JPS61501130A - 尿貯留具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 家計留具 発明の分野および従来の技術 本発明は、尿失禁症の男性患者に使用される家計留具（ｌＩｒｉｎＱ　ｒｆ！ｔ ａｉｎｉｎＱ　ｄｅｖｉｃｅ）に関するものである。

尿失禁症、すなわち尿を自己に意志によって体内に貯留できないという症状を示 す病気は特に老人に多く、現在大きな問題となっている。尿失禁症の患者には尿 吸収用のおむつをあてがうことができるが、このようなおむつをつけると身体が 動かしにくくなり、また、体裁も悪い。尿失禁症の患者のために種々の種類の家 計留具が開発されたが、これらはいずれもかなり大きい欠点を有するものであっ た。たとえば、上記の目的のために不透水性のプラスチックシート材料から家計 留具を作ることが提案された。この装置は傾斜状の側部を有する袋状のものであ って、この袋状の本体部を、吸水容量の大きい膨潤性重合体材料で覆うことを特 徴とするものであった。

この膨潤性重合体材料自体は周知であって、市場で購入できる。

この公知装置では、その内面全体が前記の吸水性重合体材料によって密着状態で 覆われている。したがってこの公知装置は、尿を吸収して膨潤した前記重合体材 料に男性の性器が接触してしまうという欠点を有する。すなわち、このような接 触は患者の局部の皮膚を多かれ少なかれ刺戟し、患者に不快感を与える。

さらに別の欠点もあるが、それは、患者の皮膚から出た汗のために、前記の不透 水性プラスチック材料製の装置の外面が患者の皮膚に付着してしまい、ここでも 皮膚が刺戟され、不快感を与えることである。

発明の目的および構成 本発明は、前記の如き欠点を有しない尿失禁症の男性患者用の改善された家計留 具に関するものである。

次に、本発明の若干の具体例について添附図面参照下に詳細に説明する。

図面の簡単な説明 第１図は、本発明に係る家計留具の側面図である。

第２図は、第１図記載の家計留具の一部開口した状態、すなわち、使用時の状態 を示す斜視図である。

好ましい具体例の記載 第１図は前記の如く本発明の家計留具の側面図であるが、この尿保留具は第２図 に記載の如く２つの層１および２を有する。この貯留具の側部の辺縁部のうちの ３個所の辺縁部３，４および５に沿って層１および２を相互に接着させ、第４の 辺縁部６はこの貯留具の開口部とする。この家計留具の使用時には、これを辺縁 部６に沿って開いて第２図に記載の開口状態にして、男性患者の陰茎をその中（ 、：辺縁部５の方向に向けて挿入する。使用時には、この貯留具はコーナー８が 最も高い場所を占め、コーナー９が最も低い場所を占めるような立位状態になる 。この貯留具では、互いに対向する２つのコーナー１０と１１との間、および２ つの側部の辺縁部３と４との間の区域に引かれた線によって区画される場所（こ の場所は貯留具内の一部を占めるにずぎない）に挿入材（１ｎｓｅｒｔ）　７が 配置される。挿入材７は、使用に適した形をしており、しかしてこれは、非常に 吸水容量が大きくそして膨潤時にゲル状体になるようなウェア状の重合体材料か ら作るのが好ましい。

尿失禁症の患者がこの家計留具を取付けたときには、患者の陰茎はこの貯留具の 内側のコーナー８の下側の辺縁部５の近くの場所に存在し、この場所は撥水性材 料からなり、患者が失禁して排尿した場合には尿は陰茎から出てコーナー９と辺 縁部３および４との間の区域に向かって流れるが、この区域には高吸水容量の挿 入材７が挿入配置されているので、尿はこれに吸収される。

普通の不透水性プラスチックシート材料は実質的に疎水性のものであるから、こ の理由のために、本貯留具の使用時に患者の陰茎が尿によって濡れることは全く ない。

これは患者にとって非常に好都合なことである。

この貯留具の壁部１および２は不透水性材料製の′ａ居を有する。本発明によれ ばこの貯留具の前記壁部の外側に、付加的な層が設けられる。この付加層は、皮 膚触感の良好な柔かい不織布材料からなり、この付加層によって、皮膚への前記 不透水性材料の不快な接触が完全に防止でき、かつ、皮膚からの汗の蒸発が支障 なく行われる。

本発明に係る貯留具の壁部１および２は、前記の如く積層構造を有するものであ るが、そのうちの１つの層は不透水性のものであって、これはｇ＆点１１０−１ ２０℃層厚０．１−０．０２５ｍ（好ましくは約０．０３５ｍｍのポリエチレン シート（フィルム）の如き適当なシート材料から作るのが有利である。他の適当 な市販シート材料も使用できるが、このことは当業者には明らかであろう。

この積層構造を構成する第２番目の層は、不織布材料からなる薄層であって、こ の不織布材料は一般に重合体からなる。この目的のために適当な材料の例にはポ リプロピレン製の不織布材料があげられるが、他の不織布材料もまた使用できる 。好ましい不織布シート材料として、融点的１７０℃のポリプロピレン繊維から なるものがあげられる。この積層物を構成する前記の２つの層の融点の差は、こ れらの層の加熱接着積層化操作が容易に実施できるような値であるべきである。

本発明に係る尿失禁症の患者用の家計留具の製造方法について説明する。最初に 、ウェアの形の前記積層物を作る。このウェブ状積層物から、この貯留具の壁部 １および２を構成する布片である大体平行四辺形の布片を切取るが、この切取ｔ よいわゆるバンチ操作によって行うのが好ましい。この壁部１および２を構成す る前記の２枚の布片の辺縁部３，４および５を熱融着によって相互に貼り合わせ る。

挿入材７は高吸水容量の材料からなり、そしてこれはシート状材料であることが 好ましい。この材料は一般に種々の種類の市販重合体シート材料であってよい。

この材料の例には、架橋ポリアクリル酸塩からなる市販品である［フエーバー（ ＦＡＶＯＲ）　Ｊ　（登録商標）があげられる。類似の性質を右する種々の他種 製品も市販されているが、これらも使用可能である。この高吸水容量のシート状 材料から、この貯留具の内側の所定の位置に装着するのに適した形のものを切取 る（パンチ操作を行うのが有利である）。この切取操作（打扱操作）は、前記シ ート状材料を対称線に沿って折り合わせた後に行う。これによって前記挿入材７ が製作でき、これを家計留具内の所定の位置に取付けるのである。

１）完　！Ｉ！　雰　蝮　牛

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．男性患者の性器を挿入するための開口部を有する保護用袋状物を有し、この 袋状物は、大体平行四辺形の形を有する同一寸法の２つの壁部（１）および（２ ）を有し、これらの壁部はその辺縁部のうちの３つの辺縁部（３，４，５）に沿 つて相互に接着されており、第４の辺縁部（６）は、この尿貯留具の入口となる 開口部を構成し、前記の壁部（１）および（２）が不透水性材料からなるもので ある尿失禁症の男性患者用の尿貯留具において、前記の壁部（１）および（２） が積層物からなり、この積層物を構成する層の１つはポリエチレンフイルムの如 き不透水性材料からなり、その層厚は好ましくは０．１−０．０２５ｍｍ、特に 好ましくは約０．０３５ｍｍであり、前記積層物中の別の層は、前記の不透水性 フイルムに加熱接着積層化できる性質を有する合成不織布材料からなり、この不 織布材料からなる層はこの貯留具の外面を構成し、前記の不透水性フイルム材料 からなる層はこの貯留具の内面を構成し、実質的に、互いに対向した２つのコー ナー（１０）と（１１）との間および接合辺縁部（３）と（４）との間に引かれ た線によつて区画された区域のみに挿入材７が取付けられており、この挿入材（ ７）はこの貯留具の所定の表面に任意的に取付けることができ、そして挿入材（ ７）は、膨潤時にゲル状体を形成し得る大吸水容量の材料からなるものであるこ とを特徴とする尿失禁症の男性患者用の尿貯留具。
2. ２．不透水性フイルムが融点１１０−１２０℃のポリエチレンからなるものであ ることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の尿貯留具。
3. ３．不織布材料がポリプロピレン繊維からなり、その厚みが約０．１−０．５ｍ ｍであることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の尿貯留具。
4. ４．不透水性フイルムと不織布材料層とを相互に、加熱接着により積層して積層 物を形成させたことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の尿貯留具。
5. ５．壁部（１）および（２）を３つの辺縁部（３，４および５）に沿つて相互に 加熱接着して積層したことを特徴とする請求の範囲第１項一第４項のいずれか一 項に記載の尿貯留具。
6. ６．シート材料からこの貯留具の挿入材（７）として適した形態および寸法を有 する材料片を切取り、この材料片は好ましくは１枚の材料片からなり、これを折 り合わせて挿入材（７）としてこの貯留具の所定の区域に挿入してあり、しかし てこの挿入材（７）は、この貯留具のコーナー（１０）と（１１）の間に引かれ た線および辺縁部（３）と（４〉によつて区画された貯留具の内面区域の全体ま たはその実質的な部分を覆うものであることを特徴とする先行する請求の範囲の いずれか一項に記載の尿貯留具。
7. ７．コーナー（９）の部分が、尿を吸収して膨潤する材料のための容器を構成し 得るように、辺縁部（３）がダブルカーブした形状を有するものであることを特 徴とする先行するの範囲のいずれか一項に記載の尿貯留具。