JPS63145749A - 電子管用材料 - Google Patents

電子管用材料

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Publication number
JPS63145749A
JPS63145749A JP61292381A JP29238186A JPS63145749A JP S63145749 A JPS63145749 A JP S63145749A JP 61292381 A JP61292381 A JP 61292381A JP 29238186 A JP29238186 A JP 29238186A JP S63145749 A JPS63145749 A JP S63145749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coercive force
thermal expansion
less
grain size
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61292381A
Other languages
English (en)
Inventor
Morinori Kamio
守則 神尾
Norio Yuki
典夫 結城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Mining Co Ltd filed Critical Nippon Mining Co Ltd
Priority to JP61292381A priority Critical patent/JPS63145749A/ja
Publication of JPS63145749A publication Critical patent/JPS63145749A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Common Detailed Techniques For Electron Tubes Or Discharge Tubes (AREA)
  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (目 的) 本発明はカラーブラウン管や蛍光表示管等の電子管用材
料に関する。
(従来技術及び問題点) 電子管用材料の中で電子ビームの軌道を制御する電極用
材料としては、カラーブラウン管ではシャドウマスクす
なわち色選別電極として軟鋼や、アンバー材と呼ばれる
鉄−ニッケル合金が、蛍光表示管ではグリッド材として
Fe−42Ni−6Cr合金が用いられている。
これらの材料はいずれも主にエツチング加工によりスリ
ットを設けて電子ビームの軌道を制御するものであるが
、材料自体が地磁気やスピーカー内部の磁石の影響で磁
気を帯びると、電子ビームの制御が霞しくなり色純度の
低下やムラが生じるため、前記のような外部磁場によっ
て帯磁しにくい材料であることが必要である。
一般的なカラーテレビ用のシャドウマスクは軟鋼或いは
アンバー材をエツチング穿孔後再結晶焼鈍し、軽く球面
成形した状態で使用されるために、比較的保磁力(He
)が低く前記のような帯磁の影響は大きな問題となって
いない、しかしながら、カラーテレビの種類の中には冷
延コイルを再結晶焼鈍せずに色選別電極として用いるタ
イプのものもいくつかあり、この場合には従来の軟鋼や
アンバ−材では保磁力が高く、帯磁が大きな問題となる
また軟鋼やアンバー材の場合、熱膨張係数が高いのでガ
ラス封着を施す様な用途には実際上使用不能である。
また、近年、カラーブラウン管に代わる平面ディスプレ
イと呼ばれる奥行きの小さいすなわち薄型のテレビの開
発が進められているが、このような電子管に使われる材
料において、取り扱い上の問題で冷延状態で使われてお
り、従来のカラーテレビと同様、もしくはさらに著しい
帯磁の問題が生じている。
また上記の平面ディスプレイ用の電極材料あるいは蛍光
表示管のグリッド材料として用いる場合に、ガラスとの
封着性が特に要求されるときにはガラスと熱膨張係数の
ほぼ等しいFa−42Ni−6Cr合金が用いられるこ
とがある。しがしこれは、高価なNiを多量に含むため
コスト高の材料となる欠点を有している。そこで熱膨張
係数がガラスとほぼ同一でより低コストの材料として5
US430も考えられる。
ところが、上記のFe−42Ni−6Crおよび5US
430はいずれも再結晶焼鈍を施さない冷延状態では、
保磁力がHaで5〜60eと高く前述したような帯磁の
問題が生じてくる。一方、Fe−42Ni−6Crに再
結晶焼鈍を施すことによりHcを0.2程度に低くt/
ることは可能ではあるが、硬さがビッカース硬度で13
0程度と著しく低くなるために製造工程上の取り扱い中
に折れや傷が発生しやすくなるため1歩留りが低下して
しまうという欠点を有しており、使用に問題があった。
また、上記の低コストである5US430の場合には再
結晶焼鈍を施しても保磁力がHcで2゜0以上と十分低
下せず、硬さもビッカース硬度で150程度と低下する
ので帯磁と折れや傷の発生という取り扱い上の両面の問
題点を有している。
(構 成) 本発明はかかる点に鑑み、帯磁の問題が少なく、即ち保
磁力が低く、しかもガラス封着やガラス質の接着材との
接合が可能な程度に熱膨張が低く、取り扱い上湯やダコ
ンが生じない程度の硬さを保持した低コストの電子管用
材料を供給しようというものであり、その特性の目標数
値としては室温から400℃までの平均熱膨張係数が1
30×10°1/℃以下でビッカース硬度が200以上
保磁力Heが2.00未満という数値を満足する材料を
供給するものである。即ち、その要旨とするところは1
重量%でC001%以下、S i 1.0〜4.0%、
MnO,1〜1.0%、Cr10〜20%、AI0.1
%以下、残部Fe及び不可避的不純物からなる電子管用
材料並びに重量%でC061%以下、Si1.O〜4.
0%、Mn061〜1.0%、Cr10〜20%、AI
0.1%以下、残部Fe及び不可避的不純物からなり、
□結晶粒度が結晶粒度番号で10以下の電子管用材料に
ある。
(発明の詳細な説明) 次ぎに本発明の成分の限定理由を説明する。
CTCが0.1%よりも多いと、炭化物が多ぐ析出し、
それが故に保磁力が悪化する。よって、その成分範囲を
0.1%以下とする。
Si :Siを含有することで低保磁力が得られる。
その下限が1.0%である。また4、0%を超えて含有
してもその効果が飽和する一方で、硬度が著しく増加す
るために加工性を害する。また、熱膨張係数も増加する
。よって、その成分範囲を1.0〜4.0%とする。
Mn:Mnは脱酸及び硫化物のトラップを目的として添
加する。その効果が0.1%以上で生じ、1.0%を超
えて含有しても製造性を害し、熱膨張係数が上昇するた
めガラス封着が難しくな□ る、よって、その成分範囲
を0.1〜1.0%とする。
Cr;Crが10%より少ないと、熱膨張係数が高くな
り、ガラスとの接合性に問題が生じろ。
またCrが20%を超えて添加されるとコスト□ 高に
なるうえにエツチング加工性を害す、よって、その成分
範囲を10〜20%とする。
Al :Alは脱酸目的で添加する。0.1%を超□ 
えて含有すると硬さを増すために11造性を害す。
よって、その成分範囲を0.1%以下とする。
また、結晶粒度が結晶粒度番号で1oを超えると保磁力
の低下が十分でないので、10以下であることがより望
ましい。
(実施例) 供試材は真空溶解炉で出鋼し、鍛造、熱間圧延、酸洗後
、冷間圧延、焼鈍を適時くり返し、さらに最終焼鈍を施
し、板厚0.2omの板とした。供試材の化学成分を第
1表に示す。
また、供試材の保磁力、熱膨張係数、硬さを測定し第1
表に併記した。
第1表より明らかな様に本発明例1〜6は熱膨張係数も
全て130XIO’/’C以下でガラス封着が可能な値
であり、保磁力Heも2.oO以下と低く、ビッカース
硬度も全て200以上であり、取り扱い上も問題なく、
帯磁の問題のない材料が供給できる。さらに本発明例2
.4は本発明例1.3にくらべ各々結晶粒度が10以下
と粒度番号が小さいため、より低保磁力であり、優れた
ものである。
比較例7はSiが低いために保磁力が高く、硬さも軟ら
かい。比較例8はSiが高く熱膨張係数が高い。比較例
9はCが、比較例10はMnが各々高いため保磁力が高
く、また熱膨張係数も高めである。比較例11.12は
Fe−42Ni=6Crの、比較例13.14は5US
430の各々焼鈍材及び冷延材の例であるが、Fe−4
2Ni−6Crでは低保磁力の場合、十分な硬さが得ら
れず、硬さを得るためには保磁力が悪化する。また5U
S430では焼鈍を施しても十分に保磁力が低下しない
(効 果) 以上に示す様に本発明の電子管用材料は低コストでガラ
ス封着またはガラス質の接着材の使用が可能であり、帯
磁の問題のないしかも取り扱い上の傷やダコンの発生し
にくい材料を供給することができる。
以下余白

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量%でC0.1%以下、Si1.0〜4.0%
    、Mn0.1〜1.0%、Cr10〜20%、Al0.
    1%以下、残部Fe及び不可避的不純物からなる電子管
    用材料。
  2. (2)重量%でC0.1%以下、Si1.0〜4.0%
    、Mn0.1〜1.0%、Cr10〜20%、Al0.
    1%以下、残部Fe及び不可避的不純物からなり、結晶
    粒度が結晶粒度番号で10以下である電子管用材料。
JP61292381A 1986-12-10 1986-12-10 電子管用材料 Pending JPS63145749A (ja)

Priority Applications (1)

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JP61292381A JPS63145749A (ja) 1986-12-10 1986-12-10 電子管用材料

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JP61292381A JPS63145749A (ja) 1986-12-10 1986-12-10 電子管用材料

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JPS63145749A true JPS63145749A (ja) 1988-06-17

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ID=17781054

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JP61292381A Pending JPS63145749A (ja) 1986-12-10 1986-12-10 電子管用材料

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JP (1) JPS63145749A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0447139A2 (en) * 1990-03-14 1991-09-18 Hitachi, Ltd. Colour cathode-ray tube

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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