JPS63140982A - 電子メトロノ−ムの発音装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子メトロノームの発音装置の改良に関する
。

〔発明の概要〕

本発明は、テンポ音の音質向上のため、ＰＣＭ技術を用
いた波形メモリを有し、そのリアルなテンポ音を外部の
ヘッドホン、あるいはイヤホンでも確認できるようにし
たものである。また、テンポ音の音量コントロール、お
よび音質（トーン）コントロール部を備え、使用者の好
みの音質にできるように構成する。また、波形メモリか
ら読み出した波形（テンポ音）をステレオ回路を介して
ヘッドホンへ伝達することにより、非常にリアルで音場
感のあるテンポ音を実現しようとするものである。

〔従来の技術〕

従来、電子メトロノームのテンポ確認手段としては、単
純な一定の周波数をテンポ周期毎に発音するという方法
が考えられている。これは、テンポ音が使用者に確認で
きればよいというだけの非常に割切った製品であった。

従って、本物の機械式メトロノームのようなリアルな打
撃音が出す、魅力のない音であった。また、内蔵スピー
カだけでテンポ音を確認するため、音量的に不満が残る
ことも多かった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

以上、従来の技術で述べたように、従来の電子メトロノ
ームはテンポ音が電子音であり、その音質を制御するよ
うな手段は一切持っていなかった。

従って、リアルなテンポ音を好む使用者にとって電子メ
トロノームの電子音は製品としての価値を下げていた。

〔問題点を解決するための手段〕

以上述べたような問題点を解決するため、本発明では、
テンポ音の音源に波形メモリを備え、この波形メモリか
ら出力されるリアルな音質を、音量コントロール、また
音質コントロールできるように構成し、かつ、ヘッドホ
ン用のジャックを備えることにより、外部の高品質ヘッ
ドホンでもリアルなテンポ音を確認できるようにする。

また、波形メモリから読み出される音の信号は、ステレ
オ回路を介してヘッドホンへ伝達することにより、極め
てリアルな音場効果を持つテンポ音を実現する。

〔作用〕

本発明を実現するにあたっては、第１図に示すように、
波形メモリの出力をＤ−Ａ変換し、そのオーディオ信号
をトーンコントロール、あるいは音量コントロールして
ヘッドホン用アンプで増幅する。

〔実施例〕

以下、図面に従って本発明の一実施例を説明する。

第１図は本発明のブロック図である。１はテンポパルス
発生装置、２はＲ−Ｓフリップフロップ（以下、Ｒ−Ｓ
　Ｆ／Ｆと略す）、３はアンド回路。

４はアドレスカウンタ、５はオーバーフロー検出回路、
６は波形メモリ、７はＤＡ変換器、８はバッファアンプ
、９はトーンコントロール回路、１０は音量ボリューム
、１）はヘッドホンアンプ回路。

１２はヘッドホン用ジャック、１３は内蔵スピーカ駆動
部である。

テンポパルス発生装置１は、従来から知られている電子
メトロノームの回路によって既に公知である。従って、
詳細な説明は行わない。

テンポパルス発生装置１の出力（φＴで図示する）はＲ
−３Ｆ／Ｆ２のセット入力端へ接続され、Ｒ−３Ｆ／Ｆ
２のＱ出力はアンド回路３の一方の入力端へ接続される
。アンド回路３の出力はアドレスカウンタ４のクロンク
入力端へ、アドレスカウンタ４の計数内容は波形ＲＯＭ
６のアドレス入力端へ、アドレスカウンタ４の出力はオ
ーバーフロー検出回路５の入力端へ、オーバーフロー検
出回路５の出力（φＥで図示する）はＲ−３Ｆ／Ｆ２の
リセント入力端へ、それぞれ接続される。また、アンド
回路３の他の一方の入力端へは３２ｋＨｚのサンプリン
グクロックパルスが入力されている。

波形ＲＯＭ６の出力はＤＡ変換器７の入力端へ、ＤＡ変
換器７の出力はバッファアンプ８の入力端へ、バッファ
アンプ８の出力（φＡで図示する）はトーンコントロー
ル回路９の入力端へ、トーンコントロール回路９の出力
は音量ボリューム１０の一端へ、音量ボリューム１０の
中間タップ出力はヘッドホン用アンプ１）の入力端（図
ではＡで示す）へ、それぞれ接続される。ここで、ヘッ
ドホン用アンプ１）は図示するように２チヤネルのアン
プをそれぞれ独立に有するものである。そして、ヘッド
ホン用アンプ１）のＲ出力（図示する）は、ヘッドホン
用ジャック１２の端子１２ａへ接続され、ヘッドホン用
アンプ１）のし出力（図示する）は、ヘソドホン用ジャ
ック１２の端子１２ｂへ接続される。ここで、ヘッドホ
ン用ジャック１２の構成は、いわゆるステレオタイプの
ジャックであり、プラグを挿入していない時は端子１２
ｂと端子１２ｃは接続された状態となっている。また、
端子１２ｄはグランド接地される。

ヘッドホン用ジャック１２の端子１２Ｃは、内蔵スピー
カ駆動部１３の入力端へ接続される。

次に、第１図の動作説明を、第２図と第３図を用いて行
なう。

第２図はステレオ回路のブロック図である。本発明の一
実施例である、テンポ音のステレオ化を図る場合には、
第１図のヘッドホン用アンプ１）の内部回路を、第２図
に示したステレオ回路に置き換えればよい、第２図の端
子Ａ、Ｒ，Ｌはそれぞれ、第１図の記号と統一されてい
る。

第２図の２０は遅延回路であり、２１は加算回路、２２
は減算回路である。入力端Ａより人力された信号は遅延
回路２０の入力端と、加算回路２１と減算回路２２のそ
れぞれの演算入力端へ、それぞれ接続される。また、遅
延回路２０の出力は、加算回路２１と減算回路２２のそ
れぞれの他の一方の演算入力端へ接続される。（遅延回
路２０の出力をＢで図示する）従って、加算回路２１の
Ｒ出力はＡ＋Ｂの信号が、減算回路２２のＬ出力はＡ−
Ｂの信号がそれぞれ得られる。そして、このＲ出力とＬ
出力をそれぞれの右側ヘッドホン、左側ヘッドホンへ伝
達すれば、ステレオ効果が得られる。

次に、第３図の説明をする。第３図は第１図の各部のタ
イミング図であり、本発明のテンポ音のタイミング図で
ある。第３図に示した信号名、φＴ、φＥ、φＡは第１
図の各部のタイミングに一致している。先ず、テンポパ
ルス発生装置１の出力φＴは第３図のタイミングに示す
ように、一定の周期で発生する。そして、このφＴ倍信
号よって、Ｒ−３Ｆ／Ｆ２がセントされ、アンド回路３
を開く。アドレスカウンタ４は３２ｋＨｚでカウントア
ンプされ、そのカウント出力は波形メモリ６を順次アク
セスして波形を読み出す。ここで波形メモリ６に記憶さ
れている波形は、いわゆる打撃音に近いテンポ音の波形
である。立ち上がりが鋭く、ノイズ成分の多い波形であ
る。アドレスカウンタ４が計数を終了するときには波形
メモリ６のデータはすべて読み出された後である。アド
レスカウンタ４の計数終了に伴って、オーバーフロー検
出回路５から終了信号φＥが発生する。このφＥ倍信号
よってＲ−３Ｆ／Ｆ２はリセットされ、アドレスカウン
タ４は計数を停止する。波形メモリ６の出力はＤＡ変換
器７でアナログ信号に変換される。以上説明した一連の
タイミングを第３図に示す。

バッファアンプ８から出力されるテンポ音は、トーンコ
ントロール回路９によって音質制御される。トーンコン
トロール回路９は、バイパスフィルターとローパスフィ
ルターが組合わさったものであり、これらのフィルター
のバランスを可変抵抗器で制御する。そして、トーンコ
ントロール回路９の出力は音量ボリューム１０によって
振幅制御されて、ヘッドホン用アンプ１）へ人力する。

ヘッドホン用アンプ１）の出力は、ヘッドホン用のプラ
グが押入されている場合に限り、ヘッドホン用ツヤツク
１２を介してヘッドホン（第４図に図示する）を駆動す
る。逆に、ヘッドホン用のプラグが挿入されていない場
合は、端子りの信号が内蔵スピーカ駆動部１３へ伝達さ
れ、内蔵スピーカより発音する。

第４図は本発明の外観図である。４０はメトロノーム本
体、４１はテンポ表示部、４２はトーンコントロール用
ボリューム、４３は音量ボリューム、４４は内蔵スピー
カ、４５はヘッドホン、４６はヘッドホン用プラグ、４
７はヘッドホン用ジャフクである。第４図は本発明の説
明を補助する図面であるため、動作の説明までは行わな
い。

〔発明の効果〕

本発明を実施すれば、次に運べるような効果が期待でき
る。

（１）非常にリアルなテンポ音が得られる。

（２）リアルなテンポ音の音質、音量を任意に設定でき
る。

（３）ステレオ回路を実現すれば、音場悪のあるテンボ
音を得られる。

（４）ヘッドホン、あるいはブチホン等を利用すれば、
個人だけでリアルなリズム感を養うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のブロック図であり、第２図はステレオ
回路のブロック図であり、第３図は本発明のテンポ音の
タイミング図であり、第４図は本発明の外観図である。 １・・・テンポパルス発生装置 ２・・・Ｒ−Ｓフリップフロップ ３・・・アンド回路 ４・・・アドレスカウンタ ５・・・オーバーフロー検出回路 ６・・・波形メモリ ７・・・ＤＡ変換器 ８・・・バッファアンプ ９・・・トーンコントロール回路 １０・・・音量ボリューム １）・・・ヘッドホン用アンプ １２・・・ヘッドホン用ジャック １３・・・内蔵スピーカ駆動部 ２０・・・遅延回路 ２１・・・加算回路 ２２・・・減算回路 ４０・・・メトロノーム本体 ４１・・・テンポ表示部 ４２・・・トーンコントロール用ボリューム４３・・・
音量ボリューム ４４・・・内蔵スピーカ ４５・・・ヘッドホン ４６・・・ヘッドホン用プラグ ４７・・・ヘッドホン用ジャック 以上 出願人　セイコー電子工業株式会社 ゛１、ノ ステし才回路の７°ロツ７図 第２図 本発明のテンポ音のタイミン７−図 第３図 本元明ｔｒｙＥ硯図 第４図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）所定のテンポパルスを発生するテンポパルス発生
   装置と、該テンポパルス発生装置の出力が発生した時に
   所定のクロックパルスに従って読み出される波形メモリ
   と、該波形メモリの出力をデジタル−アナログ変換する
   ＤＡ変換器と、該ＤＡ変換器の出力信号の振幅レベルを
   制御する音量コントロール部と、増幅回路を有し、該増
   幅回路の出力はヘッドホン用ジャックに接続されている
   ことを特徴とする電子メトロノームの発音装置。
2. （２）特許請求の範囲第１項において、前記音量コント
   ロール部の前段、あるいは後段にトーンコントロール部
   を備えたことを特徴とする電子メトロノームの発音装置
   。
3. （３）特許請求の範囲第１項において、前記増幅回路は
   、遅延素子と加算回路、あるいは減算回路から成るステ
   レオ効果回路を含んでいることを特徴とする電子メトロ
   ノームの発音装置。 （３）特許請求の範囲第１項において、前記増幅回路の
   出力はヘッドホン用ジャックに接続されるとともにスピ
   ーカ駆動部へ接続され、外部よりヘッドホン用のプラグ
   を挿入することにより、前記スピーカ駆動部への信号が
   遮断されることを特徴とする電子メトロノームの発音装
   置。