JPS6314106B2 - - Google Patents

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JPS6314106B2
JPS6314106B2 JP59079347A JP7934784A JPS6314106B2 JP S6314106 B2 JPS6314106 B2 JP S6314106B2 JP 59079347 A JP59079347 A JP 59079347A JP 7934784 A JP7934784 A JP 7934784A JP S6314106 B2 JPS6314106 B2 JP S6314106B2
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JP
Japan
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finger
knitting
fingers
selection device
needle selection
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JP59079347A
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JPS60224845A (ja
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Fumio Watanabe
Toshio Watanabe
Chiharu Watanabe
Juji Watanabe
Masanori Watanabe
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WATANABE KUTSUSHITA KOGYO KK
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WATANABE KUTSUSHITA KOGYO KK
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Publication date
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Priority to PCT/JP1985/000222 priority patent/WO1985004910A1/ja
Priority to EP19850902137 priority patent/EP0185766B1/en
Publication of JPS60224845A publication Critical patent/JPS60224845A/ja
Publication of JPS6314106B2 publication Critical patent/JPS6314106B2/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B15/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
    • D04B15/66Devices for determining or controlling patterns ; Programme-control arrangements
    • D04B15/68Devices for determining or controlling patterns ; Programme-control arrangements characterised by the knitting instruments used
    • D04B15/78Electrical devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は丸編機用選針装置に関する。
<従来の技術> 柄編み丸編機において、ピンドラム又はコンピ
ユータの記憶装置に記憶された柄編成手順を針の
上下動に伝達するために選針装置が用いられてい
る。現在広く用いられている選針装置としては例
えば第8図に例示するように選針装置の主要部を
複数枚の相互に平行に摺動可能に配置された平板
80で構成しているものが知られている。この種
選針装置ではピンドラム上のピン又はコンピユー
タの記憶装置からの信号によつて平板80を摺動
させることによつて編成針の下方に当接するジヤ
ツク81を編成シリンダ82の中心側にずらし、
それによつてジヤツク81の下方のカム用バツト
83の上げカム84への係合を選択させている。
一方近来柄編み丸編機の高速化が要望されてい
る。高速化に対応するためには選針装置の応答も
又高速化する必要がある。しかしながら従来公知
の選針装置の如く平板を摺動する構成のものであ
れば応答速度、すなわち摺動速度の高速化にも限
界がある。応答速度が高速化されないままで丸編
機を高速化するには前記平板の枚数を増加する方
法がある。しかし平板の枚数を増やせば選針装置
も大きくなり、丸編機の外周の狭い空間内に選針
装置を配置することが困難になつてくる。かくし
てより小型で且つ応答速度の早い選針装置の出現
が柄編み丸編機の高速化に対応するために強く要
望されている。
前述の要望を満たすために種々の試みが提案さ
れている。例えば特開昭57―139543号公報に開示
された「丸編み機特にオース編み機中における選
針装置」には中央附近で枢支されて摺動可能なフ
インガが示されている。しかしながらこのフイン
ガに対してはスプリングが用いられており、片方
方向の揺動は駆動素子によつて与えられ、反対方
向の揺動はスプリングの付勢力によつて与えられ
ている。すなわち「単安定」の構造になつてお
り、そのために駆動素子の運動はスプリングの付
勢力を殺した上で行うことになり、フインガの高
速揺動を達成することができず、又所要動力も大
きくならざるを得ない。
又従来の選針装置ではジヤツクのフインガバツ
トが選針装置のフインガに衝突し、フインガを損
傷することがしばしば発生する。フインガが損傷
した場合には選針装置を外して修理する必要があ
り、この事は丸編機の運転の中断および修理コス
トの発生を生じて好ましくなく、フインガの損傷
の少い選針装置の出現が要望されている。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明はより小型で且つ応答速度が早く、さら
にフインガの損傷の少い丸編機用選針装置を提供
することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本発明の目的は丸編機の編成シリンダ上の複数
の編成針に上下動を与える上げカムへの、前記編
成針の下方に当接するジヤツクのカム用バツトの
係合を所定の計画に基づいて着脱することによつ
て、所定の柄の編成を可能にする丸編機用選針装
置であつて、前記選針装置が前記編成針の摺動方
向に間隔をあけて実質的に重ねて配置され且つそ
れぞれが中央附近で枢支されることによつて前記
編成針の摺動方向に揺動可能である複数のフイン
ガと、前記複数のフインガのそれぞれの後方に配
置されて選択的にフインガを揺動させる電磁式フ
インガ作動装置と、前記複数のフインガと電磁式
フインガ作動装置とを支承するハウジングを含ん
で成り、前記フインガの前記編成シリンダに遠い
側の端部に永久磁石をその両極を結ぶ方向を前記
フインガの長手軸線方向に実質的に合せて連結
し、前記フインガの前記編成シリンダに近い側の
端部が水平面内で山形形状又は片山形形状をし且
つ垂直方向に所定の厚さを有するプツシング面に
形成されており、前記電磁式フインガ作動装置が
複数の電磁石を含んでなり、それぞれの電磁石の
S極とN極が垂直方向に間隔をあけて且つ前記フ
インガの揺動の両端位置における前記永久磁石の
端面に実質的に対向するように位置決めされて前
記ハウジングに取付けられており、前記ハウジン
グが前記複数のフインガのそれぞれをその中央附
近で枢支する複数の枢軸と、前記複数のフインガ
のプツシング面側の端部の水平方向での両側面を
垂直方向に摺動可能に支承する1対のフインガー
ガイドとを有し、該フインガーガイドの前記編成
シリンダに対面する側の表面が編成シリンダの長
手軸方向に平行であつて且つ前記フインガから遠
ざかる方向に延びて形成されて前記編成針の下方
に当接するジヤツクのフインガ用バツトの誘導面
を形成しており、前記フインガのプツシング面が
前記編成針の下方に当接するジヤツクのフインガ
用バツトと係合する揺動位置における、前記フイ
ンガのプツシング面である山形形状部分の前記編
成シリンダより遠い方の両端縁部又は片山形形状
部分の前記編成シリンダより遠い方の端縁部が前
記フインガガイドのフインガ用バツト誘導面と同
一又は該誘導面よりフインガガイドの内側に位置
するように前記フインガと前記フインガガイドの
相対位置が定められており、前記電磁式フインガ
作動装置のそれぞれの電磁石に所定の計画によつ
て正逆両方向に選択的に電流を流すことによつて
前記フインガが揺動してフインガのプツシング面
の前記フインガ用バツトへの係合が選択され、そ
れによつて前記上げカムへの前記カム用バツトの
係合が選択されて所定の柄の編成を可能にするこ
とを特徴とする丸編機用選針装置によつて達成さ
れる。
本発明による選針装置に用いられる電磁式フイ
ンガ作動装置はそれぞれの電磁石に所定の計画に
よつて正逆両方向に選択的に電流を流すことによ
つてフインガを揺動させるものであり、すなわち
電流が流れてフインガか一方の揺動位置に移動し
て安定するいわゆる「非安定」の構造になつてい
る。したがつて揺動の応答速度を早くすることが
できると共に消費電力が少いという特徴を有す
る。
本発明による選針装置の主要部は前述のように
揺動する複数のフインガによつて構成され、その
フインガの揺動がフインガの端部に設けた永久磁
石に対する電磁石の吸引力および反発力によつ
て、行われるので摺動によつて作動する従来公知
の選針装置より早い応答速度で作動させることが
できる。さらにその構造が簡単であるので安く製
造することができ又作動に要する消費電力を大幅
に節約することができる。
なお本発明による選針装置のフインガガイドに
は編成針の下方に当接するジヤツクのフインガバ
ツドに対する誘導面が形成されているので、何等
かの理由によつて編成シリンダの外方に突出した
前記バツドは前記誘導面によつて予め除外されて
直接フインガに衝突することがないのでフインガ
が損傷される恐れが少い。
又本発明の選針装置において、前記フインガの
プツシング面が前記編成針の下方に当接するジヤ
ツクのフインガ用バツドと係合する揺動位置にお
ける、前記フインガのプツシング面である山形形
状部分の前記編成シリンダより遠い方の両端縁部
又は片山形形状部分の前記編成シリンダより遠い
方の端縁部が前記フインガガイドのフインガ用バ
ツト誘導面と同一又は該誘導面よりフインガガイ
ドの内側に位置するように前記フインガと前記フ
インガガイドの相対位置が定められている。した
がつて誘導面上に位置するフインガ用バツトのフ
インガへの接触がスムースに行われるのでフイン
ガを損傷する恐れを少くすることができ、その結
果選針装置の耐久力を大幅に増加することができ
る。
前記プツシユ面を山形形状に形成すれば円形シ
リンダが正逆両方向に回転する場合でも本発明に
よる選針装置を使用することができる。なお円形
シリンダの回転が一定方向である場合には、片山
形形状に作られたプツシユ面を用いてもよい。
<実施例> 本発明の丸編機用選針装置の一実施例を示す添
附図面を参照して本発明を以下に詳述する。
第1図に本発明の丸編機用選針装置の一実施例
の正面図を示し、第2図に第1図の線―によ
る第1図の選針装置の側面図を示し、第3図に第
1図の線―による第1図の選針装置の側面図
を示す。
第1図に示すように、本実施例における選針装
置では8本のフインガ1と、フインガ1のそれぞ
れの後方に配置された電磁式フインガ作動装置2
0と、8本のフインガ1と電磁式フインガ作動装
置を支承するハウジング10から成る。本実施例
における選針装置には8本のフインガを示したが
その本数を特に限定するものではない。従来のこ
の種選針装置(摺動型)では少くとも16本のフイ
ンガが用いられ、本数が少い程選針装置の大きさ
を小さくすることができるので好ましく、本発明
による一実施例では後述のように選針装置の作動
を高速にすることができるので8本のフインガで
選針装置を形成することができた訳である。した
がつて選針装置におけるフインガの数は最終的に
は1本であることが好ましい。
1本のフインガ1は第4図の拡大斜視図で明ら
かのように、枢軸6で回動可能に支えられたフイ
ンガ中央部9と、フインガ中央部9から左右に延
びる第1アーム2および第2アーム3と、第1ア
ーム2の先端に取付けられたプツシング部材4
と、第2アーム3の先端に取付られた永久磁石7
とを含んでなる。前記プツシング部材4の先端は
フインガ1の軸線を含む水平面内で実質的に山形
形状に形成され、その傾斜表面がプツシユング面
5,5′を形成している。一方永久磁石7はその
両極すなわちN極とS極を結ぶ方向をフインガ1
の長手軸方向に合せて形成されている。
電磁式フインガ作動装置20は1本のフインガ
1に対して、1組の電磁石が配置されている。こ
の1組の電磁石は第4図に示すように2本の電磁
コイル23,24とそれぞれの電磁コイル23,
24の端面に設けられている電磁表面21,25
を有し、いわゆるU字形電磁コイルを形成する。
なお第4図において2つの電磁表面21,25が
導線で電磁コイル23,24に連結されているよ
うに示されているが、これは説明の都合上であつ
て、実際には第1図に示すように、電磁表面は電
磁コイルのコアーの端面である。この電磁表面2
1,25は前記ハウジング10の後方垂直平板1
2の中に第3図に示すように配置されている。す
なわち第3図において電磁表面21a,25aが
1組の電磁コイル23a,24aのコアーの端面
である。この複数の電磁コイルのそれぞれには電
流が流されて励磁されるがその電流の方向を変え
ることによつて、例えば電磁表面25aが正、電
磁表面21aが負の状態から逆の状態すなわち電
磁表面25aが負、電磁表面21aが正の状態に
変更することができる。この電流の方向の変換は
通常トランジスタを用いて行われるので各電磁表
面の正・負間の変更はきわめて高速に行うことが
できる。
既に述べたように、本実施例では8本のフイン
ガを配置している。その配置方法は第2図の側面
図でより明らかのようにフインガ1のプツシユ面
5,5′(第2図では簡略化のための片面のプツ
シユ面5a,5b…5hのみ符号をつけてある)
が第2図で垂直方向(編成針の摺動方向に一致す
る)に間隔をあけて配置されている。しかしなが
ら本実施例では前記プツシユ面5の後方のプツシ
ユング部材4を第4図に示す如如く鎌状の形状に
することによつて、8本のフインガ1を第1図に
示すように手前側で4本、向う側で4本(第1図
では図示せず)枢支可能にしている。したがつて
8本のフインガ1の後端の永久磁石7に対応する
電磁コイルの電磁面の配置も第3図に示す如く左
側に4組、右側に4組配置されることになる。8
本のフインガを前述の如く配置することにより8
本のフインガ中央部9は第2図において左側9
a,9b,9cおよび9dと右側9e,9f,9
gおよび9hに2組に分けられる。その結果各フ
インガ中央部9および枢軸6を各フインガ1の高
速の摺動に充分耐えるように設計することがで
き、その結果本発明の選針装置の耐久性を増加さ
せることができる。一方同一強度を有する選針装
置に対しては装置全体の大きさをより小さくする
ことができる。
なお前記永久磁石7と前記電磁式フインガ作動
装置20の電磁表面21,25との間の間隔は両
者が接触しない範囲で近接して配置されることが
好ましい。
次にハウジング10とフインガ1との関係を示
す。ハウジング10はハウジング10のほぼ中央
部に垂直方向に延びる枢軸支持部材(図示せず)
を有し、この枢軸支持部材の両側で4本づつの枢
軸6を支えている。一方ハウジングは前方垂直平
板すなわちフインガガイド11を有し、このフイ
ンガガイド11には実質的に矩形の孔13が設け
られ、この孔の中に前記フインガ1のプツシユ面
5,5′が突出する。なおこの孔13をハウジン
グ10の上端から下端に達するスリツトとして形
成してもよい。すなわち孔13の側壁15,1
5′(第2図および第4図)間の間隔がプツシユ
ング部材4のそれぞれの側壁45,45′間の距
離よりもやや大きい程度に定められ且つフインガ
ガイド11の誘導面14よりプツシング表面5の
少くとも一部分が突出するようにフインガガイド
11とフインガ1を支承する枢軸6の相対位置が
定められている。
次に本実施例における選針装置のフインガ1の
作動と該作動によつて生ずるジヤツクのカム用バ
ツト(レベリングバツト)の移動の状況を第5図
および第6図を用いて説明する。第5図および第
6図において30はジヤツクを示し、ジヤツク3
0にはフインガ用バツト31とカム用バツト32
が設けられている。第5図においてはフインガ1
の永久磁石7の端部のS極は、その端面がN極に
なつている電磁表面21に対向し、その結果フイ
ンガ1は第5図において水平になつている。その
結果編成シリンダ(図示せず)上のジヤツク30
のフインガ用バツト32はフインガ1のプツシユ
ング面5に当接し、その結果ジヤツク30は反時
計方向に回動する。その結果ジヤツク30の下端
のカム用バツト32は丸編機の機台上に配置され
た上げカム33と係合しない。その結果ジヤツク
30は上げカム33によるジヤツク30及びそれ
に当接する編成針(図示せず)の上昇運動を受け
ないことになる。
一方第6図に示す如く電磁表面21,25の極
が電磁コイルの通電方向を逆にすることによつて
第5図の位置から永久磁石のS極が電磁表面25
に表れたN極によつて吸引されると共に電磁表面
21に表れたS極によつて反発されることによつ
てフインガ1の先端のプツシング面5が下方に下
げることになる。この状態において編成シリンダ
が回転すると編成シリンダ上のジヤツク30のフ
インガ用バツト31がプツシング面5に当接せ
ず、ジヤツク30は第6図においてほぼ垂直な位
置を保つことになる。垂直な姿勢を維持して編成
シリンダと共に回転するジヤツク30のカム用バ
ツト32は前記上げカム33に当接し、この三角
形状の側縁部に案内されて上昇し、したがつてジ
ヤツクの上端に当接する編成針を上昇させること
になる。
なおフインガ1のプツシング面5とジヤツク3
0のフインガ用バツト31の位置関係は第6図と
逆にフインガ1のプツシユ面5が上方に上がるこ
とによつてフインガ用バツト31とプツシング面
の係合を外すように構成してもよい。
前述のように前記フインガ1の摺動運動は電磁
コイル23,24への通電の方向を切換えること
によつて行われる。この通電方向の切換は通常ト
ランジスタを用いて行われるので高速に行うこと
ができ、且つフインガは枢軸6を中心とする揺動
によつて位置を変えるので電磁石の異極同志の吸
引と同極同志の反発に対して速やかに対応してそ
の位置を変えることができる。その結果従来公知
の何れの選針装置に比しても速やかにフインガの
プツシユ面をジヤツクのフインガ用バツトとの係
合位置に対して着脱可能である。
次にプツシング部材4の形状ならびに、ハウジ
ング10内のフインガガイド11とプツシング部
材4との相対位置関係について第7図を参照して
説明する。
プツシング部材4の形状は第7図a,b,c,
b,eに示す如く両側に傾斜したプツシング面
5,5′を有する山形形状に形成してもよく、あ
るいは第7f図に示す如片側のみに傾斜したプツ
シング面5′を有する片山形形状に形成してもよ
い。前者は編成シリンダが正逆両方向に回転する
場合に正逆両方向の回転に対して1台の選針装置
で対応することができ、一方後者は編成シリンダ
が一定方向のみに回転するときに用いることがで
きる。
一方フインガガイド11とプツシング部材4と
の相対位置は第7e図に示す如くプツシング部材
4のプツシング面5,5′が完全に誘導面14,
14′より露出し、且つプツシング部材4の側壁
45,45′の一部が前記誘導面14,14′から
露出するように定めてもよい。しかしながらより
好ましくは、第7a図に示すように、プツシング
面5,5′とプツシング部材4の側壁45,4
5′が交る点46,46′が誘導面14,14′よ
り内側に配置されるか、あるいは第7b図に示す
如く、前記交点46,46′が誘導面14,1
4′の面に一致するようにフインガガイド11と
プツシング部材4との相対位置が定められると良
い。第7a図、第7b図に示す如く前記相対位置
関係が定められると、誘導面14,14′で誘導
されてプツシング面5、5′に向つて進むジヤツ
ク用バツト31が何等の抵抗なくプツシユ面5、
又は5′にのり、プツシユ面5又は5′によつて押
込まれて、(具体的にはジヤツク用バツトが編成
シリンダの軸心に向けて押されて)移動すること
ができることになる。
誘導面14,14′はジヤツクが遠心力により
又は破損により編成シリンダの半径方向に飛び出
した場合にそのジヤツクを適正なレベルに押込む
ことに役立つので、そのジヤツクのバツト面が選
針装置のフインガを破損するのを防止することが
できる。なお誘導面14,14′の傾斜角度は第
7a図および第7b図に示す如く誘導面14,1
4′が第7図において水平になるように配置して
もよいが、第7c,図に示すように外側に傾斜し
て設けてもよく、又第7d図に示すように内側に
傾斜して設けてもよい。第7c図の場合には飛び
出したジヤツクをゆつくり押込めるのに役立ち第
7d図に示した場合には異常飛出しのジヤツクを
押込めるのに役立つ。
なお第7図においては、フインガガイド11の
誘導面14,14′が平面で形成されているが誘
導面の形状は必ずしも平面に限定されるものでは
なく円弧状に形成してもよい。そのために本発明
の一実施例における選針装置は編成シリンダの正
逆両方向の回転に対して選針作用を与えることも
できる。
<発明の効果> 本発明による選針装置は前述のように構成され
ているので、選針のためのフインガのプツシング
面の移動がきわめて速やかであり、したがつて従
来の選針装置に比しフインガの数を少くすること
ができることによつて選針装置を小型にすること
ができる。又その構造が簡単であるので選針装置
を安価に製造することができると共に作動に要す
る消費電力を大幅に節約することができるという
利点を有する。
又本発明の好ましい一態様として示したように
プツシング部材のプツシング面の両端縁をハウジ
ングの誘導面より内側に配置した場合には、回転
する編成シリンダ上のバツトによつて選針装置の
フインガが破損される危険を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す選針装置の正
面図であり、第2図は第1図の線―による側
面図であり、第3図は第1図の線―による側
面図であり、第4図は第1図に示した選針装置内
の1個のフインガとその電磁式フインガ作動装置
およびハウジングとの相対関係を示す斜視図であ
り、第5図および第6図は本発明による選針装置
の作動状況とジヤツク用バツトさらに上げカムと
の関係をモデル的に示す正面図であつて第5図は
バツトが上げカムに当接しない場合、第6図は当
接する場合をそれぞれ示し、第7図はプツシング
部材の形状とプツシング部材とハウジングの誘導
面の位置関係を示す平面図であり、第8図は従来
公知の選針装置の概要を示す略示側断面図であ
る。 1…フインガ、4…プツシング部材、5,5′
…プツシング面、6…枢軸、7…永久磁石、10
…ハウジング、11…フインガガイド、14…誘
導面、15,15′…側壁、20…電磁式フイン
ガ作動装置、21,25…電磁表面、23,24
…電磁コイル、30…ジヤツク、31…フインガ
用バツト、32…カム用バツト、33…上げカ
ム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 丸編機の編成シリンダ上の複数の編成針に上
    下動を与える上げカムへの、前記編成針の下方に
    当接するジヤツクのカム用バツトの係合を所定の
    計画に基づいて着脱することによつて、所定の柄
    の編成を可能にする丸編機用選針装置であつて、 前記選針装置が前記編成針の摺動方向に間隔を
    あけて実質的に重ねて配置され且つそれぞれが中
    央附近で枢支されることによつて前記編成針の摺
    動方向に揺動可能である複数のフインガと、前記
    複数のフインガのそれぞれの後方に配置されて選
    択的にフインガを揺動させる電磁式フインガ作動
    装置と、前記複数のフインガと電磁式フインガ作
    動装置とを支承するハウジングを含んで成り、前
    記フインガの前記編成シリンダに遠い側の端部に
    永久磁石をその両極を結ぶ方向を前記フインガの
    長手軸線方向に実質的に合せて連結し、前記フイ
    ンガの前記編成シリンダに近い側の端部が水平面
    内で山形形状又は片山形形状をし且つ垂直方向に
    所定の厚さを有するプツシング面に形成されてお
    り、 前記電磁式フインガ作動装置が複数の電磁石を
    含んでなり、それぞれの電磁石のS極とN極が垂
    直方向に間隔をあけて且つ前記フインガの揺動の
    両端位置における前記永久磁石の端面に実質的に
    対向するように位置決めされて前記ハウジングに
    取付けられており、 前記ハウジングが前記複数のフインガのそれぞ
    れをその中央附近で枢支する複数の枢軸と、前記
    複数のフインガのプツシング面側の端部の水平方
    向での両側面を垂直方向に揺動可能に支承する1
    対のフインガーガイドとを有し、該フインガーガ
    イドの前記編成シリンダに対面する側の表面が編
    成シリンダの長手軸方向に平行であつて且つ前記
    フインガから遠ざかる方向に延びて形成されて前
    記編成針の下方に当接するジヤツクのフインガ用
    バツトの誘導面を形成しており、 前記フインガのプツシング面が前記編成針の下
    方に当接するジヤツクのフインガ用バツトと係合
    する揺動位置における、前記フインガのプツシン
    グ面である山形形状部分の前記編成シリンダより
    遠い方の両端縁部又は片山形形状部分の前記編成
    シリンダより遠い方の端縁部が前記フインガガイ
    ドのフインガ用バツト誘導面と同一又は該誘導面
    よりフインガガイドの内側に位置するように前記
    フインガと前記フインガガイドの相対位置が定め
    られており、 前記電磁式フインガ作動装置のそれぞれの電磁
    石に所定の計画によつて正逆両方向に選択的に電
    流を流すことによつて前記フインガが揺動してフ
    インガのプツシング面の前記フインガ用バツトへ
    の係合が選択され、それによつて前記上げカムへ
    の前記カム用バツトの係合が選択されて所定の柄
    の編成を可能にすることを特徴とする丸編機用選
    針装置。
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