JPS63139241A - ダイオ−ド型湿度センサ - Google Patents

ダイオ−ド型湿度センサ

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JPS63139241A
JPS63139241A JP28605386A JP28605386A JPS63139241A JP S63139241 A JPS63139241 A JP S63139241A JP 28605386 A JP28605386 A JP 28605386A JP 28605386 A JP28605386 A JP 28605386A JP S63139241 A JPS63139241 A JP S63139241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
zno
membrane
upper electrode
sio2
Prior art date
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Pending
Application number
JP28605386A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Mogi
一男 茂木
Shigeyuki Tsurumi
重行 鶴見
Juichi Noda
野田 壽一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、小型、低電力にしてメンテナンスフリーのダ
イオード型湿度センサに関するものである。
(従来の技術) 従来湿度センサは、物理的、化学的に安定なセラミック
スによるものが多く開発されている。セラミックスの感
湿機構には物理吸着水によるイオン伝導を利用するタイ
プ[内用他1表面科学。
3.189(1982)コ、[清水他、電気化学、 5
0,831(1982)]、[定岡他、電気化学、 5
1.437(1983) ]と、化学的吸着水による半
導体の電子伝導度変化を利用するタイプ、[H,Ara
i et al、、Proceedingsofthe
 International Meeting on
 ChemicalSensors、393(1983
) ]、[T、NItta et al Pro−ce
edlngs of the tr+ternat1o
nal Meetlng onChemical 5e
nsors、3g7(1983)]がある。
(発明が解決しようとする問題点) 前者のタイプはセラ、ミックスの細孔に水が物理吸着す
ることによってヒドロニウムイオンが電気伝導キャリア
となり素子のインピーダンスが低下することによって湿
度を知ることができる。このため感湿性は素子の細孔分
布とインピーダンスに大きく依存する欠点を有すると共
に、細孔に入り込んだ水は出にくくなり、長時間使用す
ると誤差を生じるため定期的に300℃前後に加熱して
リフレッシュしなければならないという欠点を有してい
た。
後者のタイプは通常、素子の動作温度は300〜500
℃であり、高温で使用しなければならないという欠点を
有していた。
最近CuOとZnOの焼結体を機械的圧着することによ
り湿度を測定する方法が提唱されている[中村他9日本
化学会誌1154(1985)]。この方法は、CuO
/ ZnOのへテロ接合の整流性がCuO/ ZnOの
界面に水が入り込むことにより変化することを利用して
いる。高温を必要としない利点はあるが焼結体を機械的
圧着して、素子化しているため微細化して、チップ上で
他の素子と集積化することは不可能である欠点を有して
いた。
本発明の目的は、従来の湿度センサが必要とした高温に
よるリフレッシュ、及び従来の湿度センサでは不可能で
あった微細化、集積化を可能にするとともに、高い動作
安定性を有する省力化されたダイオード型湿度センサを
提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため、Cr、^Uを記述の
順に基板上に積層してなる下部電極上に薄膜のZnO層
を形成し、その上に薄膜のsio、層を形成し、さらに
その上に前記ZnO層とショットキー接合可能な金属の
単体あるいは合金からなる薄膜の上部電極を形成したこ
とを特徴とする。
(作用) 上記構成によれば、電極間に所定電圧を印加することに
より、ZnO層の薄膜とショットキー接合可能な金属の
単体あるいは合金からなる上部電極の薄膜とそれらの間
に存在するSiO2層とのそれぞれの接合の隙間に入り
込んだ水を媒介とするイオン伝導度の変化から湿像を測
定できることになる。
(実施例1) 第1図は本発明の第1の実施例を示す斜視図、第2図は
拡大断面図であり、厚み方向を強調して示している。図
中、1はガラス製基板、2は厚さ10nIIのC「、厚
さ1100nのAuを記述の順に前記基板1上に積層し
て形成した下部電極、3は下部電極2の図に向って左側
の略半分上に形成したZnO層で、電気抵抗10−5Ω
■で厚さ1100nの第1のZnO層と電気抵抗104
Ω禦で厚さ1μmの第2のZnO層とを記述の順に積層
して形成される。該ZnO層3の左辺を除く残りの周辺
部は基板1上に形成されている。4は前記ZnO層3の
上に積層された厚さ10nsのsio2層で、該810
2層4は通常の伝導体における電子伝導に対しては絶縁
性の膜として働くが、その表面には多数の水分子を吸着
させており、これを媒介としたイオン伝導を安定して保
持するので、適当量の電気抵抗値と感湿性を実現する機
能を持つ。
5は厚さ20nmの旧よりなる上部電極で、前記SlO
□層4上に形成され、他部は前記基板1上に形成されて
いる。
次に動作について説明する。前記下部電極2と上部電極
5との間に0.01)1z程度の低周波数で約2Vの交
流電圧を印加する。下部電極2とZn0層3は電気抵抗
10−5Ωmの伝導電子密度の高い第1のZnO層をは
さんで積層されているためオーミック接続されているが
、上部電極5は電気抵抗104Ωmの伝導電子密度の低
い第2のZnO層と、間に厚さ10nllの5102層
4をはさんで接続されている。このためZn0層3内に
整流性の電位障壁が形成されとともに、SiO2層4に
より逆方向の降伏電圧がより高くなり、この素子は良好
な整流性を示す。また上部電極5は厚さ20n1のNi
層で、多孔質となっており、容易に水が出入りするほか
、ZnOM 3−8102層4の表面には水が吸着しや
すいため上部電極5とZn0層3の間の領域には湿度に
応じた水が存在することになる。従って、約2Vの交流
電圧を印加すると湿度に応じて第3図に示すような整流
特性を得ることができる。この素子の電気伝導は、上部
電極5とZn0層3の間に入り込んだ水を媒体とするイ
オン伝導によるものであるが、間にSiO2層4がある
ので電流路が1カ所に集中することがなく、安定した特
性を得ることができる。また素子内部の水の量は外気の
湿度に追従して変化するので、湿度に応じた電流量を得
ることができる。それ故、この電流量から湿度を検知で
きるのである。
このように、この実施例によれば、従来の技術に比べて
薄膜を用いて湿度センサを構成でき、高温によるリフレ
ッシュを必要とせずに安定した特性を得ることができる
ため、小型、低消費電力、省力化が可能となる。
第1図及び第2図に示す素子構造において上部電極5を
Cr、旧、W、Au、Pdのいずれか−の金属とした場
合の感湿特性及び水素ガスに対する感ガス特性の測定結
果を表1に示す。
二の表においては素子に順方向に1.5Vのバイアスを
印加した状態において、乾燥空気中の電流値を11湿潤
空気中または水素を添加した湿温空気中での電流値を1
とし、I/Ioで感湿特性および感ガス特性を評価した
。水素を感知しない湿潤空気中での感湿特性には、上部
電極に対する依存性は見られないが、水素が11000
pp添加されるとPd電極の素子のみに反応がみられた
。一般にPd、Pt、Auなどの金属は低温でも水素な
どの還元性ガスに反応するため湿度のみに感度を得よう
とする場合には避ける必要がある。但し、水素が存在し
ないことが明らかであればPd、Pt、Auを用いても
よい。
この結果から明らかなようにCr、Ni、W、Rh、 
Ir、Ru。
Os 、 Reは湿度のみに反応するという改善があっ
た。
なお、上部電極5の厚さは20n1こ設定しであるが、
10nm未満であると整流性が不安定になり、1100
nを越えると湿度変化に対する応答が悪くなる。また5
i02層4の厚さは10nllに設定しであるが、5r
+a+未満とするとこの層の効果がなくなり、500n
mを越えると直流抵抗が大きくなり過ぎて動作が困難に
なる。
(実施例2) 第4図は第2の実施例を説明する図であって、本願発明
を温度計と組合わせた例である。6は81基板、7は白
金温度計、8は集積回路よりなる演算部、9は電極パッ
ドである。10は81基板6上に形成された前記実施例
と同様の湿度センサの素子部分で、その上部電極5には
N1を用いである。
これ等の動作は、湿度センサの素子部分10で湿度を感
知し、白金温度計7で温度を感知して、これ等を演算部
8で演算して補正し、その結果を電極バッド9を通して
出力する事である。この様に演算を受は持つ集積回路よ
りなる演算部8及び白金温度計7と湿度センサの素子部
分10を同一81基板上に形成できる理由は、本発明の
ダイオード型湿度センサがすべて薄膜で形成できること
、高温によるリフレッシュを必要としないことによる。
この結果から明らかなように、従来の技術に比べ、演算
部を含めて小型化、低消費電力化ができる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、ZnO層の薄膜と
ショットキー接合可能な金属の単体あるいは合金からな
る薄膜の上部電極の間に8102層を形成し、これ等の
接合の隙間に入り込んだ水を媒介とするイオン伝導度の
変化により湿度を測定するため、これまでのセラミック
スを利用した湿度センサと異なり高温によるリフレッシ
ュによって水分を乾燥させる動作を必要とせず、かつ薄
膜を用いて素子を構成できるため、省力化、小型化、低
消費電力化ができる。さらにS1プロセスを利用できる
ため経済性も図れるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の説明に供するもので、第1図は本発明の
ダイオード型湿度センサの斜視図、第2図は第1図■−
n線矢視方向の拡大断面図、第3図は湿度センサによる
感湿特性を示すグラフ、第4図は第1図に示すセンサ素
子部と白金温度計及びそれ等の情報を処理して出力する
演算回路を集積化した湿度センサの斜視図である。 1・・・ガラス基板、2・・・Cr、Auからなる下部
電極、3−ZnO層、4 ・5IO2層、5 ・= C
r、Ni、W、Rh、 Ir、Ru、 Os 、 Re
の金属薄膜からなる上部電極、6・・・81基板、7・
・・白金温度計、8・・・集積回路(演算部)、9・・
・電極パッド。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Cr,Auを記述の順に基板上に積層してなる下
    部電極上に薄膜のZnO層を形成し、その上に薄膜のS
    iO_2層を形成し、さらにその上に前記ZnO層とシ
    ョットキー接合可能な金属の単体あるいは合金からなる
    薄膜の上部電極を形成したことを特徴とするダイオード
    型湿度センサ。
  2. (2)ショットキー接合可能な金属としてCr,Ni,
    W,Rh,Ir,Ru,Os,Re,Auを用いたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のダイオード型
    湿度センサ。
  3. (3)ZnO層が低抵抗層と高抵抗層とからなることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載のダイ
    オード型湿度センサ。
JP28605386A 1986-12-02 1986-12-02 ダイオ−ド型湿度センサ Pending JPS63139241A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003520351A (ja) * 2000-01-19 2003-07-02 ザ・リージェンツ・オブ・ザ・ユニバーシティー・オブ・カリフォルニア ショットキー・バリヤで化学的に誘起された電子孔を用いる化学センサー
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