JPS6314365B2 - - Google Patents

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JPS6314365B2
JPS6314365B2 JP9544881A JP9544881A JPS6314365B2 JP S6314365 B2 JPS6314365 B2 JP S6314365B2 JP 9544881 A JP9544881 A JP 9544881A JP 9544881 A JP9544881 A JP 9544881A JP S6314365 B2 JPS6314365 B2 JP S6314365B2
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JP
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movement
circuit
robot
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Susumu Kawakami
Takashi Uchama
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はロボツトの軌道制御方式に係り、とく
に教示された3次元空間の各点近傍でなめらかな
円周移動を行なわせるとともに、隣接する内接円
と直線の接点が相互に重なり合わないようにした
ロボツトの軌道制御方式に関するものである。
従来、ロボツトのアームが障害物を回避しつつ
目的地点に到達する場合、第1図に示すように教
示ないしロボツト言語により指定された3次元空
間の各位置R→1〜R→Nを順次通過しながら目的地点
に到達していた。ここで、各位置R→1〜R→Nを通過
する際、連続的に通過することは困難であり、各
指定点間で、加速―減速―停止を実施しなくては
ならなかつた。このため、多数の指定点を経由す
る移動では時間がかかり、また運動形態も一様で
ないため、加速減速が大きく、アームが振動し易
く、好ましい運動性能を得るに支障を来すという
欠点があつた。
これに対し、本出願人は特願昭55−171722号
「ロボツトの軌道制御方式」を提案した。詳細は
実施例で後述するように、ロボツトの被制御体を
あらかじめ指定された複数の指定経由位置間を一
定の線速度で移動させ、該指定経由位置近傍では
該位置とあらかじめ設定された該位置の近傍通過
誤差量とで決まる内接円上を前記線速度と同一の
円周速度で移動させるように軌道制御したもので
ある。これにより、ロボツトのアーム移動の指定
された各経由点通過の厳密性を緩和し、かつその
緩和量すなわち、近傍通過誤差量をオペレータが
任意に指定できるようにすることにより、各経由
点ごとに加速―減速―停止することなく、なめら
かな速度で経由点を連続的に移動できるものであ
る。
しかし、この方式の問題点の1つは隣接する内
接円から直線に、直線から内接円に切換える接点
が重なり合うことがあり、なめらかな円移動に不
都合を生ずることである。
本発明の目的は3次元空間の各点近傍でなめら
かな円周移動を行なわせるとともに、隣接する内
接円と直線の接点が相互に重なり合わないように
したロボツトの軌道制御方式を提供することであ
る。
前記目的を達成するため、本発明のロボツトの
軌道制御方式はロボツトの被制御体をあらかじめ
指定された複数の指定経由位置間にて一定の線速
度で移動させ、該指定経由位置近傍では該指定経
由位置とあらかじめ設定された該指定経由位置の
近傍通過誤差量とで決まる内接円上を移動させる
ように軌道を制御する方式において、隣接する内
接円から直線に、および直線から内接円に前記軌
道を切換える接点が重なり合わないように前記近
傍通過誤差量を修正した内接円上を移動させるよ
うにしたことを特徴とするものである。
以下本発明を実施例につき詳述する。
最初に本発明の基本構成として、前述の特願昭
55−171722号「ロボツトの軌道制御方式」を用い
るものとし、第2図〜第11図は提案例の動作と
構成を示し、第12図以下に本発明の要部が提案
例と異なる点につき説明する。
第2図は上記提案例の軌道説明図である。ま
ず、同図により、ロボツトのアームが動作する上
での準備すべきパラメータについて説明する。こ
れらのパラメータの相互関係を明確にする上での
ポイントとしては、次の3点がある。
(I) 位置R→i-1、R→i、R→i+1のそれぞれの間を

ームが速度Vで直線移動するとすれば、各位置
近傍内接円の円周上においても同じ値の円周速
度でなめらかに移動するものであること。
() オペレータが作業内容および精度に応じて
近傍通過誤差量△iを任意に与えることがで
き、移動品位を把握しながら作業を計画するこ
とができるものであること。
() 位置R→i-1、R→i、R→i+1によつて平面が構
成さ
れ、かつ上記操作はその平面内で記述できるこ
とに着目し、3次元空間内ででの複雑な手続を
簡明にできるものであること。
上記3つのポイントを基本にして、各パラメー
ターの内容を詳細に説明する。
ロボツトのアームの移動のスタート位置から目
標位置までの間にアームが通過する3次元空間の
指定位置R→1〜R→Nのうちの任意の位置をR→iとし

その前後の指定位置をR→i-1、R→i+1とする。R→i

R→i-1との間を結ぶ直線の方向単位ベクトルをe→i-
、R→iとR→i+1との間を結ぶ直線の方向単位ベクト
ルをe→iとすれば、e→i-1、e→iはそれぞれ下記式

よつて与えられる。
e→i-1=(R→i−R→i-1)/|R→i−R→i-1
…(1) e→i=(R→i+1−R→i)/|R→i+1−R→i|…(
2) 上記2つの単位ベクトルe→i、e→i-1によつて決
まる内積角をπ−2θiとすれば、θiは次式で得られ
る。
θi={π−cos-1(e→i-1・e→i)}/2 …(3) このθiは、位置R→iでの直線移動の方向変化角を
二等分したものである。この直線移動の方向角の
二等分線が位置R→iの内接円と交わる交点と位置
R→iとの間の距離を△iとすれば、この△iはオペレ
ータが任意に決められる近傍通過誤差量である。
アームの移動が直線運動から円運動に切換わる
位置をO→iとし、位置R→iと位置O→iとの間の距離

Liとすれば、この距離Liは前記二等分角θiと近傍
通過誤差量△iとにより次式より一義的に決まる。
Li=△i・cosθi/(1−sinθi) …(4) さらに、前記位置O→iと、アームの移動が円運
動から直線運動に切換る位置P→i-1とは、位置R→i
距離Li、単位ベクトルe→i-1によつて次式から得ら
れる。
O→i=R→i−Li・e→i-1 …(5) P→i-1=R→i-1+Li-1・e→i-1 …(6) ここで、添字i−1は、前位置R→i-1によつて
決まるパラメータに付けられたものである。
また、内接円の半径Diは次式より得られる。
Di=Li・tanθi …(7) 直線運動時の速度をVとすれば、これが円運動
になつて円周速度の変化がないように、円運動の
角速度を前記半径Diと速度Vとにより次式から決
定する。
ωi=φi=V/Di …(8) φiは円周移動の変位角である。
さらに、円周移動する面を定めるベクトルβ→i
は、直線方向単位ベクトルe→i、e→i-1と、二等分
角θiとによつて次のように決められる。
β→i={e→i-1−e→i・cos2θi}/|sin2θi
…(9) 上記単位ベクトルβ→iは、単位ベクトルe→i、e→
i
−1および位置R→iを含む面上にあり、単位ベクト
ルe→i-1に直交するベクトルである。
P→i-1からO→iへの直線移動距離liとすれば、距離
liは、直線上の単位距離あたりの移動時間△tsと、
単位移動のステツプ数S、速度Vによつて決めら
れ、また移動変位角φiは円周上の単位距離あたり
の移動時間△tcと、単位移動のステツプ数C、角
速度ωiによつて決められる。すなわち li-1=V・△ts・S …(10) φi=ωi・△tc・C …(11) である。
さらに、直線/円アームの移動位置をr→i-1
よびr→iとすれば、直線運動上の該移動位置は、
位置P→i-1、距離li-1、単位ベクトルe→i-1によつて
決まり、円周運動上の該移動位置は位置O→i、半
径Di、移動φi、単位ベクトルe→i-1,β→iによつて
決まる。すなわち、 r→i-1=P→i-1+li-1・e→i-1 …(12) r→i=O→i+Di{sinφi・e→i-1 +(1−cosφi)β→i} …(13) である。
以上により、第2図に示されたアームが動作す
る上での準備すべきパラメータのすべてについて
の相互の関係が明らかになつた。
次に上記パラメータをもとにロボツトのアーム
が移動する動作内容を第3図a〜dのフローチヤ
ートにより説明する。
まず、オペレータが決めるべきパラメータとし
ては、ステツプ(A)に示されるように3次元空間の
位置R→p…R→i…R→N、近傍通過誤差量△1…△i…
N-1、直線運動V、直線および円の単位移動時
間の△tsおよび△tcがある。近傍通過誤差量△i
は、各位置共通の値にしてもよい。これらのパラ
メータが与えられることにより、ロボツトのアー
ムの移動が始まる。ステツプ(B)でスタートし、ま
ず第1ステツプi=1(C)で前述した様々なパラメ
ータを準備する。
直線移動をするための単位方向ベクトルe→i-1
e→iがステツプ(D)により決まる。直線移動の方向
変位角θiがステツプ(E)により決まる。直線から円
あるいはその逆の切り換えに必要な切り換え点O→
,P→iおよび位置R→iと切換点O→i,P→iとの間
の距離
Liがステツプ(F)により決まる。内接円の半径Di
ステツプ(G)により決まる。角速度ωiはステツ
プ(H)により決まる。円周移動する面を定める
ベクトルはステツプ(I)により決まる。このよ
うにして必要なパラメータが決定される。
次に、直線移動のステツプがスタートする。
まず、スタート地点、目標地点の設定を行な
う。i=1の時{ステツプ(J)}P→i-1=R→pに置
換える{ステツプ(K)}。i≠1であれば次のス
テツプへ行く。i=N−1の時{ステツプ
(L)}、O→i=R→Nに置換える{ステツプ(M)}

次にステツプS=1{ステツプ(N)}とする。位
置P→iとO→iとの間の直線移動距離limaxはステツプ
(O)で決まる。この移動距離中各ステツプ数S
でのスタート地点からの長さli-1は各ステツプ
(P)で決まる。移動距離の各ステツプの位置r→i
−1はステツプ(Q)で決まる。このように決めら
れた移動位置r→iへロボツトのアームはサーボ機
能により移動していく{ステツプ(R)}。移動距
離li-1が直線最大移動距離limaxよりも小さい間
{ステツプ(S)}はステツプ数Sを一段ずつ進め
て{ステツプ(T)}、ステツプ(P)からステツ
プ(S)までのステツプが繰返えされる。li-1がli
maxに等しくなると直線運動は終り円運動へ移
る。ただしここでi=N−1の時{ステツプ
(U)}には目標地点に到達しているので移動は完
了し“OWARI”の信号が出る。
まず、円運動のステツプ数C=1が設定される
{ステツプ(V)}。移動変位角φiはステツプ(W)
で決まる。内接円上の移動位置r→iはステツプ
(X)で決まる。このようにして決められた移動
位置r→iへロボツトのアームはサーボ機能により
移動していく。
{ステツプ(Y)}移動変位角φiが単位ベクト
ルの内積角π−2θiよりも小さい間{ステツプ
(Z)}はステツプ数Cを一段ずつ進めて{ステツ
プ(ZA)}、ステツプ(W)からステツプ(Z)
までのステツプが繰返えされる。移動変位角φi
π−2θiに等しくなると円運動は完了し、次のス
テツプの直線運動に移る。次のステツプではi=
i+1に変えられて{ステツプ(ZB)}、ステツ
プ(D)へ戻る。
以上により、アームの動作内容が明らかになつ
た。
次に、これらの動作を実際に制御するための制
御ブロツク系統図について説明する。
第4図は制御システムの全体図である。計算機
などの外部制御装置よりのスタート信号が読み出
し装置(アドレスカウンタ)1へ入ると、アドレ
スカウンタ1は初期状態にリセツトされアドレス
カウンタ1が1に設定される。メモリ2には、各
アドレスに、第5図に示されたオペレーターによ
つて設定される第1のパラメーターが記憶されて
いる。これらの第1のパラメーターは、座標変換
回路3へ転送される。この座標変換回路3内で
は、第1のパラメーターをもとに直線および円移
動を実行するに必要な第2の準備パラメーターを
得るための演算を行なう。これらのパラメーター
は、直線移動軌跡出力回路4および円移動軌跡出
力回路5へ入力される。直線移動軌跡出力回路4
では、上記パラメーターをもとに直線移動距離と
3次元空間移動位置を決定してロボツトサーボ駆
動回路6へこれらデータを送り出す。円移動軌跡
出力回路5では、上記パラメーターをもとに移動
変位角と3次元空間移動位置を決定してロボツト
サーボ駆動回路6へこれらデータを送り出す。ロ
ボツトサーボ駆動回路6は、直線移動軌跡出力回
路4と円移動軌跡出力回路5からのデータを受け
てロボツトの被制御体を駆動する。ここで、直線
移動と円移動との切換えは、状態判定回路7によ
つて決定される。以上が制御システムの概要であ
る。なお、第4図で実線の矢印は制御信号の流れ
を示し、斜線の入つた太い矢印はデータの流れを
示す。
次に、各ブロツクの詳細について説明する。前
述のようにメモリ2には、第5図に示された内容
が記憶されている。OからN番地のアドレスに
は、3次元空間の指定位置R→O〜R→N、2からN番
地のアドレスには近傍通過誤差量△1〜△N-1、0
番地に速度V、直線単位移動時間△ts、円周単位
移動時間△tcが記憶されている。
次のブロツクの座標変換回路3の内容は、第6
図に描かれている。まず、メモリ2から入力用バ
ツフアメモリ8へアドレスカウンタ1からのアド
レスの指定を受けて必要なデータが入力される。
たとえば第7図のIに示されるように、アドレス
カウンタ1のカウントがiの時、メモリ2のi−
2番地の内容である位置R→i-2の情報が入力用バ
ツフアメモリ8のアドレスI3からI5へ、i−
1番地にある位置R→i-1の情報がI6からI8へ、
i番地にある位置R→iの情報がI9からI11へ、
i+1番地にある位置R→i+1の情報がI12から
I14へ、近傍通過誤差量△iがI15へそれぞ
れ入力される。ここでi番地の計算において、位
置ベクトルR→i-2までが必要である理由は、とく
に切換点P→i-1を求める前述した(6)式において、
距離Li-1を求めるためには(4)式よりθi-1が必要で
あり、さらにθi-1を得るためには(3)式よりe→i-2
必要であり、e→i-2を得るために(1)式よりR→i-2
必要なためである。ただしi=1の時、i−1す
なわち0番地の内容である速度VがI0へ、直線
単位移動時間△tsがI1へ、円周単位移動時間△
tcがI2へ入力される。このようにして、次の変
換手順メモリ9の演算に必要なパラメーターが準
備される。
変換手順メモリ9では入力用バツフアメモリ8
から必要なデータを呼出し、さらに演算子の種類
に応じて演算器選択回路10を経由して、演算器
収納部11から所望の演算器を選定し、計算を行
ない、結果を中間結果用バツフアメモリ12ある
いは出力用バツフアメモリ13へ格納する。これ
ら変換手順メモリ9、中間結果用バツフアメモリ
12、出力用バツフアメモリ13の相互の機能的
な関係について、第7図、第8図により具体例を
基に説明する。
たとえば、(1)式の方向単位ベクトルe→i=(R→i

R→i-1)/|R→i−R→i-1|を求めることを考える

第8図に示されるように、変換手順メモリ9のア
ドレスC0には減算の演算子と、必要な入力バツ
フアメモリ8内のデータ(R→i)x成分、(R→i-1
x成分の格納されているアドレスI9とI6が入
力されている。I9とI6には、位置ベクトルR→
、R→i-1のx成分が入つている。これらの必要情
報がアドレスC0内のデータにより呼び出されて
も必要な演算が実施されて、その出力は中間結果
用バツフアメモリ12のアドレスM0へ入力され
る。これが、第7図のに示されるT1Xである。
同様にして、アドレスC1からy成分の演算結果
が、アドレスC2からz成分の演算結果がそれぞ
れ出力されて、中間結果用バツフアメモリ12の
アドレスM1,M2へそれぞれT1y,T1zの形で
入力される。次に、中間結果用バツフアメモリ1
2のアドレスM0からのデータが変換手順メモリ
C3の指示により呼出されてさらに乗算の演算子
の指示により乗算器が選択されて、演算が実施さ
れてx2のデータがアドレスM3へT2Xとして入力
される。同様にして、アドレスC4,C5より
y2,z2のデータが出力されて、アドレスM4,M
5へT2y,T2zとして入力される。さらにアドレ
スM3,M4のデータは、アドレスC6に加算さ
れてアドレスM6へ入れられ、アドレスM5,M
6のデータはC7にて加算されてx2+y2+z2とし
てアドレスM7へ入れられ、アドレスM7のデー
タはアドレスC8にて平方根を求めアドレスM8
へW3として入力される。次に、アドレスC9に
おいてアドレスM0,M8のデータが呼出されて
除算されて、その結果は出力用バツフアメモリ1
3のアドレス018へ入力される。アドレスC1
0,C11からの出力も同様にして、それぞれア
ドレス019、020へ入力される。このようにし
て、方向単位ベクトルe→iの情報が出力用バツフ
アメモリ13のアドレス018〜020へ入力される
のである。その他の準備パラメータも同様の手順
によつて得られ、第7図に示されるように出力
用バツフアメモリ13の各アドレスへ入力され
る。以上が座標変換回路3の内容である。
次に、状態判定回路7について第9図により説
明する。アドレスカウンタ1の状態がiであると
すると、i=1判定回路14において、i=1か
否かを判定し、i=1であれば、第3図のフロー
チヤートのKのように書換えをする指令を出す。
すなわち、書換え指令回路15により、たとえば
アドレスI6,I7,I8にあるx、y、z成分
がアドレス07、08、09へ書き換えられる。
また、同時にi=1であるという信号は、直線移
動開始信号出力回路16へ入れられ直線移動開始
信号出力回路16はこの信号を受けて、直線移動
軌跡出力回路4へ駆動指令を出す。i≠1の場合
は次のi=N−1判定回路17へアドレスカウン
タ1の信号が入る。ここでi=N−1であれば、
第3図のMのように書換えをする指令を出す。す
なわち、書換え指令回路18によりたとえばアド
レスI12,I13,I14にあるx、y、z成
分がアドレス04、05、06へ書換えらる。ま
た、同時にi=N−1という信号は、移動完了信
号として出力される。アドレスカウンタ1の信号
がi≠1かつi≠N−1の場合は、該信号は円移
動開始信号出力回路19へ入れられ、円移動開始
信号出力回路19はこの信号を受けて、円移動軌
跡出力回路5へ駆動指令を出す。このようにし
て、状態判定回路7からの指令により直線移動軌
跡出力回路4および円移動軌跡出力回路5が駆動
する。なお、直線移動が完了すると、直線移動軌
跡出力回路4より直線移動完了信号が出力されi
=N−1判定回路17へ入力される。該信号がi
=N−1に等価である場合には、i=N−1判定
回路17より移動完了信号が出力され、該信号が
i≠N−1の場合には円移動開始信号出力回路1
9へ信号が入れられるのは、前述した通りであ
る。また、円移動が完了すると、円移動軌跡出力
回路5により、円移動完了信号が出力され直線移
動開始信号出力回路16入力される。
次に、第10図に基づいて直線移動軌跡出力回
路4の内容について説明する。状態判定回路7よ
り出力された直線移動開始信号は、ラツチ回路2
0によりラツチされ、アツプカウンタ21をリセ
ツトし、上限移動長決定回路22を駆動する。
直線移動用クロツク発振器23からのクロツク
信号は、ラツチされた直線移動開始信号によりア
ツプカウンタ21へ入れられる。一方、上限移動
長決定回路22により、直線移動最大距離limax
が決定された後、移動距離決定回路24は、アツ
プカウンタ21の状態に応じて、直線移動距離
li-1のデータを、クロツク周期△tsごとに離散的
に3次元位置決定回路25およびli-1<limax判定
回路26へ出力する。3次元位置決定回路25は
直線移動距離li-1のデータに基づき3次元空間の
移動位置r→i-1を演算して決め、ロボツトサーボ
駆動回路6へその結果を送出し、ロボツトサーボ
駆動回路6はこのデータによりロボツトを駆動す
る。li-1<limax判定回路26では直線移動距離
li-1が直線移動最大距離limaxを超えたかどうか判
定し、超えた場合には状態判定回路3へ直線移動
終了信号を出し、ラツチ回路20をリセツトす
る。このようにして直線移動軌跡出力回路4によ
り3次元移動位置r→i-1が決められロボツトサー
ボ駆動回路6を駆動する。
次に、円移動軌跡出力回路5について第11図
により説明する。状態判定回路7より出力された
円移動開始信号はラツチ回路27によりラツチさ
れ、アツプカウンタ28をリセツトし、上限移動
角度決定回路29を駆動する。円移動用クロツク
発振器30からのクロツク信号は、ラツチされた
円移動開始によりアツプカウンタ28へ入れられ
る。一方、上限移動角度決定回路29により円周
移動最大角度φimaxが決定された後、移動角度決
定回路31は、アツプカウンタ28の状態に応じ
て移動変位角φiのデータを、クロツク周期△tc
とに離散的に3次元位置決定回路32およびφi
φimax判定回路33へ出力する。3次元位置決定
回路32は、移動変位角φiのデータに基づき3次
元空間の移動位置r→iを演算して決め、ロボツト
サーボ駆動回路6へその結果を送出し、ロボツト
サーボ駆動回路6は、このデータによりロボツト
を駆動する。φi<φimax判定回路33では移動変
位角φiが円周移動最大角度φimaxを超えたかどう
か判定し、超えた場合には状態判定回路3へ円移
動終了信号を出力し、ラツチ回路27をリセツト
する。このようにして、円移動軌跡出力回路5に
より3次元移動位置r→iが決められ、ロボツトサ
ーボ駆動回路6を駆動する。さらに、円移動軌跡
出力回路5のφi<φimax判定回路33からの円移
動終了信号は、アドレスカウンタ1へも送られア
ドレスカウンタ1を1個進める。
アドレスカウンタ1がiからi+1へ進むと、
メモリ2のデータが入力用バツフアメモリ8へ送
られる。すなわち、入力用バツフアメモリ8で
は、アドレスI6〜I8の内容がアドレスI3〜
I5へ移され、アドレスI9〜I11の内容がア
ドレスI6〜I8へ移され、アドレスI12〜I
14の内容がアドレスI9〜I11へ移されて、
アドレスI12〜I14へはメモリ2から位置R→
i−2の情報が書きこまれる。また、アドレスI1
5の近傍通過誤差量△iは△i+1に書き換えられる。
以上のようにして次のステツプの必要な情報が入
力用バツフアメモリ8へ入れられることにより、
これらの情報をもとに前述した各回路が同様に動
作し、直線移動および円移動の制御が実行され
る。
ロボツトのアームが目標地点に到達すると、前
述したように、アドレスカウンタiはN−1とな
り、出力バツフアメモリ書き換え回路18によつ
て切換位置Oiは最終目標位置RNに置き換えられ
る。また、i=N−1判定回路17からの移動完
了信号は計算機等の外部制御に送出し、ロボツト
サーボ駆動回路6の駆動は完全停止する。
以上は前記提案例による動作と構成を示し、ロ
ボツトのアームをを3次元空間の各点間を一定速
度で移動させ、該点近傍で該位置とあらかじめ設
定された近傍通過誤差量とで決まる内接円上で線
速度と同一の円周速度でなめらかに移動させるよ
うに軌道制御したことにより、各点間をなめらか
な速度で連続的に移動することができる。
第12図は本発明の原理説明図である。
同図は隣接した内接円と直線を含む軌道の1部
を示したもので、上記提案例によれば、 |P→i−R→i|+|R→i+1−O→i+1||R→i+1
−R→i
(14) の条件を満しているとしたが、θiが90゜に近い場
合、または|R→i+1−R→i|が小さい場合には(14)
式の条件を満せない経由点が現われ、連続した軌
跡上を移動できなくなる。
そこで本発明ではこの問題点に対処するもので
あり、その要旨はP→iO→i+1点がR→iとR→i+1との
中心
A→iよりそれぞれR→i、R→i+1に対し存在するよう

近傍通過誤差量を修正することである。なお、上
記補正は近傍通過誤差量を減少するように変更す
るから精度劣化の問題は起らない。またA→iをR→i
R→i+1の中点としたがR→i、R→i+1の間にあれば任

の点に設定してもよい。
近傍通過誤差量の修正は前式における△i、Li
Diの何れかを選択可能であるが、以下に△iを選
定した例につき説明する。
第13図a〜dは第12図で説明した補正を含
む本発明の動作を示すフローチヤートである。
同図において、第3図と異なるステツプにはダ
ツシユを付して示す。以下このダツシユを付した
ステツプにつき説明し、他のステツプは第3図の
とおりであるから説明を省略する。
まず、本発明では直線と内接円の接点O→i,P→i
の位置が問題となるから、スタート後ステツプ(D)
の代りにこの判定を含むステツプ(D′1)〜
(D′5)が適用される。すなわち、i≠Nが判定さ
れ{ステツプ(D′1)}、i≠Nならば次のステツ
プに行き、i=NならばO→i=R→Nに置換えられ
{ステツプ(D′2)}、*2を経由してステツプ
(N)に進められる。次にi≠1が判定され{ス
テツプ(D′3)}、i≠1であれば次のステツプ
(D′5)で単位方向ベクトルe→iが決められ、i=
1であればステツプ(D′4)とステツプ(D′5)で
それぞれ単位方向ベクトルe→i-1とe→iが決められ
る。
次に異なるステツプは、本発明の要部となる直
線円の切り換え点の決定を行なうステツプ
(F′)である。前述のように、隣接する内接円と
直線の接点が相互に重なり合わないようにするた
め、ステツプ(F′1)において当初あらかじめ設
定された近傍通過誤差量△iにより(4)式を用いO→i
R→iの距離Liを求める。そしてi≠1が判定され
{ステツプ(F′2)}、i≠1ならば次のステツプ
(F′4)でR→iとR→i+1の中心距離Aiが求められ、i
=1ならばステツプ(F′3)でその前のR→pとR→i
中心距離Ai-1が求められた後ステツプ(F′4)に
進められる。次に、ステツプ(F′5)においてLi
とAi-1とが比較され、LiがAi-1より大きくないと
判定されると次のステツプ(F′7)に進み、Li
Ai-1より大きいときはLi=Ai-1に置き換えられる
{ステツプ(F′6)}。ステツプ(F′7)においてLi
とAiとが比較され、LiがAiより大きくないと判定
されると次のステツプ(F′9)に進み、LiがAi
り大きいときはLi=Aiに置き換えられる{ステツ
プ(F′8)}。このようにして、Liを中心距離Ai-1
Aiより大きくないように設定するためには△i
減少することにより行なわれる。このようにし
て、ステツプ(F′9)においてO→iP→iの位置が下記
のように決められる。
O→i=R→i−Lie→i-1 …(15) P→i=R→i+Lie→i …(16) 以下、直線移動のステツプにおいて、i≠1の
判定に関連しステツプ(J′)、(L′)、(K′)、i

Nの判定に関連しステツプ(U′)が異なるが、
略同様の手順を経由し直線移動部と円移動部とが
重なり合うことなく円滑に連結される。そしてス
テツプ(Z)でφiがπ−2θiより小さくない場合
には、e→i、Ai、P→iを格納するステツプ(ZB′)
を設けて、このデータによりステツプ(ZB)の
i=i+1による手順を繰り返えす。
その構成は第4図〜第11図が用いられる外、
第10図の直線移動軌跡出力回路4に対し、第1
3図のフローチヤートの要部のステツプ(F′1
〜(F′9)等に対応する、所要の実現回路を別系
として付加すればよい。その構成の態様は提案例
と同様であるから詳細は省略する。
以上説明したように、本発明によれば、隣接す
る内接円から直線に、および直線から内接円に切
り換える接点が重なり合わないため、各点と接点
間の距離が各点間の中心距離を超えないように、
近傍通過誤差量を減少させる修正がその都度行な
われる。このようにして、隣接する内接円と直線
の接点の重複が避けられるから、ある経由点から
次の経由点になめらかな円移動を行なわせること
ができるものである。
本発明のロボツトの軌道制御では3次元の各点
近傍で該位置と近傍通過誤差量とで決まる内接円
上を移動することを前提としているが、本発明の
要部の適用はこれに限定することなく、内接放物
線、内接多項式曲線、外接多項式曲線にも適用で
きるものである。ここで内接、外接多項式曲線と
は、第2図で直交軸がRi-1RiとRiRi+1との2等分
ベクトルとこれに直交するベクトルより成り、本
発明の内接円に相当する関係条件を有する各種の
曲線を意味するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はロボツトアームの移動を示す状態図、
第2図は本発明のロボツトの軌道制御方式の既提
案例の軌道図、第3図a〜dは第2図の軌道を実
行するためのフローチヤート、第4図は提案例の
ロボツトの軌道制御方式の1実施例の全体的ブロ
ツク系統図、第5図は第4図のメモリの内容を示
す図、第6図は第4図の座標変換回路の内容を示
すブロツク系統図、第7図は第6図の各メモリの
内容を示す図、第8図は第6図の変換手順メモリ
の内容の1例を示す図、第9図は第4図の状態判
定回路図の内容を示すブロツク系統図、第10図
は第4図の直線移動軌跡出力回路の内容を示すブ
ロツク系統図、第11図は第4図の円移動軌跡出
力回路の内容を示すブロツク系統図、第12図は
本発明の原理説明図、第13図a〜dは本発明の
フローチヤートを示す。 1…アドレスカウンタ、2…メモリ、3…座標
変換回路、4…直線移動軌跡出力回路、5…円移
動軌跡出力回路、6…ロボツトサーボ駆動回路、
7…状態判定回路、8…入力用バツフアメモリ、
9…変換手順メモリ、10…演算器選択回路、1
1…演算器収納部、12…中間結果用バツフアメ
モリ、13…出力用バツフアメモリ、14…i=
1判定回路、15…書き換え指令回路、16…直
線移動開始信号出力回路、17…i=N−1判定
回路、18…書き換え指令回路、19…円移動開
始信号出力回路、20…ラツチ回路、21…アツ
プカウンタ、22…上限移動長決定回路、23…
直線移動用クロツク発振器、24…移動距離決定
回路、25…3次元位置決定回路、26…li-1<li
max判定回路、27…ラツチ回路、28…アツ
プカウンタ、29…上限移動角度決定回路、30
…円移動用クロツク発振器、31…移動角度決定
回路、32…3次元位置決定回路、33…φi<φi
max判定回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ロボツトの被制御体をあらかじめ指定された
    複数の指定経由位置間にて一定の線速度で移動さ
    せ、該指定経由位置近傍では該指定経由位置とあ
    らかじめ設定された該指定経由位置の近傍通過誤
    差量とで決まる内接円上を移動させるように軌道
    を制御する方式において、隣接する内接円から直
    線に、および直線から内接円に前記軌道を切り換
    える接点が重なり合わないように前記近傍通過誤
    差量を修正した内接円上を移動させるようにした
    ことを特徴とするロボツトの軌道制御方式。
JP9544881A 1981-06-20 1981-06-20 Control system for track of robot Granted JPS57211490A (en)

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