
た。その後湛水2cmにて育成管理し、水稲が2〜
3葉、ノビエが3〜4葉、広葉雑草の本葉が2〜
3葉の時期に湛水3cmとし、本発明剤粒剤の所定
量を水面下に均一に処理した。なお、単独の個々
の薬剤についても同様処理した。処理後30日目に
各雑草に対する除草効果および水稲に対する薬害
の有無を観察により調査した。その結果を表−2
に示す。 表中評価は試険例1の基準と同様である。 試験例 3 5年性の温州ミカン幼木園内に生育したメヒシ
バ(草丈50〜60cm)、イヌビユ(草丈60〜70cm)
を用い本試験を実施した。 1区6m2(2×3m)の区割をし、本発明乳剤
の所定量を10アール当り200の水に希釈し、半
自動小型噴霧器にて薬剤が雑草の茎葉によく付着
するよう処理した。なお、単独の個々の薬剤につ
いてはその最高使用量のみを同様に処理した。処
理後20日目および60日目にメヒシバおよびイヌビ
ユに対する効果を観察により行つた。又温州ミカ
ン幼木に対する薬害の有無についても合わせて行
い、特に薬害については翌年の新葉の展開等の影
響について1年間継続して観察を行つた。その結
果を表−3に示す。表中評価は試験例1の基準と
同様である。
【表】 上表に示すとおり、単独の個々の薬剤では、ベ
ンズアミドがノビエに対してわずかな活性を示す
ほかは、全く植物活性を示さなかつた。しかる
に、本発明組成物は、全雑草に完全な効果を示す
とともに水稲には全く薬害がみられなかつた。
【表】 上表に示すとおり、単独の個々の薬剤ではベン
ズアミドがノビエにのみ活性を示したがその他の
雑草にはほとんど活性を示さず、プロパニール、
β−NACは全く活性を示さなかつた。これに対
して本発明組成物は全雑草に高い活性を示し、し
かも、直播水稲にはほとんど薬害がみられなかつ
た。
【表】 上表に示すとおり本発明組成物は著しい効果を
示すとともにその効果が長期間持続し、しかも温
州ミカンに対する薬害は全くみられなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 (但し、Rはn−C4H9O、C2H5OCH2Oまたはn
    −C4H9OCH2Oである)を有するベンズアミド、
    3,4−ジクロルプロピオンアニリドおよびβ−
    ナフチル−N−メチルカーバメイトを含有するこ
    とを特徴とする除草剤組成物。
JP17718180A 1980-12-17 1980-12-17 Herbicide composition Granted JPS57102804A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17718180A JPS57102804A (en) 1980-12-17 1980-12-17 Herbicide composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17718180A JPS57102804A (en) 1980-12-17 1980-12-17 Herbicide composition

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Publication Number Publication Date
JPS57102804A JPS57102804A (en) 1982-06-26
JPS6314682B2 true JPS6314682B2 (ja) 1988-04-01

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ID=16026589

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JP17718180A Granted JPS57102804A (en) 1980-12-17 1980-12-17 Herbicide composition

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JP4850154B2 (ja) * 2007-09-07 2012-01-11 Ntn株式会社 等速自在継手用作動角センサ

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JPS57102804A (en) 1982-06-26

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