JPS6314306A - 磁気デイスク装置用浮上型磁気ヘツド - Google Patents

磁気デイスク装置用浮上型磁気ヘツド

Info

Publication number
JPS6314306A
JPS6314306A JP15727386A JP15727386A JPS6314306A JP S6314306 A JPS6314306 A JP S6314306A JP 15727386 A JP15727386 A JP 15727386A JP 15727386 A JP15727386 A JP 15727386A JP S6314306 A JPS6314306 A JP S6314306A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
glass
film
magnetic head
slider
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15727386A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Nishiyama
俊一 西山
Kazumi Noguchi
野口 一美
Hitoshi Iwata
仁志 岩田
Kenichi Mori
健一 毛利
Yojiro Kamiyama
神山 洋二郎
Hajime Shinohara
篠原 肇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP15727386A priority Critical patent/JPS6314306A/ja
Publication of JPS6314306A publication Critical patent/JPS6314306A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ディスク装置に係わり、特に性能および信
頼性に優れた浮上型磁気ヘッドに関する。
〔従来の技術〕
磁気ディスク装置での情報の省き込み、読み出しに用い
られる磁気ヘッドとしては例えばUSP−382341
6,特公昭57−569号に示されている様な浮上型磁
気ヘッドが多く使用されている。
この浮上型磁気ヘッドにおいてはスライダーの後端部に
磁気変換ギャップを設は全体は高透磁率の酸化物磁性材
料で構成されている。浮上型磁気ヘッドは、磁気ディス
クが静止している時にはスプリングの力で軽く磁気ディ
スクに接触している。
また磁気ディスクが回転している時には、磁気ディスク
表面の空気が動いてスライダー下面を持ち上げる力が作
用する。そのため磁気ヘッドは回転中は浮上し磁気ディ
スクから離れている。一方磁気ディスクの回転を開始す
る時および止める時には、磁気ヘッドは磁気ディスク上
を摺動する。磁気ディスクの回転を止める時の接触の状
況を説明すると、回転数を落してきた時にその表面の空
気の流れも次第に遅くなる0そして磁気ヘッドの浮上が
失われた時磁気ヘッドはディスク面に衝突すると共にそ
の反動でとび上り、またディスク面に落る。この様な運
動を何度か繰シ返した上で、磁気ヘッドはディスク上を
引きずられる様にして停止する。この様な起動、停止時
の衝撃に磁気ヘッドは耐える必要があり、その性能をC
3S性(Contact 5tart 5top )と
呼ぶことが多い。この高透磁率酸化物磁性材料であるフ
ェライトで構成された浮上型磁気ヘッドは比較的良好な
耐C8S性を示すが飽和磁束密度が小さく、高保磁力の
ディスクに対して充分に記録出来ないという欠点がある
すなわち比較的飽和磁束密度Bsの高いMn−Znフェ
ライトでもBsは高々5,500〜6,000G程度で
あシ、Bs〉8,0OOGの得られる金属磁性膜を磁気
ギャップ部に配置したものの方が望ましい。
この−例・とじて特開昭58−14311号に開示され
た様に、フェライトで構成される浮上型磁気ヘッドの磁
気変換ギャップ部のみに高Bsの金属磁性膜を設けた磁
気ヘッドが提案されている。しかしこの例では磁気変換
部に所定の巻線を施した後のインダクタンスが大きく、
そのため共振周波数が低下し高周波での記録再生が不安
定となる欠点がある。この場合インダクタンスの大きい
ことは磁気ヘッド全体が磁性材で構成きれていることに
基くものであることから、低インダクタンスとするため
には磁気回路を小さく構成する必要があり、かかる構成
として磁気コアを非磁性スライダー中に埋設固着した浮
上型磁気ヘッドが米国特許3562444号に一例とし
て開示されている。また発明者等は特願昭60−400
55号にて磁気コアを非磁性スライダー中に埋設した磁
気ヘッドのさらに望ましい形状について提案した。以上
の点から高保磁力のディスクに対して充分に記録可能で
かつインダクタンスの小さな浮上型磁気ヘッドを得るに
はギャップ部に高Bsの薄膜磁性材を成膜した磁気コア
を非磁性スライダー中に埋設したものが優れており、発
明者等により特開昭60−154130号に開示されて
いる。さらに埋設されるべき磁気コアのギャップ部の構
造としてX型に斜交したものを特願昭60−40063
号に提案した。しかしながらこのX型構造では後に詳述
する様に再生出力が低いという問題点がある。発明者は
この再生出力が低い原因について棟々検討の結果後に詳
述する様にガラスボンディング時に高Bsall性膜に
著しい歪を生じ特性が劣化していることに起因すること
が判明した。このため高Bs磁性膜に生じる内部応力を
緩和するには膜厚を薄くすることで解決出来るが、ギャ
ップ部の構造として特願昭60−40063号に提案し
た構造ではトラック幅と膜厚を任意に独立して選定する
ことが出来ない。従って定められたトラック幅を得るに
はある程度膜厚を厚くしておかねばならないという制約
がある。かかる欠点を解消するギャップ部の構造として
は特開昭61−34707号明細中第10図に示された
台形状の構造とする事により可能である。しかしながら
上記明細警笛10図の構造では磁性膜とフェライト基板
の接合面が磁気ギャップと平行になっているのでいわゆ
る形状効果によ)再生出力の周波数特性にうねりを生じ
好ましぐない。従って磁気ディス、り用の好ましい磁気
ヘッドとして備えるべき1)高保磁力のディスクに対し
て充分な記録が可能で2)低いインダクタンスであり6
)高Bs磁性膜に極度の歪を生じず高再生出力を示し4
)耐C8S性に優れるという点を満すには、°特開昭6
0−154130号に開示された非磁性スライダー中に
磁スコアを埋設し耐CSS性に優れ、インダクタンスを
小さくしかつ磁性膜に著しい応力を生じない様に膜厚を
薄く出来る構造でかつ形状効果を生じない様に構成する
必要があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は前述した従来技術の欠点を解消し優れた
磁気ディスク用磁気ヘッドを提供することを特徴とする
特に形状効果を生じず耐C8S性を改良する事を目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明の構成は磁気ギャップ部
を台形状の構造としかつ形状効果を生じない様に高Bs
膜が成膜される、磁気ギャップと平行部の面粗さを適切
に選ぶことにより実質的に形状効果を生じない様にした
磁気コアを耐C8S性に優れた非磁性スライダー中に埋
設同着することを特徴とするものである。以下に実施例
を示し詳述する。
〔実施例〕
〔参考例1〕 磁気コアの構成としてはMn  Zn7エライト上に純
Feあるいはこれに適切な添加物を加えた薄膜を成膜し
たものが望しい。ABsyAを成膜すべき基板材として
は高熱膨張係数の非磁性材料がしばしば用いられる。か
かる高熱膨張係数の非磁性材料としては米国特許454
0638号に開示されたMn0−Ni0系セラミツクが
適している。このMnO: Ni0=50:50mot
%で熱膨張係数130 X 10−7deg−’の基板
およびB+o=5000G 、2.5MHzの透磁率1
400のMn −Znフェライト基板上に純Fe膜を成
膜した磁気ヘッドについて比較した。かかる磁気コアは
第7図に8略を示した工程により作製することが出来る
。すなわち第7図(a)の基板半対1(Iコア)を用意
する。該半対にはW形状の溝2をダイシング機で加工す
る。さらに(b)図で同様にもう一方の半対(Cコア)
3に溝4を加工する。この後(a)図のIコア半対5上
に純Fe膜6をスパッタにて成膜する。さらに中間絶縁
膜として5i(h腓7を同様にスパッタにて成膜し次に
純Fe膜8を成膜した積層構造とした。純Fe膜として
は細度〉99.999wt、 % のものが耐食性に優
れており好ましい。またさらに耐食性を向上させるある
いは透磁率を大きくするためRh 、Ru r Ni 
+ Mo 、At、Crを10原子チ以下の範囲で含有
させても良い。また中間絶縁層のSt Ox膜厚は0.
02〜0.1μmが充分に絶縁を維持出来かつ全体の膜
中に占めるFe膜の割合を低下させなく好ましい。
次に53E膜された基板9上にガラスを乗せ電気炉中で
加熱しガラス10を溝内に流入充填する。打着1−いガ
ラスとしては後に述べるスライダー中への磁気コアの埋
設固着時にギャップ寸法の変化が生じない様な高軟化点
のガラスが望ましい。かかるガラスとしては軟化点59
0℃、熱膨張係数97X 10−’ deg−’が適し
ており、該物性を有するガラス組成としてはPb055
.8 、5iOz 57.1. K2O7,1重t%が
ある0次にガラス10を充填させたコア面を研削加工し
所定のトラック幅11を得る。一方牛対のCコアはFe
膜を成膜せずIコア(e)図と同一のトラック幅となる
様加工を流した後に(f)図に示すように両射のトラッ
クピッチを合せた後接合され切断し磁気コアを得る。こ
の様に作製した磁気コアの記録媒体対向面は(ロ))図
に示す様に■コア側基板19およびCコア側基板18上
に成膜された純Fe膜13.15はSi Ox絶縁N1
4を介し斜めに斜交しその角度θは60°である。ギャ
ップ長16は任意に選ぶことが出来るがトラック幅17
を所定の寸法(通常10〜20μm)にするには膜厚を
余υ薄く出来ない0すなわちエコア側基板19の頂点部
は先端が鋭角なため膜厚を薄くすると頂点と磁気ギャッ
プ間でFe膜が薄くなり磁気コアとしての役割を果さな
い。本参考例では1層尚りの膜厚を5μmとし0.05
μmのSi 02絶縁層を介して8層積層した。ギャッ
プ長は0.8μmとしトラック幅を18μmに加工した
磁気コアを得た。かかる磁気コアの概観を第8図に示す
。20は非磁性Mn 0−Ni0あるいはMn −Zn
フェライト磁性基板(磁極)、21はFe 8層膜、2
2はガラスを示す。この様にして得られた磁気コアは第
9図に示すスライダー26中に島けられたスリット中に
埋設され第2のガラスで固着され浮上型磁気ヘッドを得
S0凸ff124.25は空気ベアリング面であり、デ
ィスクの回転に伴ない磁気ヘッドの浮上を司どる役割を
果している。スライダー材としてはCaTiO3が機械
的特性に優り適している。CaTiO3の熱膨張係数は
105〜110X IF7deg−’でありビッカース
硬度は850 kg/xjである。このCaTiO3ス
ライダー材を用い磁気コアを埋設固着する場合のガラス
と1−では熱膨張係数91 X 100−7de”で軟
化点446℃程度のものを用い540℃でガラスを加熱
し流入させることによりガラス中にクラックを生じない
良好な磁気ヘッドが得られる。以上で得られた磁気ヘッ
ドの再生出力の記録電流特性を第6図に示す。試験条件
は保磁カフ000eのCo−Niスパッタディスクを用
い浮上量0.3μm、ディスクの回転数3600 rp
mでコイルの巻数は28ターン、周波数2 、5 MH
zである。曲線1は基板を上記Mn −Znフェライト
とした場合であり、kino−NiO非磁性酸化物を基
板とした場合の曲線2より大きな再生出力を示している
。従って使用すべき基板材料としてはMn −Znフェ
ライトの方が適しており本発明の徊成要件の一つである
〔参考例2〕 上記参考例1に述べたごとく基板材としてidMn−Z
nフェライトの方が優れるが、一方ω気ギャップ部の構
造としては上記X型ではFe膜のスパッタ時基板温度が
200℃以上上昇し被着粒子の配列にやや乱れを生じこ
のため応力が著しく、磁気特性が損われる。磁気コアそ
のものは第8図に示した様に極めて小さく妙・つ複雑な
形状のためFe膜に加わった応力を測定する事は困難で
あるが、基板材料に発生する結晶粒の脱落から応力の著
しい事が容易に推測される。参考例1と同様に作製した
磁気ヘッドで膜厚を変えた場合の結果を第1夛に示す。
磁気ヘッドの寸法はトラック幅18μm、ギャップ長0
.8μm、ギャップ深さは8μm″?1″ある。
第1表 再生出力の試験条件は参考例1と用−ディスクを用い浮
上量0.3μm1回転数360Orpmでコイルの巻数
は28ターンで周波数は2.5MHzである。
結晶粒の脱落は第8図に示した磁気コアを顕微鏡観察す
ることにより容易に知れる。第10図に脱落の様子を示
したが図中黒点で示しだ箇所が脱落部でありFe膜と接
する部分に脱落が認められる。
従って第1表に示した様に全体のFe膜厚を20μm以
下とすることによりガラスボンディング時に発生する応
力を小さく出来、再生出力は向上する。
第1衣に示されたごとくさらに膜厚を薄くすると脱落は
失くなりFe膜への応力も一層緩和されるが、X型構造
では頂点部での膜厚が他のトランク部の膜厚より極度に
薄くなシかえって再生出力が低下するという問題を生じ
る。従って20μm以下の膜厚でFe膜に加わる応力を
減じることが出来るものの、ギャップ部の構造として従
来のX型構造以外のものへと変更する必要のあることが
容易に判る。
〔実施例1〕 本発明は$気ギヤノブと平行である磁極を有する台形型
Mn −Znフェライト基板上にFe膜を成膜し、かつ
成膜される平行部の基板面粗さを形状効果を実質的に生
に、ない様にしたことを特徴とする。
本発明の台形型構造は第1図に示したギャップ部の構造
であり、Mn −Znフェライト基板28.29は平行
部ろ0,61を有しておりその両側は斜めに切除されて
いる。Fe膜32.33は該平行部30.31上および
両側の斜め部に成膜されるが、平行部のみに成膜しても
差し支えない。また左右一対のC2■コア両方に成膜し
ても良いしあるいはC,Iコアのみに成膜しても差し支
えない。かかる磁気コアは第2図に示した工程により容
易に作製することが出来る。該工程を概略説明すると以
下である。まずW形状の溝39.40を加工したh’I
n −Znフェライト基板37.38を用意する。次に
頂点部を(イ)−(ロ)の点線部屋研摩加工を施し所定
のトラック幅釦を得る。該加工基板42上にFe膜41
を成膜する。成膜はSi 02を介し積層した多層1膜
あるいは単層膜いずれをも採用することが出来る。この
成膜された一対の基板長3.39は所定のギャップ長G
tを得るため絶縁層をはさみ(図では省略)巻線窓部4
4に置かれたガラス棒45を加熱流入させ一対の接合を
行なう。本実施例では熱膨張係数97 X 10”’−
’ deg−’ +軟化点590℃のガラス棒を用い7
30℃に加熱しボンディングを行なった。なおFe膜を
成膜する前の平行部43は通常実施されている様な完全
な鐘面加工とはせずに面粗さとして平均200Aとなる
様に加工した。かかる加工は研摩時の砥粒径、研摩テー
ブル、加圧力等条件を変え比較的容易に得ることが出来
る。また膜厚は一層当り5μmのものを0.05μmの
St 02層を介しANfft層した。純Fe膜のBs
を測定したところ19000Gであった。該磁気コアを
第9図に示したCaTi03(熱膨張係数108 X 
10−7deg−’ )スライダー中に熱膨張係数91
 X 1 F’ deg−’ r軟化点446℃のガラ
スを用い540℃に加熱し埋設固着した。かくして得ら
れた磁気ヘッドのトラック幅は17μm。
ギャップ長0.8μm、ギャップ深さは8μmである。
該磁気ヘッドを参考例2のディスクを用い、参考例2と
同一試験条件で測定した場合の2.5MHzにおける再
生出力は0.87mVとX型構造で得られたよシ高い値
を示した。
〔実施例2〕 実施例1と同−Mn −Zn 7 xライト基板を用い
、同−純Fe膜を5μmで2層)り層した。この場合平
行部43をその面粗さが異なる様に加工を施した。
該成膜基板は実流例1と同一ガラスで接合きれ、さらに
同−Ca Ti 03スライダー中に同一ガラスで固着
した。該磁気ヘッドのギヤツブ部寸法も実施例1と同一
となる様加工しさらに同一条件で再生出力を測定した。
結果は第2表に示すごとく2.5MHzでの再生出力は
いずれもX型構造のものより高い値を示した。
第   2   表 しかしながら平行部の平均面粗さが40Xの試料では明
像な形状効果が認められ再生出力の周波数特性にうねシ
を生じた。このうねり現象については本来の磁気ギャッ
プと平行なMn −ZnフェライトとFe膜の接合部が
あると生じるとされており、この好しくない効果を避け
るため接合部を斜めにした構造が特開昭61−3470
7.特開昭60−22910号等に開示されている。し
かしこれらの構造では磁気コア作製が困難であり、かつ
斜めの部位に成膜されたFe膜の磁気特性は必ずしも良
好でないという欠点を生じる。第3図は第2表に示した
磁気ヘッドの再生出力の周波数特性を示したものであり
、曲線3は平行部の平均面粗さ30久2曲線4は6OA
の平均面粗さの試料である。この様に30久の平均面粗
さでは形状効果のため周波数特性にうねりを生じ好まし
く々い。250.5soiの平均面粗さの試料について
は130Xと同様うねシは認められなかった。この様に
60久以上に面粗さを粗くしておくとミクロに眺めると
本来の磁気ギャップと平行なMn −Znフェライトと
Fe膜の接合面が不平行となっており実質的に形状効果
を示さないものと考えられる。しかし余り面粗さを粗く
するとFe膜の厚さの精度が悪くなり好ましくない。該
精度としては10%以下の不均一が望ましいので平均面
粗さはFe膜厚の10%以下とする方が好ましい。
〔実施例3〕 本発明の様に磁気コアの接合および該コアをスライダー
中に埋設固着するため2種のガラスを用いる場合、埋設
固着の際両方のガラスの軟化点および熱膨張係数を適切
に選ばないと磁気コアのギャップが埋設固着時に変化し
たりあるいはガラスにクラックを生じたりする。本発明
の様にスライダーとしてCaTi0s(熱膨張係数10
5〜110×107deg”)かつ基板として熱膨張係
数110〜115 X 10−7deg−’ Mn−Z
nフェライトを用いる場合には、スライダーへの埋設固
着の際のガラスとしては熱膨張係数85〜95 X 1
0’−’ deg−’ +軟化点430〜460℃のガ
ラスを540℃程度で用いることがガラスクラックのな
い固着を行なわしめるに適する事が知れている。しかし
ながらこのガラスを用いる場合磁気コアの接合に用いる
ガラスとしてどの程度の物性のものが好ましいかは明確
でなかった。第6表はスライダーへの埋設固着ガラスと
して熱膨張係数92 X 10−0−7de’ 、軟化
点445℃のガラスを用い540℃で固着した場合の結
果であり、磁気コアを得る場合の接合ガラスとして異な
る物性のものを用いている0 第   6   表 第3表の結果から判る様に接合ガラスとして熱膨張係数
97 X 10−’ deg−’ +軟化点590℃の
ガラスを用いることKよりスライダーへの埋設固着時の
ギャップ長の変化もなくかつ接合ガラスにクラックを生
じることもない良好な磁気ヘッドを得ることが出来る。
接合ガラスの軟化点が低すき゛ると埋設固着時と接合ガ
ラスの粘性が低下しギャップ長が変化してしまう。また
接合ガラスの熱膨張係数が合致していないと接合ガラス
に犬さな応力がかが9クラツクを生じる。実施例では熱
、膨張係数97X 100−7de ’ +軟化点59
0℃のものが良好であったが通常±5%の物性の変動は
許容される。
〔実施例4〕 磁気ディスク用の浮上型ヘッドはたえずディスクとの衝
突を繰り返すのでContact 5tart 5to
p時の信頼性がM要である。第4図はスライダー材につ
いてC8Sテストを行なった場合のディスクを破損に到
らしめる迄の回数とディスクの損傷度を示す。媒体は5
.25インチのCo−Ni磁性層のスパッタディスクを
用いた。表面には保護層としてカーボンを約300Xス
パツタリングで形成しである。C8Sテストのサイクル
タイムは第5図に示す通りである。ディスクの損傷度は
第9囚の凸条すなわち空気ベアリング面全面に渡ってデ
ィスク面に傷が発生した場合を10として評(i!Il
i した。
第4図中1は従来浮上型磁気ヘッドのスライダー材とし
て用いられているALzCh  TiC,2は本発明の
CaTiO3スライダーを示す。この結果から本発明に
用いたCaTiO3は1icss性に優れ高い信頼性を
有することが判る。
〔作用〕
以上詳述した様に本発明の磁気ディスク用浮上型迅気ヘ
ッドは高い再生出力を示し、形状効果による再生出力の
周波数特性でのうねりがなくかつC8S時の高い信頼性
を有する磁気ヘッドとして工業上利用価値が極めて太き
い。特にCo −Niスパッタディスク等の薄膜媒体を
用いた高記録密度用磁気ディスク装置に用いた場合高出
力、扁信頼性の磁気ヘッドとして有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気ヘッドのギャップ部の構造を示す
概略図。 28 、29 : Mn−Znフェライト基板32.3
3:純Fe膜 30.31 :基板の平行部 35ニドラック幅 第2図は第1図の磁気へンドを得るだめの製造工程概略
。第3図は本発明の磁気ヘッドにおいて基板の平行部の
平均面粗さが異なる場合の再生出力の周波数特性を示す
。第4図は本発明および従来スライダーのC8S試験で
のディスク損傷に到る回数と損傷度を示す01は従来材
、2は本発明材。第5図はC8S試験のサイクルタイム
を示す。 第6図は記録電流と再生出力の関係を示す図。第7図は
従来のX型の磁気コアの製造工程図であり、第8図は得
られた磁気コアの側面図を示す。第9図は磁気コアを埋
設すべきスライダーおよび埋設された状態を示す。第1
0図は従来の磁気コアの基板の結晶粒脱落の様子を示す
。 第 / 図 第、3 図 膚波数(MHz ) 凛 2’Z (C) (d) (e) 第 4 図 相対CSS回牧 第 5 図 第 6 図 グ 記録霞度(□A) 第 7 図 第 ε 図 募 q 図 第1O図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、磁気ギャップと平行でかつ該平行部が記録再生トラ
    ックとなる様に平行部の一方あるいは両側を斜めに切除
    した台形型Mn−Znフェライトからなり、該磁極の一
    方あるいは両方に純Fe膜を成膜しガラスで接合した磁
    気コアをCaTiO_3スライダー中に接合ガラスより
    低軟化点のガラスで埋設固着した事を特徴とする磁気デ
    ィスク装置用浮上型磁気ヘッド。 2、特許請求範囲記載第1項において純Fe膜を成膜す
    るMn−Znフェライトのギャップ部と平行な部分の平
    均面粗さを60Å以上でかつ純Fe膜厚の10%以下と
    した事を特徴とする浮上型磁気ヘッド。 5、特許請求範囲記載第2項において純Feあるいはこ
    れに10原子%以下のNi、Mo、Rh、Ru、Al、
    Crの内の1元素あるいは2元素以上を添加した純Fe
    膜を熱膨張係数85〜95×10^−^7deg^−^
    1、軟化点450〜460℃のガラスを用い熱膨張係数
    105〜110×10^−^7deg^−^1のCaT
    iO_3スライダー中に埋設固着した事を特徴とする浮
    上型磁気ヘッド。 4、特許請求範囲記載第3項において熱膨張係数92〜
    102×10^−^7deg^−^1、軟化点560〜
    620℃のガラスを用いて磁気コアを接合する事を特徴
    とする浮上型磁気ヘッド。 5、特許請求範囲記載第4項においてCo−Ni系薄膜
    ディスクを用いた磁気ディスク装置に用いる事を特徴と
    する浮上型磁気ヘッド。
JP15727386A 1986-07-04 1986-07-04 磁気デイスク装置用浮上型磁気ヘツド Pending JPS6314306A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15727386A JPS6314306A (ja) 1986-07-04 1986-07-04 磁気デイスク装置用浮上型磁気ヘツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15727386A JPS6314306A (ja) 1986-07-04 1986-07-04 磁気デイスク装置用浮上型磁気ヘツド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6314306A true JPS6314306A (ja) 1988-01-21

Family

ID=15646049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15727386A Pending JPS6314306A (ja) 1986-07-04 1986-07-04 磁気デイスク装置用浮上型磁気ヘツド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6314306A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02177119A (ja) * 1988-12-28 1990-07-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 浮動型磁気ヘッドの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02177119A (ja) * 1988-12-28 1990-07-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 浮動型磁気ヘッドの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5914101A (ja) 磁気記録再生方式
JPH0157408B2 (ja)
JPS60177420A (ja) 複合型薄膜磁気ヘツド及びその製造方法
JPH07105027B2 (ja) 垂直磁気記録媒体
JPS6314306A (ja) 磁気デイスク装置用浮上型磁気ヘツド
JPH06101090B2 (ja) 浮上型複合磁気ヘッド
JPH0329104A (ja) 薄膜磁気ヘッド
JPH06195796A (ja) 光磁気記録用磁気ヘッドおよび光磁気記録装置
JPS62295208A (ja) 磁気デイスク装置用浮上型磁気ヘツド
EP0585930A2 (en) Thin film magnetic head
JPS62295207A (ja) 磁気デイスク用浮上型磁気ヘツド
JP2945791B2 (ja) 浮動型磁気ヘッド
JPS63263613A (ja) 磁気ヘツドコア
JPS6238518A (ja) 複合型磁気ヘツド
JPH0234083B2 (ja)
JPS6337818A (ja) 磁気デイスク装置用浮上型磁気ヘツド
JPS63263612A (ja) 磁気ヘツドコア
JPS63179415A (ja) 磁気デイスク装置用浮上型磁気ヘツド
JPS63142507A (ja) 磁気ヘツド
JPS63263614A (ja) 磁気ヘツドコア
JP2643425B2 (ja) 磁気ヘッド
JPS61199233A (ja) 磁気記録媒体
JPH08111006A (ja) 磁気ヘッド
JPH01248303A (ja) 浮上型複合磁気ヘッド及びその磁気コア
JPS63263615A (ja) 磁気ヘツドコア