JPS63143060A

JPS63143060A - 吸熱用テ−プ

Info

Publication number: JPS63143060A
Application number: JP28947286A
Authority: JP
Inventors: 加藤　善拡; 高岡　重太郎; 和田　幹子; 京増　仁
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-12-04
Filing date: 1986-12-04
Publication date: 1988-06-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】発明の目的（産業上の利用分野）この発明は発熱患者等の熱を冷やすために使用される吸
熱用テープに関するものである。

（従来の技術）一般に発熱患者や打撲、骨折等の局所熱の熱を冷やすに
は氷嚢やアイスバンドが用いられるが、これらは使用中
に表面に結露が生じたり、冷たくなり過ぎたりして使用
者に不快感を与えることがある。さらに、これらは使用
中に位置がずれることがあり、所望箇所を冷やすことが
できず吸熱効果上の問題がある。

また、濡れタオルを使用して患者の熱を冷やす方法も法
尻に使用されているものの、この方法ではタオルをたび
たび水に浸して冷たさを保つ必要があり、患者や看護人
にとって面倒である。

（発明が解決しようとする問題点）この発明は上記したように、結露や過度の冷却によって
患者に不快感を与えたり、適切な箇所の位置がずれて吸
熱効果の低下を招来したり、取扱いが面倒であるという
問題点を解決しようとするものであり、その目的は患者
が快適に使用できるとともに、取扱いが極めて簡単な吸
熱用テープを提供することにある。

発明の構成（問題点を解決するための手段）この発明は上記した問題点を解決するために、吸熱を行
なうための膏体を含水性高分子物質にて形成するととも
に、同膏体をシート材に対し塗布し、このシート材を固
定した状態で収納するための気密体をフィルム材にて袋
状に形成したものである。

（作用）この発明は上記した手段を採用したことにより、気密体
を開封して膏体を取り出し、患者の肉体の所望箇所に貼
り付けることができる。

また、膏体は水分を含むものであるため、この水分が蒸
発し終わるまでは患者の熱を冷やすことができる。

（実施例）以下、この考案の一実施例を第１〜３図に従って詳述す
る。

不織布よりなるテープは長方形状に切断され、シート材
１が形成されている。同シート材１表面の外側縁部を残
したほぼ全体には、水溶性または脂溶性高分子材料にて
形成された膏体２が塗布されている。

また、気密体としての袋体３は上下一対のフィルム材４
，５より構成され、これらフィルム材４゜５は気密性を
有する合成樹脂材にてシート材１に対応する形状に形成
されている。両フィルム材４゜５はシート材１を挟んだ
状態で、外側縁部全体が熱融着等の方法により互いに密
着され、第２図に示すように両者４，５間に介在された
シート材１が袋体３内において固定された状態にある。

上記のように構成した袋体３の一側部を、第３図に示す
ように開封して上部フィルム材４を剥がすと、膏体２が
露出した状態となり、これを患部等に貼り付ければ膏体
２を形成する水溶性または脂溶性高分子材料内に含着さ
れる水分が吸熱効果を発揮する。

なお、本実施例における膏体２はほぼ４時間の間粘着性
を維持し、この有効時間後は膏体２は乾燥して粘着性を
失うものとする。従って、患部等に張りつけられた膏体
２は、有効時間内にその位置がずれることば蛙い。

加えて、上記したようにシート材１はフィルム材４，５
を融着するときに、これらフィルム材４゜５の間に組み
込まれて両者４，５に固着され、袋体３に対して固定さ
れるため、従来の貼付薬のように袋体３を形成したのち
に同袋体内にシート材１を入れる手間が省略できる。

また、膏体２内の水分にて患部を適度に冷やす構成とし
たため、患部等の過度の吸熱が防止されるとともに、表
面に結露が生ずることが回避される。

なお、この発明は上記した実施例に拘束されるものでは
なく、例えば、 ■袋体３を任意の形状にする。

■シート材１を不織布に代えて、ガーゼ等の布や強度に
富む紙などで形成する。

■膏体２上に高吸水性ポリマ等よりなる吸水繊維層を設
けて水添可能とする。このように構成すれば膏体２に適
宜水添をすることにより、膏体２の粘着性持続時間を任
意に制御することができる。

なお、吸水繊維層はテープ製造時に膏体２を被覆するよ
うに設けてもよく、またシート材１使用時に膏体２上に
取着するようにしてもよい。

■膏体２上に尿素、硫化アンモニウム、硝酸アンモニウ
ム等よりなる吸熱材層を設けて、膏体２の冷却吸熱効果
を一層大きくする。なお、吸熱材層は上記した吸水繊維
層と同様にテープ製造時に膏体２を被覆するように設け
てもよく、またシート材１使用時に膏体２上に取着する
ようにしてもよい。

等、発明の趣旨から逸説しない限りにおいて任意の変更
は熱論可能である。

発明の効果以上詳述したように、この発明においては、吸熱を行な
うための膏体を含水性高分子物質にて形成するとともに
、同膏体をシート材に塗布し、このシート材を固定した
状態で収納するための気密体をフィルム材にて袋状に形
成したことにより、患者が快適に使用できるとともに、
取扱いが極めて簡単であるという優れた効果を発揮する
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を具体化して示す斜視図、第２図はそ
のｎ−ｎ線における一部破断拡大断面図、第３図は第１
図の変化を示す斜視図である。シート材１、膏体２、袋体３、上部フィルム材４、下部
フィルム材５゜特許出願人　　　　　　　　　　加藤　　善拡高岡　重
太部和１）　幹干京増　　　仁代理人　　　　弁理士　　　　恩　１）博　宣第１図第２図図面その１後ｇＡ面無し第３図ト（

Claims

【特許請求の範囲】

１．吸熱を行なうための膏体（２）を含水性高分子物質
にて形成するとともに、同膏体（２）をシート材（１）
に塗布し、このシート材（１）を固定した状態で収納す
るための気密体（３）をフィルム材（４）（５）にて袋
状に形成したことを特徴とする吸熱用テープ。
２．前記膏体（２）上に吸水繊維層を設けたことを特徴
とする特許請求の範囲第１項に記載の吸熱用テープ。
３．前記膏体（２）上に吸熱材層を設けたことを特徴と
する特許請求の範囲第１項に記載の吸熱用テープ。