JPS6314345A - 情報記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は情報記録媒体に関し、特に、光等によって熱的
に情報を書込み、この情報を磁気光学効果で読出す磁気
記録再生装置に使用される光磁気記録媒体に関するもの
である。

口、従来技術 情報記録媒体としての光ディスクは、高密度、大容量、
貰速アクセスの特徴を持ち、種々の研究開発が行われて
いる。このうち、一度だけ追加記録できる光ディスクの
記録媒体としては、Ｔ　ｅ　ＯＸ　％ＴｅＣ，Ｔｅ−３
ｎ−３ｅ等が知られ、一部商品化されている。一方、書
き換えが可能である光記録としては、光磁気記録が注目
されている。

光磁気記録媒体としては、ＭｎＢ１　、ＭｎＣｕＢ１な
どの多結晶薄膜、ＴｂＦｅ、ＧｄＦｅ、ＧｄＣｏ、Ｄｙ
Ｆｅ５ＧｄＴｂＦｅＳＴｂＤｙＦｅなどの非晶質薄膜な
どが知られている。例えば、特開昭５９−１７１０５５
号公報には、希土類−遷移金属アモルファス合金薄膜（
例えばＧｄＴｂＦｅ　）と、酸素を含有しないＡＩ！Ｎ
又はＳ　ｉ　ｘ　Ｎ　４からなる透明誘電体膜と、Ｔｉ
又はＴｉＮからなる反射膜とをこの順にて基板上に積層
せしめた磁気光学記憶素子が示されている。

こうした光磁気記録媒体、例えば光磁気ディスクは、記
録密度を高くできる上に書換え可能であり、また記録ま
たは再生の際に記録媒体とヘッド（レンズ）が接触する
ことがないために信頼性が高い等の特長がある。

こうした光磁気ディスクにおいて、使用する基板には、
物理的損傷を受は難いこと（即ち、十分な硬度）・が要
求される。これに加えて、情報用ディスクとしての光磁
気ディスクにはさらに、高密変化、アクセス時間の低減
化が望まれている。このためには、回転精度の向上が不
可欠な要素として含まれており、基板の高性能化、信頼
性向上が必要である。

ところが、従来の光磁気ディスク用基板では、回転精度
に影響する慣性モーメントと剛性をともに考慮した基板
設計がなされておらず、従って回転精度向上の要求には
応えられない。

ハ１発明の目的 本発明の目的は、慣性モーメント及び剛性に優れた基体
を用いることにより、高密度化、アクセス時間の低減化
を実現できる情報記録媒体を提供することにある。

二０発明の構成 即ち、本発明は、情報記録層が基体に設けられている情
報記録媒体において、前記基体の比重が１．１５以上で
ありかつそのロックウェル硬度がＭスケールで７５以上
であることを特徴とする情報記録媒体に係るものである
。

ホ、実施例 以下、本発明の実施例を詳細に説明する。

まず、第１図には、本実施例による情報記録媒体である
光磁気ディスク１を回転可能に徂込んだ光磁気記録装置
の要部が示されている。この記録装置においては、半導
体レーザー等のレーザー光源１１から射出されたレーザ
ー光Ｓが偏光板１０を通過後にハーフミラ−５を透過し
、更にレンズ６を介してディスク１の透明基板１２から
光磁気対され、更にアナライザ４（検光子）を通過して
フォトディテクタ２に入射する。ここで、情報の書込み
及び読出しを上記の光学系で共通に行うことができるが
、この場合には書込み時のレーザーパワーを読出し時の
それよりも大きくすればよい。

第２図には、媒体１の主要部を拡大して示すが、図中の
１３はトラッキング用の案内溝、１４は記録ビットであ
り、更に記録層８の上下には誘電体膜１５．１６が形成
され、最上面には有機保護層１７が形成されている。

光磁気記録層８は、例えばＴｂ−Ｆｅ、Ｇｄ−Ｃｏ、Ｇ
ｄ−Ｆｅ　、、Ｄｙ−Ｆｅ　、ＧｄＴｂＦｅ等の非晶質
合金によって厚さ例えば１０００人に形成されてよいが
、スパッタ法や真空蒸着法で形成可能である。誘電体膜
１５．１６もＡ　Ｉ　Ｎ、　Ｓｉ：＋Ｎ、で形成してよ
く、それらの種類も上下で同−又は異なっていてよく、
各々、１層以上でもよい。更に、Ａβ等の反射膜を設け
てもよい。使用可能な基板用の樹脂としては、ポリカー
ボネート、エポキシ樹脂、ポリメチルメタクリレート、
ポリサルホン、ポリエーテルサルホン等が挙げられる。

記録に際しては、面に垂直な方向に磁化容易軸を有する
光磁気記録層８に対し、レーザー光Ｓによって一様な磁
化極性と逆向きの反転磁区を選択的に形成することによ
って情報を占込む。そして、書込まれた情報を読出すに
は、いわゆるカー（Ｋ　ｅｒｒ）効果と称される磁気光
学効果に基き、照射されたレーザー光Ｓが磁化の方向に
応じて偏光面が変化する（即ち、反転磁区で偏向面が入
射光に比べて書込み部分“１”ではθに回転し、非書込
み部分″０”では−θに回転する。）ことを利用し、そ
の反射光３をフォトディテクタ２で検出することができ
る。

上記の光磁気ディスク１において注目すべき構成は、使
用する透明基板１２の比重を１．１５以上とし、かつそ
のロックウェル硬度を７５以上（Ｍスケ−／し）として
いることである。即ち、基１反１２は比重が１．１５以
上と大きくしているので、慣性モーメントが大きく、こ
のために回転精度が向上する。

この比重は更に、１．１５〜１．２５とするのが望まし
い。

また、基板１２のロックウェル硬度をＭスケール（Ｊ　
Ｉ　Ｓ　　Ｋ７２０２−１９８２）で７５以上としたの
で、剛性が大きく、強度や耐久性に優れたものとなる。

この硬度は更に、７５〜８０とするのがよい。

このように、基板の比重と硬度の双方を特定範囲に設定
することによって、慣性モーメント及び剛性に共に優れ
た基板となり、従って、回転精度に優れ、高密度化、ア
クセス時間の低減化の要求を満たすことが可能な光ディ
スクを提供できる。

このことは、後述するように、本発明者によってはじめ
て確認されたものであり、媒体の性能向上にとって極め
て有意義なものである。

次に具体的な実験例について本発明の詳細な説明する。

次の３種類の樹脂で作製した直径２００ｍｍ　、厚さ１
　、２ｍｍの基板に、以下の層構成で光磁気ディスクを
作製し、Ｃ／　Ｎの回転速度依存性と落砂試験による傷
のつきやすさを調べた。その結果を下記表に示す。

樹脂　　　　　硬度（ロックウェル）　比重Ａニポリカ
ーボネー）　　　　Ｍ７６　　　　　　　１．２Ｂ＝ポ
リカーボネート　　　Ｍ７３　　　　　　　１．２０：
エポキシ樹脂　　　　　Ｍ２Ｏ、１，１層構成（第２図
） 誘電体層１５．　１６　：　Ａ、＆Ｎ　（８００人）石
任性層　　８　　　　　：　ＴｂＦｅＣｏ（１０００人
）記録周波数　　　　　２　Ｍ　Ｉｌｚ 記録半径　　　　　　８０ｍｍ 但し、 回転速度依存比： 回転速度を６００〜３．６０Ｏｒ、ｐ、ｍ、まで変化さ
せたとき、３．６０Ｏｒ、ｐ、ｍ、から回転速度を低下
させたときに生じるＣ／Ｈの劣化弁を樹脂Ａを基準とし
て表わした割合。

Ｃ／　Ｎ　（Ｃｒｒｉｅｒ　ｔｏ　Ｎｏ１ｓｅ　Ｒａｔ
ｉｏ）　ニ一定の周波数の信号を記録したときの再生出
力をスペクトラムアナライザーに通したときに得られる
、記録周波数の信号出力とノイズレベルとの相対強度比
である。

樹脂　　　　　回転速度依存比（％）落砂試験Ａ：ボリ
カーボネー）　　　　１００　　　　　　　（！Ｂ：ポ
リカーボネート　　　１８０　　　　　　　劣Ｃ：エボ
キシ樹脂　　　　　２０５　　　　　　　優これより、
比重、硬度が十分でない基板材料を用いたディスクでは
、回転精度に劣り（樹脂Ｃ）、或いは強度に乏しく　（
樹脂Ｂ）、高密度化、アクセス時間の低減化が達成でき
ないことがわかった。

これに対し、本発明に基いて比重、硬度共に大きくした
樹脂Ａの場合、回転速度依存比が十分に小さく、かつ強
度が大きくて損傷に強くなることが分る。

以上、本発明を例示したが、上述の例は本発明の技術的
思想に基いて更に変形が可能である。

例えば・基板の材質、形状、作成方法等は種々変更して
よく、また読み取り波長も変更してよい。

また、本発明は光磁気ディスクに限らず、他の光学的読
み出し方式の媒体にも適用可能である。

へ９発明の作用効果 本発明は上述の如く、基体の比重を１．１５以上とし、
かつそのロックウェル硬度を７５以上（Ｍスケール）と
しているので、慣性モーメントが大きく回転等の駆動時
の精度が向上すると共に、剛性が大きく、強度や耐久性
に優れたものとなる。従って、高密度化、アクセス時間
の低減化の要求を満たすことが可能な媒体を提供できる
。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであって、第１図は光
磁気記録装置の要部概略図、第２図は光磁気ディスクの
一部分の破断斜視図とその一部拡大図 である。 なお、図面に示す符号において、 １−−−−−−−−−−・・光磁気記録媒体２−・・・
・−・・−フォトディテクタ（検出器）３．９・・−・
・・−・−・レーザー光８−−−−−・・・・−・−・
−光磁気記録層（磁性膜）１１・・−−−−−一・・−
・−・レーザー光源１２・・・・−・−・−−ｍ−一基
板 １３−・−・−・・−・案内溝 ＋　４−−−−−−・−・・・−記録ビット１５．１６
−・−・−−−−−一・−誘電体膜１７−−−−−−−
−−・−・・保護層である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、情報記録層が基体に設けられている情報記録媒体に
   おいて、前記基体の比重が１．１５以上でありかつその
   ロックウェル硬度がＭスケールで７５以上であることを
   特徴とする情報記録媒体。