JPS63141562A - 血中アルコ−ル濃度低下作用を有する食品 - Google Patents

血中アルコ−ル濃度低下作用を有する食品

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JPS63141562A
JPS63141562A JP61287670A JP28767086A JPS63141562A JP S63141562 A JPS63141562 A JP S63141562A JP 61287670 A JP61287670 A JP 61287670A JP 28767086 A JP28767086 A JP 28767086A JP S63141562 A JPS63141562 A JP S63141562A
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JP
Japan
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vinegar
persimmon
alcohol concentration
food
juice
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Pending
Application number
JP61287670A
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English (en)
Inventor
Satoshi Mochizuki
聡 望月
Fumihiko Takeuchi
竹内 文彦
Ken Takahashi
研 高橋
Morimasa Hata
畑 盛正
Hiroshi Masai
正井 博司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakano Vinegar Co Ltd
Original Assignee
Nakano Vinegar Co Ltd
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Publication date
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  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、悪酔いや深酔いを防止することのできる食品
、すなわち、血中アルコール濃度低下作用を有する食品
に関する。
〔従来の技術〕
従来、いわゆる飲酒後の不快感である深酔いや悪酔い等
を防止することができる物質や食品としては、飲酢、酢
酸(滝野 古層監修、食酢のヘルシー効果、70及び7
1頁、水閘書店発行所)、酢酸ソーダ(EDWARD 
MAJCIIROWICZ、Biochemical 
Pharmacology、Vol、27.1)9.1
28−130 )、酢酸菌(特開昭6O−210945
)、柿の実(小片 重力、醸造協会誌、71巻 7号、
48B−495頁、1976)等が知られており、その
他にも、タンニン、アルコール分解酵素等も知られてい
る。しかし、これらは何れもその効果、すなわち、血中
アルコール濃度の低下作用において満足できるものとは
言えない。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
そこで、本発明者らは、手がるに食用に供することがで
きるもので、血中アルコール濃度低下作用が顕著で深酔
いや悪酔い等を防止する生理効果が優れた食品を開発す
べく鋭意研究を行い本発明を完成した。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、柿酢を含有した血中アルコール濃度低下作用
を有する食品及びこの柿酢に柿果汁を加えた、柿酢及び
柿果汁を含有した血中アルコール濃度低下作用を有する
食品である。
本発明で使用する柿酢とは、柿を主原料とした食酢であ
って、特殊な製法で製造されたものでなく極く一般的な
柿酢であれば何れでも良い。即ち、この柿酢は、柿を完
熟させ、摺りつぶした後、酵母によりアルコール発酵す
るか、又はアルコールを添加して、更に酢酸発酵を行い
、発酵終了後、濾過殺菌をして製造される食酢である。
柿酢を含有した食品とは、柿酢を含む固形状の食品或い
は液状の飲料のすべてを言うものである。
そして、この柿酢は、米酢等の穀物酢、粕酢、りんご酢
、ぶどう酢等の果実酢と混合した形でも使用される。
また、本発明は、食品であるから、生理効果に加えて呈
味効果を有することも必要である。従って呈味増強のた
めに、柿酢の他に種々の有機酸類、甘味剤、酸味剤、呈
味剤を加え香味を調整することが好ましい。具体的には
酢酸の刺激が強い時には重曹で中和しpHを4.0付近
にしたり、砂糖、ブドウ等、果糖、ハチミツ等の糖質甘
味料やステビア、マルチトール、フラクトオリゴ糖等の
天然低カロリー甘味料や、アラニン、グリシン、アスパ
ラギン酸、グルタミン酸等のアミノ酸呈味剤や、各種天
然果実、野菜の果汁、即ち、トマトジュース、オレンジ
ジュース、グレープフルーツジュース等の若番もしくは
呈味剤を添加混合すると嗜好性の高い柿酢を含む食品を
製造することができる。
さらに、この食品には柿酢をアルコール飲料に添加した
ものも含まれる。このアルコール飲料としては、清酒、
ビール、ワイン、焼酎、ウィスキー、ブランディー、リ
キュール等が挙げられる。
この柿酢は柿果汁と併用した場合にその血中アルコール
濃度低下効果が顕著に高められる。この柿果汁は完熟し
た柿を摺りつぶし、果汁、即ちジュースにしたものであ
り、これを更に濃縮したものも含まれる。柿酢と柿果汁
との混合比は特に限定されないが、好ましい混合割合は
柿酢1部に対し、柿果汁1〜20部である。この柿酢と
柿果汁を併用した食品には更に前記した甘味剤、酸味剤
及び呈味剤を添加してその風味を一層美味に摂食しやす
くしたものも含まれ、また、これらはアルコール飲料と
共に使用することができる。
この食品は飲酒前、飲酒中、或いは飲酒後のいずれにお
いて摂食してもよく、そして、その摂食により血中アル
コール濃度低下効果が得られる。
この食品の摂食量は酸度4.2%の柿酢で、5−〜50
rn!/回が好適であるが、血中アルコール濃度の推移
は個人差が大きいので摂食量は適宜選択すればよい。
次に本発明の食品の血中アルコール濃度低下効果を実験
例に基づいて説明する。
実験例1 この実験例は、柿酢が食酢の中で最も血中アルコール濃
度低下作用が強いことを示すものである。
■試料 第1表に示す各食酢を実験試料とし、コントロールとし
て水を用いた。
(本頁以下余白) 第1表 ■ 実験方法 体重約2008のSD系雌雄性ラット一晩絶食後実験に
供した。コントロール群のラットには20%エタノール
水溶液を15rIi/kg経口投与した。一方、 ゛実
験群のラットにはそれぞれ20%エタノール水溶液に第
1表の食酢を添加して与えた。これらのラットから経時
的に尾静脈より採血し、その血中エタノール濃度を酵素
法によって定量した。
■ 実験結果 試料隘1.嵐2.11h3及び隘6について血中アルコ
ール濃度の低下の時間的経過を第1図に示した。更に本
願発明の効果を明解にするために第2表に示すような指
標で効果を表わした。即ち、水のみを与えたときの血中
最大エタノール濃度を1とし比較効果食品のそれを割合
で表わしたものである。この指標は飲酒時の最大血中ア
ルコール濃度で比較効果食品の最大血中アルコール濃度
を除した数値であり、従ってコントロールは1であり、
0に近い程効果が高いことを示す。この指標に基づく結
果を第2表に示す。
(本頁以下余白) 第2表 食酢の血中アルコール濃度低下指数第2表の結
果から食酢の中で種酢が最も血中アルコール濃度低下効
果が大きいことがわかる。また、酢酸単独では血中アル
コール濃度低下効果が比較均温いことがわかる、これは
種酢の中の酢酸だけで特異的に低下効果を示していない
ことを表わし、種酢の酢酸以外の成分にも効果があるこ
とを示唆している。
実験例2 この実験例では、種酢の血中アルコール濃度低下効果を
促進する成分についてその添加効果を調べた。即ち、(
1)種酢、(2)柿果汁、(3)種酢+柿果汁、(4)
種酢+タンニン、(5)種酢+IJ! <グルコースと
フラクトースの混合物)の各々についてその効果をみた
。実験方法は実験例1の各種食酢と同様の方法で行った
。種酢あるいは柿果汁の投与量は1.67+nZ/kg
とし、タンニン及び糖は柿果汁に含まれるものと同量と
した。結果を第3表に示す。
第3表 率 タンニンは片山化学製試薬特級を使用した。
率寧  種酢の血中アルコール濃度の低下指数を1とし
た時の比較値 各試験区の血中アルコール濃度の低下指数種酢の血中ア
ルコール濃度の低下指数 第3表の結果から特に種酢と柿果汁の試験区における効
果が著しいことがわかる。また、柿の代表的な成分の中
の1つであるタンニンや、グルコース及びフラクトース
のような糖には促進効果は認められないことから柿成分
の単一成分による効果とは認められないものと推察され
る。
実験例3 この実験例では実験例2で顕著な血中アルコール濃度低
下効果を示した種酢と柿果汁の混合物について、その配
合割合に関する実験を行った。即ち、種酢と柿果汁の総
量を一定にして、該比率を種々変化させて試験を行った
。実験方法は実施例2の比較試験と同様である。
(木頁以下余白) 第4表 第4表の結果から種酢と柿果汁の比率は1:l〜20に
おいて好ましい結果が得られ、特に1:10において最
も優れた血中アルコール濃度低下効果が得られた。
以上の実験例から、種酢または種酢及び柿果汁の混合物
が血中アルコール濃度の低下作用において顕著な効果を
示すことが判る。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこれにより制
限されるものでない。
実施例1 市販種酢(中埜酢店製造)25−を水で3倍に希釈した
ものを、市販の清酒360 +dを飲酒した後、すぐ飲
んだところ、希釈種酢を摂食した方は酔った惑じは爽快
で、数時間後の酩酊状態はほとんどなかった。一方、希
釈食酢を摂食しなかった方は、酩酊状態がいつまでも続
き、不快感が残った。飲酒2時間後採血し血中アルコー
ル濃度を測定したところ希釈種酢を摂食しなかった方は
血中アルコール濃度86■%であるのに対し希釈種酢を
摂食した方は32■%でかなり低かった。
実施例2 市販種酢(中埜酢店製造”)    10rnl柿果汁
           100−水         
        14〇−からなる種酢柿果汁ジュース
を作成し、清酒36〇−飲酒後飲んだところ、4時間後
の飲酒窓である深酔い惑、悪酔い感はなく爽快であった
飲酒4時間後採血し血中アルコール濃度を測定したとこ
ろ種酢柿果汁ジュースを摂食しなかった方は血中アルコ
ール濃度38■%であるのに対し種酢柿果汁ジュースを
摂食した方は8■%であった。
実施例3 市販種酢(中埜酢店製造”)    20M炭酸水  
         180m1グルコース      
    12gからなる言わゆるチュハイを作成し、飲
酒したところ、不快感はなかった。
実施例4 市販種酢(中埜酢店製造)2〇− 市Ui1級酒         180afからなる酒
を作成し、飲酒したところ、深酔い感、悪酔い感は全く
なかった。
飲酒1時間後採血し血中アルコール濃度を測定したとこ
ろ種酢清酒飲料を摂食しなかった方は血中アルコール濃
度53■%であるのに対し種酢清酒飲料を摂食した方は
22■%であった。
実施例5 市販種酢(中埜酢店製造)15d 柿果汁            85−クエン酸   
         1.5gステビア        
   50■水                 1
50m1からなる種酢柿果汁ジュースを作成し、清酒3
6〇−飲酒後、上記ジュースを飲んだところ非常に味も
よく、また飲酒後の不快感もなかった。
飲酒4時間後採血し血中アルコール濃度を測定したとこ
ろ種酢柿果汁ジュースを摂食しなかった方L;! 血中
アルコール濃度42可%であるのに対し種酢清酒飲料を
摂食した方は8■%であった。
〔発明の効果〕
本発明の種酢または種酢及び柿果汁を含有する食品は血
中アルコール濃度を顕著に低下させる効果を有し、それ
らを飲酒前、飲酒しながら或いは飲酒後に摂食して深酔
いや悪酔いを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は種酢の血中アルコール濃度の低下経過を示す、
第2図は血中アルコール濃度低下指数の計算方法を示す

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)柿酢を含有した血中アルコール濃度低下作用を有
    する食品。
  2. (2)柿酢及び柿果汁を含有した血中アルコール濃度低
    下作用を有する食品。
  3. (3)柿酢及び柿果汁の混合比率が1:1〜20である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の食品。
JP61287670A 1986-12-04 1986-12-04 血中アルコ−ル濃度低下作用を有する食品 Pending JPS63141562A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007023931A1 (ja) * 2005-08-25 2007-03-01 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. 血中アルコール濃度上昇抑制用組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007023931A1 (ja) * 2005-08-25 2007-03-01 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. 血中アルコール濃度上昇抑制用組成物

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