JPS63138615A - 避雷碍子連装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は、辿電線路において雷撃による地絡事故の防
止を目的として使用される避雷碕子Ｑ置用避ｉｔ碍子に
関するものであり、ざらに詳しくは碍子本体の笠部に避
雷素子を埋設した避雷碍子を複数個直列に連結してなり
、塔の支持部材と送電線との間に介装して使用される避
雷ｖノ子連装置に関するものである。

（従来の技術） 従来のこの種の避雷碍子連装置においては、避雷素子の
上部電極とキャップ金具とを電気的に接続するともに、
避雷素子の下部電極とピン金具とを電気的に接続してな
る避雷碍子を、複数個直列に連結して構成されていた。

（発明が解決しようとする問題点） そのために、この従来の避雷碍子連装置では、碍子表面
が汚損湿潤したような場合、その状態が均一でないこと
から碍子側々に加わる電圧が清浄詩に（らべてきわめて
アンバランスとなり特定の避雷碍子に電圧が集中して同
碍子のキャップ金具とピン金具に接続されて、その避雷
素子が温度上昇し電気絶縁が低下したり、あるいは、こ
の状態で雷サージの過大電圧が印加されると、避雷素子
がさらに温度上昇して場合によっては素子の電気的破損
につながるおそれもあった。

発明の構成 （問題点を解決するための手段） この発明は、前記のような問題点に着目してなされたも
のであって、碍子本体１の筋部１ａに埋設した避雷素子
４の上部電極５とキャップ金具２とを電気的に接続し、
避雷素子４の下部電極６とピン金具３とは接続しない第
１避雷碍子■１と、避雷素子４の上下両電極５．６とも
キャップ金具２及びピン金具３に接続しない第２避雷碍
子■２と、避雷素子４の上部電極５とキャップ金具２と
は接続しないで、避雷素子４の下部電極６とピン金具３
とを接続した第３避雷碍子Ｉ３とからなり、前記第１、
第２及び第３避雷碍子１１．１２．Ｉ３）を（１１）＋
ｎ　　（１２）＋（１３）ｒただし、ｎ≧Ｏ」の関係で
一ユニットとして、このユニットを少なくとも１つ、塔
の支持部材７と送電線８との間に直列に連結配置した構
成を採用している。

（作用） 従って、この発明の避雷碍子連装置においては、素子が
個４の碍子のキャップ金具とピン金具に直接接続されて
いないことから、碍子へ加わる電圧は素子部へ直接加わ
らないことになる。すなわち−ユニットの碍子に作用す
る電圧がそのユニットを構成する複数の避雷碍子の避雷
素子全体に加わることから、各素子にはほぼ平均化した
電圧が加わることになる。特定の避雷碍子に異常な電圧
が集中しても、その碍子の避雷素子に同様の電圧が集中
して温度上昇することはなく、過大電圧による避雷素子
の温度上昇にともなう電気的な破損を確実に防止するこ
とができることから、絶縁信頼性を格段に向上すること
ができる。

（実施例） 以下、この発明を具体化した避雷碍子連装置の一実施例
を図面に従って詳細に説明する。

さて、この実施例においては、第２図（ａ　）、第２図
（ｂ　）及び第２図（Ｃ）に示すように、第１〜３の３
種類の避雷碍子１１，１２．１３が用意されている。各
避雷碍子１１〜Ｉ３の碍子本体１の上部にはキャップ金
具２が被冠固定され、下部にはピン金具３が挿ＦＭ固定
されている。碍子本体１の筋部１ａには続流しや所持性
に優れた非直線性の電圧−電流特性を示す酸化亜鉛（Ｚ
ｎＯ）を主材とする複数個の避雷素子４が貴通固定され
、その上下両端には上部電極５及び下部電極６が設けら
れている。

そして、第２図（ａ　）に示す第１避雷碍子１１におい
ては、避雷素子４の上部Ｎ極５とキャップ金具２とが電
気的に接続され、避雷索子４の下部電極６とピン金具３
とは接続されていない。又、第２図（ｂ　”）に示す第
２避雷碍子Ｉ２においては、避雷素子４の上下両電極５
，６ともキャップ金具２及びピン金具３に接続されてい
ない。さらに、第２図（Ｃ）に示す第３避雷碍子■３に
おいては、避雷素子４の上部電極５とキャップ金具２と
は接続されていないで、避雷素子４の下部電極６とピン
金具３とが接続されている。

そして、前記第１．第２及び第３避雷碍子１１゜Ｉ２．
１３は、 （１１）＋ｎ　　（Ｉ２）＋（１３）ｒただし、ｎ≧Ｏ
Ｊ の関係で−ユニットとなるように、隣接する避雷碍子上
のピン金具３とキャップ金具２とを互いに係合させるこ
とにより直列に接続され、隣接する避雷碍子１１．Ｕ２
．Ｉ３の避雷素子４同士が対向する上下両電極５．６間
において電気的に接続されている。なお、この実施例に
おいては、第１図に示すように、各１個の第１．第２及
び第３避雷碍子１１．Ｉ２．１３によって１つのユニッ
トが構成され、２つ分のユニットＵ１．Ｕ２が連結され
た状態で、鉄塔上の支持部材としての支持アーム７と送
電線８との間に取付金具９，１０を介して装着配置され
ている。

従って、この実施例の避雷碍子連装置によれば、各ユニ
ットＵ１．Ｕ２の碍子に作用する電圧がそれらのユニッ
トを構成する３つの避雷碍子１１゜１２．１３の避雷素
子４に平均化してかかることになる。そのために、任意
の１つの避雷碍子に異常な電圧が集中しても、その碍子
の避雷素子４に電圧が集中して温度上昇することなく、
避雷素子４が破損するおそれはない。

なお、この発明は前記実施例の構成に限定されるもので
はなく、次のように変更して具体化することも可能であ
る。

（１）第２避雷碍子■２を省略して、第１及び第３避雷
碍子［１，１３のみにより１つのユニットを構成するこ
と。

（２）第２避雷碍子■２を複数個設けて、第１及び第３
避雷碍子１１．１３とともに１つのユニットを構成する
こと。

発明の効果 以上詳述したようにこの発明は、素子が個々の碍子のキ
ャップ金具とピン金具に直接接続されていないことから
、碍子へ加わる電圧は素子部へ直接加わらないことにな
る。すなわち−ユニットの碍子に作用する電圧がそのユ
ニットを構成する複数の避雷碍子の避雷素子全体に加わ
ることから、各素子にはほぼ平均化した電圧が加わるこ
とになる。特定の１７１！碍子に異常な電圧が集中して
も、その碍子の避雷素子に同様の電圧が集中して温度上
昇することはなく、過大電圧による避雷素子の温度上昇
にともなう電気的な破損を確実に防止することができる
ことから、絶縁信頼性を格段に向上することができると
いう優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を具体化した避雷碍子連装置の一実施
例を示す正面図、第２図（ａ　）は第１避雷碍子を示す
正面図、第２図（ｂ　）は第２避雷碍子を示す正面図、
第２図（Ｃ）は第３避雷碍子を示す正面図である。 １・・・碍子本体、１ａ・・・副部、２・・・キャップ
金具、３・・・ピン金具、４・・・避雷素子、５・・・
上部電極、６・・・下部電極、７・・・支持部材として
の支持アーム、８・・・送電線、１１・・・第１避雷碍
子、Ｉ２・・・第２避雷碍子、Ｉ３・・・第３避雷碍子
。 特許出願人　　　日本碍子　株式会社 代　理　人　　　弁理士　　恩１）博宣第２図 （ａ） 第２図 （ｂ） 第２［ （Ｃ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、碍子本体（１）の笠部（１ａ）に埋設した避雷素子
   （４）の上部電極（５）とキャップ金具（２）とを電気
   的に接続し、避雷素子（４）の下部電極（６）とピン金
   具（３）とは接続しない第１避雷碍子（Ｉ１）と、 避雷素子（４）の上下両電極（５、６）ともキャップ金
   具（２）及びピン金具（３）に接続しない第２避雷碍子
   （Ｉ２）と、 避雷素子（４）の上部電極（５）とキャップ金具（２）
   とは接続しないで、避雷素子（４）の下部電極（６）と
   ピン金具（３）とを接続した第３避雷碍子（Ｉ３）と からなり、 前記第１、第２及び第３避雷碍子（Ｉ１、Ｉ２、Ｉ３）
   を （Ｉ１）＋ｎ（Ｉ２）＋（Ｉ３）「ただし、ｎ≧０」 の関係で−ユニットとして、このユニットを少なくとも
   １つ、塔の支持部材（７）と送電線（８）との間に直列
   に連結配置したことを特徴とする避雷碍子連装置。